僕の細道

名古屋市港防災センター


2003年1月28日撮影

名古屋市防災センター
名古屋市港区港明一丁目12番20号
https://www.minato-bousai.jp/

この日も大治町の小学生達や蟹江の消防団が社会見学に来ていました。地震体験、台風体験、煙道体験ができ、子供たちには面白いと思います。それに防災グッズなども展示してあり、今後に役立ちます。東海地震などの予備知識も勉強できます。興味のある方は一度、訪れたらいいかも?


『 地震体験 』
防災センターの一階に地震部屋は設置されています。それぞれの震度を体験でき、ここでは過去に東海地方を襲った三河地震などそれぞれの大地震など体験できるようになっています。最初は誘導員による、体験の説明がなされます。スイッチが入れられ、地震が起きると、まず固定されているテーブルの下に潜り込みます。揺れが収まってから、ガスの元栓を閉めます。次に、ブレーカーを切ります。そして、扉へ。果たして、実際は、この順番どおりに出来るだろうか?






『 台風体験』
台風体験は防災センター2階の昭和34年の模された畳の部屋にて3Dよる映写と風が巻き起こり、体験できるようになっています。最初に係員から、説明がなされます。3Dメガネを掛け、畳に座ります。部屋の照明は暗くなり、正面に据えられた大画面に家の一部が映し出されます。子供の声が聞こえ、続いてその両親の声、台風接近で騒がしくなった状況が始まります。ラジオから、台風情報が流れ、画面の中の雨戸がガタガタと揺れだし、台風接近を感じさせます。そして、物が飛ぶ音、電気が消え、すると画面が一気に変り、暴風雨と洪水が絵から飛び出してきます。当事の体験者たちによって、語り継がれた災害を疑似体験することにより、今後の災害にも役立てるのではないだろうか?
賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ。あなたは、どちらだろうか?


『 煙道体験 』
防災センター二階中央に飲食店を模された形で、その煙道体験の施設は置かれています。最初に係員から、説明を受けます。「煙は植物性の油ですから、人体に危害は無い。」「暗闇の中で、右手で壁を伝い歩き、扉のノブを探し、次々と部屋を移行し、出口を探します。」「部屋を移動する際は、煙を吸わないよう中腰で、動きます。」など。
入り口扉を開き、一つ目の部屋に入る。部屋は煙の臭いで充満しているのだが、暗闇なので煙の様子が判らない。中腰になり、右手を壁に沿わして移動する。すぐに次の扉を見つけたのだが、ノブを回しても開きはしなかった。う~ん、騙し扉だね。(意外と凝っているね。)落ち着いて、次の扉を探す。小さな部屋なので、直に次の扉を見つけ、次の部屋に移動する。2つ目の部屋は形が不自然だった。壁の隅は垂直でなく、台形のような部屋に思えた。3つ目の部屋へ移動。
小さな小さな、消防用の灯りがついていた。なぜか、私には十分な光量で、何となく部屋が見えてしまった。4つ目に移動。ここも小さな部屋で、外の明かりが滲んで見えた。5つ目は扉の隙間から、明かりが漏れていたので、外の世界が近いと思えた。
出口を出て、係員から説明を聞くと、意外と早く、脱出できたようだ。扉のノブの高さは建築基準法により、一定の高さとなっているので、落ち着いたら、すぐに判る筈だと話を聞いた。
私はドアノブを探す際は右上腕を壁に沿わして、探していたのだった。なぜなら、右手の平だけでより確率は高まりますしね。あとは普段から、暗闇の世界に慣れていたので、落ち着いていたようだ。
“もしも”の際も慌てず、落ち着いて行動できたのなら、助かる確率は上がることでしょう。

『 119番への通報 』
防災センターの二階中央に公衆電話が設置してある。この電話は外部と回線は繋がっていない。
中には救急車、消防車を呼ぶ、119番への電話体験が出来るようになっている。
電話機横に据えられたそれぞれのボタンを押すことにより練習が出来る。救急車を要求するボタンを押すと、目の前の画面には天ぷらを揚げている様子が映し出され、やがた火事となり、消防センターとのやり取りと変っていきます。その際、電話機から、音声で消防センターからの声が聞こえます。画面に指示された通りに声を出して練習ができます。
いざという時に、被害状況を的確に伝達出来るかが、鍵となります。救急と消防への連絡は、誰にでも出来ることであり、出来るように心がけたいですね。
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