僕の細道

ー絶対おもしろいーうけたい授業ー



今年も、地元小学校にてボランティア講師を務めました。子の通う小学校では一年に一度、保護者、地元在住者が先生役を担い、子どもたちに授業を行います。

2012年度の授業は下記URL参照。

 

トモダチ大作戦! - 僕の細道

地元の小学校PTAから、特別授業の講師依頼がありました。この日は、「学校一日解放」といい、一時限目、二時限目は通常通り授業が行われ、父兄並びに地域住民の参観が行われ...

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平成25年2月16日(土)学校一日解放
①11時15分~12時
②12時10分~12時55分 
の2コマ行います。
各学年ごとに、2つの内容の授業を行います。

今年度の各授業は、以下の通りです。

1年生
○昔の遊びをしよう
学区女性会の方々と、お手玉やけん玉、あやとりなど、昔の遊びを楽しくします。
講師 松本さん ほか 学区女性会の方々

○知ってやって生きのこるゾォ~!
「オズのまほうつかい」から防災について学びます。普段からできることは自分で行う習慣づけをしましょう。
講師 石原さん

2年生
○サッカー教室
サッカーを知っていてもいなくても大丈夫。体全体を使ってボールを扱う動きをします。みんなでゲームの楽しさも味わえます。
講師 林さん 加藤さん 丹下さん 大石さん 竹原さん

○手話で歌おう
手話を使った挨拶やクイズをしたり、みんなで手話を使った歌を歌ったりします。
講師 川本さん

3年生
○あなたも今日からみそ汁ソムリエ
名古屋めしといえばみそ!そのみその魅力やかくされたパワーについて知ります。いろいろなみそを使ったみそ汁を味わいましょう。
講師 小木曽さん

○認知症ってなぁに
DVDやクイズを通して認知症について学びます。
講師 川島さん 水谷さん

4年生
○見えない物が見える実験
雨の正体をみてみよう。どんな形をしているのだろう。気象の不思議を体験します。
講師 槙野さん

○「みんんあで堀川調べ隊」堀川のこと知ってる
堀川ってどんな川?どのように使われていたかなど、秘密をさぐります。
講師 伊藤さん

5年生
○ざりがにさいばん
「どうして裁判があるの?」「何が大切なの?」裁判についての素朴な問題を絵本を基に考えてみましょう。
講師 宮前さん 杉山さん

○「橋本さんの世界」を体験しよう感じよう。
目の不自由な方と交流しながらアイマスクを使った疑似体験をします。
講師 井階さん 橋本さん

6年生
○「社会を明るくする運動」
「社会を明るくする」とは、「やり直せる社会」って?犯罪や非行を防止するために地域にはどんな仕組みがあるのか、保護司制度について学びます。
講師 鬼頭さん

○あなたもマジシャン パート3
手品師をお迎えしました。トランプを使った手品を覚えて一つ覚えて帰りましょう。マジックの奥義を教えます。
講師 後藤さん



今回の私の担当する学年は1年生でした。1組29人、2組27人、保護者が各組10~15人程度。子供用の防災クイズをベースに進め、地震が起きたら隠れること、逃げる時はオハシモで。備えあれば憂いなし。の流れで行いました。

そして、帰宅後、家族で話し合ってもらうために、お土産として、乾パン(RSY)、ぬり絵(天白でぃぷり)、防災新聞(愛知県防災局)リーフレット(アレルギー支援NW)などを用意しました。

児童達には、家族の集合写真を持参してもらい、ちょっとだけ魔法を掛けて自宅に持ち帰らせました。家族の集合写真に油性ペンにて、写ってい居る家族の名前、携帯番号、血液型を書いてもらいます。今回は小学1年生なので、宿題として課し、この集合写真は増版してもらい裏に書き込み、家族全員に所持してもらうよう伝えました。理由は、大規模災害時では家族離反が常となります。ですから避難所などで家族探しに役立てるのと、お守り代わりにに携行してもらい、その写真を見て頑張って欲しいとの思いです。最新の家族写真であれば、家族の背丈も判り易く、不特定多数が出入りする場所などでは探索する際、有効なアイテムとなります。


子ども防災クイズQ


子ども防災クイズA

ログ参照。
http://blog.ap.teacup.com/bi-vo/248.html

大人向け防災クイズは下記URL参照されたし。
http://blog.ap.teacup.com/bi-vo/249.html


防災頭巾

大きな地震が起き、急いで机の下に隠れます。名古屋市の小学生は、各自が防災頭巾を所持していますので、被って隠れ、皆で「手のひらを太陽に」を歌ってもらいました。




ログ参照
http://blog.ap.teacup.com/bi-vo/250.html

児童唱歌「手のひらに太陽を」の一番を歌うと、ちょうど一分ほどかかります。教室にて机の下の隠れていると、教師も児童の位置を把握しかねることが難しいです。声を出すことで位置の把握と、元気の出る歌で、児童たちを励ますのが目的でもあります。


天白でぃぷり 塗り絵

ログ参照
http://blog.ap.teacup.com/bi-vo/251.html

誰もが分かる覚えやすいキャラクター「でいぷり君」と一緒に、災害時に必要な7つ道具を塗り絵にしました。
(靴、懐中電灯、ラジオ、笛、10円玉(電話用)、保険証(コピー)、常備薬)

以前、私が名古屋市天白区の災害ボランティア団体「天白でぃぷり」の副代表(現在は幹事)を務めていた時に会で作成した塗り絵です。当時の会員で、絵の上手い会員が居ましたので、マスコットキャラを作ってもらいました。

子どもが塗った絵を冷蔵庫や壁に貼ってもらい、毎日見ることで啓蒙、啓発を目的としました。そして、その塗り絵を おじいちゃん、おばあちゃんの家に孫からプレゼントしてもらい、そこの家でも貼ってもらうように広めていました。大事な孫が描いた作品を毎日眺めることにより、同じく啓蒙、啓発を促していました。

平成16年当時の天白区は、子育て世代が多い区でしたので、子供をとおしての作戦を立てていました。ですから、「でぃぷり君」というマスコットキャラクターを作り、展開していました。昨今のゆるキャラブームの走りだったと思います。

「天白でぃぷり」
http://dipre.sakura.ne.jp/g/index2.html

天白・・・愛知県名古屋市天白区
でぃぷり・・・DIsaster PREvention 災害から守る(防災)という意味です。


割れたガラスをイメージ

割れたガラスを実体験させることは出来ないので、ペットボトルを粉砕した偽ガラスを使用。もっと幼い子供たちの場合は、厚手のフィルムを切り分け、触れても大丈夫なようにして体験してもらいます。


重くても動く実験

参観している父兄に出て来てもらい、児童が起立している大人を押します。普通に押しても、大きな体の大人は動きません。しかし、大人に軽く小さなジャンプ運動をしてもらい、子供が押すと軽く動いてしまいます。接地面の摩擦係数減少の実験を行い、大きな家具でも簡単に動いてしまうことを見せ、家具固定の意味を伝えました。

そして、災害時に限らず、困った時は、「オズの魔法使い」を思い出し、カカシの知恵、ブリキロボットの心、ライオンの勇気、友だちの大切さを忘れないよう話しました。

最後に、お土産の乾パン(食物アレルギー児童には、アレ支援NWからいただいたワカメごはん)を、家族で一緒に食べてもらい、防災新聞、防災クイズ、塗り絵などを通して、災害時の連絡方法、避難場所など、防災の会話をしてもらうよう宿題を課しました。

今回の防災学習授業を通して、子どもたちに何がしかの科学変化が起きてくれたら幸いです。

子どもたちには、仮面ライダーウィザードが流行っているそうなので、魔法をキーワードとして考えてみた次第です。果たして、子どもたちの心に火が点くかどうかは、神のみぞ知る由です。(^^)

【追記】
‎1年2組の授業は発言も多く滞りなく終了。1組の方は恥ずかしがり屋が多かったのと、突然、プロジェクター映像が映らなくなって、緊急で2組のプロジェクター機と交換して授業を進めたおかげで、最後の5分程が急いでしまい、落とし込みが甘くなってしまったのは反省材料です。

児童、保護者の顔つきを見つつ、時計を見つつ、まとめに入りました。復唱部分、確認行為が時間を急ぎ、甘く感じました。これでは、授業は無難に終わっても、帰宅後、今後、何も余韻は残っていないと感じました。ツカミは良かったと思いますが、最後の仕上げで時間配分の焦りが、子供たちの未来を潰した感が心残りです。

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