駒草
おばんでがんす
今回の野反詣での真の目的は駒草を見る事だ
皆さんご承知のように、駒草は珍しい花だ、なぜあれほど瓦礫地を撰んで繁殖するのか
なぜあんなに寒冷地を好むのか、なぜあれほど良い色で咲くのか、いろいろな何故を持つ華だ
そしてそれらをクリアーしてなお咲く駒草は花の美しさもさることながら、その強さが感動を呼ぶ
八間山に唯一の涸れ場がありここに細々であるが駒草が咲いている
無数の管状の細葉で水分を保水し、1200ミリもある深い根で凍結を防ぎ、素早く浸透する涸れ場の水分を網目の様な根で吸収する
そして他の大小様々な草たちの跳梁を防ぎ自分のエリヤを確保している、何とも用意周到な草だ
顔の長い馬に似ているからと命名したと聞くが、もう少し可愛い花の名前は無かったのだろうか????
岩陰に咲く花は至極控え目だ
この青い空と緑の原中に存在価値の異彩を放っている駒草が将来も見られるように、いじめや盗掘に合わないでいてほしいと願うだけだ
地上のどこにでも植物が住めないところは無いと聞く、砂漠だって一年に一度雨が降れば一斉に咲く花があると聞く
駒草に負けるな頑張れとエールを送りたい
野反湖畔は花の宝庫であるから谷も尾根も沢山の花が何時でもある
今回の訪問で驚いたのが、裏白瓔珞躑躅の巨大な花だ
色からしても、おおきさからしても私はある種の病気だと想像している
ほとんどのヨウラクツツジにできている、もう少し調べて見よう
アカバナの更紗満天星躑躅が彼方此方で咲いている、秋一番の紅葉の選手だ
野反きすげこそまだ少し早いが木下を彩り小さな花も沢山ある
舞鶴草や褄取り草が混生して存在感をだしている
いつも思う事だが自然を愛している人を自然は決して裏切らない、何かしらの花を見せて呉れる
だから私はこれを犬棒旅と呼んでいる、犬も歩けば棒に当たる、歩かなければ棒にも当たらない
心すべし
そんじゃあまたはなすべえ
遊童子
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