遊童子のひとり遊び

日々の生活の中で心を休ませる時間と趣味を独り言の中で話すブログです

U様別荘ぱーと2

2011年05月27日 | 
お晩でがんす
K村のパート2です
別荘から3kほど離れたところに、日本一高い海抜を通行している「小海線」が走っています
とても大らかな汽車で、せこせこと動きません、何時も二両が仲良く走っています
此の沿線は未だ殆ど手つかず状態の自然がたくさん残っています
ある一点を選んで先生と生徒が観察に行きました、ある一点とは、場所がここだと、知らないので言えないのです、
此れからする僅かな時間を惜しんでの観察会を見守る様に雪の八ヶ岳がすぐ近くに聳えている



可なり高い所に線路が有りました
先ず線路下につくと、羅生門蔓の群生が迎えてくれました



羅生門の鬼の手、とは随分の名前を付けたものだ、渡辺の綱に斬られた鬼手の拳に花が似ているという、どちらかと言うと、鬼の手も結構優しかったのかもしれない
其の群生の廻りを囲う様に点々とコンロンソウが有る
緑の花弁を持った面白い花だ、漢字で描くと「崑崙草」と言うらしい難しい読みだ



線路下の急坂を喘ぎ喘ぎ登ると線路わきには、珍しい「車葉撞羽根草}が咲いていた
もう花が終わって実ができている状態なのかもしれない
羽根撞きの羽根に形が似ているところかららしい。鬼の手よりずっといい名だ



そうして線路を越えると水付いた沢筋であった、
沢には沢の花達が快く迎えてくれる、セリに似ている花で「千登そう」?が咲いている
確かに沢山の花を先端に付けている、純白の目立たない花だが清楚だ



そしてとても縁起の良い名がついている「れんぷくそう」だ、連福草、と書くらしい
花穂の先端にまるで葉と同じ色をした。緑の花弁の奴だ
一つの花穂に10個くらいの花が握り付けたように咲いている、初めて見た花だ
勿論名前も先生のご教授によるものだ



足を取られるほどの湿地に入るとすぐに匂いと白い花で目に付いた、先生と同時に名前が出た
「山葵」だ、、普段から喰い意地が張っているから食べられるものはすぐわかる
矢張り育ちの悪さはひょんなところで出る物だ かなりの長さの山葵沢である



今夜の食事の妻に少々戴いた、なんとなく気がひけたが、喰い意地には勝てない



根は小さいが葉は大きいので、辛子葉にして食べるつもりだ
辛子葉の作り方は又後日話す事にしよう

沢を越えて線路わきに出ると一ひらに必ず一つづつえくぼと言うかほくろと言うか、、、の大きな点を持った、和田草が咲いている
もう沢山見たでしょうと言わんばかりだ



物言わぬ花に物を言われた様な気に成り、小海線の電車のゴットンゴットンに送られるようにして其処を後にした
次の観察場所は山里の中の神社だそうだ、楽しみだが寒い夕方に成った

そんじゃあまた話すべえ
遊童子































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