Ciao from Asmara!

ここはエリトリアの首都アスマラ。イタリアとアラブとアフリカが混ざった不思議な街。在アフリカ歴8年のユニセフ職員の日記。

ラジオインタビュー無事終了…

2007-01-31 23:22:27 | 日々の生活
応援(?)のコメントくださった方々、ありがとうございました。お蔭様で、吉田照美からの国際電話を通したラジオインタビューを無事終えることができました。

前もって、ちゃんと放送作家の人との電話打ち合わせがあり、その内容に基づいた放送用の原稿が作られていました。よって、安心と言えば安心だったのですが、やはり本番は緊張しました。

コーナー自体は10分ぐらいしかないため、内容は3つぐらいのストーリーに絞られていたのですが、結局、話せたのは1つだけ!まあ、盛り上がった感じで良かったのですが、あっと言う間でしたよ。

それで、何の話をしたかって?そうですよね、なんと1年もやっているこのブログでも触れていなかった、かの有名なエリトリア(エチオピアも同じ)式コーヒーセレモニーについてです。

奥深い話なので、何回かに分けて書きまーす…。

ラジオ生出演

2007-01-30 04:31:38 | エリトリア
1月21日付けのコメントを書き込んでくださった、放送作家、中野さんのアレンジで、今日(30日)付けの、吉田照美のやる気MANMANという文化放送のラジオに生出演することになりました。

番組は12時57分からで、私のインタビューがあるコーナーは13時10分ごろから約10分ぐらいだそうです。この番組、かなり有名ですよね。私は番組を聞いたことはないですけど、名前は知ってました。

なんでも、エリトリアで体験した面白いことを話すという設定なので、時間があれば是非とも皆さん聞いてくださいな?!

しかし、日本時間で13時過ぎということは、こちらは朝7時過ぎ…。ちゃんと起きなければ!

ハラスメント対策Eラーニング

2007-01-27 23:14:48 | ユニセフ/国連
ユニセフが、世界中で働く全職員を対象につくった、組織内でのハラスメント予防、対策のためのEラーニングプログラムを終了しました。所長から、今月中に全員終えるようにとの通知がでていたので、皆大慌て!

内容はかなり凝っていて、アフリカ、東南アジア、南アジア、中東、東欧、中南米の各地で実施される研修ワークショップに参加する(シュミレーション)という感じで進められます。テーマも、セクハラだけでなく、パワハラや、宗教、文化に関する差別コメント行為に触れられています。また、予防するためにどうするのか、実際自分が体験したらどうするのか、そして、自分が現場を目撃したらどう対応するのか?等々、包括的でとても勉強になりました。

特に、部下を持つ管理職用のプログラムの部分はなかなか。実際、相談してきた部下に、どういう風に対応するべきなのかをロールプレイング形式でシュミレーションするようになっているのです。

相談内容は秘密に、安易に解決を約束しない、話の裏をとれ、とか、確かに当たり前のことなのですが、実際ロールプレイングでやると、これまた大変。

幸い、このロールプレイングの内容を採点されたわけではなく、普通のテストをパスして無事終了証書をもらいました…。ホッ。

イタリア人の作ったお寿司

2007-01-25 05:10:31 | 日々の生活
なんと、今日はイタリア人の作ったお寿司を食べました!!

僕がパーティーで何回か作っている寿司が幸いなかなか好評で、いままで何人が弟子入り志願があったのですが、その第一号は、EUで働くイタリア人外交官Silvia。

実演をして、どういった材料を買えばよいのかという説明をしたのが12月。クリスマス休暇でイタリアに戻った彼女は、寿司作りの料理本(英語版)、海苔、日本米、米酢を買ってアスマラに戻ってきたのです。

それで、今晩、満を帰して4人のゲストに作ってくれたのは、スモークサーモンロール、シーチキンの海苔巻き、お星様やハートの形をした、卵そぼろのお寿司と、かなり気合の入ったものでした。

どうやら、ご飯をたくのを失敗したようでシャリは硬かったのですが、なかなかのもの。初めてのお寿司にしては立派なものでした。

しかし笑えるのは、夕方5時過ぎから、彼女から何度か携帯に電話がかかってきたこと。ご飯を失敗したけどどうしようとか、聞かれても困ることだったのですが…。

ブログ 1周年!!

2007-01-23 03:44:22 | 日々の生活
おお、気がつけば、なんとこのブログ(Ciao from Asmara!)を始めてからちょうど今日で1年ではないですか。去年の今頃を思い起こせば、1年後にもまだ自分がエリトリアにいてこのブログを続けているとは想像できなかったです。ハイ。

今日の話が226話目ですから、約3日に2回のペース。飽きっぽい自分にしては本当によく続いていると思います。

皆様、今後ともよろしくお願いします。

Quiz Night!

2007-01-21 19:11:01 | 日々の生活
エンターテイメントの少ないアスマラでは、在住外国人はいろいろと知恵を絞ってなにかを自分達でアレンジしなければなりません。誰かの家での食事会、DVD上映会、サルサパティー等々…。

昨晩のイベントは、アメリカ大使館のスタッフによってコーディネートされたQuiz Night!小さいアスマラの外国人コミュニティーですが、50人以上の老若男女が集まって盛況でした。友人を通してやってきたエリトリア人も10人はいたので、単なる外国人の集まるイベントに終わらなかったのも良かったかも。

内容はと言うと、6-7人毎のグループ対抗で、10分野トータル100問のかなり本格的なスタイル。質問もどれもかなりひねっていて難問。また、西欧文化圏、特に、アングロサクソンが圧倒的に有利な内容。「ケンタッキー競馬場で有名なカクテルの名前は?」とか、そんなもん知るかいな?!

しかし、結果から言えば、僕の参加したチーム(構成は、米国人2人、イギリス人1人、スゥエーデン人1人、セルビア人1人、イタリア人1人、そして、僕で、男女比も半々)は71点で、9チーム中3位だったので、悪くなかったのです。僕もサイエンス系の質問ではかなり貢献したし…。

と、ところが、これはアメリカ式のクイズショー。なんと、1位のチームにだけ景品があるのです。まあ、景品といっても、米国大使館のスタッフが作った、地ビールのセットとか、BBQソースとか???なものなので、文句はないのですが、なんとも、Winner takes allの発想で感心しました。

エピファニー

2007-01-19 00:39:12 | エリトリア
今日(19日)は、コプト教のEpiphany(神現祭)で休日!のはずが、国連は公休にあらず…。町中のお祭りモードの中仕事をしていました。

そうなのです、コプト教の人にとってこの公現祭なるもの、かなり重要なようで、この写真にあるように、大勢の人が集まる野外イベントが今日ありました。ちなみに、僕は仕事でイベントに参加できなかったため、これは広報官の同僚が撮ってくれた写真です。

なんでも、上にリンクをはってあるウィキペディアによると、東方正教会系(コプト教を含む)にとっては、この日は、イエスが救世主の姿を現した、つまりヨルダン川でのイエス洗礼の日らしく、とても盛大な儀式が行われるのです。

カソリック、プロテスタント教徒にとっては、エピファニーは東方の三博士の訪問、礼拝の日らしいので、宗派によって結構違うものですね。

ユニセフでの勤務評定(2)

2007-01-17 00:48:43 | ユニセフ/国連
昨日の続きで勤務評定の話ですが、各コンピテンシー別に5段階評価があると書きましたよね。これ、以前は6段階だったのですが、6段階だと普通という評価(真ん中)がないので、5段階にしたというような話です。

まあ、どちらにしても、最上の評価というのは、まずつきません。確かに、ベストの評価をしてしまうと、次の年に仕事内容を向上させる必要がなくなってしまうし、完璧な人などいないというのが一般的な理屈のよう。

このことに関しておかしいのは、昔の上司のコメント。

ユネスコはA-Eの5段階評価でしたが、この時の所長(モザンビーク人男性。元大臣で有名な詩人)は、ベストのAをつけると、上司と部下の間のプライベートでの関係性を問われ恐れがあるので、絶対つけないと言ってました。えっ、関係性って??と聞くと、例えば、性的関係とか、と答えるので爆笑した記憶があります…。

また、ユニセフのレソト事務所の所長は、一番上の評価(この時は6)はがつくのは、例えば、踏切の中に閉じ込められた子どもを電車を自分で止めてでも救った場合と言っていました。そうです、自分の力で電車を止めるのです!!ユニセフの職員とはいえ、これはなかなかできそうにないですよね…。

ユニセフでの勤務評定(1)

2007-01-16 01:10:51 | ユニセフ/国連
今日は、2006年度の勤務評定のミーティングを所長としました。ユニセフの場合、年俸は国際公務員として規定されているので、交渉の余地はないですが、具体的な勤務評定内容については、議論することができます。

どのように勤務評定がされるかですが、いわゆる目標管理制度に基づくオーソドックスなもの。年始に、今年一年でやらなければならないことのリストを具体的に定めます。例えば、各セクター毎の年間プログラムの計画を1月末までに作成する、ユニセフが供給した物資資材が、計画通りいついつまでにどこに配布されているか管理する等。そして、その通りできたかどうかを年末(大概、翌年にずれ込む…)に評定するのです。

大事なのは、やるべきことリストにちゃんと自分の訓練ニーズも書くこと。つまり、よりよい仕事をするためには、自分はこういったスキルを身につける必要がありますと、具体的に訓練計画もたてるのです。私の場合は、公衆衛生のマスター(MPH)を通信教育ですることによって、疫学の知識を強化するという目的をたてていました。

それで方法ですが、まずは年始にたてた目標に対してのスタッフ自身がパフォーマンス評価をします。この内容を上司がチェックしコメント、さらにそのコメントに基づいて5段階評価をコンピテンシー毎につけます。1-5とまるで通信簿のような数字が、スタッフの技術力(Technical knowledge)、計画立案力 (Planning setting standards and monitoring work)、実施遂行力 (Drive for results)、チームワーク (Teamwork)、そして、コミュニケーション力 (Communication)といったコアコンピテンシー分野毎につけられます。

幸い、僕は十分に満足の勤務評定がもらえて、今日は満足。ミーティングも和やかでした。それでも、いつも厳しい所長は、ちゃんと、2007年改善できる項目をピシャリと指摘してくれました。こういう人の下では、本当に働きやすい!

1月のクリスマス?!

2007-01-14 04:38:46 | エリトリア
エリトリアの正月は太陽暦の9月になるという話を以前このブログでも書きましたが、なんとクリスマスも2回あるのです。そうです、コプト暦に基づくと、今年のクリスマスは1月8日。1週間前の日曜日です。もちろん、カソリックやプロテスタントの人にとっては、12月25日がクリスマス。

コプト教徒が多数をしめるアスマラでは、この1月のクリスマスは盛大なイベントです。よって、12月上旬からあるお店のクリスマス飾りつけも、現在でもそのまま。

クリスマスの1週間後に大晦日、正月を迎える日本の季節感とは程遠い感覚です。今回の一時帰国でも、クリスマスモードのデパート展示が、あっという間に、年末モードへ、そして、大晦日の午後には、新年モードへと目まぐるしく変化するのに日本を実感しましたからね。

ややこしいのは挨拶で、コプト教の人には、happy new year、そして、Merry Christmasと順番が入れ替わります。まあ、実際のところ、コプト教の人にとっての新年は9月だから、happy new yearは余計かも…。

友人からの報告

2007-01-12 04:40:02 | 日々の生活
お互い、ナミビア、南アフリカで過ごしたユネスコ時代のJPO同期の友人Aから、素敵な報告を受けました。なんでも、7月からNYの病院にて感染症分野の研修医として働くことになったとのこと。

JPOの後、ユネスコに残るというオプションもあったにもかかわらず、彼は医学を志し、大学の医学部に編入。昨年、見事医師資格を取得し、研修医としての生活をスタートさせていました。また、日本で医師資格を目指すのと同時に、米国での医師資格を取得する準備もしていたようで、見事、米国の医師資格も取得。

頭が下がるのは、彼は、この全てのプロセスを、自ら宣言した米国で感染症医師として働くという目標に向けて努力を積んできたということ。初志貫徹、有言実行とは、まさに彼のためにあるのではないかとさえ思えます。

今回の一時帰国で、久しぶりに再会できたのですが、まさに常に刺激を与えてくれる友人です。陳腐な言い方かもしれませんが、これほど大切なものは家族の存在を除いて他にはありませんね。

寒いアスマラより寒中お見舞い!

2007-01-10 04:51:35 | 日々の生活
2007年初のブログなので、皆様、あけましておめでとうございますと言いたいところです。しかし、七草も過ぎているので、寒中お見舞い申し上げますですね。はい、アスマラは冬本番で朝夕は寒いです。

2-3ヶ月に1回の一時帰国ですが、今回もあっという間の2週間半でした。前半3分の2ぐらいは浦和、残りの後半は神戸で過ごしましたが、とにかく、うちのドラ息子半端でないワイルドさ…。

デパートでは、怪獣のように暴れまわったあげく正月用ディスプレーの果物をかじり、普段でも他の幼児の2人前は軽く食べる食欲。今も、「食べる、食べる」と言い続ける息子の声が頭から離れません。連れ合いのいとこに、朝青龍と言われるわけも納得しました(しかし、これは、かなりショック…)。

よって、のんびりとお正月を日本で、という感覚からは程遠いものでした。つくづく、連れ合いの苦労がしのばれます。やれやれ。