FUZUKIのひとり言

つれづれなるままに・・・!

「一強」の正否

2014-12-16 10:30:20 | 日記
『衆議院総選挙』も終わり、結果はやっぱり与党圧勝。
「一強多弱」の状態では「一強の与党」の遣りたい放題の政治になり
ますます格差は広がり「弱者切り捨て」の時代がやって来ます。
圧勝した自民党の首相は『アベノミクス』を押し進め
『集団的自衛権』や『憲法改正』に「ここぞ!」とばかり
積極的に取り組んで行くことでしょう。
国民の何割が、そう言うことを信任したのでしょう?
選挙後、首相の口から出た言葉は、上記の三つが主で
『社会保障』特に『福祉』などと言う言葉は、ほとんど出て来ません。
この一点でも分かるように、これから「富裕層や権力者などの
強い者はより強く、障害者・高齢者・低所得者などの弱い立場の者は
難なくバッサリ切り捨てられる時代」が間違いなくやって来ます。
そうなれば『ハリアフリー』だの『差別解消』などと言っている場合ではなく
「社会的弱者の生存・生活自体」を、政府に強く訴えて行かなくては
ならなくなるかも知れないのです。
野党がもっと力をつけ、党や政治家を選べる、健全な政治状況を作ってもらわないと!
何かにつけ、選択肢は多いほうが良いでしょう?
少なくとも、政治に関して「一強多弱」は、とても危うく憂うべき状況です。
今朝の新聞のスポーツ欄に、先日のフィギアスケートGPファイナルで二連覇した
ソチ五輪の金メダリストである羽生選手の記事が掲載され
「フィギアの世界では、とうぶん『羽生一強時代』が続くだろう」と書かれていました。
あんなに色々な苦境の中でも、渾身のスケーティングを完璧に行なう羽生選手。
あのスリムな体とやさしげな顔立ちからは、想像もできないほどの強い精神力を
持っているのでしょう。
同じ「一強」でも「羽生一強時代」は、誰もが認める、賞賛すべき「一強」です。
お金や権力ではなく、自分自身の並々ならぬ努力と、強靭な精神力で
手に入れた「一強の座」なのですから。