彼岸のお墓参り
彼岸の中日を過ぎて、ことわざ通り涼しくなった
境内に咲く薄桃色のサルスベリが花びらを散らして
雪が降ったよう・・・
秋が一気にやって来た
冷たい雨の一日を挟んで
きょうは北風の快晴
秋を満喫( ^ω^)・・・
久しぶりの乾いた空に秋桜が揺れる
そして秋と言えばこの花
まだ乙女だった頃、NHKラジオで「日曜名作座」というのが放送されていた。
語り手は森繫久彌と加藤道子の二人
いつも楽しみに聞いていたが、ある頃「風のかたみ」(たぶん福永武彦著)が放送されていて
乙女だった私は、その平安王朝文学の虜になった。
それに感化された私が、ある時庭に萩の花を植えようと言ったら
母に「淋しい花だから・・・」
と却下された
今放送されているNHKの光る君へを見るたび
日曜名作座の「風のかたみ」と
乙女だった頃の私を思い出す
萩を「淋しい花だから・・・」と言った母には
どんな思いがあったのだろう
とうに母の齢を超えて思う・・・