今日午後1時半から都市計画審議会が開催され、委員として出席しました。今回、大きな議案は千葉駅西口再開発事業B工区の計画の変更です。西口再開発(A工区・B工区)は都市計画決定されたのが昭和63年で、事業開始が平成2年ですから、私がまだ小学生の時です。総事業費は746億円、B工区についてはこの内294億円です。地価が一番高い時期に購入し、その何分の1にも低下しています。
すでに事業協力者は2014年3月に決定しています。事業計画については、事業内容の変更(建築面積)、街区公園を立体公園へ変更、病院施設の追加と駐車場の変更などが事業協力者決定後行なわれています。
他の委員からは病院への車のアクセス、立体公園にすることでの影響、日照・通風問題、災害対策、事業者選定の経過と評価の内容、計画変更に対する意見に対する市の対応など質問が集中した議案です。
個々の議案ではありつつも、千葉駅、千葉市全体のまちづくりに関わる議案であり、JR千葉駅の新駅舎や駅ビルの順次開業、東口、西口に多様な機能が入ってしまえば、周辺地域への影響は測り知れません。さらに、今回多くの委員、公募委員(市民)から説明が求められたこともあり、やはり市民不在で事業が進められていること、意見に対して関連する議案で日照問題についてクリアしようとしていることを指摘し、この計画の変更については認められないことを述べました。
生産緑地については、生産緑地法で千葉市では平成4年に指定しています。500㎡以上の土地で30年間の農林漁業の営農などが条件とされ、宅地並みの課税対象外です。しかし、農業従事者の死亡や病気、怪我で営農ができない場合は自治体に買い取りの申し出ができますが、ほとんど買い取られないのが現状です。
生産緑地指定解除後に、アパートや駐車場の整備が行なわれることが多く、本来の目的と違った形で緑地がなくなってしまうことは、まちづくりや環境保全の面からもマイナスになります。制度そのものの議論が必要になります。自治体による買い取りは原則にして、または住民合意に基づく管理、農地のあっせんなどあらゆる方策で市街地における緑地を保全進めることが必要ではないでしょうか。
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