佐々木ゆうきの日記〜平和とともに歩んで〜

新年度予算を市民生活・福祉優先の予算に!千葉市の予算組み替えを求める動議の提案理由を説明





 今日は議会最終日です。市長提案の新年度予算案などに対し、日本共産党千葉市議団は予算組み替え動議を提出し、午前中、提出者として私が提案理由の説明を行いました。
 組み替えを求める理由の1つは、地方自治の本旨に沿って住民福祉の増進を図ることです。
 新年度予算は一般会計が前年度比264億円増の5,094億円で過去最高規模の予算、企業会計を含む特別会計が前年度比77億円増の4,437億5,500万円で、全会計を合わせると9,541億5,500万円となっています。
 保育や教育の環境充実など子育て支援といった事業に重点配分されていることや、バス路線維持支援など地域公共交通支援、学校体育館エアコン整備など市民要望を反映した事業に配分されていますが、一方で国民健康保険料や介護保険料の値上げにより、市民の命と健康を脅かし、介護への不安を強いています。
 党市議団は、大型開発の見直しとともに、国や県の事業に市が負担をさせられている費用を見直し、自主財源を確保して市民生活や福祉の向上に活用することが必要と考えます。

 2つ目の理由は、市民生活優先の予算にすることです。
 神谷市長は前年度に引き続き、新年度においても、中央公園・通町公園連結強化、千葉駅東口西銀座B地区優良建築物等整備、稲毛海浜公園リニューアル等の不要不急な大型開発に予算を注ぎ込もうとしています。真に市民生活の向上を願うのであれば、大型開発を緊急性・必要性の視点から見直すことで、41億2,728万円の歳出削減等を行い、財源を確保して、これらを千葉市独自の物価高騰対策や子育て支援、国民健康保険料の値上げ中止、高齢者の外出支援など市民生活・福祉優先の予算に転換することを求めます。

 組み替えの内容・対象事業について、国民健康保険料と介護保険料の値上げを中止します。心身障害者福祉手当カット等、質(たち)の悪い福祉カット、市民いじめなどを止めます。
⚫︎高齢者支援
 ・バス利用補助制度(100円バス乗車券発行)
 ・デマンドタクシー全市活用に向け社会実験
⚫︎子育て支援強化
 ・学校給食費の中学生の無償化から段階的に実施
 ・第2子保育料の無償化を実施 
⚫︎教育の充実
 ・教員未配置を解消するための代替教員を増員
 ・全ての市立学校体育館へのエアコン整備の速やかな実施 など
⚫︎災害に強いまちづくり
 ・地震に備え家具転倒防止金具の設置促進
 ・トイレトレーラーの導入
⚫︎安全安心のまちづくり
 ・バス停ベンチ設置に対するバス事業者への補助拡充
 ・商店街活性化のためのリニューアル助成を実施

 組み換えの財源は、不要不急な大型開発を見直して41億2,728万円を確保し、あわせて自主財源の確保など103億3,821万円中、補助金を差し引いた金額を組み替えの財源としました。

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