今日、市議会の各常任委員会が開催されました。私の所属する環境経済委員会では、補正予算、条例議案（一部改正など）が主な案件です。
補正予算の中では、幕張メッセ建設事業負担金２億２千万円が計上されています。幕張メッセ建設時の起債償還のために、千葉県と千葉市が「覚書」による負担額の上限が決められて、毎年補正予算を組んでいます。平成40年度までの負担となっていて、今後も33億円の負担をしなければなりません。今後の老朽化への対応が不透明であることと、千葉市の財政状況を考えた時に、その負担のあり方が問われます。覚書に基づくものであり、負担をやめるべきと意見を述べました。写真は暗いですが幕張メッセ。右が北側の国際展示場、左には国際会議場、展示場、イベントホールがあります。
もう一つは、先日ブログでも紹介した「千葉市工場立地法地域準則条例」の一部改正について、工場立地法は企業の公害責任が問われて同法が制定され、その防止に万全を期すために緑地面積を義務づけられた経過があります。緩和の理由として、「臨海部の企業による設備投資や企業立地を促進し、市内経済の活性化」を図るとして、京葉コンビナートだけでなく、他のコンビナートがある自治体でも同じ理由で緩和を行ない、企業の責任を軽減するために環境の配慮を欠いても良いのか、これまでの基準を維持し、地球環境を守るべきであり、今回の条例改正は認められないと意見を述べました。
この他には、消費税率引き上げによる債務負担行為（公共施設の指定管理料）の変更、国による地方交付税削減による職員給与の減額（中央卸売市場）、千葉市環境影響評価条例の一部改正などです。私を含め、議案ごとに違いますが多くて議員３人ほどの質疑でした。まったく質疑されない方は３人でした。
