夕焼け

よくある話です。

30年前のフィクション

2022年04月22日 | 音楽



歌 吉田拓郎
作詞 森雪之丞
作曲 吉田拓郎
デジタルの文字は
砂時計より早く

破滅へのカウント
数えているね

昨日 流行ってた
服や科学や歌が

地下鉄の車輪に
轢き殺されてゆく

石の恐竜が
ひしめくビルは迷路

風も自信無げに
地図を広げる

神の顔をした
システムを信じれば

人間の姿で
ロボットになるのさ

君が好きだけど
『愛』なのかわからない

新しい辞書には
その言葉さえなく

あの夜 抱き合った
ホテルは壊されて

刑務所とよく似た
学校になったよ

30年前なら SFの街
でも僕達はまだ
愚かに恋をする

欲望はダウンタウンで
安売りされるけど

涙を止めるくすりは
まだないね


政治(まつり)で儲ける
ペテン師達は今も

平和が続くって
思ってるらしい

闇に立ち込めた
過酷な退屈が

今にも爆発しそうだと
いうのに

君が欲しいけど
『夢』なのかわからない

情報が皮肉が
あまりに多すぎて

混線した電話
聞こえないと言ったら

サヨナラがその後
FAXで届いたよ

30年続いた 情熱の街
未来を手にいれて
未来を失った

行く先を訊ねても
『夢』みた人はもう

土にうずもれて
何も語らない

30年前なら SFの街
でも僕達はまだ
愚かに恋をする

欲望はダウンタウンで
安売りされるけど

涙を止めるくすりは
まだないね
















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