夕焼け

よくある話です。

車をおりた瞬間(とき)から

2022年04月14日 | 音楽


作詞   吉田拓郎 作曲   吉田拓郎

故郷よ さらばと 家を出て
車に積みこんだ 夢と走り
都会に 憧れなんて ガラじゃない
古臭い 常識と 争ってみたい

面白い 世の中さ 街はユニークで溢れ
新しい勘違いが 生まれ
叫ぶ女に抱かれて 夜明けと口づければ
時が 動いて見えた

言葉を失って 飲む酒は
ゲームに 負けるより おろかな味で
恋人は 明日のために 身体をまかせ
俺の背中には 冷たい風が

違う道があっても もう戻っては行けない
汚れた 自由も 甘いし
満足な平凡に 犯されそうになっても
時は 動いて見えた

人生が旅なら 捨て去る事や
絶望に おそわれて 見失う夢を

あー 川面の木の葉に見て
流れゆく先は 人の辿り着く海
あー 奪うもの 奪われたもの
愛しながら 見てしまったもの

流れて行け とどまらずに
流れて行け 時の彼方へ
人生が 旅ならば
流れて 流れて 流れて

立ちはだかるものなどは 正義と呼ばず
だから さらばと 家を出たが
時は 変わるだろう あざやか色に
捜していたものは 消え失せて行く

名も知らぬ行きずりに 孤独の手をさしのべ
また 新たな 罪をかさね
運命よ おまえに 飲み込まれてしまった
車を降りた瞬間から

人生が旅なら 捨て去ることや
絶望に おそわれて 見失う夢を

あー 川面の木の葉に見て
流れゆく先は 人の辿り着く海
あー 奪うもの 奪われたもの
愛しながら 見てしまったもの

流れて行け とどまらずに
流れて行け 時の彼方へ
人生が 旅ならば
流れて 流れて 流れて
遙かに 流れて 遙かに 流れて