記憶の中にあるのは

2019-03-01 | 日記
記憶の中にあるのは


強い太陽の日差しを浴びて


サテンが魅惑的に肌を包む


純白で従順なドレスだった。



美しくも薄れゆく記憶とともに


捨てることなく幾年月。



今この時、


光を当てたその布は


斑らに色褪せ


煌めきの失せた姿に成り果て


過ぎてしまった時間を物語る。