今年で10回目の開催を数える並河座展は7月10日~16日まで目黒区美術館 区民ギャラリーで開催されました。
ダイジェストでご紹介します。<左2点は勇者の嶺>
グループ並河座としては10回目ですが前身の笠木組展が3回ですから13回連続でグループ展を開催していることになります。この増殖95は笠木組展2に出品した作品で12年前の作品になります。当時のリーダー笠木絵津子氏が撮影してくれた35mmフイルムが残っていたのでポスターの形で制作してみました。
(画像をクリックして大きくしてごらんください)
最近描きはじめた「顔のシリーズ」今回5点ほど描いてみて少し手ごたえを感じました。
これからこの「顔のシリーズ」を追求してみょうかと思います。
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曼荼羅にクロベエ満ち、天界大いに賑わう
(大小松太)
愛犬クロベエ
クロベエの姿をコラージュした作品
歴史上の人々の「花押」で構成着色 作品名=いろいろ
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瀧を抱きて叱咤する、もっと激しく轟けと(ゲッテン鈴木)
作品名=存在する この作品はゲッテンさんが試行中の作品「存在」はゲッテンさんの永遠のテーマでしょうか。
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ギャラリーをめぐる旋律、童吹く風
(長谷川嘉一)
作品名=戦の残照(過日掲載した記事をクリックしてご覧ください)
戦の残照の反対側この作品には全部で7つの顔が描かれています。
宮沢堅治の「雨ニモマケズ」からイメージした『修行者』
作品名=風の童 岩手県の八幡平から岩手山にかけて現れる。自然を慈しみ水の流れを大切にすると豊作をもたらす風を吹く「童」と言うストーリーを創作し添えてみました。
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夢の端々ピンで留め、ギャラリーそっくり玩具箱(吉田正人)
新聞をマスキングテープに転写しコラージュする作品。
コラージュの部屋のとなりには吉田さんが最近深く関わる伊豆下田の写真とワイン画で部屋全体でコラージュ。
ワインの香と下田の潮の香りのインスタレーション。並河座では9月下旬に下田旅行を企画しています。
これがワイン画、ワインの種類によって微妙に色合いが違います。
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「社会派」も猫の暢気にすがりつつ
(村雲 司)
作品名=ZOOM
映画のラスト。ゆっくりと重く、そして呻くようなズームアップの瞬間から、私はサイードになったままだ。サイードは言う「パレスチナとイスラエル。ここで平等なのは死だけ」 (映画「パラダイス・ナウ」 自爆攻撃に向う若者の48時間 監督:ハニ・アサド)
作品名=BAGHDAD BURNING
青年アランは音楽への夢を抱いたまま戦禍に斃れた。イラクには肉体ばかりでなく、可能性のまま途絶えた人生の屍が累々と横たわっている。ピンクフロイドが好きだったアランの為しえなかった人生を想う。(バグダッド・バーニング「今イラクを生きる」 発行アートン)
作品名=ARABIAN NIGHTS
アルカイダのアジトへの攻撃と称して、今もイラクでは毎夜のように、住宅地への無差別爆撃が繰り返されている。猫たちにさえ、自由な夜はない。
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タイトルも弾んでいるね“ひなたちゃん”
(車田 光代)
鉛でつくった「鶴」、本来軽やかイメ-ジの「折鶴」けして飛び立つことはできない…