届きました・・・
ウェルッシュ・コーギー・リーグ(WCL)の2007年度版イヤーブックです。
WCLとは英国最大のコーギー犬種の団体で、英国国内のコーギーのドッグショーを開催しています。
一昨年から完全カラー化され、今年は更に紙質もUPしてなかなかグッドルッキングになりました
が・・!
お値段の方もまたまたお約束のようにキッチリ2ポンドUP!
WCLは毎年赤字ですので寄付金みたいなもんなのかも知れません。
表紙は昨年のCrufts展のBOB、Whitepoint Dream Weaver for Craigycorチャンピオンが飾っております。
なんかWEB製作にたずさわる者には親しみのある名前です・・・(^^ゞ
内容構成的には例年通りなのですが、近年写真が凝ってきました。
以前は飾り気のない写真ばかりで、質素な感じがイギリスっぽかったのですが、今年あたりは結構見ていて面白い写真が増えてきました。
ぺらぺらめくって写真を見てるだけでも楽しいですネ。
アメリカのコーギーも出ているのですが、アメリカとイギリスのコーギーの違いが一目瞭然。
アメリカがタキシードをバリッ!と着込んだプレーボーイだとしたら、イギリスはひじ当て付きのツイードを着たジェントルマン。
好き嫌いはあるでしょうが全く違います。
アメリカ、イギリス以外の国(日本は出ていません)のコーギーは、ハッキリ言っていい加減です (^^ゞ
ヨーロッパー各国やオーストラリアでシッポつきのコーギーが目立つくらいですか。
そうそうシッポ付きと言えば、イギリスでも断尾禁止法がこの4月から施行されました。
2007年4月6日以降にイギリス国内及び海外で断尾された犬は、オフィシャルなドッグショーには出陳できません。
またボブテイル(生まれつきシッポが無い、あるいは短い)の子が産まれたら、すみやかに獣医に出生証明書を取らなければなりません。
この断尾禁止法はコーギーだけに適用されるものではありません。
現在KCが認定している犬種だけでも断尾の習慣のある犬種は、ミニピン、ジャックラッセル、ノーフォークテリアなど60犬種にものぼりますので、そのブリーダーに与える影響は非常に大きなものがあります。
実際イギリスのブリーダーさんの中には、断尾禁止の為にブリーディングを止めた方も少なくないそうです。
ウェールズやエリザベス女王のおかげでイギリスはコーギー大国のようなイメージがありますが、現実は全く違います。
年間の登録件数も1,000件を割っていますし(日本は14,000件)、今また断尾禁止で更に減ることは確実な状況です。
更に問題なのは、この断尾禁止法の施行を一般の人がほとんど知らないと言うことだ、とダイアナ・キングさんは指摘しています。
コーギー飼いですら知らない人が少なくないそうです。
私が最初にCrufts展に行った5年前、すでに”断尾禁止に反対”する運動はありました。
毎年WCLからニューズレターが届くたびに進捗状況をお知らせしてきましたが、今ここでひとつの結論に達しました。
今後イギリスでコーギーがどのように変わっていくのか。
またこの流れがアメリカ、ひいては日本にどのような影響を与えるのか。
注意して見守って行きたいと思います・・・
・・・と長くなりましたが、今年もまたこのWCLイヤーブックの共同購入のご希望を募ります。
お値段は実費です・・・本の値段と輸入経費(送料、関税、消費税など)
恐らく6,000円くらいになると思います。
プラス(犬)ももち商会からご自宅までの送料500円(全国一律)が掛かります。
ブリーダーさんやコーギー研究家向け本です。
前編英語ですし、チャンピオン犬の血統やブリーダーさんの宣伝やショーの結果などが書いてある本ですので、一般の方が見ても面白味はないと思います。
ご興味のある方だけ 5月16日(水)まで にお申し込み下さい。
納期は6月末頃になる予定です。
お申し込みはコチラ!