30日の東京市場は、日経平均株価が前日比279円07銭安の1万7450円77銭と、大幅続落して今年度の取引を終了した。
ギリシャの政局不安を受けてリスク回避姿勢が強まり、朝方から売りが優勢。
午後に入ると年末年始の休場を控えて、利益確定の売りが広がり下げ幅を拡大、一段安で年内の取引を終了した。
東京商品市況の大納会は、東京金12月限が前日比22円安の4,588円、東京白金12月限は同17円安の4,737円で終了。
前日の海外市場では、ギリシャの次期大統領選出に向けた最終投票で承認に必要な賛成票を獲得できず、年明けに解散総選挙実施の見通しとなった事で、ギリシャの政局に対する不透明感から、安全資産としてNY金、白金共に買われる場面があった。
ただ、米国市場入り後は、ユーロに対するドル高が圧迫要因となり、NY金、白金共に大幅に売られる展開となった。
この為、東京市場では夜間中盤以降売りが強まり下値追いとなったが、終盤にかけては買い戻しに値を戻す展開となっていた。
本日の日中取引では、時間外取引の反発を受けて下落幅を縮小する動きとなったが、年末を控えて上値も重く、金、白金共に値を戻しきれずに終了となった。
東京ガソリン7月限は、前日比1,460円安の59,650円と再び60,000円を割込んで終了。
夜間取引中盤までは買いが優勢となり、前日比プラス圏で堅調に推移していたが、NY原油がユーロに対するドル高を背景に、5年8ヶ月ぶり安値で終了するなど下げ足を速めた為、東京ガソリンも売りが膨らんだ。
日中取引開始後は、60,000円を挟んだもみ合いになっていたが、午後に入り時間外取引が下げ足を早めた事から、下落幅を拡大して終了した。
本日の日中取引で年内の取引は終了。
年明けは1月5日(月)の朝9:00からスタートとなる。
日本が連休中も米国市場は1日と土日以外は動いており、3日分の入電が1/5の取引に反映されるので、年明けの市場動向には十分注意を払いたい。
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それでは、皆さん良い年をお迎え下さい。