大納会午後の動きは、日経平均株価は13:00現在、前日比39.03円高の
8,437.92円と堅調に推移している。
ドル/円は、77円台半ばまで下落しているが、節目となる77.50円近辺
では下げ渋っている。
ユーロ/ドルは、東京市場に入ってからは、1.290ドル半ばでもち合いを
続けている。
東京金は、時間外取引の上昇を受けて一時3,900円まで上昇したが、
戻り売りに頭を抑えられ、再びマイナス圏に値位置を沈めている。
4日休日を挟むので積極的にポジションを取りづらいようである。
石油製品は、NY原油の時間外取引が小確りに推移しているが、こちらも
年末でポジション調整の動きに頭が重く、小高く推移している。
大豆、コーン共にここ数日の大幅上昇に対するスピード調整からシカゴ
市場は、利食いにより数日振りに下落した。
東京市場ではコーンが期先で250円高前後、大豆は、期先で前日比ほぼ
変わらずとしっかりとした動きになっている。
両者ともに、需給要因については弱いものの、南米生産地帯の天候要因
により、年末前から上昇に転じている。
この、年末、年明けの南米の天候次第では、年明けに一段高から始まる
可能性もあると考えている。
さて、新春相場の予想であるが、外部要因次第ではあるが、イラン情勢など
地政学リスクの高まる原油と南米の天候要因による供給懸念の出ている
穀物が、1月前半は強含むのではないかと個人的に注目している銘柄である。
逆に金は、一月中に再度下値を試す展開もあるのではないかと予想して
いる。
NY金は、テクニカル的な戻りを入れた後、1,500ドルを瞬間割り込む場面
が出てくるのではないかと考えている。
短期的な下値の目途としては、今年7/1に付けた安値の1,478ドル近辺では
ないかと思っているが・・・
年明け以降も、欧州情勢によって市況が振り回される状況は暫く続くだろう。
目先のポイントは、イタリアの資金調達の状況とフランスを始めとする
EU諸国の国債の格付けの発表と、それをどの時点で市場が織り込むのかが
重要になるのではないか。