戦前はペースや展開がどうなるか読みにくかった。蓋を開けてみれば、ウインカーネリアンが外から切れ込んでハナ、ジャックドール、ソダシが続き、隊列も早めに決まる。流れも平均的。
となれば、近年の東京芝は外差し決着。展開面から前での持続力決着を予想したが、大きく的を外した。
・ソングライン
少し折り合いに気をつけながらの道中。前に馬を置いて出すタイミングを逃さないようにするだけに映った。完勝。
外枠を懸念する声もあったが杞憂に。「流れに乗って差す形」という言葉で表すとシンプルになってしまうが、これを実行するのに長けた鞍上だと改めて感じた。
・セリフォス
ある程度ポジションを取って流れに乗る作戦。位置を取ってのこの枠だけにキレ負けしたが力は見せた。上位各馬は中～外の進路。
・シュネルマイスター
ラストの伸びが目立ったが、巻き戻して道中からの位置や仕掛けを考えるとやや構えすぎた印象。短縮後の同距離ローテだったのは情状の余地。
・ガイアフォース
出たなりの位置から少し促すとやや前進気勢になるもすぐに折り合う。馬群にいたので、早く仕掛けるわけにもいかず、後ろの勢いを待つような形になって追い出し。勝ち馬にはキレで劣ったが、ゴールまでよく伸びていた。
芦毛で母父クロフネを意識して取捨するのが良さそう。
・レッドモンレーヴ
文字通り大外一気もラストは鈍って6着まで。もう少し経験を積めば。
・ソダシ
直線半ばで一杯に。この馬のパターン的にはジャックドールの位置が理想だったか。今回は展開が味方してくれなかった。
・ソウルラッシュ
内めを進み、直線も隊列なりにそのまま内め。伸びてないわけではないが、外に出す形が理想だろう。
・イルーシヴパンサー
もう少し噛み合わないとこのレベルでは厳しいか。少頭数や軽めのレースになりそうなら一考。
・ナミュール
直線挟まれる場面があった。