世界文化遺産熊野参詣道中辺路を歩く

中辺路を 滝尻から熊野本宮、熊野那智を経て熊野葉や玉大社まで歩いた記録です。

第1回 スタートは滝尻王子から近露王子まで その1 2014年7月2日

2014-09-21 23:43:11 | 世界遺産熊野古道中辺路を歩く

今回歩く「滝尻王子」から近露 王子」までのコース距離は12キロだ。

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その1滝尻から高原まで

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 滝尻王子から十丈王子までの道 

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十丈王子から近露までの道 

※ 距離、地図はいずれも「熊野古道館で頂いた田辺市作成の古道案内地図より 

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公共トイレの駐車場に車を止めて歩き出す。右の建物は土産物、鮎のオトリなどを売っていてその向こうから熊野古道へ入る。

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滝尻王子野社に参拝してスタート。

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この道標が道中続いていると 案内書に書いてある。今日のゴールの近露 王子が26番だそうだ。

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社の横の道を歩き出す。

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歩き始めは石畳と石段の道でなかなか雰囲気がある。今まで歩いた世界遺産の道には無い雰囲気だ。

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いきなり急坂が始まる。体を慣らす為 ゆっくり登る。

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滝尻王子の社を下に見て 登っていく。

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道はジグザグに山を登って行く。

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道には番号道標以外にも古道標識があり、安心だ。

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「胎内潜り」の岩に来た。案内看板には「女性が潜ると安産になる」と書いてあるが、狭くてリュックを担いだ私には無理だ。安産は要らないので まき道を行く。

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最初の王子「不寝王子」に到着。名前の由来は不明だが 「ねず」の当て字らしい。

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気持ちの良い石段が続く。歴史を感じてなかなか良い雰囲気だ。外国人に人気の道らしい。

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しかし中にはこんな場所もある。間伐をやりっぱなしでほったらかしだ。和歌山県や田辺市も 「世界遺産」の意味を考えて 古道の周りは植林や間伐をもっと控えて欲しいなあ。

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古道と分岐した「展望台経由の新しい道」が250メートルあると標識にかいてあったので そちらを進む。山頂からは滝尻の町が眼下に見える。

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向いの高い山には鉄塔やタワーらしきものが見えるが、来るときに通ってきた竜神スカイラインの護摩壇山か。

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今度は石畳の道を どんどん降りていく。

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道の横に「針地蔵」と書いたお地蔵さんがいて、きれいな花や食べ物がお供えしていった。

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再び山道を登っていくと 山頂にテレビアンテナがある。何とかならんのかいなあ、この会社は。強制的に国民から集金はするが、世界遺産の道にこんなものをおったてて、平気なんやなあ。

普通の神経があれば 目隠しでカムフラージュするとか もう少し目立たない場所に設置するとかするのになあ。無神経な会社だ。

この道は台風で崩れたときには、復旧工事の材料もコンクリートブロックなど新建材は使わないで、石、木などで工事をするなど気を使っているというのに。(後ほど近露 の茶店のお上さんに聞きました)

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しばらく歩くと林道に出て、集落がある。高原集落だ。

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高原熊野神社に参拝していく。

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祭神はもちろん「熊野速玉男の命」、大和朝廷が自分たちの祖先「徐福」の名前を変えて祀った神だ。横にちゃんと 別名のスサノオの名前もある。

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神社横には大きな看板が立っている。「山歩きの人間はトイレを使うな」ときたもんだ。

なんとも「おもてなし」のこころが欠如した村民だこと。四国の人はみなお遍路さんにおもてなしをするっちゅうのに。心構えが 四国の人とはえらい違いだ。

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その少し先に行けば、ちゃんとトイレはあり、みやげ物まで売っているが あんな意地悪されて 誰が物を買うか。

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その広場は展望広場になっている。あの山並みは「果無山脈」だと書いてある。

小辺路の最終コースで あの山を越えて本宮大社に行ったことを思い出した。

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「高原集落」の中の道はきれいに整備されている。花がいろいろ咲いていてきれいだ。

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廃物利用の水車がくるくる回って、ハイカーを和ませる。

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道の脇には馬もいてびっくりした。ポニーのように見えたが。

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ここは茶店だけど、今日はお休みらしい。土日だけ営業かもしれない。

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その2へ続く

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第1回 スタートは滝尻王子から近露王子まで その2 2014年7月2日

2014-09-21 23:42:44 | 世界遺産熊野古道中辺路を歩く

その2 高原から近露まで

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花や民家を見ながら、キョロキョロして歩いたが、この村はずれのお堂からまた山道になる。私が見ても楽しい道だったので、外国人トレッカーにはかなり面白い道だろう。

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きれいな石畳が続く。

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このコースは人気のコースと案内書に書いてあるとおり トイレを併設した休憩所もいろいろある。

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道の横に 突然ため池が現れた。なかなか神秘的な雰囲気だ。

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長い登り道が続く。

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大門王子到着。このあたりに昔は本宮大社の大門があったという。

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ここでやっと半分歩いた。8時40分にスタートして、3時間かかった。

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少し歩くと「十丈休憩所」があった。ここで昼食にする。時刻は11時40分だ。

12時に歩き出せば 残りの道に3時間かかっても午後3時には近露に着くだろう。帰りのバスは3時代に3本あるので安心だ。

手元のGPSでは標高が600mを超えているので、後はくだりの道が多そうだ。あと2時間少しで着くだろう。

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この標識のすぐ裏手に、「悪四郎山」があるそうだ。このあたりが一番標高の高い場所かもしれない。手元のGPSでは標高は700m前後だ。

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道は少しずつ下りになる。随所に石垣が積まれてきれいな山道だ。

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大坂峠に着いた。平安時代に熊野参詣をした藤原のなんとかさんが「この坂を大坂という」と命名したそうな。

この地を通った花山法皇が読んだ歌が石碑に彫ってある。

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大坂峠で林道を横切る。横切る場所は気を使って石畳が敷いてある。

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峠付近に咲いていた「駒継ぎ」の花。馬を繋いでも折れないくらい強い木らしいけど ほんとかなあ、細い木だけど。

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雰囲気のある石畳の道をどんどん下る。

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大坂本王子到着。この名前は大坂の麓にあるから大坂本だと説明してある。

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道を下っていると時々 右手の木々の間から道路が見える。地図を見ると国道311号線のはずだ。道の駅らしき建物も見える。

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約50メートルくらいか、少しだけ道路を歩く。今回のコースでは道路を歩くのは初めてだ。奥駆道も吉野や十津川あたりでは舗装道路をたくさん歩かされたし、小辺路に至っては、半分以上が道路歩きだ。この中辺路は 今のところ古道の保存状態が非常にすばらしい。

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終に「24番標識」通過、あと少しだ。

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このあたりから、笹百合の花が目に付くようになった。ピンクや白の笹百合が山道に咲いて目を楽しませてくれる。

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道もきれいになり、歩くペースもどんどん早くなる。

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古道から少しそれるが 標識どおりに歩くと「牛馬童子」の像がある。

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中辺路のシンボルマーク的な有名な像だ。陰険な藤原一族にだまされて出家させられた花山法皇の熊野詣の姿だという話しもあるそうだ。

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山道を更に下ると休憩所に出た。恐らく最後の休憩所だろう。

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休憩所からは近露 の町全体が見渡せる。やっと着いた。

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最後の石畳の道をどんどん下る。枯れた笹の葉で覆われているが石畳の道だ。

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広い道路に出たが 肝心の道標が見当たらない。

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周りを良く探すと橋の袂に立っていた。26番標識なのでこのコース最後の標識だ。安心して橋を渡り町へ進む。地図の通りに川を渡るのだ。

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近露王子到着。社に参拝して無事到着を感謝する。時刻は2時10分だ。歩き出して5時間半で到着した。そのうち20分はお昼の休憩だが。

バスは3時6分なので少し町を散歩する。

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町を歩いていると一軒の民宿の前に七夕の短冊がたくさん飾ってあった。

ご主人に聞くと「この民宿で泊まってもらったお客さんが書いた願い事の短冊」だそうだ。そうかもうすぐ七夕さんなのだ。

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「箸折れ茶屋」という街中のお茶屋さんに入り、ちょうどおなかが空いたので「玉子かけご飯を注文した。これに食後のほっとコーヒーが付いて500円なり。

ここのお上さんに聞くと、この町の民宿に泊り中辺路を通して歩くのは ほとんど外国人だそうだ。大半の日本人はクルマか観光バスでやってきて、そこらへんの古道をチョロット歩いて 引き上げるそうだ。

外国人観光客のトレッカーは山道の景色にうるさいので、崩れた山道の復旧工事も 古い材料を使うとか とても気を使うらしい。

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明光バスのバス停に着いてバスを待つ。バスは他にも竜神バスもあり、バス停も時間も違うので 要注意だ。

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滝尻王子から近露王子まで5時間かかって歩いた距離を路線バスは20分で帰ってきた。料金は730円だ。

このコースの人気の秘密は バス便が多くもとの場所に帰ってくるのが簡単なこともあるのだろう。マイカーの回送サービスもあり、この「滝尻熊野古道館」で受け付けてくれる。

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中へ地を歩く今後の参考の為に「熊野古道館」に入ってみた。中辺路の案内地図もここで頂いた。

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実際に歩いた記録 その1

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実際に歩いた記録その2

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高度と距離の記録

熊野古道館で頂いた地図では今回のコースの距離は12キロだが実際は寄り道などもあり、15キロ歩いていた。

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今回歩いたコースは ほとんどが山道でしかもよく整備されていた。さすが人気のコースだけある。林道や国道との、横断箇所はあったが 舗装道路歩きもなく楽しく歩けた。

この道に多いという外国人の方も 安心して楽しく歩けるのではないだろうかと思った。 

同じ世界遺産の道でも ゴルフ場の中を歩く「高野町石道」、大半が舗装道路歩きの「小辺路」などとは違い、道も景色もよく保全されている。同じ和歌山県でもこの違いは なんなのだろう。 

また女性が入れない場所のある「大嶺奥駆道」は 途中退却ルートが極端に少なく バス便も169号線沿いに一日1本と極端すぎる。 

それらの道に比べて バスの便が多いこの道は安心して歩けた。

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※バスの時刻表 http://www.ryujinbus.com/shuttle_bus/time_fare/h26_hongusen_jikokuhyo.pdf

中辺路観光協会

http://www.nakahechi.jp/index.html

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山岳修験の歴史道トップへはここから戻れます。 http://yochanh.sakura.ne.jp/okugake/index.html

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ウエブのトップページへはここから戻れます。 http://yochanh.sakura.ne.jp/

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第2回 小広峠から本宮大社へ赤木越、大日越 その1 2014年8月21日

2014-09-21 23:42:19 | 世界遺産熊野古道中辺路を歩く

近露から小広王子まではほとんど林道を歩くらしい。それにこの区間はバス道と並行しているのでいつでも歩いてバスで帰れるので また今度歩くことにする。

問題は近露から熊野本宮大社の区間が長距離でアップダウンもきつく、難所だ。そこでバスで近露から小広峠へ行き そこから歩くことにする。

それでも所要時間は 案内地図によれば 6時間半で、午前9時6分のバスで小広峠へ行き 9時16分から歩き出して、本宮大社発の最終バス17時16分に間に合わなくてはならない。(案内地図のコースタイムはかなりの健脚の人だ。前回はかなり余分に時間がかかった)

休憩時間をいれても8時間しかなく、気合を入れて歩こう。

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地図1小広峠から熊野古道へ

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地図2迂回路から三越峠の休憩ポイント

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地図3赤木越え

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地図4最後の難所 大日越え

いずれもピンクラインが予定のコースを示す。

 地図は 前回滝尻の「熊野古道館」でもらった案内地図だ。

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その1 小広峠をスタートして三越峠へ

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9時6分近露「なかへち美術館前」発の明光バスで小広峠着。

9時15歩き出す。帰りの最終バスの発車まで八時間ちょうどだ。

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小広トンネルの上を歩く。

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ここから熊野古道が始まるらしい。

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このあたり 岩タバコの花が満開だ。

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この標識から山道だ。

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きれいな休憩所の脇を過ぎる。

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きれいな石畳の道を歩く。

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お地蔵さんにはお供えがしてあった。

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熊瀬川王子を過ぎる。

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急坂が続く。体が慣れるまで ゆっくりと登る。

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ワラジ峠到着。

ここでGPSのスイッチを入れ忘れてたのに気づきあわてて入れる。

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今度は石畳の下り道が続く。気持ちよく歩いて降りる。

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突然林道に出た。

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ここから先の熊野古道は通行止めだと書いてある。地すべりの危険があるそうだ。案内地図の通り、迂回路を行く。

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迂回路を歩き 三越峠で昼食

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しばらく林道を歩き、案内の通り 左へ分岐し川へ降りる。

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この橋を渡り、再び急坂を登る。

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山道のあちこちに紫色の花が咲いている。

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この花は「臭木(くさぎ)」と言うかわいそうな名前をつけられた木だ。別に臭くは無い。かわいい花だ。大木にもなる。

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相変わらず急な登りが続く。

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先ほど越えた川の水音はもう聞こえないほど高く登った。

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峠らしきところに出た。

手作り標識がぶら下がっていて「岩神峠671m」と書いてある。

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今度は急な下り道をどんどん降りていく。

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林道に出た。

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しばらく林道を歩くと、右へ分岐の標識がある。

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川沿いの道をしばらく歩くと 建物が見えてきた。

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地図に出ていた 蛇形地蔵だ。

古代出雲王朝で 出雲族が拝んだ蛇形の神さんと思っていたら全く違う。この地蔵さんの背後の石が 蛇の鱗の模様をしているのでこう呼ぶのだそうだ。

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他にも石のお不動さんやお地蔵さんが祀ってある。

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ここで本来の熊野古道と合流する。ここからも逆に入れないようにしてある。

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川を渡る。深い水の中に魚が見える。

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湯川王子に到着した。時間が無いのでそのまま通過する。

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このあたりの山道を歩いていると、住居跡のような石垣が散見される。昔はこの街道沿いに茶店や民家がたくさんあったのだろう。

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道は次第に上り坂になっていく。三越峠へ向かっているのだろう。

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林道に出た。石畳の上を歩いていく。

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三越峠関所と書いてある。ここから山道を下るのだろう。

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その横にきれいな休憩所とトイレがあったので、ここでお昼ご飯を食べることにした。

9時15分に歩き出して、ちょうど12時だ。2時間45分かかっている。案内地図では2時間30分と書いてある。ちょっと遅いがまずまずのペースだ。

ここで15分の食事休憩をした。

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その2へ続く

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第2回 小広峠から本宮大社へ赤木越、大日越 その2 2014年8月21日

2014-09-21 23:41:45 | 世界遺産熊野古道中辺路を歩く

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その2 赤木越えで山間の出湯 湯峰温泉へ

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12時15分に再び歩き出した。案内地図ではあと4時間かかると書いてあるが最終バスまでちょうど5時間だ。さあ急ごう。

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ここらあたりはかなり道が崩れた跡が見える。去年の台風のせいか。しかし復旧は自然の材料で、極力昔の面影を残す気配りが感じられる。

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同じ世界遺産の「高野町石道」をゴルフ場の中を通したり、世界遺産の小辺路をほとんど林道歩きさせる なんて馬鹿なことをする和歌山県としては、珍しい気配りだ。他の世界遺産にもちゃんと気を配れよ、和歌山県の役人ども。

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廃屋のあとも何箇所か過ぎる。人が住まなくなると崩れるのは早い。

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なんと 突然工事現場に出た。

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山がすっぽり崩れている。凄い斜面崩壊だ。足早に過ぎる。怖い怖い。

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林道をしばらく進む。この林道は熊野古道だ。ここで右へ降りる指示が出た。

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林道と別れて川沿いの道を進む。モミジや桜の葉は少し色づき始めている。

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このあたり珍しい花が沢山咲いていた。初めて見た花なので 後で調べると雁草(かりがねそう 別名帆掛草ほかけそう)というきれいな花だ。

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なんか分岐の標識が出た。見るとここが分岐点のようだ。

まっすぐ進むと本来の熊野古道で 水呑王子、伏し拝み王子を経て三軒茶屋で「小辺路」と合流する道だ。

私は今年1月に小辺路を歩いているので ここで 「赤木越え」と呼ばれる山道を進むことにする。右分岐して橋を渡る。

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川沿いの道と分かれて ジグザグに高度を上げる。

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急坂はかなり続く。

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この道標のところで 峠のようになった。やれやれだ。

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今度は尾根道になった。軽快に飛ばして時間を稼ぐ。

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道案内の道標も今までとは違う。今までは「中辺路」の何番と書いてあったが この道は「赤木越え」の何番と書いてある。

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右手に時々民家や田んぼが見える。遠くにも山が連なっている。コンパスで見ると 東に向かって歩いているので 右手は南の方角だ。あの山の向こうが熊野灘か。昔の人もそんなことを考えて歩いたのか。

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鍋割り地蔵に到着。昔この地蔵さんの近くで 偉いお坊さんの従者が鍋でお湯を沸かそうとしたら、鍋が割れて料理ができなかったと書いてある。

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見晴らしの良い下り道をどんどん行く。滑って怪我をすればもう今日中には帰れないので 注意深く降りる。歩き始めてから 誰にも合わずに歩いている。

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地図には「お大師様」と書いてあるが、回りには説明看板はない。

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柿原茶屋跡に到着。今も廃屋が残っているので、最近まで茶屋があったのだろう。裏手には お墓がいくつかあった。

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どんどん道を下っていく。時々下から車の音が微かに聞こえてくる。湯の峰温泉は近いのかもしれない。

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石段のあたりまで降りてきたら、急に硫黄の匂いがしてきた。

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湯峰温泉に出た。

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これも熊野古道だ。背中のリュックを石垣にこすりながら降りる。

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その3 大日越えに続く

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第2回 小広峠から本宮大社へ赤木越、大日越 その3 2014年8月21日

2014-09-21 23:41:14 | 世界遺産熊野古道中辺路を歩く

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その3 湯峰温泉から大日越えで熊野本宮大社へ

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有名な「ツボ湯」だ。「受付で料金を払ってから、順番を待て」と書いてあり、中から大きな声で 英語が聞こえてきた。外人が入っているようだ。

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湯気と硫黄の匂いの立ち込める温泉街には、びっくりするぐらい外人が多い。

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道が分からなくなったので、「東光寺」にお参りして 地元の方に道を聞く。

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その4 いよいよ最後の難所 大日越えで本宮大社へ

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この石橋の袂に標識があり、ここが熊野古道と書いてある。何のことは無い、壷湯のすぐ上だ。

時刻は15時20分。案内地図によるとここから本宮大社まで 大日越えで70分と書いてある。最終バス発車まで あと110分くらいあるので なんとかバスには間に合いそうだ。

さあ最後の山越えだ。

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ここから最後の難所「大日越え」が始まる。気合と力を振り絞って歩き出す。

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早速岩を削った 急な階段がお出迎えだ。

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疲れきった体に 急坂はこれでもかこれでもかと 続く。

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どうやら あれが峠のようだ。

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峠には磨崖仏があった。

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かなり古くて形がよく分からないが、右が道祖神のように見え、左が「大日如来」のようだ。「大日越え」の由来かもしれない。

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この大日越えのみちの道標も今までとは違う。大日越え何番と書いてある。

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今度は最後の下り道だ。急坂なのでゆっくりと降りる。

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建物が見えてきた。地図には「月見が丘神社」と書いてある。

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何やら祀ってあるが 「月読みの神(つくよみ)」かも知れない。

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熊野は九州物部家が最初に 大和へ抜けた通り道なので 出雲系九州宇佐王家で盛んだった月読みの神は 物部勢が熊野に 持ち込んだのかもしれない。

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この大きな岩の足元にも 何やら祀ってある。古代出雲族が信仰し あちこちに祀った「クナト大神」の化身の 磐蔵かもしれない。

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どんどんと下る。もう街の喧騒が聞こえてきた。

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道端には秋の花 彼岸花が咲き乱れていてとてもきれいだ。

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台湾原産の帰化植物「高砂百合」が咲き乱れる斜面を眺めながら歩いていると、本宮町の集落に出た。最後の難所「大日越え」も終に終わった。

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本宮町のメインストリートを歩く。やれやれ、もうすぐゴールだ。

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歩きながら右手を見ると 大斎原(おおゆのはら)の大鳥居が見えるが そのまままっすぐ 本宮大社へ進む。

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ついに本宮大社にゴールだ。時刻は16時40分。やれやれバスに間に合った。

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九州物部家(徐福の子孫)の第一回目のヤマトへの東征は 紀の国で「高倉下(たかくらじ)」の子孫に 手強い反撃を受け 総大将 物部の五瀬が戦死した。 弟のミケイリたちは その後熊野へ南下して、上陸するも再び反撃を受けて前進出来ず 熊野川中州(今の大斎原)で陣取ったきり 動けずにいたという。 

しかしひそかに使者を送り 大和の国の登美家に案内と協力を頼んだという。そして 古代出雲王家の分家、大和の登美家当主 加茂建津乃身の案内で無事大和の磐余(いわれ)に入る事ができたので、物部家は末代まで ヤタガラスとして加茂建津乃身に感謝を表したという。 

この後150年後の 九州物部家の第二次東征でイクメ大王が生駒山を越えて大和入りしたこととあわせて 記紀では「神武東征」 と 一つの事件に書き換えた。 

出雲人としての私は、主祭神 の素戔嗚(徐福)に挨拶するよりは、ヤタガラスの尊に無事到着の御礼をしてから、バス停に向かう。

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バス停が分からず 近所の方にお聞きしたら、こんな立派なバスターミナルが出来ていた。

バスターミナルでバス待ちしている人は 外国人が圧倒的に多かった。「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界遺産登録10周年記念とかで 外人観光客が増えたのだろう。

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私が乗り込んだ 17時16分初紀伊田辺行き最終バスにも 外国人が沢山乗り込んでいた。車窓から眺める 熊野川風景だ。

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バスが途中立ち寄った「湯峰温泉」で沢山の外国人が下りていった。夕暮れの温泉街をそぞろ歩きしている人のほとんどが外国人なのには びっくりだ。そういえば、このひなびた山の出湯風景が 日本的で 外人には人気なのかもしれない。

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実際に歩いた記録 小広峠から赤木越え分岐まで

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実際に歩いた記録 赤来越え 大日越え

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高度と距離の記録 

累積高度は 約800メートル かなり高い山に登る高度だ

歩いた距離は 約20km これもかなりの距離だ

※ 小広峠バス停から草鞋峠までの記録が抜けているので補正しました。

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