扇沢から針ノ木峠経由蓮華岳 その1
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ピンクのラインが予定のコース。
ただし針の木峠から、針の木岳か蓮華岳へ行くかは未定。
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扇沢駅の背後には、鳴沢岳や赤沢岳の縦走尾根が見えている。
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ここは標高1425mと看板に書いてある。
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駅の横に登山口はある。
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山道を歩き出したと思ったら
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すぐに林道歩きが出てくる。そしてまた山道へ。その繰り返しが続く。
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なかなか眺めの良い道だ。歩いていても楽しい。
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これは川原ではなく、道路が土石流に襲われて川原のようになったもの。
先日の台風18号のせいなのか、凄い景色だ。ここを歩くと、また山道へ。
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やがてこの広場に出た。ここが本当の登山口だった。
右手に登山口の黄色いポール標識がある。
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大沢沿いに進む。あの奥に立ちはだかる山々が目的の尾根なのか。
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ガレ場や川の流れを何度か渡る。
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はじめは分からなかったが、何度か見ていると「鯉のぼり」が
道案内のようである。風に揺れてよく目立つので 助かる。
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大沢小屋到着。しかし残念ながら鍵がかかっていて避難どころか休憩も
出来ず、何のためにこんなものがあるのか 意味不明だ。小屋の名前を
登山地図に記入しないで欲しい。地図で見てこの小屋を当てにして
来る人がいるはずである。
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道は整備されていてとても歩きやすい。整備する方のご苦労に
頭が下がる思いだ。
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登山道は 所々で眺めがすばらしい箇所があり 歩いていても楽しい。
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支流の沢には雪渓が残っている沢もある。
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天気も良く、鯉のぼりに道案内されて順調に進む。
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登るにつれて、雪渓が現れた。標高は約1800mである。
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大きい雪渓だ。しかし「危険だから 雪渓を歩くな」と表示してあり、
鯉のぼりは雪渓の脇の砂礫層に取り付けられている。
せっかく持参した アイゼンとピッケルの立場がないが仕方がない。
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「針の木雪渓」はかなり分厚くて大きい。
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振り返ると雪渓の先に 昨日登った爺ヶ岳が見える。
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やがて雪渓の縁に赤いペンキのしるしが出てきた。
後で分かったのだが、「のど」と呼ばれる雪渓が大きく崩れ落ちた
場所を迂回高巻きする、このコース最大の難所の始まりだった。
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雪渓の向こう側(左岸)から御夫婦が降りてこられた。
こちらは右岸を登る。
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お二人は左岸を降りてこられ、私は右岸を登っていく。
後で分かったのだが、「のどの高巻ルート」をお二人は下り、私は登り
途中の激流に架かる橋ですれ違うのだ。
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真ん中の橋を渡るところで すれ違った。この日山道でお会いしたのは
このお二人だけだった。
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私は左岸へ渡り、高巻きを続けると 巨大な雪渓の崩壊場所の
「のど」が見えた。これが谷を塞いでいるので 高巻が必要なのだ。
人間の数倍もある、あんな巨大な雪塊が崩れていては、高巻するしかない
のが初めて納得できる。
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雪渓が消えるあたりが、標高2100mあたりだ。
まだ高巻ルートの途中だ。
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高巻が終わったところの岩に「のどの高巻」と書いてあった。
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相変わらず鯉のぼりの誘導は続く。良く目立ちありがたい。
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雪が消えた頃から 岩に書かれた表示によると、今度は「蓮華谷」を
登り始める。しかも急勾配の坂が続く。
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紅葉が始まる高さに入った。
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右や左の紅葉を眺めながら、次第に高度を上げていく。
登りの傾斜はきつい。
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振り向くと 昨日は雲がかかって見えなかった鹿島槍が見えてきた。
高度は2500mくらいまで登ってきた。
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最後のジグザグがこれまたきつい。ゆっくり登る。
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ようやく針の木峠の山荘が見えてきた。
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