河野友見 *Y’z diary*

お仕事記録など

英国暴動について。

2011-08-12 | ファンタスティック・イギリス
*** フォトの葉 *** 写真家古賀亜希子さんとのコラボレーションブログ

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6月に行ってきたばかりですが、イギリス国内での暴動の拡大について、今とても心配しています。
暴動の理由は、警官に黒人の若者が射殺されたことに端を発し、始めは警察に対する行動だったようですが、今や事態は収拾のつかないほど大きくなっています。

略奪、放火といった暴動は警察に対する抗議以上のもので、小さな店を破壊して物品を盗む行為はただの強盗です。
そして、この行為を助長し場所や時間を指定して「みんなでやろう」と声を掛け合うのに使用されているのが携帯の匿名メールやSNSだということで、今そういった通信手段の遮断さえ検討されているとのこと。
早くこの暴動が治まるよう祈ってはいますが、それと同時に、見過ごしてはならないイギリス国内の経済の悪化、貧困格差、先日削減された青少年育成のための予算など、政府が手を打たねばならないことは暴動の鎮静だけではなさそうです。

実は、一昨日英映画「Vフォー・ヴェンデッタ」を初めて観たんですけど、タイムリーすぎました。
もちろん今現在イギリスはあのような独裁国家じゃないですけど、庶民の抑えている感情はいつか必ず爆発するものなのかもしれません。
日本も例外とは言えませんけれど。

映画の中で、最後に国会議事堂(ビッグ・ベン)を爆破するというシーンが出てきますが、ちょっとヒヤッとしました。
2001年のアメリカの同時多発テロでは、ニューヨークのシンボルであるワールド・トレード・センターのツインタワーが爆破され、世界中が衝撃を受けました。
この映画の中でも、象徴となる建物を爆破することに意義がある、という”V”のセリフが出てきます。
庶民が店や街を破壊しつくした後、最後に標的にするものは何か?
多分、政府や警察なのでしょうけど、攻撃するにできない場合、権力や街のシンボルといえる建物を爆破する……
理由のない正当性が庶民の団結力によって強大なパワーとなり、そうした行動に出ることは、信じたくないのですけど、ありえる、というようにも感じられます。

もちろん、今回の暴動でそこまでの事態は起きないと思ってはいますけど、これ以上ショッキングな映像を観たくないというイギリスへの思いもあるので、どうにか早く、まずは暴動を鎮めてほしいと願わずにはいられません。



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