ゆめのつづき

リアル世界では秘密にしていることなど、
生きづらさを吐露する場所にさせて頂けたらと思います。

24~27歳

2023-08-22 22:00:00 | JWとの関わり

こんばんは

元JW2世

40代独身♀

南由斗です。

 

今回は、実家の会衆に出戻った24歳からのことを書こうと思います。

 

結論から言うと、

実家の会衆で審理委員会にかけられ、特権を失い、

不活発になりJWから自然消滅する、

排斥だけはどうにか避ける、というシナリオは、

ほぼほぼその通りになりました。

 

実家の会衆に戻ってからしばらくして、

伝道で長老兄弟と組むことがあり、

その機会にI会衆での不道徳について長老兄弟に打ち明けました。

 

すぐに審理委員会がひらかれ、

隣の会衆の長老兄弟も巻き込みながら、

二人の長老兄弟の前で少なくとも2回、

事の詳細を話したと思います。

排斥にならないためにも、

悔い改めの意思を示すのに、

審理委員会中に、涙を流すという演技まで。。。

 

すべての特権を失って、

割り当てや注解や伝道をしなくて良くなったら、

もうラクすぎて、

やらなくて良い正当な理由付けがありがたかったです。

 

不道徳と言っても、セックスはしていないのもあるのかな、

まだこの時は一応バージンだったというものあるのかもしれません。

悔い改めの意向を示していたのもあってか、

困ったことに、特権がすぐに戻ってしまい笑、

奉仕の僕の兄弟が、自身のプログラムでこの部分の注解をしてほしいと言ってくるようになり、

「あーこれ不道徳系の注解は、私にはまだきついですよー苦笑」

と自虐ネタでどうにか断ったりしていました笑

普通、不道徳しましたと自分で公にする人もいないでしょうけど、

そう言えば、断りやすかったです。

 

実家に出戻ってからの仕事ですが、

バイト経験しかないので、やはり似たようなアルバイトを探しますが、

出来そうな職種がなかなか見つかりませんでした。

そこで、

派遣会社に登録して、工場で派遣社員として勤務することにしました。

今までは、頑張って稼いだ月でも7万くらいの収入だったので、

フルタイムで働いて社会保険にも入れて15万円以上のお給料を頂けた時には、

今まで嫌悪していたはずのこの世、この社会の一員になれたような気がして、

少し自信につながりました。

 

入社してすぐモテモテフィーバーが始まります。

その時には、髪型に異常にこだわっていて、

金髪にしたり、ピンクにしたり、当時珍しかったエクステをつけたり、

とにかく目立っていました。

飲み会も頻繁で、部署異動もあったので、

いろんな男性からアタックされた記憶があります。

 

I会衆でお付き合いしていたT兄弟からは、

「由斗が実家に帰れば、付き合いやすくなる」

と言われ、

実家に帰ってからもしばらくは順調にお付き合いしていたのですが、

私が子供過ぎて、

愛情をたくさんもらっていたのに、

それでも足りない、足りない、足りないという感じで、

T兄弟をたくさん困らせてしまっていました。

本当に好きだったのに、電話一本で関係を壊してしまいました。

 

自分で壊しておいて、その後何年も引きずりました。

 

T兄弟の穴埋めかのように、いろんな男性とデートするのですが、

どうしても相手を好きになれず、相手からの愛情が苦しくなり、

ほとんどお付き合いまではいきませんでした。

 

実家に戻ってすぐに、両親と暮らすのがきつくなります。

また実家を出たいと思うようになり、

他の派遣とダブルワークするようになりました。

お金をためて、1年後の25歳の時に、

実家の隣町のアパートに引っ越しました。

 

すぐにその区域の姉妹が訪問してきたり電話してきたりしました。

この時は、まだ不活発キャラでいこうと思っていて、

集会には参加するけど注解はしない、伝道もたまにしかしない、

交わりも積極的にはしない、

というスタンスで行こうと思っていました。

 

集会当日になって、その姉妹に連絡がつかず、

集会の時間もせまって、どうしようと焦っていたのですが、

その時間が過ぎたところで、

「あれ?行かなくて良くない?

むしろ今日だけじゃなくて、これからも行かなくて良くない?」

と思ったら、

何だかすっきりしてしまって、

ここでめでたく自然消滅となりました!

以来、一度もJWに関わっていません。

 

今まで、膨大な時間をJWの奉仕に費やしていたのがうそのようで、

本当に自由な時間が増えました。

 

引っ越しは

JWやめる一つの手段としておススメです!

 

ところで、工場で働くようになってから

つるむようになった5つ年下のギャルの子がいるのですが、

その子はとてもぶっとんでいて、男友達が多く、

その子と遊ぶといつも異性トラブルに巻き込まれていたように思います。

 

その子に、「姉さん、何歳よ?」とバージンを馬鹿にされたのがきっかけで、

当時はやりのチャットで知り合った大学生の男の子にバージンを捧げてしまいました笑

その大学生の男の子とは、しばらくセフレを続けましたが、

いつしか連絡をとらなくなりました。

 

 

これでやっと一人前になった、

これでもう馬鹿にされない、

私も一般人と同じ、

そう思いました。

初のセックスはただただ痛かったですが。

爪の間に鉛筆の芯を刺すみたいな感じでした。

でも、これが愛の証なのだと、

この時も、その後20年も、我慢してセックスをしていました。

 

心の中では、

したくない、苦しいと叫んでいたのですが、

一人前でなくなる、馬鹿にされる、一般人と違う

のが嫌でした。

 

26歳の頃からお付き合いした方は、既婚者でした。

私は世の常識が分かってなかったので、

それが悪いこととかよく分かっていませんでした。

奥さんがキャバ嬢だったり奥さんにも不倫相手がいたり、

しかも不倫相手様とかち合ってしまったり、

お互い同じことをしているからと罪悪感はまったく感じませんでした。

 

かと言って、その既婚者のことをやはり好きにはなれず、

ただ外見がカッコよかったので付き合っていただけで、

毎日のように体を求められるのはすごく辛かったです。

ずっとダブルワークも続けていて、毎日寝不足だったし、

毎日のセックスはきついから減らしてほしいとお願いしたら、

「俺にとってセックスは大事なことだ」と言われてしまいました。

そこでセックスが大事なことなのだと、

それが苦痛だと思う自分がおかしいんだと悩むようになりました。

でも苦痛だから、私にとっては毎日がレイプです。

だから、本当にレイプされたことがあるのですが、

特に既婚彼氏とのセックスでの感情と大差なかったです。

 

27歳で、少し転機が訪れます。

人気の医療事務の資格をとった私は、工場を退職してT病院に入職しました。

27歳にして初の正職員です。

 

次回は、27歳~

転職後の数年間を書こうと思います。


I県I会衆での3年間

2023-08-01 22:54:00 | JWとの関わり

こんにちは

元JW2世

40代独身♀

南由斗です。

 

今日は、

必要の大きな会衆へ出てパートナー生活をすることになった21歳~の3年間を書こうと思います。

実際は、ただただ家を出たかっただけなんですが…

そんな程度だったので、なかなかひどい3年間でした。

 

実家の会衆は、電話伝道や街路伝道などを織り込みながらも、

大体1か月で全区域を網羅してしまう状態でした。

なので、家の方の反応は結構冷たかったです。

それに比べて、I会衆の網羅率は大体3か月くらいだったし、

農家が多く、家の方も話し相手が欲しい年配の方が多かったので、

伝道活動はとてもやりやすかったです。(=時間を稼ぎやすかった笑)

 

I会衆に移動してすぐに芋煮会があり、誘われたのでホイホイ行きました。

そこで19歳のT兄弟とすぐに意気投合します。

T兄弟とはすぐに両想いになり、お付き合いが始まりました。

21歳にして初カレです♡

T兄弟は、両親ともJWいわゆる神権家族2世の兄弟でした。

初対面から内側にすごく闇を感じて、

表向きに見せている饒舌で明るい感じとのギャップに惹かれてしまいました。

(闇の原因は、小さい頃にお父さん兄弟から受けた虐待でした)

 

それからは、いじめと虐待で地獄だった学生時代の

9年間と打って変わったような逆転人生が始まりました。

モテモテフィーバーは、その後10年間くらい続きました笑

今思えば、私だけに向けられた愛情を感じることに中毒になっていたのだと思います。

出会う男性すべてから、愛情とまでいかなくとも好かれたかったんです。

それが自分の価値をはかるものさしでした。

 

そんなわけで、変な自信をつけた私は、

ダサかった外見もあか抜けていきます。

ファッションにも気を使うようになり、

髪もカラーリングでどんどん明るくしていきました。

 

外見を飾ってイケてるとかチャラいふうに見せても、

内面はそうそう変わるはずもなく、

世の中を何も知らないただの天然田舎娘なので、

いろいろとトラブルにも巻き込まれました。

 

ストーカー被害には命の危険を感じるほどで……

 

バイト先でもなぜかモテてしまったり、

地域大会で他の会衆の兄弟からアタックされて、なかなか帰してもらえなかったり、

21年間免疫のない女子が異性にちやほやされたら、、、

必要で出てきているくせに、JW活動に身が入らなくなります。

 

奉仕そっちのけで、T兄弟と会ったり、

パートナーには実家に帰ると嘘ついてT兄弟と旅行に行ったり、

なんかいろいろ悪知恵働かせながら、恋愛に夢中でした。

 

そうなると、要求時間を達成できなくなることが続きます。

パートナーには嘘ついてたのに、

時間をごまかすのはできなかったんですね。

 

パートナーとの関係もどんどん悪くなります。

パートナーは、会衆での評判も良くなかったので、

今思えば、私の方がみんなに好かれていて、

優越感に浸ってマウントをとってしまったのだと思います。

 

パートナーのN姉妹が何かを察知し、レシートをチェックしたり、

バイトの帰宅時間が遅いと玄関で待ち構えていたり、

私の行動がおかしいと長老に相談したりしました。

 

パートナーのN姉妹には、

「由斗ちゃんは遠くにいても目立つんだよ」

とよく言われたのを覚えています。

ふわふわしていたんでしょうね。

 

そのうちに、T兄弟とは一度自然消滅します。

私はT兄弟にかなりいれこんでいたので、どうにか寄りを戻したかったですが、

T兄弟が車で人身事故を起こしてしまって、すべての特権を失ってしまい、

一緒にいても笑わなくなってしまい。。。

当時の私は、それがどれだけ辛いことなのか分かってなくて、

相手の立場に立って想像してみることすらしませんでした。

一生懸命笑わせようと必死で、愛情の押し付けをしてしまっていました。

T兄弟にとって私はすごく重かったと思います。

特権うんぬん以前に、ひとつの命を奪ってしまったんだから…

 

会う頻度が減り、連絡もとらなくなりました。

でも、集会では顔を合わせていたので、

T兄弟のことは常に意識していました。

 

そのうちに、バイト先の男性たちに言い寄られるようになり、

そのうちの一人と断り切れずに付き合うことになりました。

創価学会の2世の方だったので、

JWとしての立場をある程度は理解してくれたので

付き合いやすかったです。

でも、JWの教えでは性交渉はNGだったので、

そこはやはり分かってはもらえませんでした。

その方を好きにはならなかったですが、嫌われたくもなかったので、

ずるずると要求をのんでいくことになります。

でも、それがどんどん苦しくなり、勇気を出してその方とお別れしました。

 

それから20年も後に、

自分が性的マイノリティーだということに気付くわけですが…

この時は、そういう性的な行為が苦しいのは、

エホバを裏切る行為をしているからだと思い込んでいました。

 

私は、この時点でけじめをつける覚悟をしていました。

浅はかな覚悟でしたが、近い将来の自分を何となく想像していました。

 

不道徳の罪で審理委員会にかけられて、特権を失い、不活発になり、JW自然消滅になる。

面倒そうだから排斥だけは避けよう。

そんなシナリオが一番平和だと思いました。

 

今まで、

「この世では生きられない、

この世の人たちと働くのは無理だ、

組織から離れたら生活を守ってもらえない、死ぬしかない」

と思ってきたけど、

バイトぐらいなら意外とやれなくはないなと分かったし、

やめられるものならJWやめたい。

 

だけど、立場上、

I会衆に迷惑をかけるわけにはいきませんでした。

なので、実家の会衆に戻って、

そこで審理委員会にかけてもらうのが一番良いと思うようになりました。

 

パートナーとの関係がすこぶる悪くストレスで過敏性腸症候群になっていたし、

アトピーもひどかったし、

表向き、体調不良を理由に近々実家に戻るということにして、

パフォーマンスとして、開拓をおりることにしました。

開拓をおりたあとは補助開拓をして、どうにか頑張ってます感を出しました。

 

その頃、T兄弟の特権の制限が解除され、彼の目に輝きが戻ってきました。

T兄弟とまた寄りを戻すことになり、

I会衆にいられるほんのわずかの期間を楽しむことにしました。

 

T兄弟とは本当に健全な付き合いで、旅行に行ったりハグしたりはするけど、

その先はキスもなく、

それが不満にも思ったけれど、それはJWの教えを守っているからだと理解していたし、

物足りなさが、かえって愛情を増幅させるものでした。

かなり幼稚で歪んだ愛情ではあったけれど、

後にも先にも、一番美しく最高のお付き合いでした。

 

21歳~24歳、

一足遅い束の間の青春、

必要で出ておきながら、破天荒で自由奔放なI会衆での3年間でした。

 

今度は、実家の会衆に出戻ってから、

24歳~27歳の3年間を思い出そうと思います。