今日という日は二度と来ない

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心静かに般若心経

2008年11月17日 | 気になるものこと
敬虔な信者ではないのでご安心を(笑)
布教活動でもありませんので、どうかさらりと。

浄土真宗にはなぜか般若心経を唱える慣わしがない。
とあるきっかけで、般若心経について興味を持ったことがあるので、記憶から薄れる前にメモメモ


般若心経
http://www.e-sogi.com/arekore/kyo1.html から引用
・般若心経(MP3)ダウンロードはこちらから

仏説摩訶般若波羅蜜多心経(ぶっせつまかはんにゃはらみったしんぎょう)
観自在菩薩(かんじざいぼさつ)
行深般若波羅蜜多時(ぎょうじんはんにゃはらみたじ)
照見五蘊皆空(しょうけんごうんかいくう)
度一切苦厄(どいっさいくやく)
舎利子(しゃりし)
色不異空(しきふいくう)
空不異色(くうふういしき)
色即是空(しきそくぜくう)
空即是色(くうそくぜしき)
受想行識亦復如是(じゅそうぎょうしきやくぶにょぜ)
舎利子(しゃりし)
是諸法空相(ぜしょほうくうそう)
不生不滅(ふじょうふめつ)
不垢不浄(ふくふじょう)
不増不減(ふぞうふげん)
是故空中無色(ぜこくうちゅうむしき)
無受想行識(むじゅそうぎょうしき)
無眼耳鼻舌身意(むげんにびぜつしんい)
無色声香味触法(むしきしょうこうみそくほう)
無眼界乃至無意識界(むげんかいないしむいしきかい)
無無明亦(むむみょうやく)
無無明尽(むむみょうじん)
乃至無老死(ないしむろうし)
亦無老死尽(やくむろうしじん)
無苦集滅道(むくしゅうめつどう)
無智亦無得(むちやくむとく)
以無所得故(いむしょとくこ)
菩提薩た(ぼだいさった)
依般若波羅蜜多故(えはんにゃはらみたこ)
心無けい礙(しんむけいげ)
無けい礙故(むけいげいこ)
無有恐怖(むうくふ)
遠離一切顛倒夢想(おんりいっさいてんどうむそう)
究竟涅槃(くぎょうねはん)
三世諸仏(さんせしょぶつ)
依般若波羅蜜多故(えはんにゃはらみたこ)
得阿耨多羅三藐三菩提(とくあのくたらさんみゃくさんぼだい)
故知般若波羅蜜多(こちはんにゃはらみた)
是大神呪(ぜだいじんしゅ)
是大明呪(ぜだいみょうじゅ)
是無上呪(ぜむじょうしゅ)
是無等等呪(ぜむとうどうしゅ)
能除一切苦(のうじょいっさいく)
真実不虚(しんじつふこ)
故説般若波羅蜜多呪(こせつはんにゃはらみたしゅ)
即説呪日(こせつしゅわっ)
羯諦 羯諦 波羅羯諦(ぎゃあていぎゃあていはらぎゃあてい)
波羅僧羯諦(はらそうぎゃあてい)
菩提薩婆訶 般若心経(ぼじそわか はんにゃしんぎょう)

◆大まかな意味*
 観音さまが修行によって深い智慧を完成した時、
物体や精神には実体がなく空であると悟り、
すべての苦悩や災厄から抜け出すことができた。
 舎利子(お釈迦さまの弟子)よ、
物体は実体のないものであり、
実体がないのが物体である。
つまり、物体の本質は実体がないということであり、
実体のないものこそが物体なのだ。
これは、感覚や意識といった精神的なことも同じである。
舎利子よ、すべての現象には実体がないのだから、
生じることも滅することもない。
汚いとかきれいということもない。
増えたり減ったりすることもない。
物体もなく、精神や感覚もない、
目に映る世界もなければ、意識に映る世界もない。
悟りを妨害するものもなく、悟りを促すものもない。
老いも死もないし、老いや死がなくなることもない。
苦しみの原因もなければ、苦しみを解決する方法もない。
悟れないし、悟りもない。
何もないのだから。

菩薩さまは、こうした深い智慧によって、
すべてにこだわりがない。
こだわりがないから恐怖もない。
すべての誤った妄想からはなれて、究極の静寂の境地となる。
過去・現在・未来の仏さまも、この深い智慧の完成によって、
このうえなく優れた境地となった。
この深い智慧こそが、比類なく最上の、
すべてを明らかにする真理の呪文である。
これは偽りなく、本当にすべての苦を除く。
ここに、この深い智慧の呪文を示そう。

行ける者よ。行けるものよ。彼岸に行ける者よ。
彼岸にともに行けるものよ。悟りよ幸いあれ。
彼岸に渡る智慧の教え。

*あくまでも大まかな意味です。
表面の経文につきましても、宗派によって読み方などが異なります。
正しくは菩提寺にお尋ねください。

◆般若心経とは?
 おそらく、多くのお経の中で最も有名なのが般若心経でしょう。
日本で一般的に知られている般若心経は、
西遊記の三蔵法師のモデルである玄奘三蔵の翻訳によるもので、
これは、全600巻という膨大な量の「大般若経」から、
エッセンスだけを抜き出してまとめた、いわばダイジェスト版のようなものです。
般若心経の「心」の字はそれを表しています。
 正しくは「般若波羅蜜多心経」と言い、
原語のサンスクリット語で分解すれば、
「般若=プラジュニャー(最高の智慧)」
「波羅ム=ハラム(彼岸=悟り)」
「イ多=イター(渡る)」ですから、

「彼岸へ渡るための智慧」となります。
これに「心=フリダヤ(核心)」が加わって、
「プラジュニャーパーラミターフリダヤスートラ」(スートラ=経=教え)
つまり、「悟りをひらくための智慧を説いた教え、その核心」
という意味になります。

◆内容は?
 「空」の境地を説いています。
空の境地とは何事にもこだわりのない心のことで、
悟りにもこだわるな、煩悩の克服にもこだわるな、と教えます。
煩悩の克服や悟りにこだわると、それが執着になってしまい、
かえって悟れない結果になってしまいます。
こうしたこだわりをすべて捨てれば、おのずから空の境地がひらけ、
彼岸=悟りへ到達できるということでしょう。

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