ひょんな義務感に襲われて、2か月ほど前から、ほぼ毎朝、午前5時前には起床するようにしています。「義務」というと、お国の規則や条例や法律や規則やら通達に従って「そう、あらねばならない」と押しつけられるイメージで受け止めがちなのですが、みずから進んで「ああしよう、とか、こうしよう」と思って、その日常を慣例にするぶんには、なんの「押しつけ感」を感じることも無く、精神的ストレスも、それほど感じません。むしろ、すがすがしい感じです。ただ決めごとの法律は、理由あってのことです。無視はできないことですね。
2か月前、朝5時前に起きて、外に出ると、まだ陽射しもなく暗かったですね。早起きの野鳥の鳴き声一つもなく、とても静かでした。そして肌寒かったのですが、夏にさしかかった今では、朝5時は、めっきり明るい。虫の音、小鳥の目覚めの鳴きがやっと始まるかどうかという時間帯。そうこうするうちに、空が晴れている日には日輪が鮮やかに昇り始めてくるので、それを見るのも楽しみの一つになってきました。
で、早起きすると、最初はボーッとしているのですが、少し時間が経つと、体の細胞がそれなりに目覚め動き始めてくるようで、こんどは行動体制に入る。頭も徐々に冴えてくる。頭が先にあるのではなくて、体が先にあるといった感じです。ここまで来ると、もう2度寝はできない。後ろ向きになることはできないですね(かりに、もう一度ふとんの中に潜り込んで目を閉じても、もう眠れやしない。前日に相当疲れていない限り)。体も頭も起床してしまったので、新しい日の今日その日、前に進んで行くしかない。だから何をし始めるかといえば、いろいろしなければならないことがあったりするのですが、雨が降って何も思い浮かばない場合は手持ちぶたさに困り、カメラを持ち出して野の風景の撮影をするとか、小鳥の初鳴きの時間を気にしたりとか、もう、これは余生の生活とも言われかねない行動となってしまい、お隣さまからは「いよいよ、あいつも老けこんだ」と言われかねないけれども、それも私にとっての観察・感知風景の一つにすることとしています。
そうこう過ごして、1週間ほど前から、なぜかキッカリ午前8時ちょっと前にはテレビのNHK総合チャンネルを映し出すようになってしまった。そう、連続テレビ小説「梅ちゃん先生」なのであります。女医先生のたまご梅子さん、インターン(研修医)で、あたふたではありますが、オヤジさんのゴッツイ風に押され引きずられつつ、周囲の現場の環境に叩かれつつ、悲鳴を上げながら勉強中のよう。どうなるかな、梅ちゃん。お隣のネジ屋の息子も、これまた格闘中。あんなことしながら、パナソニックもホンダも、ここに来てる。それは嘘でもなんでもないことだと思っている私がいるのを思っている。
麻生哲朗氏が作詞したこの番組の主題歌「さかさまの空」。(SMAP)
「夢に目を凝らす人ほど 涙はこぼれる」・・・きみは その靴で(ずっと)~歩いてきたんだね・・・「夢を抱える人ほど かかとはすり減る」・・・さかさまの(きらきら光る)空・・・さあ一歩ずつ・・・
じっくりと聴いたことがなかったし、SMAPさんにも、あまり興味がなかったのですが、少しだけ気に入っています。
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