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Unknown
(
とおりすがり
)
2007-09-07 03:02:55
『懲りないための株式投資本』でいかがでしょうか?
ETFについて
(
角野
)
2007-09-07 03:42:55
大変興味深く読ませていただきました。
さて、一点お尋ねしたいことがあります。
ETFにおける分配金が薄まるケースというのは、配当後の追加設定によるものでしょうか?
この場合、例えばダイワ上場投信においては2002/05/28の「収益分配の仕組について」において以下のような説明がなされています。
-以下引用-
追加設定、交換によって受益権1 口あたりの収益分配金原資が増減しても、受益権1 口に帰属すべき価値が増減するわけではありません。これは、追加設定により発行される口数、あるいは交換により消却される口数は、基準価額を用いて、受益権1 口に帰属すべき価値が増減しないよう計算されるからです。
-引用終-
以上から、追加設定によって見かけの分配が減っても、基準価額が上昇する分差し引きゼロであり、分配金に対する税金が減る分、むしろ有利ではないかと理解しておりました。
将来的にETFという透明性の高い手段で多様なベンチマークそのものを市場で取引できるようになると面白いとも思っております。上記についてもう少し詳しく解説いただけたら幸いです。
Unknown
(
BB
)
2007-09-07 07:38:17
要するに自己責任ですよということでしょうが、泳げなくても船に乗って遠くに行きたいという思いはあるわけで、有効なライフジャケットや浮き輪があれば安心できるかなと。資産の何割を預けるかとか、そういうことが熱が入ると忘れてしまうですねえ。
安全そうな海外の定期預金でも利息は為替手数料で消えると考えて、為替差益を狙うギャンブルであったのだなぁというのが5年もやってやっとわかったことであります。
このところの乱高下で、やっと元取れたと思ったらすぐに赤字です^^;(中途解約できないので)
株式なんたら、ハゲタカの裏をかくような情報網でもないかぎり勝てないのでは?
Unknown
(
山崎元
)
2007-09-07 07:50:22
角野さま
大口投資家の分配金確定前の大量の現物設定によって、もともとの投資家に帰属すべきだった配当が「薄まる」現象が起きることがあります。
All Aboutに解説がありました。
http://allabout.co.jp/finance/assetmanagement/closeup/CU20050831A/index2.htm
大口投資家は、たとえば裁定取引でTOPIXの現物をどっさり持っている証券会社の自己勘定のような、特定の投資家です。
最近のETFの配当を確認していませんが、仕組み上、もう安心なのだ、という話は、まだ聞いていません。
加えて、日経平均の銘柄入れ替えのたびに起こる損のような、見えにくいけれどもほぼ必ず不利に働いているコストの問題もあり、「インデックスだから安心」とは言えません。
むしろ、いつどのような取引をするのか、他の市場参加者から丸見えであるインデックス・ファンドであるが故の不利が存在します。
Unknown
(
赤野他人
)
2007-09-07 10:51:56
結局「美人投票のセンス」が大事なのでしょうが、美人投票(不美人投票)とするとある種の団体から抗議が来たりするのでしょうか?(ま、抗議で評判になるのも良しでしょうけど)
ということで、「美男投票のセンス」とかだと間違って女性の方が買ったりしませんかねぇw
ReETFについて
(
来輝
)
2007-09-07 11:59:23
>大口投資家の分配金確定前の大量の現物設定によって、もともとの投資家に帰属すべきだった配当が「薄まる」現象が起きることがあります。
口が悪いですが、これって「詐欺」ですね。
「信託」の名の通り、信じて託している訳ですから、きっちりとして欲しいです。
あと投信については株主優待等もどうしているのかな?というのも気になる所です。
手数料についてはノーロードは当然ですが、アクティブファンドは成功報酬にすべきなのではないかと思います。
運用が良くても悪くても報酬を払い続けるという事に納得がいかない方は多いと思います。
娘に贈る12の言葉
(
ケビン67
)
2007-09-07 13:01:35
ジム・ロジャーズの「娘に贈る12の言葉」は読まれましたか?
投資をするには、「小石を一つ残らずひっくり返すように丹念に調べなければならない」と書いてありますが、この点について、コメントを頂けるとありがたいです。
賛成
(
ひろん
)
2007-09-07 13:19:39
> せっかく株式に投資するなら、これをゲームとして
> 楽しむ視点を持って、チャンスを探し、ポートフォ
> リオを作るようにすると楽しいのではないか、と
> 著者は思う。
賛成です。インデックス投資は、退屈だとの評判が
もっぱらだと思いますが、こういったことで、楽し
むのもアリだと思います。
自分の経験上も、多数の個別株(20銘柄程度)のバイ&
ホールドと、インデックスとは、それほど差があり
ませんでした。
Unknown
(
MAT.N
)
2007-09-07 13:48:32
このオールアバウトの記事に対しては以下のブログの記事が参考になるかと。
http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/etf_e285.html
ETFについて2
(
角野
)
2007-09-07 13:49:21
早速のお返事ありがとうございます。
リンク先において、
「ETFを購入する個人投資家は、現実のインデックスに裁定されてしまう市場価格でしか売買できないわけですから、基準価格で調整されていたとしても、何の意味もないからです。」
という言葉に大いに疑問を抱き、調べてみました。
http://quote.yahoo.co.jp/q?s=1306.t&d=c&k=c3&c=998405.t&t=1y&l=off&z=l&q=l
これを見る限り1306において基準価額による調整及びそれに伴う裁定はかなり有効に働いているように見えます。
今後この分野が発展して、例えば銘柄入れ替えの少ないインデックスや配当込みTOPIXでであったり、分散効果やリターンの極大化を目的とした新たなETFが、活発に取引されるような市場が育つことを一個人として願っています。
外国株インデックスについて
(
えんどう
)
2007-09-07 14:32:29
山崎さんのインデックス投資に関する考えが良く分かる記事だと思いました。
ただ、個別株を組み合わせて自分でインデックス追従の投資を行うのは面倒だし、私情を殺して、つまりギャンブル(この記事で言うゲームとしての株式投資)の誘惑に負けずに個別株を運用するのは私にはとても出来そうにないです。
国内株式なら非常に納得できる記事だと思ったのですが、外国株式についてはどうお考えでしょうか?
外国株でも個別株でインデックス追従の投資を行うべきでしょうか?
Unknown
(
あ~まったりのんびり
)
2007-09-07 14:53:58
ものすごく失礼な質問なのは承知で伺います。
何しろ、投資関連の本で、「参考になるかどうかは、実際に著者が投資で利益を上げ続けているかどうかだけで決まる」という方もいらっしゃるので。
「山崎様、御自身は、過去10年程度で、投資により、平均何パーセントほど(総資金に対して)の利益を上げ続けられていらっしゃるのでしょうか?」
「利益を上げられていらっしゃる場合、どのような投資先にどのようなスタンスで投資されているのでしょうか?」
今回ご出版される本を購入すればわかるのかも知れませんが、とんでもなく失礼な質問と知りつつ、あえて伺いました。もちろん、このような、無礼な質問は無視していただいてかまいません。
ちなみに、私は、、残念ながら、約十年の年平均で総資金に対して2~3%の利益という、とても恥ずかしい結果です。今年は、多分利益にはならないのではないかと危惧しております。
投資も、国の分散(先進国およびBRICsなど)、商品の分散(国債・株・為替など)、時間の分散(同じ商品も分割して購入する)、など気をつけて長期投資を基本にしていますが、成績はダメダメです。
本当に、無礼な質問を重ね重ねお詫びいたします
m(_ _)m。
馬鹿な、無礼者の、愚痴と思ってください。
こんな感じの題ならオシャレだ
(
作業員
)
2007-09-07 17:55:21
もはやあれこれ知恵を絞っても時間がないので、編集部の意向でテキトーなところにタイトルは落ち着き、口の悪いこのわしでさえそれでも一応推薦してまわっちゃるけん、竹川美奈子のお粗末とはいわないが時流に乗っただけの本程度には売れて、山さんには一千万ほど入る、とわしは強気の予想しておく。めざせ二十万部!(も売れたら文豪村上なみやけんどね)
で、ハーシュ・シェフリンを読んでいて、「オレンジジュースとセンチメント」というフレーズを見つけた。なかなかいいよね。短編でも書いたろかと思う。
「株式アップアップデート」では、悲観にすぎるか。「株でスピンオフ」というのは結構いけてると思うが、朝商流っぽくてだめか。「感情、そしてバイアス」は、キングカズそして神戸、みたいであかんな、仮面夫婦やがな。モナ、また撮られたんか。ほんといいなあ、モナ。今度は、欲情そしてフィリピン、かいな。わしの友人なんか、フィリピンに旅行してゲリラに拘束されたがな、もちろん姫のように仏手仏手と言う余裕もなく、ただ命乞いで助かったらしいが。モナ、尾道やったんか。ラーメン屋のとなりの○亭でよう宴会したなあ、昔。「欲望株から希望株へ」とかヘイポーくさくて説教くさいか。にしても、モナの欲望って、ステキやん。「ヒューリスティック」という言葉は、どの程度膾炙しとるんやろか。再認ヒューリスティックで、ニギニギさくらパパとかさげま○丸川とか、当選できるわけね。「心のアカウント」って、使えそうやね。「フレームからはみ出る山の顔」は、題名と関係ない。「明日にコイン・トス」という前向きな題名が浮かんだが、無惨にふけこんでしまった三屋さんの顔が浮かんで、ボツとあいなった。「ヒデのセンチメンタルジャーニー」という題の本は、タニマチ細木先生も頭にきたらしいモンゴルでのサッカーイベント批判が中心の本になりそうだ。投資アドバイザーが、頂点で強気底で弱き、になるというのは、トレンドを読めばそうなるだろうから、つまるところ諸行無常だ。「ナーバスな強気」という言葉は、「軽いスパンキング 仏手仏手」を連想させて、当分姫のネタからは離れられそうもない。だから、陰部を意味するヒメという呼び方はやめろ、とわしは言うていたはずだ。「アノマリー浚い」なんて、「アブノーマル黄金まみれ」みたいでフジオか中野D児を用意しなければできないプレイみたいだ、女子穴に穴リストか。おお、いいのを見つけた。「美人投票」より、山さん、「グラマー株」がいいじゃないか、ピカピカのよしこちゃん、表紙で水着や。ほしのあきのオッパイが本物か偽物かわしに鑑定依頼がきたことがあるが、判定は留保した、ただわしの○ンピク指数はゼロだとだけ伝えた。「一抹の心の救い」効果が、わしにはない。「男と女の株ゲーム」なんてのは、たぶん百万回使い古されているんだろう。仏手プレイの時代にはとても流行りそうにない。
とまあ、ああだこうだ遊んでみたが、短編小説のような「オレンジジュースとセンチメント」だけが印象に残った。どんな題にしても、ブームの山さんの本なんだから、そこそこは売れるやろ。「がばい株投資」は誰か使ったかなあ。そないそない妙案が浮かべば、世話ないわな。
Unknown
(
huyu
)
2007-09-07 20:40:16
私も以前から、「あ~まったりのんびり」と同じことを思っていました。山崎様の歯に衣を着せぬ他の人に対する辛口のコメントには、共感する部分も多いのですが、ご自分の実績やポートフォリオを公開しないで、ああだこうだ言うのは、アンフェアと思っていました。
たしか推薦していた帝国繊維の株価も右肩下がりですし・・・。個別銘柄で云々するつもりはありませんが、全体のパフォーマンスをぜひ知りたいところです。
Unknown
(
とりさん
)
2007-09-07 21:25:19
山崎さんのポートフォリオがどうなのか?とご質問の方に、質問させてください。
山崎さんのポートフォリオ(アセットアロケーション)を公開して欲しいのならば、まずご自身のポートフォリオを教えてくれませんか?
損益の要のアセットクラスを、何故オーバーウエイトしたのか、何故アンダーなのか?、それをご説明いただけるようだと、建設的な話が始まると思います。
投資はゲーム(ギャンブル)なのですが、それを説明できないと、勝ってもも負けても、クールな人間ではないので、結果的に負けるだろうと思います。
相場に勝った人の話を聞きたいのであれば、ここは違うと思います。もっと儲かりそうなブログに行ってください。
投資と言う名のギャンブルでの勝ち負けは、自分の責任なのに、他者の責任にしてみようかと思う人がいるのかなぁ、と穿った感覚を持ってしまいました。
投資の議論とパフォーマンス
(
山崎元
)
2007-09-07 22:09:16
あ~まったりのんびり様、huyuさま
以下、率直に答えます。言い方がキツイかも知れませんが、悪意はありませんので、ご容赦下さい。
先ず、huyuさんの「ご自分の実績やポートフォリオを公開しないで、ああだこうだ言うのは、アンフェアと思っていました。」という意見は、投資に関する議論の考え方として、正しくないと私は思います。敢えて付け加えると、こんなことを考えている人がたくさんいるから、いつまで経っても、ダメな投資の議論がなくならないのでしょう。
私は、huyuさんの仰るような物言いこそが、意見に対してフェアでないと思っています。
議論としての投資に関する判断は、あくまでも、議論の論理と、そこで使われている事実やデータに基づくべきであり、論者の運用パフォーマンスは関係ありません。厳密には「一つのサンプル」である可能性がありますが、統計的には取るに足らない、また、不正確なサンプルです。
「そもそも、あいつは儲けているのか?」とか、(議論の際に)「どっちが正しいか、実際にやってみて決めようじゃないか」という態度は、プロの世界でもありますが、世間的な説得力の上では(残念ながら)ある程度正しくとも、物事の真偽の決め方としては、不正確で殆ど意味を持ちません。しかし、愚痴になりますが、私の運用会社サラリーマンとしてのキャリアの半分以上が、この程度の議論をしかねないバカな先輩達の相手をすることに追われていたような気がします。
ちょうど現在書いている本の第一章の入門的な解説の最終項目に「『悪しき結果主義』を卒業しよう」という項目を立てて、論者の運用成績で論を判断することの愚かさに関する小文を書いていますので、本が出たら、立ち読みしてみてください(わざわざ買わなくて結構です)。
●
以下は、少し、サービス業モードに切り替えます。
仰ることは、ごもっともで、実際の運用成績はいかなるものか、というのは、ご興味のあるところでしょう。
私が担当したファンドは、野村の株式型エース8602、8606といったバランス型のファンド(87年3月までです)や、住友信託での外銀S社向けの特金ファンド、年金運用合同口、R口、C口(91年末まで)といったものが主なものですが、これらは調べていただければ分かると思いますが、まあまあのパフォーマンスです。
「まあまあ」というのは、エースだと同時期設定の他社の同類ファンドより1割ぐらい良いとか、合同口だと、たとえば5%くらいのトラッキングエラー(=アクティブ・リスク)に対して年率3%~10%くらいの対ベンチマーク・アウトパフォームといった程度のパフォーマンスで、「設計通りで、結構良かったね」という程度のもので、何れも突出したものではありませんが、幸か不幸か、ファンドマネジャーをやっていた時に運用パフォーマンスで苦労したことがありません。
個人投資家として、が問題でしょうか。
少々お待ち下さい。
私は、ファンドマネジャーあるいは運用会社在職中や、証券会社などに勤めている間は、自分では株の運用はしないのが正しい、という意見なのですが、2002年4月~2004年12月までの期間、500万円ほどをネット証券(当時のDLJディレクト)で運用しました。
数銘柄を保有するミニ・ポートフォリオで、私が一般に勧めているようなのんびりした運用ですが、勤め先がUFJ総研だったので、ネット証券なるものの使い心地を試してみたい、近年の個人投資家の環境を試してみたい、という意図でやってみたものです。
運用の詳細は、山崎元「お金をふやす本当の常識」(日経ビジネス人文庫)の末尾の章に書いてありますが、結局、翌年に楽天証券に入社する事が決まって12下旬に、全部持ち株を売って、結果、手許に残った金額は718万円と少々です。この間のTOPIXが、運用のスタート日で1082、株をほぼ買った時点(翌月)で1130で、運用終了の日は1140です。最後の月に持っていたのは9銘柄です(帝国繊維も入っていますよ)。
計算はお任せしますが、年率で十数パーセントの対ベンチマーク超過なので、元ファンドマネジャーとしては満足な結果ですが、これで上手いとか下手とかを結論できるようなものではないと思います(素人さんの投資と一緒です)。
ずーっとファンドマネジャーをやっていたらどうだったか、と時々考えることがありますが、たぶん1997年に大きく負けただろうなと思います。翌年に立て直せるかどうか、立て直せた場合に、2000年の春を乗り切れたかどうか、など、自分なりに興味のある問題なのですが、人生は一通りしか選べないので、これらは、私にとって、結論の出ない問です。
●
正直なところ、この種の質問がまだ出るのか、と思うと、本を出す気が萎えてくるのですが、本の内容を素直に読んで下さる方もおられるでしょうし、将来、子供に渡すことも出来るので、何とか、完成に漕ぎ着けるべく、もう一仕事することにします。
Unknown
(
ny
)
2007-09-08 00:06:23
山崎様
別HPで書いておられる10大理論は「(3)投資家のツールとしての投資理論」に含まれているのでしょうか。
自分としてはつまみ食い状態で生半可な知識が溜まってしまった状態をどうにか解消して体系的に投資理論を整理したいと常々思っておりましたので、書籍化されると非常に嬉しいです。
理論と結果に関してはなかなか難しいですね。心情的には成功している人の話は何かしら得る物があるのでは、とも思いまし、その逆にたまたま上手く行っただけの人が偉そうに講釈を垂れるのもどうかと思います。最近の個人投資家本の大半はそのような物だと思います(一部、非常に良著かなと思うものもありますが)。
以前、どんなに優秀なファンドマネージャーも運のいい素人にはかなわない、と書かれていたのは山崎さんだったかと思いますが、そこら辺の感覚というのはなかなか伝わらないですよね。特に日本では理屈を言う人と実践する人は別物という考えがありますし(金融担当大臣になった学者出身の竹中さんはかなり珍しい例)、それどころか理屈ばかり言う人を実行力の無い理屈馬鹿のように扱う風潮まであります。
スポーツの監督なども、現役時代に何かしらの結果を残した人しかなれませんし、かといって結果を残していない人の言う事を選手が聞くかというと難しいと思いますし。。
いずれにしろ著書は楽しみにしています。
Unknown
(
un
)
2007-09-08 00:09:59
いつも楽しく読ませていただいてます。
高いカネ払って
AFPを取ってみたのはカネと時間のムダだと
思ってましたが、FP協会のMYページで
山崎さんのコラムを読めるようですので
割高感がけっこう緩和されています。
以前山崎さんは帝国繊維を
「推薦」してましたっけ・・・?
(某証券のレポートのことだと思いますが)
文章は最後までよく読むべきですよ。
昔○○の株を買って少し儲かったよ~
と書いたら今後も儲かる推薦銘柄とか
思っちゃうんですかね。
そして株価が右肩さがりだと。
おまえの全体のパフォーマンスが
わからんと納得いかんと。
驚きのあまり初めて書き込みしてしまいました。
山崎さんがまた本を出されるとのことで、
楽しみにしています。
萎えたといわずがんばっていただきたく
思っております。
これを機にまた書き込ませていただければ
と思っています。
乱文失礼しました。
本のタイトル
(
柳沢慎吾似
)
2007-09-08 00:52:54
本のタイトルが「なぜプロが運用する投資信託はサルに負けるのか?」で、表紙に鼻水を垂らしたバカかわいいおさるさんが大金を手にしている様子の絵なら面白いと思います。
サンプルの一つ
(
ひろん
)
2007-09-08 01:26:10
> ...物事の真偽の決め方としては、不正確で殆ど
> 意味を持ちません。
そこんとこ、わかってない人、多そうです。
個人のパフォーマンスは、サンプルの一つでしか
ありません。
サンプルの一つについて、あーだこーだ言っても
殆ど、意味ないです。
義務教育で、確率・統計の基礎は習っているハズ
ですが、テストはパスしても、"理解"してない人
が多そうです。
Unknown
(
ETF-watcher
)
2007-09-08 01:40:26
「配当二重取り」に関しては、以下の記事もどうぞ
http://minkabu.jp/blog/show/5200
http://minkabu.jp/blog/show/5441
2ちゃんねるのETFスレでは、「配当二重取り」はFAQです。
ETFなど
(
山崎元
)
2007-09-08 02:21:15
>MAT.Nさま、ETF-watcherさま
なるほど、未分配の配当相当分が基準価額に正しく反映していると、現物設定による「配当の希薄化」は、経済損得上、少なくとも大きな問題を起こしませんね。少し安心しました。ありがとうございます。
実は、個々のETFの基準価額の計算方針を確認する以前に、知り合いのヘッジファンドのファンドマネジャー氏の、「証券の自己ポジはずるい!、何となれば・・・・」という話を聞いて、「ほー、それは、嫌な感じだなあ」と思っていたのでした。
すると、結局、ETFの心配は、銘柄の入れ替えと、ウェイトの変更が、どれくらい市場参加者に利用されるか、ということになりそうです。
一度調べてみないといけませんね(特にTOPIX型で)。
>えんどう様
楽天証券が海外ETFをたくさん扱っているから、と思われると少し心外ですが(まあ、そういう要素もあるから、そう思われても、少しも怒りませんが)、外国株投資にETFは、悪くない手段でしょう。私は、そう思います。
但し、ETFも含めて、インデックスファンドが複製する対象である株価指数(時価総額ウェイトであっても)は、CAPMが想定するような、最も効率的な(リスク対リターンが、です)ポートフォリオでは、無いはずです。まあ、几帳面な凝り性の猿が作ったモンキーポートフォリオの一つだ、と思えばいいのではないでしょうか。
もちろん、これは、手数料の高いアクティブ・ファンドよりも、ずーーっとマシですが。
Unknown
(
あ~まったりのんびり
)
2007-09-08 04:32:32
私の、大変失礼で、馬鹿な質問にまで、丁寧にお答えいただき、大変ありがとうございます。
他人様が利益を上げているかどうかを気にするレベルでは、自分の運用が上手く行くはずも無いという事でしょう。「もっと基礎理論をちゃんと勉強し、かつ論理的思考をしなさい」という事でしょう。
いつまでも、「このような質問レベルが来ると、本を出す気力が萎えてしまう」と仰られていますが、このように程度の低い頭で、何とかしようと考えている庶民が、まだまだたくさんいますので、ぜひこれからも、著書で啓蒙してください。立ち読みでかまいませんとのことですが、何とか買ってみたいと思います。
もちろん、自分に理解できるほどの頭は無いと思いますが、素直に読みたいと思います。
山崎様御自身の、運用成績は大変すばらしいものと、考えます(もちろん、一サンプルとしてですよね)。
重ねて、つまらない馬鹿な質問で投稿欄を汚してしまった事をお詫びいたします。
ALL About のETF配当説明
(
ろっしぃ=将棋相撲好き
)
2007-09-08 10:20:08
参照されている ALL About は、要するにトンデモ、
贔屓目に評しても大いに誤解を与える文章だと思い、
この当時から筆者とALL About に
訂正ないし取り下げを求めるメールを送ったのですが、まだ活きていたのですね…
ゲームとして=リターンを追わない?
(
ろっしぃ=将棋相撲好き
)
2007-09-08 10:46:36
ゲームとしての株式投資、という題名からは、
「市場と感情の経済学」で競馬の章で語られている
期待値の悪い投機を楽しむ性向、を連想しました。
効率的にリターンを追わないことを理解したうえで
選んでいる、とでもまとめますか。
山崎さんは、アクティブ投資の非効率性を
「自分は儲かる能力があるはずという楽観的な見通し」という視点から語られることが多いですが、
個人の投資には、期待値がマイナスであることは覚悟した上で、
「ゲームとしての過程が楽しいのだ」という
感情の逃げ道が準備されていることの効用も
相当に無視できないポイントだと感じています。
期待値の悪さを良ーくご存知の上で、
宝くじを買わないが馬券は買うという方が
山崎さんなど多くおいでである事実の説明や、
私みたいに2%テラ程度の大小やクラップスになら喜んで手を出す人間は、
後者の理屈の方が少し説明力が高いように思います。
Unknown
(
山崎元
)
2007-09-08 10:49:46
あ~まったりのんびり様
まあ、私のような仕事をしていると、時々は相手にしなければならない類のご質問だったので、実害はありません。
ちなみに、私の資産運用という事で言うなら、あの、バカでも大いに儲かった2005年の前に持ち株を全部売っているのですから、自分の主義主張(他人のお金の運用やアドバイスを商売にする者は、自分では株式運用しない方がいい)のためとはいえ、何とも、間の悪いことでありました。
株式投資は「センス」に同感
(
成功者への道 Live with Passion!
)
2007-09-08 11:07:10
「センス」が大事という部分、間違いないですね。市場参加者の心理を読んで、時には大胆に、また、ある時は固執せず市場から退散し様子をみる。
そんな「センス」は良いパフォーマンスをあげるのに非常に重要です。
でも知識も必要です。必要ないなんて言ったら、山崎さんの本も売れないですよ(笑)。
私はそれなりに、頭の方も鍛えました。もちろん、実践(実戦)での経験をたくさん積みましたが。
おいしいものは独り占め
(
BB
)
2007-09-08 15:12:20
ちょっとでも良いと思ったことをしゃべってしまうと、自分が使えなくなってしまう危険てあるものなんですねぇ。もう時効というか使えない手なので書いちゃいます。
ボ~外資系銀行では、期間を定めて日本円からの定期預金に限り優遇金利を実施していました。為替手数料は基準通貨に付き片道1円だったので、単価の高い外貨のほうが得だよね~と窓口で口を滑らせたら、その通貨の優遇金利だけ止めやがったのです。ああ失敗!。
仮に1ドルが100円だとすると101円で買って99円で売ることになります。これまた仮に1オーストラリアドルが50円だとすると51円で買って49円で売ることになります。それから仮に1ポンドが200円だとすると201円で買って199円で売ることになります。金利や為替の推移(の割合)はどれも同じようだとして10万円あったらどれに投資します?
という単純な計算だからミナ知ってるだろうと思ってたのだけれど、窓口のお姉さんが感心するとは意外でしたゼイ。そうこうしてるうちにポンドの優遇金利が無くなったのです。
しかしコレに変わるイイネタは、なかなかありません。ああ口惜しい!!だから、おいしいものは独り占めするに限るのです(ヤレヤレ)。まあ、そんなネタあったらここで愚痴書いたりしてませんて。あっても書かないし(じゃあ、あるのか?ないです本当に!)。
キリないなあ(笑)
Unknown
(
Tomato
)
2007-09-08 20:51:02
インデックス投資の「日経平均の銘柄入れ替えのたびに起こる損のような、見えにくいけれどもほぼ必ず不利に働いているコストの問題」については、以下が参考になると思います。
http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/post_784d.html
Unknown
(
山崎元
)
2007-09-08 21:52:51
Tomatoさま
銘柄入れ替えに際してのインデックスの不利は、もともと、コバンザメ投資の影響を受けるとしても、これは、それほど大きなものではありません。
最大の問題は、インデックス・ファンドおよび裁定取引ポジション(要は、発表される指数値に、ポートフォリオがトラックしていれば問題のない人達)が、引け値ギャランティー、或いは、限りなくこれに近い形で発注することであり、このオーダーを執行する証券会社が、圧倒的に有利な立場に立って、引け値に影響を与えて、事実、トレーディング益を上げていることです。
2000年4月の日経平均入れ替えでは、インデックスファンドの投資家がファンド価値の10%以上を市場全体の上下とは関係ない要因で失い、証券会社の自己ポジションは合計2000億円以上儲けました。これほど酷い入れ替えは、もう無いとは思いますが、2,3銘柄の入れ替えの際にも、指数として、数十ベイシスやられているケースが散見され、「日経平均は安心できない」という印象は否めません。
また、日経平均は、株価の高い銘柄のウェイトが妙に大きく、加えて2000年の入れ替え以来「値がさ・ハイテク」の色彩を強めたこともあり、ポートフォリオそのものとしてのバランスが悪いことも、投資する上では、気が進みません。(裁定はやりやすいので、トレーディングには悪くないのですが)
一方、私は、TOPIXについて、浮動株指数化してから、ウェイトが変わるときの計測をまだやったことがないので、何とも言えませんが、ウェイト変更が証券会社の自己ポジに利用される可能性はあります。
何れにしても、インデックス・ファンドは、売買の内容を他の市場参加者に読まれる点が弱点になる危険を常にはらんでいます。
銘柄入れ替えを第三者に読ませず、かつ、ポートフォリオとしても望ましい特性を持った、「アクティブのETF」みたいなものを、作ってみたいと、ここ何年か個人的には思っているのですが、うーん、ビジネスとして、採算に乗せるのは、なかなか難しそうです。
Unknown
(
Tomato
)
2007-09-09 07:59:26
その証券会社の引値取引保証の動き、コバンザメ投資家に読まれて狙われると思います。その証券会社行動も、いずれははかなく消滅するフリーランチでしょう。
いや、もうすでに消滅しているかもしれません。これだけコバンザメ投資が有名になれば。新たな買い手であるインデックス投資家の分はコバンザメ投資家群がすでに保有しており、証券会社が引け値にかけて買い上げた高値にはコバンザメ投資家の売りがぶつけられるはず。それが、コバンザメ投資家にとって最大利益を得る方法でしょうから。証券会社が仕込み平均値よりも引値を高く出来ない、あるいは仕込み平均値よりも引値を高くするのにインデックスファンドに売り渡す予定以上の買いが必要になってしまったら、そのトレーディングは失敗です。
フリーランチよ。さようなら~
Unknown
(
タイトル
)
2007-09-09 18:11:32
タイトルに「美人」とか(特に)「不美人」とか付けると失うものも多い見たいです。極端なタイトルで耳目を引いた某ライターは社会的な非難も含め、トータルで見ると社会的にかなり損をしたようで、しきりに後悔してました。
人を不愉快にさせるタイトル・テーマで「釣る」というのは一時期はやった手法ですが、実名を出して活動してる場合には失うものの大きさも考えた方が良いかもしれません。人を味方にするのは難しいですが、「敵」にすることや不愉快にさせることは一瞬でできますので。ネガティブなオーラが漂って本には人が寄り付かないということもありますし。(『女性の品格』がバカ売れする時代環境への認識も必要かなと思います)
Unknown
(
タイトル
)
2007-09-09 18:24:24
山崎様が過去の記事で書かれているように、何でも「ポジティブ」が良いわけではないでしょうが、「おし、いっちょやったるか」という前向きな元気を与えるタイトルが良いと思います。山崎様ご指摘の通り、ネガティブな言葉を言う人からは人は逃げていきますから。
株式投資について
(
matu
)
2007-09-09 23:11:51
こんばんわFPトレーダーのmatuです。
結局、「株式運用のパフォーマンスは、その運用担当者のセンスによる」という山崎先生の結論に、私は大いに賛同します。
現在、サブプライムローン問題で世界の株価か低迷しております(売ってしまった中国株のみ絶好調"泣き”)、日本株は特に低迷しており内需関連・新興市場などは、サブプライムローン問題以前から低迷しており、個人投資家は相当な痛手をうけております。
この時期に、財産形成のための株式投資ですが、要するにどのくらいの時期にいくら儲けるかが問題であり、その方法は千差万別だと思います。
自分で運用する、ETF、投資信託、ラップ口座、401Kなどありますが、一般人では何がいいか皆目見当
がつかないのが現状であると思います。
株式投資20数年・FX取引5年ですが、私は一般人に毛の生えた程度で、いまだ何がいいかわかりません。要するにセンスがイマイチですが、自分で行う株式の事が一番わかりやすいので株式投資をしております。ただ、最近は先物を使った強引なやり方には、振り回される事があります。株式市場は日々変化しており、先日の必勝法はすぐに陳腐化してしまい、暗中模索の状態が続きます。
さて、現在の株価の位置は上昇トレンドの押し目なのか、下降トレンドなのかは、私にはわかりません。マスコミに登場する株式評論家、市場関係者など多くは前者のスタンスをとっております。
まあ、自分の金を運用した事の無い人間がいろいろ言っても説得力はないですが、一般人は信用してしまいます。あいはら友子みたいにマンションやベンツを株式投資で買った人の言葉は、意味があると思います(ただ、この事は本人が言っている事で私は確認してませんが、言動は信用しております)。要するにセンスがあるのです。
それに引き換え、投資信託の信託報酬としての年間手数料1.5%(運用会社、販売会社の手数料)を取り、1000万以上の報酬のファンドマネージャーの運用成績の悪さ、横並び意識など、TOPIXをベンチマークとして、勝った、負けたと一喜一憂している連中を、プロと呼べるのでしょうか。プロだったら、ベンチマークなど関係なく常にプラスの運用成績を期待したいところですが、大手金融機関のサラリーマンには無理でしょう。センスは組織に潰されのです。
結局株式運用は、時期・成績をどうすかにかかっていると思われます。昨年IFAの話を聞きましたがその人は大手証券会社の元社員で、「世界経済は拡大しておりリスクは無い」「一時的に押し目はつけるが基本的には、右肩上がりなので株は持ち続けるべき」と断言しておりました。
まあ証券界出身者は万年強気で、勝手な言い様ですが購入者の損益のマイナスが拡大したら、どう言い訳するのでしょうか?。損失マニュアルでもあるのでしょうか?
最後に、株式市場は儲かる一方株価10万円が1000円以下なるすさまじい現実があるのです。皆さん欲をかかず、堅実に儲かる方法を研究しセンスをみがきましょう。
タイトル
(
山崎元
)
2007-09-09 23:20:47
現時点では、最有力候補のタイトルは、「合理的へそ曲がりの株式投資」です。「へそ」は「ヘソ」とカタカナにするのが、いいかも知れません。
株式市場というものの仕組み、ゲームの構造みたいなものについて語っている本なので、「こうすると、儲かりますよ」というニュアンスは出したくないのですが、ポジティブに一番伝えたい点を伝えるタイトルで思いついたものは、今のところ、上記です。
もっと一言で決まるタイトルがあると良いな、とも思いますし、悩みは尽きません。
Unknown
(
DS
)
2007-09-09 23:50:13
「株式投資のセンス」という題名はどうでしょう?そのセンスというのは「合理的へそ曲がりの精神」である、ということで内容との整合性も取れていますし、ずっとシンプルで興味をそそる題名になっていると思います。
あるいは「株式投資のセンスとは何か」にすると内容がより明確になるとともに現代風の題名になると思います。
または、「へそ曲がりのゲーム」というのはどうでしょう。題名に「株式投資」と入れたいのが版元の立場かもしれませんが、内容に自信があるなら抽象的な題名でもOKだと思います。特に、エリスの名著「敗者のゲーム」のパロディとして機能する狙いもあります。記事の内容をみるかぎり、山崎さんも「敗者のゲーム」を意識しているように思われますし、株式投資の努力が無駄に終わるという点でエリスの主張と共通点があると思います。なので、題名もエリスの名著を連想できるものにした方が気が利いているといえるでしょう。個人的には「へそ曲がりのゲーム」が一押しです。
ちなみに「合理的」という言葉はいわゆる「手垢のついた言葉」になるので題名に使わない方がいいでしょう。読んだ後で、「ただのへそ曲がりではない。それは合理的なへそ曲がりなのだ」とわかればいいことです。
タイトル
(
パイオニ屋
)
2007-09-10 01:05:48
いまの時期だからこそくそみそにネガティブでいいんじゃないっすか。
本タイトルは「ゲームとしての株式投資」で、
サブタイトルは「平均的な日本人になりたきゃ、株なんてやめちまいな」
もしくは、「自分で考えないノータリンに株をやる資格はない」
さらには、「腰抜けジャップは株の塩漬けでも漬け込んでおけ」
あたりでどうでしょう。
がはは
(
作業員
)
2007-09-10 15:06:57
そのタイトルなら
「青竹割ってへこいかく株式投資」
やがな。いまどき抗争にあけくれる横道なはかたんもんの写真を表紙に使って、「オムスビは、誰も届けてくれましぇーん。うまかっちゃんも買えまっしぇーん」とか、キャプションいれたらええ。まあ、「合理的へそまがり」で、可とせんか、ノイローゼなるで、彼みたいに。
タイトル
(
epicurus
)
2007-09-10 16:54:26
DSさんの「へそ曲がりのゲーム」に賛成です。
~株式投資の否定神学を超えて~というサブタイトル
はいかがでしょうか?
本のタイトル
(
aspen
)
2007-09-10 20:21:40
「合理的ヘソ曲がりの株式投資」
だと、合理的という言葉の硬さがヘソ曲がりの面白さを消してしまいそうな気がします。
「ヘソ曲がりの株式投資」の頭に、小さめの別フォントか吹き出しで「合理的」がペタッとつくようなデザインなら多少ましかもしれません。
「踊らされるな!投資の常識」は、と思ったら以前の御著書と「常識」が重なりますね…
そのまんま、「株式投資:ゲームの構造」
…仰仰しいですね。
「株式投資を斬る」
これまた仰々しいか…。
「努力しない株式投資」
これでは楽して儲かる方法、みたいなニュアンスに聞こえて、良くないですね。
DS様の「株式投資のセンスとは何か」も悪くないと思いますが、このさい思い切って、
「山崎元の運用哲学」
これだと、「山崎元の」は一回り小さいフォントにしておくのが身のため、かもしれませんが。
いろいろ書いてみましたが、読み返すと、われながらロクなものが無いような気が…。失礼いたしました。
それにしても、タイトルは難しい
(
山崎元
)
2007-09-10 21:41:43
皆様、タイトル案、どうもありがとうございます。
「合理的へそ曲がりの株式投資」か、「へそ曲がりの株ゲーム」か、「株で大切なのはセンスだけだった」か、何れにしても、名前だけで売れる著者ではないので、「株式投資」ないし「株」はタイトルに入った方がいいのかな、と思っています。
「「ヘソ曲がりの株式投資」の頭に、小さめの別フォントか吹き出しで「合理的」がペタッとつくようなデザインなら多少ましかもしれません。」というアイデアは、なかなかいい感じですが、PHP新書で、そういったものが、あったかなぁ・・・・。
何れにせよ、もうしばらく悩みますが、あと数日で、タイトルは決まります。
神経回路と私情経済
(
栗田昌孝
)
2007-09-11 01:42:00
ニューロファイナンス(ニューロサイエンス)によれば、「意思決定とは“感情そのもの”である」ということに落ち着きそうな勢いです。
2006年4月号の邦訳版ハーバード・ビジネス・レビュー誌の「意思決定に関する特集号」(英文原書は同年1月号です。タイトルは「Decision Making」だったと記憶しています)でも、情動(emotion)こそ意思決定の死活領域であることの臨床医学的側面からの根拠が列挙されています。
さて、こうした内容が投資判断にすぐに応用できるものではなさそうですが、軍事行動意思決定、買収合併意思決定、資源資産再配分意思決定、さらに、個人の意思決定ではなく「リスキー・シフト」や「同調圧力」等に代表される集団意思決定(Group thiniking)についても、今後どのようなアップデートがなされるのか興味深いところです。
つまるところ「合理的な判断」という表現形態が形容矛盾をはらんでいる(すなわち「合理的な情動形成」と同値のニュアンスなので)恐れがあるという帰結が、fMRIのよる脳内各所に関する機能検査の結果、導かれつつあることは、K先生から以前にご教授頂いた点と合致するようでした。
「市場と感情の経済学」は「私情と感情の神経回路経済学」とすべきなようです。
特に、株式市場参加者の多くは、値動きが刻々と判明し、日々の損益が克明な分だけ、よりいっそう欲望と恐怖で神経回路が正常運行し難い状況下に置かれている可能性が高く、そうした中で“ジジ抜きゲーム”に従事している状態ですから、へそ(実際は脳ですが)がどんだけ曲がりまくっているのかな?と想像してしまいました。
神経回路と私情経済に関する研究は、なんとなく危険な感じもしますが。
合理性あれこれ
(
山崎元
)
2007-09-11 05:28:08
栗田昌孝さま
「意思決定」。「意思」とは感情であり、即ち、脳である・・・、という方向と、旧来のファイナンス的な合理性の間をどのように整理すべきなのかは、なかなか興味深い問題です。
大雑把には、前者の合理性による決定をX、後者によるものをYとすると、両者を交換経済に組み込むと、XがYに対して、少しずつ損をし続けます。
「合理性」という言葉が曲者ですが、X≒自然的合理性、Y≒ゲーム論的合理性、とでも言うべきものでしょう。前者は、実証的原理、後者は規範的原理です。
マーケットに参加し、大きなチップを繰り返し賭けるような状況では、「Xに依ると損だ」ということが分かりますし、Yに依る人が、Xに依る人を、続けて安定的にカモり続けることは出来ませんが、リテール顧客の集団のようなもののX依存は、集団として安定しているので、XとYによる意思決定のギャップは、Yを利用する人から見て、利益として取り込むことが出来る利潤の源泉になり得ますね。
つまり、こうした投資理論をもって考えると、不安定なアノマリー(感情による現象ですが)を頼って運用するファンドマネジャーになるよりも、「グロ・ソブ」のような(これに限りませんが)「本当は(Yの意味で)有利でなくとも、感情的には欲しくなりやすい」商品をマーケティングする人になる方が、戦略として優れている、といえそうです。
この辺りは、今回の拙著でも、簡単に説明しておきました。
Yを交換ゲーム的なシチュエーションにおける合理性として位置づけ直せば、それが人間にとって「幸せ」に感じられるかということを別とすると、「合理性」が堂々巡りでどこに行ったのか分からなくなる、ということは避けられるように思います。
もっとも、k先生によれば、Yのような帰結から逆算するような意思決定が容易に可能であるかのように考えることは、非現実的だと、お叱りを受けそうですね。
愉快犯的啓蒙家としては、XとYのギャップ、つまり、「感情の値段」に相当するものを、一つ一つ暴いて、分かりやすく提示する、ということが有効だと思います。幸い、「感情」≒「脳」には、「損」や「アンフェア」を嫌う回路が組み込まれているようです。
ところで、転職は順調ですか? お仕事上、なかなかお暇にはならないかとは思いますが、良かったら、次は、小生と、共著で一冊いかがですか?
タイトル
(
snowbees
)
2007-09-11 07:05:51
「赤信号は1人で渡る」。他に、副題を付けては。
南沙諸島をめぐる石油探査
(
snowbees
)
2007-09-11 07:36:13
1)南沙諸島(スプラトリー諸島*)海域の石油の推定埋蔵量は、最大値でサウジアラビア並の2000億バーレルであると。(中国政府が90年代に推測した)
2)日本の石油開発関係者によれば、「*に近接したフィリピン領海の海底資源開発は、世界的に見ても一見非常に魅力がある。しかし、あそこは米英豪のアングロサクソン系企業が中国企業と駆け引きするための海域で、日本は手を出せない」と。(続く)
ファンドを立ち上げてください
(
小役人
)
2007-09-11 08:00:08
貴書とはあまり関係なく、また、ぶしつけなお願いなのですが、「やまざきファンド」などの名前で、ノーロード、信託報酬0.5%くらいのアクティブ・ファンドを立ち上げていただけませんでしょうか?もし立ち上げていただければ、現在所有しているファンド分を全部移動させていただきますので。
火曜の朝のタイトル考
(
作業員
)
2007-09-11 11:25:12
漱石という人は、タイトルにあまり執着しなかったと伝えられている。漱石は小説を書いたのであって、タイトルを書いたわけではないので、山さんも、合理的でへそ曲がりな株式投資本さえ書けばいいわけだ。が、私小説を中心に書いてきた我が日本の文豪たちは、「タイトルさえ決まれば短編ぐらい簡単に書ける」と、文字通り豪語してきた。この場合であっても、文豪が書いたのはタイトルではなく、毒にも薬にもならない小説、ということになるだろう。
とはいえ、名はタイトルを表すわけであるからして、できればいくらかましなものを選びたい。どうせ後悔するんだから、著者が好きなように選ぶのが基本だろう。タイトルを決めるというのは、それはそれで著作者としての満足があるもんだ、と思う。長くトウシロの文学賞の審査をしている宮本輝先生が、「それにしても、ろくでもないタイトルばかりだな」と最近嘆いておられた。審査員ではないが、わしもそう思う。いいタイトルをつけることができないのに、いい内容の本が書けたりするだろうか。そもそも、書きたいことが定まっていないので、いいタイトルが浮かばないのではないか、とか、書きたいことは定まっているのにタイトルだけ浮かばない山さんに、微妙にプレッシャーをかけてみたりするのだが。げに、ピーエッチピーなら渡部昇一のとなりに並んだりするんだろう、それだけでクソ本扱いだから多くを望むのをやめつつも、だからこそ、タイトルがだめでは売れないだろうとも思うなあ。ウラのウラはオモテ、的なフレーズでかましてほしかったというのが、わしの私的な感想である。たとえば、ナンバーズというのは、出る目を当てにいくのではなく、誰しもが予想しそうにない数字つまり結果として配当が高くなる数字を予想すべきだ、的なことを一語で表してほしい、と、どんどんハードルをあげていくわしである。しっかし、ピーエッチピーのタイトルを真剣に考えるような人生にあいなるとはさすがに考えていなかった。愉快だ。「朝礼で部下に読ませる株式投資」がリアルリバータリアン本のタイトルかもしれんで。関係ないが、ピーエッチピーと聞いて、松下ではなく別の名前が浮かんだ。先日長い付き合いのねーちゃんに、「京セラ社墓ドームのコンサートなんか行ってるから、いつまでもドリームがカムズリアルにならんのだ」と絶対に言ってはいけないことをかみ殺したからだろう。
古い友人の畳屋は、毎日の京セラ社墓朝礼話に、ノイローゼになりつつある。誰だ、しょーもない朝礼用の冊子をタコ社長に売りまくったのは。
本日のスパモニはまずまずのバランスだが、モナの元彼とゴッチャンゴルフのチーム施工を並べると、いかなことにもかわいそうだな施工、安倍を応援する気も、もううせたみたいだし。いきなり山さんが性界きってのエロ男に、「で、あんた私と違って巨乳好きらしいじゃないか。本当はテロ特よりエロ特、モナのフィリピン遠征の方が気になってんじゃないの? モナに未練たらたらメールとか、送ってんでしょ、そのまんま宮崎のポリやがな。ほんでからモナは仏手とはいわないクリ吸チャンか?」とか、言うかと思ったら、貧乏に人格が負けた前原がらみのナイスなツッコミで、これまた愉快だった。モナが楽しんだ唇をカバちゃんが奪ったら、これはまたこれで、愉快だなあ。タイトルは、「求めよさらば与えられん」が浮かんだ。あとで、誰かにぶたれても知らんけど、自己責任自己責任がお題目の時代である。
Unknown
(
山崎元
)
2007-09-11 11:50:20
作業員さま
こんにちは。「スパモニ」から帰ってきました。
確かに、モナ細野氏は、体格雄大で精悍な種馬を思わせるイイ男で、対して、世耕氏は、並べられると、ちょっと絵柄的に可哀想に思いました。私も、全身写りの座りのカットで彼と並ぶのは嫌です。
ちなみに、朝の打ち合わせでは、「細野氏に、モナ・ネタでは突っ込まないように」という注意がディレクターからありました。たぶん、テレビ界としては、例の問題はそろそろ不問にする頃合いであるらしく、山本モナ氏について紹介する時も「ある代議士とも話題になった・・・」なんだそうです。まあ、テロと糞だけでも、十分話題はあるので、モナで突っ込む気はありませんでしたが、「人の噂も75日」です(特に、政治家や、芸人さんは・・・)。
本当は、世耕氏に、「イラクとは、話が違うって言うけど、あなたは、イラクには批判的なんですか?」なんて突っ込んでみたいところでしたが、時間がありませんでした。
●
タイトルはやっぱり難しい。当家家庭内の協議では、「必要なのはセンスだけ」というサブタイトルがいいのではないか、という意見がまとまりましたが、さて、メインのタイトルが決まりません。「株」ないし「株式投資」を入れて、エリスの「敗者のゲーム」のような気の利いたタイトルを付けることは、殆ど不可能に近く、相変わらず、悩んでいます。「リアルな株式投資」、「株式投資の本当」、「裸の株式投資」「ゲームとしての株式投資」、「へそ曲がりの株式投資」といった辺りを考えています。
シンプルにいきましょう
(
作業員
)
2007-09-11 12:17:35
>全身写りの座りのカットで彼と並ぶのは嫌
細野はモリタクさんと元同僚らしいですね、並んで写真を撮ってます、何も言うことはありまへん。ついでなので。最低賃金アゲなんか主張している学者なんか一人でもおるのか、と以前わしに振られた記憶があるのですが。最賃について研究していた学者は、確かクリントン不倫とん政権で、労働担当になっているはずです。宮内竹中規制緩和利権グループに、いいように資料を使われた大竹が、最賃上げたら失業ふえる、ということを「絶対」だと言っているが。学者なら、どの地域、どの業種で、どれぐらいの失業者が出る、か数字出してみろ、と思う。そして、失業者が増えるぐらいなんだ、とも言ってみたい。最賃でもベー印でもテロ特でも、制度を変えれば、「新しい社会が出現する」のであーる。野党は反対反対ばかりだ、とか言われて腰が砕ける前原を批判せねばならんのは、そのためだ。反対して違う社会を実現する、のが政権交代じゃないか、エロ特の細野くんよ。政権とったら、モリタクを旧竹中の位置に置いてやってくれよん。隣で写真撮るのは、ひかえたれ。
センス、ちゅう言葉は、シックスセンスの頃なら使えたが、今は、ピンとこないなあ。スピリチュアル全盛やけんね。いっそ、「曲がり角の株式投資」で、社会派をきどったらどうか。わしゃ、山さんは、本来社会派やと思うがね。ランダムウォークの升目があるやろ、あれ表紙に載せたらええ、と思ったが、新書はツルっとしとんやったなあ、表紙。ま、せっかくへそ曲がりで青竹を割ったような性格に生まれたんだから、シンプルでいいのではないでしょうか。今回は、「へそ曲がり」系ですかな。
タイトル案
(
MAT.N
)
2007-09-11 13:48:25
流れに棹差す株式投資
心理学・医学方面のキーワード
(
栗田昌孝
)
2007-09-11 17:10:19
行動ファイナンスで言及されている、
「“ある種の認知バイアスに起因すると思われるシステマティックエラー”と“バックテストなどで観測された市場における超過リターン”との関係」や、
ニューロサイエンスで言及されている、
「アンコンシャス段階でのニューロ回路(例えば、扁桃体)の働きが、判断の死活領域を握る」ことや、
脳内臨床医学で言及されている
「快楽(幸せ)の通貨単位であるドーパミンと強化学習効果(人は快楽通貨ドーパミンのポジション残高を高めるため行動する、いわば通貨奴隷ドーパ民なのである)」
などに触れながら、
それを克服すべく努力するための啓蒙書であるならば、「株式メンタルトレーニング」とか「投資臨床」のような心理学・医学方面のキーワードと造語をつくってタイトルにしてみるのはいかがでしょうか?
・・・・・・・・・・・・・
山崎さんの株式投資本は、世俗一般の「株式投資必勝本」とは異なっているのは、言わば「OSソフト(基本ソフト)」のような存在であるからだと推察されます。
それに対して、「必勝本」系の俗モノの位置づけはOSというよりもむしろ、「アプリケーション・ソフト」的(=投資手順や手法・儲かる法則・有効な指標・独自の機能変数・勝ちパターンといった即行動に移せるという点で)であり、エンドユーザーにとって使いやすいのでしょう。
山崎さんは「OSソフトは提供するが、アプリケーションは自分で考えなさい」というスタンスの方ですが、エンドユーザーの多くは“アプリケーション”を欲しがるものですから・・。
その辺りになんとなく「隙間」(山崎さんと山崎さんOSユーザーとの間の)を感じます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
共著のお話は大変光栄です。私が何らかの形で貢献できるのであれば幸甚に存じ上げます。
Unknown
(
くまさん
)
2007-09-11 17:47:25
アカデミックな株式投資
株式投資新理論
※ 基礎理論だとすると
株式投資の才能
天才肌の株式投資
※ センス=才能 とみなして
ええ、ぱっとしませんね。
市場のボイスを聞け バイアスはだめよ
(
作業員
)
2007-09-11 18:21:26
せっかくなので、前に、あのサピオより劣る世界でもっともお粗末な月刊誌、扱いしてしまったボイスのヨイショしてみた。竹中だの八代だののゲロゲロかまびすしいカエル学者に囲まれて、山崎元の名前が泣いていたので、とりあえず手を合わせてみた。南無。山さんが書いたぐらいでピーエッチピー教に改宗したりは、さすがにでけん。皆の衆は、どうぞ、タコ社長のボイス、たまには聞いてやってください、えんがちょ。
話はかわるが、シュンスケの後ろにヤタガラスが飛んでいるのが見えるスピリチュアル江原は、見えたり聞こえたりが、いつもいつもだと面倒なので、ガラガラ、シャッターが下ろせるらしい、マスダオカダみたいやな。だからして、靖国の英霊の声も聞こえなければ、病院をたらい回しにされて死んでいった赤子の叫び声も聞かないでいいそうだ。便利な耳だな。わしの耳には、「オムスビが食べたい」という北九州のド貧民の声が聞こえてしかたがない、うるせーぞ、安い金で働いて焼酎と女ばかり買っている九州男、まあ一杯やってくれ、かえだまハリガネでお願い。ラーメンをすすっていると、「人殺しのための給油艦給油などやめて、この冬を越す灯油を恵んでください」とすすり泣くド貧民の声も、確かに聞こえるなあ。
そのような、影、の原因は、竹中のボイスによると、「改革のせいではなく、グローバリゼーションのせいだ」となるらしい。もちろん、わしは声を大にして叫ぶ。「影の原因は、改革でもグローバリゼーションでもなく、竹中平蔵の卑しさだ!」。どうだ、カエル、参ったか。たまには、民の声に耳をすましてみろ、下駄顔。最近、「日本は最低」という話をあっちこっちで聞く。それは、「先進国の中で最低」なのではなく、全世界の国々の中で、「最低」、ということだ。竹中、全部おまえの顔が下駄みたいだからだぞ。あと、ヤワラちゃんに似てるな。
本心
(
サイレントじゃないマジョリティー
)
2007-09-11 21:01:43
山崎様
こんばんは
タイトルは『山崎元が心の底から滲ませる金融投資の哲学』、
サブタイトルは『ハウツーを絶対に語らない、健全な金融界の構築を目指すプロフェッショナルの本音』
山崎さんが書かれた数多の著述・著作を拝読してきた一ファンの素直な感慨から発する提案としてご笑納頂ければ幸甚です。
来月の読書週間が本当に楽しみです。
(日経のキャリア・デザイン・セミナーも心から応援致しております。)
やっぱりボイスは聞くな
(
作業員
)
2007-09-11 21:25:04
>妊婦受け入れ延べ42回拒否 千葉県、収容まで2時間43分(共同)
宮内竹中規制緩和利権グループは、市場化すれば二十回ぐらいの受け入れ拒否で、どこかの病院におさまるそれも用意した金次第でだって市場原理だから、とか言うのだろうが。今現在、たらいまわしにされて死んでいく子供は誰を恨めばよいか、といえば、それは竹中平蔵だ。まあ、安倍でも小泉でも、自民党時代の小沢フリチンスキーでも、大臣だったイラ菅でもええわ。とにかく、恨んでみろ。おまいら、おひとよしが、過ぎるんじゃ。きっちり、化けて出たらんかい。江原の耳元で叫んだれ、おまいスピリチュアルメタボやで。
山さんの名前を省略してからに、ボイスの表紙に載る鏡台の恥中西は、「コンドームが買えないほどの貧困こそが、少子化問題を解決する」と大真面目に言う。なじぇ、枕元に立たない、おまいらそれでも霊か。霊なんだな、こりが。殺されても人を恨んだりしないから、君ら、霊なんだな。嘘を言っているのは、江原であり、竹中だな。頭が下がるよ、霊に。だとすれば、人間のでけていないただのおっちゃんが、霊にかわってインチキ霊能力者と人殺し学者の成敗をせんといかんのね。ちと、わし一人では荷が重いので、恨みや呪いも分散が大事、のセオリーどおり、日経キャリアでも、なんと月刊アスキーでも声の出る株屋として発言できる山さんに、念を送っておこう、そこんとこよろしこ。
さっき本屋で、ピーエッチ新書で買うに値するものはあるかと探してみたら、福島泰樹の中也本は三百ページの力作で、まあまあかと思ったが、いまさらおっさん、中也でもないので、パスした。記念すべき、買うに値する新書第一号、山崎元の「タイトルの決まらない株式投資」、予約しとけ、某ブライダル会社が試用期間と定めているたったの五ヶ月で解雇されるキ印の期間社員大野を首領とする偽装請負軍団のみなはんも。カエルのボイスは聞かんでええが、仁義や、仁義。
ちなみに、鬼畜キヤノンのサイトの価値は、43位だそうだ。あれだけええかげんなこと書いて、43位なら、ここは、一位やな。ええか、安倍に日本一の経営者と言われた御○所フジオ。五ヶ月は、試用期間、やで、世知辛い今日においては。立派な、雇用安定政策の率先、やのう、○器が。
Unknown
(
イギー
)
2007-09-11 22:40:54
まったくの素人ですが、お金や株式の勉強に興味があります。
本屋に行くと
「元ファンドマネージャーがそっと教える株式投資」
みたいな本が色々とありますが正直何から手をつけていいか困ってしまいます。
山崎さんの著書はいつも楽しく読んでいますので、完成を心待ちにしております。
楽しみにしています
(
薔薇の花
)
2007-09-12 01:07:38
一ファンとして、山崎さんの著書が書店に並ぶのを心待ちにしています。
1点リクエストですが、文章の中に「バカ」という単語が無ければよいと思います。
最近随分安易にこの手の言葉を使われていますが(グズ・クズ etc...)、山崎さんのイメージが悪くなるので、しばらく封印した方がよいと思います。
正直なところ、最近の文章は読んでいて少しハラハラします^^;
今度の本が沢山売れますように!
ちょっと遅ればせながら
(
mistral
)
2007-09-12 12:40:59
山崎さん、こんにちは。
遅ればせながら、本のタイトルについて。
本命をちょっといじって、
「ロジカルへそ曲がりの株式投資」
ではいかがでしょうか?
ロジカルという言葉にした理由は、
なんとなく「ごうりてき」より発語の快感があるから、でして。
書店で経営や自己啓発本のコーナーに行くと、「ロジカル~」という用語が溢れているので、あまり差別化にはならないかもしれませんが。
もっとも、書店の他のコーナーだと、セコい内輪の理屈に「品格」とか「誇りある」とかの題が踊る「若い頃に教養をきちんと身につけられなかった、寂しい人向け」の本ばかりが転がっており。(ブローデルでも読めよ、と内心、悪態をつきつつ...)
希望のあるコーナーだと思っているので、書店が盛り上がるタイトルを期待しています。
もしくは、関川夏央氏(彼のダルな昏さが私は好きです)にあやかって「株とは厄介なものである」....。
タイトル再考
(
aspen
)
2007-09-12 21:24:23
タイトルは結局、どういう人を読者対象に想定するか次第と思います。
ぴーえいちぴー新書ってどういう感じの新書か知らないので、もう適当、ですが。
ヘソ曲がりがお好きなようですので、
「ヘソ曲がりこそ合理的―株式投資のセンスとは何か」
後半は「株式投資の真相」でも「株式投資のエッセンス」「ファンドマネージャーの運用哲学」「株式メンタルトレーニング」でも、もうなんでもありかと。
「株式投資というゲームの本当のルール」うーん。
リアルな株式投資、は抽象的でちょっとどうかと思います。「美しい国」(なんと、もう古い!)や「国家の品格」だって流行ることもあるとはいえ、やはり。
裸の株式投資というのは、山崎元が株式投資のカラクリを丸裸にするっ、という意気込みでしょうか?
巨○好きの作業員様が、「株なんて裸にしてなにが面白いんだ」とか言うところですかね…
それにしても安倍首相には驚きました…
リクエスト ちゅうことにしとく
(
作業員
)
2007-09-13 17:19:35
へそ曲がりは、合理的をとったら「意味なーいじゃん」とわしの金主が言うてたで。もう結構な時間が過ぎて、なんの因果かジェニの本も結構な数、開いてみた。ジェニの花は白い。とまではまだ言い切れない。たぶんジェニを掴んだ人間の言葉なんだな。ジェニの花は白い。御○所フジオのせいで、毎日クソ掴んでるような気がして、よく手を洗うようになった。フジオの顔は○器。
で、理論など理解していないが。かっちょええフレーズの一位は、「均衡点において、ゆらぎは最も大きい」であった。そんなわけで、次回作の題を考えた。
「よるべなき時代の ゆるぎなき株式投資」
ありそうやし、ちと、臭いな。フジオ、表紙に使っても、結構売れるで、なんせ世界陸上の広告塔やからね。なんなら、トートーの○器が火を噴いている写真もええなあ。
Unknown
(
山崎元
)
2007-09-14 20:23:35
作業員さま
確かに、「合理的」が無いと、言っていることの意味が正確に伝わりませんねえ。
そういえば、いつもは見ない本棚を見てみたら、「稼ぐサラリーマンの仕事術『キヤノンの掟』」という凄い本が出てきました。2004年4月の刊行です。サブタイトルには、「御手洗社長直伝!」とあり、帯には、御手洗氏の顔写真、そして「あなたも『稼げる人材』になれる!」とあります。確か、キヤノンに勤める友人から貰ったのでした。いやはや。
そのあたりの本は、
(
作業員
)
2007-09-15 16:21:20
すべて目を通しました。どうもわしは、あの斉藤氏より、御○所本を多く読んでしまったようです。どんだけー 暇なのか、わし。パソナのねーちゃん(Eカップ)が、山さんに「題名のない株式投資」言うたって、と言ってました。黛敏郎風で、右の人も買ってくれまっせ。
タニボン
(
古典的名著
)
2007-09-16 18:02:07
先日、書棚を整理していたら『平凡な・・・・3億円稼いだ秘術をおしえます!』という、当時のビジネス書の売上ランキングではかなり上位に位置していた本が出てきた。初版をみると、2005年8月となっていました。
「あの頃はよかったな」とその本をレジに運んだ自分に「照れくさく、懐かしい」想いがしました。
さて、この度、山崎元氏が株の本を出版されるとのことで、その本のタイトルの候補がブログ上でやりとりされていますが、上記の本のタイトルに比べるとなんとも景気が悪い(失礼)。
ただ、折しもサブプライム問題で弱気な株式市況の現在においては「アツモノに懲りた」潜在的な読者が多いと考えられるので、出版されるタイミングとしては良かったのではないかと野次馬的にみています。
上記の本ですが、扶桑社の『SPA』という雑誌で取り上げられたことがきっかけで、書籍化したとのことです。
『下流社会』(光文社新書:三浦展著)によると、この『SPA』という雑誌はサラリーマン下流階層を対象にした週刊誌とのこと。
彼らの特徴として
・仕事において上昇志向がない
・「自分は人よりすぐれている」という自己能力感がある
という点が上げられています。
そんな彼らが、手数料が安くネットで簡単に注文できるようになった株式投資に「本職では駄目な俺だが、俺が株式投資をやればうまくいく、だって自分は人よりすぐれているんだから・・・」と一攫千金を夢見て熱くなっている様が目に浮かびます。
かつての個人投資家といえば、ある程度の富裕層が主であったと思いますが、今や宝くじ的な?一発逆転を夢見る下流階層にまで裾野を広げているようです。
もともと山崎氏の本はアッパーミドルを対象にしているようで、『SPA』を読む層が山崎氏の本を手にすることは少ないように思います。
今後は、もう少し幅広い層に向けた情報発信もしていかれてはいかがでしょうか。
そういった意味でも、本のタイトルもあまりひねったものではないシンプルなものがよいのではと私は思います。
既にタイトルは決まっているのかもしれませんが、私の提案としては「オトナの株式投資」です。
山崎氏の著書が、マルキールの『ウォール街のランダムウォーカー』のような古典的名著になることを期待しております。
意外に山は懐が深い
(
作業員
)
2007-09-16 21:28:14
どうでもええんだが、山は、スダッチとイチローちゃんと一緒になってからに、天下のキヤノン経営者・経団連会長御○所フジオ様を、う○こまん社長オブザイヤーに選ぶくらいに、スパらしい人で、そうでなければモノホンの下流のわしがここで遊んだりはせん。架空のアシスタントを雇うことで有名なクラタマに、見たとおり「銀行マン」扱いされているので、わしも、山は見たとおりの堅いイメージでシノグのも、戦略としてアリ、だと思う。が、なんせ山の憧れの人は、魚住だからなあ。魚住といえば、「野仲は童話がらみだから絶対に権力の座につかせてはいけない」とあのヒョットコが言ったとか言わないとか、ひつこく追い回すような見上げた糞バエだ。脱税女にどこにでもいる「銀行マン」扱いされるイメージを、どの辺りで崩すか、山崎商店ウオッチ屋としては、興味がある。見たところ、そろそろ限界じゃなかろうか。わしは、エコノミック渡世人風情の山さんが好きなので、ちょっとヤクザな株式投資本も、おもろいんでないかと思う。たとえば、行動ファイナンスを取り入れたとかいう投信だかなんだかを分析して、徹底的にコケにする、とか。わしはいつか、大竹と三浦だけは、絶対にコケにしてやる、と心に誓っている。理由は、なんとなく、だ。
ここ数日、老舗の大手書店で思ったこと
(
まさくん
)
2007-09-16 21:31:17
山崎先生、こんばんわ。
四季報が発売され、昨日、そして今日、老舗の大手書店に足を運びました。
そして、この2日間連続して、高齢の身体に障害を持った方(右腕が無い方、足が不自由な方)から、イキナリ話しかけられました。
いずれも、話題は、自分の持ち株の行く末についてです。
高齢で、かつ、身体に障害をもっていらっしゃる方は、通常の仕事で収入を得るチャンスが、ほとんど有りません。
従って、株式投資は生活の糧を得るための、切実な手段なのだあと思いました。
今度の山崎先生の新著が、そのような方を含めての「福音の書」となれば良いなあと、思っております。
SPA!
(
山崎元
)
2007-09-16 21:58:53
タニボンさま
私も「SPA!」は読んでいます。確かに、上昇志向にちょっと背を向けた感じの、少しトウの立った若者(30歳前後?)がターゲットのようで、ここのところ、「おお、もっと下流がいた」と読者を安心させるような格差ネタの特集が多い感じがします。
30歳になって、一応働いていて、まだ勉強して上昇したいと思っている人は「日経ビジネスAssocie」を読み、上昇を諦めると「SPA!」を読むのかな、というイメージですね。両誌は、時々、似たテーマの光と影的な特集の組み合わせになります。
ただ、SPA!の株トレやFXに対するアプローチは、今一つ感心しない面があります。しょせん、読者がやっても、ことトレーディングのゼロ・サムゲームにあっては、平均的には負けるはずなのですが、それでも、「一発勝負で、下流脱出!」「対人関係が下手でも、相場で儲けて暮らすることが出来る(かも)」というような、読者の飢餓感を煽る方向で特集を組むのは、いかがなものか。(私は、「そんなに旨いことはないぞ」と注意する野暮な役回りで登場させて貰うことがありますが)
あれらのゲームに嵌り、カネに拘りあくせくする人々を(おやおや、ネット証券の大切なお客様でもありますが)、笑い倒すような特集を組めばいいと思うのですが、どうも、下流には「一瞬の夢」を見させてやることが、優しい(或いは、「売れる」)と編集部は思っているようです。
SPA!読者のような、若い、(ある程度)自由な感覚を持った人々は、長期的に大切に付き合っていきたい山崎商店の客層なので、「SPA!」には、もう少し、読者のお金を大切にしてあげて欲しいと思っています。
業種について
(
のっぽ
)
2007-09-17 18:46:45
いつも楽しく読んでいます。そして「勉強になるなあ。」と思いながら読んでいます。
なお、これが初めてのコメントです。
教えて戴きたいことがあって、コメントします。
私は、財産形成のため、そして、「ゲームとしての」株式投資を行っている者です。
本文中に「業種を分けて」と書かれています。この「業種」の考え方についてお伺いします。
業種が電気機器の銘柄である株式は持っているが、業種が医薬品である銘柄を一つも持っていないとします。それで、業種が医薬品である銘柄を調べたところ、PERが低い銘柄(他業種と比べ)が無かったとします。この時、テクノメディカ (6678) のように(個別銘柄を出すのは、あまり良くないと思うのですが、出した方が分かり易いと思い出しました。ご容赦下さい。)業種は電気機器に分類されているけど、採血管準備装置を作って売っている会社などの株式を購入することは、医薬品の業種の銘柄を購入した(業種を分けた)と考えて良いのでしょうか。もしくは、電気機器の銘柄を購入した、ということになるのでしょうか。
なお、テクノメディカは、業種が医薬品に分類される銘柄に比べ、PERが低いので、有利ではないか、と考えたとします。また、採血をし、血液検査を行うことは、医療を行っていく上で不可欠であると考えたとします。(採血管を取り扱うのも、薬を取り扱うのも、医療に関わるものを取り扱っている、という点で同じようなものだと考えたとします。)
「・・・とします。」が多く、冗長で分かりにくい文章になってしまいました。お許し下さい。また、「○△の本に書いてある。」というのであれば、その本をお示し戴ければ有難いです。
最後になりましたが、出版予定の株式投資の本、とても楽しみにしています。
業種について
(
たんつぼ
)
2007-09-20 00:54:56
テクノメディカは私も興味を持っている企業なので、思わず書き込みしました。(同じく初書き込みです(汗))
のっぽさんが書かれた様に、山崎さんの本文の趣旨から鑑みれば、テクノメディカは電気機器ではなく、むしろ医薬品に近いカテゴリーで考えることになると思います。
(物事を理解するときは、その目的や趣旨から逆算すべし、というのは大事なポイントだと思っています。)
本文にある分散という目的は、もう一段下げて考えれば、株価変動につながる外部的・環境的要因がなるべく重ならない(順相関しない)銘柄に分ける、という趣旨になるのではないか、と思います。
テクノメディカの事業(特に収益性)に大きく影響する、外部的・環境的要因のトップ3を考えて列挙してみれば、おのずとそのカテゴリーも定まってくると思います。
それと、各銘柄の業種(電気機器とか医薬品とか)のみを基準に、PER比較対象銘柄を考えるのは危ういと思います。
例えば、武田薬品の業種も『医薬品』ですが、テクノメディカとは全く事業内容が異なるため、単純なRER等の比較は難しいと思います。
テクノメディカのビジネスに近い企業を自分で見つけ出し、その上でPER等の指標を比較する必要があると思います。
ちなみに、PERなどの指標比較は、中々に骨の折れる手法であると、私自身は考えています。
理由の一つとしては、比較対象の選定を良く考えないといけない点です。
例えば、先ほど上げた武田薬品ですが、第一三共やアステラス製薬などとは比較する意味があると思いますが、それよりも規模の小さい製薬会社との比較はあまり意味があるとは思えません。
なぜなら、国内製薬業者のトップ3は、完全にR&D依存の特許型ビジネスですが、それよりも下位の会社は後発薬ビジネス、もしくは外国からの輸入品販売代行という性格が強くなり、ビジネスモデルが大きく異なったりするからです。
二つ目の理由は、相対的に低評価な理由を調べるために、結局のところ、各社の事業ファンダメンタルを詳細に調べざるを得なくなるからです。
同じような事業の会社に比べて低いPERでしか評価されていない会社は、やはり、それなりの評価しか獲得できない原因があるのが通常だと思います。
ですので、低PER評価の理由を調べた上でなければ、投資判断が下せません。
(あくまで私個人の見解ですが。。。)
業種の定義
(
山崎元
)
2007-09-20 01:34:33
のっぽ様、たんつぼ様
東証のものも含めて、業種の分類というのは、暫定的なものであり、目的によって変わるものだろうと思います。
また、一企業が複数の業種のビジネスを営んでいるケースもあり、一銘柄を複数業種に分類したマルチ・ファクターモデル(BARRAのJE2など)もあります。
一銘柄を、複数業種に分類することを試みた際に、考え方としては、売上よりは利益の比率で分けたいところですが、かつて、部門別の利益情報が不十分で、断念したことがあります。また、より厳密には、利益の変動性を考慮しなければならないのか、とも考えられますね。
一銘柄一業種の分類の場合、分類上A業種だけれども、実質的なビジネスリスクはB業種だ、という場合、この銘柄は、B業種として扱うべきでしょう。もっとも、何のために分類しているかという目的によっては、この分類にあまり意味がないケースもありますし、AやBが、大雑把すぎて使えない、という場合もあるでしょう。
有難うございました。
(
のっぽ
)
2007-09-20 21:16:18
早速のお返事、有難うございます。
大変、よく分かる説明で、十分、理解できました。
一人で勉強していて、分からないところがあれば、ブログにコメントを投稿し、読んでいる本の著者から分かり易い返事がもらえる。インターネットって、凄い物ですね。(こういうブログを開設している山崎さんも十分、凄いと思いますが。)
とにかく有難うございました。
中通快递单号查询
(
∈是什么意思
)
2017-10-18 20:34:21
小日本别太小日本别太小日本别太狂
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さて、一点お尋ねしたいことがあります。
ETFにおける分配金が薄まるケースというのは、配当後の追加設定によるものでしょうか?
この場合、例えばダイワ上場投信においては2002/05/28の「収益分配の仕組について」において以下のような説明がなされています。
-以下引用-
追加設定、交換によって受益権1 口あたりの収益分配金原資が増減しても、受益権1 口に帰属すべき価値が増減するわけではありません。これは、追加設定により発行される口数、あるいは交換により消却される口数は、基準価額を用いて、受益権1 口に帰属すべき価値が増減しないよう計算されるからです。
-引用終-
以上から、追加設定によって見かけの分配が減っても、基準価額が上昇する分差し引きゼロであり、分配金に対する税金が減る分、むしろ有利ではないかと理解しておりました。
将来的にETFという透明性の高い手段で多様なベンチマークそのものを市場で取引できるようになると面白いとも思っております。上記についてもう少し詳しく解説いただけたら幸いです。
安全そうな海外の定期預金でも利息は為替手数料で消えると考えて、為替差益を狙うギャンブルであったのだなぁというのが5年もやってやっとわかったことであります。
このところの乱高下で、やっと元取れたと思ったらすぐに赤字です^^;(中途解約できないので)
株式なんたら、ハゲタカの裏をかくような情報網でもないかぎり勝てないのでは?
大口投資家の分配金確定前の大量の現物設定によって、もともとの投資家に帰属すべきだった配当が「薄まる」現象が起きることがあります。
All Aboutに解説がありました。
http://allabout.co.jp/finance/assetmanagement/closeup/CU20050831A/index2.htm
大口投資家は、たとえば裁定取引でTOPIXの現物をどっさり持っている証券会社の自己勘定のような、特定の投資家です。
最近のETFの配当を確認していませんが、仕組み上、もう安心なのだ、という話は、まだ聞いていません。
加えて、日経平均の銘柄入れ替えのたびに起こる損のような、見えにくいけれどもほぼ必ず不利に働いているコストの問題もあり、「インデックスだから安心」とは言えません。
むしろ、いつどのような取引をするのか、他の市場参加者から丸見えであるインデックス・ファンドであるが故の不利が存在します。
ということで、「美男投票のセンス」とかだと間違って女性の方が買ったりしませんかねぇw
口が悪いですが、これって「詐欺」ですね。
「信託」の名の通り、信じて託している訳ですから、きっちりとして欲しいです。
あと投信については株主優待等もどうしているのかな?というのも気になる所です。
手数料についてはノーロードは当然ですが、アクティブファンドは成功報酬にすべきなのではないかと思います。
運用が良くても悪くても報酬を払い続けるという事に納得がいかない方は多いと思います。
投資をするには、「小石を一つ残らずひっくり返すように丹念に調べなければならない」と書いてありますが、この点について、コメントを頂けるとありがたいです。
> 楽しむ視点を持って、チャンスを探し、ポートフォ
> リオを作るようにすると楽しいのではないか、と
> 著者は思う。
賛成です。インデックス投資は、退屈だとの評判が
もっぱらだと思いますが、こういったことで、楽し
むのもアリだと思います。
自分の経験上も、多数の個別株(20銘柄程度)のバイ&
ホールドと、インデックスとは、それほど差があり
ませんでした。
http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/etf_e285.html
リンク先において、
「ETFを購入する個人投資家は、現実のインデックスに裁定されてしまう市場価格でしか売買できないわけですから、基準価格で調整されていたとしても、何の意味もないからです。」
という言葉に大いに疑問を抱き、調べてみました。
http://quote.yahoo.co.jp/q?s=1306.t&d=c&k=c3&c=998405.t&t=1y&l=off&z=l&q=l
これを見る限り1306において基準価額による調整及びそれに伴う裁定はかなり有効に働いているように見えます。
今後この分野が発展して、例えば銘柄入れ替えの少ないインデックスや配当込みTOPIXでであったり、分散効果やリターンの極大化を目的とした新たなETFが、活発に取引されるような市場が育つことを一個人として願っています。
ただ、個別株を組み合わせて自分でインデックス追従の投資を行うのは面倒だし、私情を殺して、つまりギャンブル(この記事で言うゲームとしての株式投資)の誘惑に負けずに個別株を運用するのは私にはとても出来そうにないです。
国内株式なら非常に納得できる記事だと思ったのですが、外国株式についてはどうお考えでしょうか?
外国株でも個別株でインデックス追従の投資を行うべきでしょうか?
何しろ、投資関連の本で、「参考になるかどうかは、実際に著者が投資で利益を上げ続けているかどうかだけで決まる」という方もいらっしゃるので。
「山崎様、御自身は、過去10年程度で、投資により、平均何パーセントほど(総資金に対して)の利益を上げ続けられていらっしゃるのでしょうか?」
「利益を上げられていらっしゃる場合、どのような投資先にどのようなスタンスで投資されているのでしょうか?」
今回ご出版される本を購入すればわかるのかも知れませんが、とんでもなく失礼な質問と知りつつ、あえて伺いました。もちろん、このような、無礼な質問は無視していただいてかまいません。
ちなみに、私は、、残念ながら、約十年の年平均で総資金に対して2~3%の利益という、とても恥ずかしい結果です。今年は、多分利益にはならないのではないかと危惧しております。
投資も、国の分散(先進国およびBRICsなど)、商品の分散(国債・株・為替など)、時間の分散(同じ商品も分割して購入する)、など気をつけて長期投資を基本にしていますが、成績はダメダメです。
本当に、無礼な質問を重ね重ねお詫びいたします
m(_ _)m。
馬鹿な、無礼者の、愚痴と思ってください。
で、ハーシュ・シェフリンを読んでいて、「オレンジジュースとセンチメント」というフレーズを見つけた。なかなかいいよね。短編でも書いたろかと思う。
「株式アップアップデート」では、悲観にすぎるか。「株でスピンオフ」というのは結構いけてると思うが、朝商流っぽくてだめか。「感情、そしてバイアス」は、キングカズそして神戸、みたいであかんな、仮面夫婦やがな。モナ、また撮られたんか。ほんといいなあ、モナ。今度は、欲情そしてフィリピン、かいな。わしの友人なんか、フィリピンに旅行してゲリラに拘束されたがな、もちろん姫のように仏手仏手と言う余裕もなく、ただ命乞いで助かったらしいが。モナ、尾道やったんか。ラーメン屋のとなりの○亭でよう宴会したなあ、昔。「欲望株から希望株へ」とかヘイポーくさくて説教くさいか。にしても、モナの欲望って、ステキやん。「ヒューリスティック」という言葉は、どの程度膾炙しとるんやろか。再認ヒューリスティックで、ニギニギさくらパパとかさげま○丸川とか、当選できるわけね。「心のアカウント」って、使えそうやね。「フレームからはみ出る山の顔」は、題名と関係ない。「明日にコイン・トス」という前向きな題名が浮かんだが、無惨にふけこんでしまった三屋さんの顔が浮かんで、ボツとあいなった。「ヒデのセンチメンタルジャーニー」という題の本は、タニマチ細木先生も頭にきたらしいモンゴルでのサッカーイベント批判が中心の本になりそうだ。投資アドバイザーが、頂点で強気底で弱き、になるというのは、トレンドを読めばそうなるだろうから、つまるところ諸行無常だ。「ナーバスな強気」という言葉は、「軽いスパンキング 仏手仏手」を連想させて、当分姫のネタからは離れられそうもない。だから、陰部を意味するヒメという呼び方はやめろ、とわしは言うていたはずだ。「アノマリー浚い」なんて、「アブノーマル黄金まみれ」みたいでフジオか中野D児を用意しなければできないプレイみたいだ、女子穴に穴リストか。おお、いいのを見つけた。「美人投票」より、山さん、「グラマー株」がいいじゃないか、ピカピカのよしこちゃん、表紙で水着や。ほしのあきのオッパイが本物か偽物かわしに鑑定依頼がきたことがあるが、判定は留保した、ただわしの○ンピク指数はゼロだとだけ伝えた。「一抹の心の救い」効果が、わしにはない。「男と女の株ゲーム」なんてのは、たぶん百万回使い古されているんだろう。仏手プレイの時代にはとても流行りそうにない。
とまあ、ああだこうだ遊んでみたが、短編小説のような「オレンジジュースとセンチメント」だけが印象に残った。どんな題にしても、ブームの山さんの本なんだから、そこそこは売れるやろ。「がばい株投資」は誰か使ったかなあ。そないそない妙案が浮かべば、世話ないわな。
たしか推薦していた帝国繊維の株価も右肩下がりですし・・・。個別銘柄で云々するつもりはありませんが、全体のパフォーマンスをぜひ知りたいところです。
山崎さんのポートフォリオ(アセットアロケーション)を公開して欲しいのならば、まずご自身のポートフォリオを教えてくれませんか?
損益の要のアセットクラスを、何故オーバーウエイトしたのか、何故アンダーなのか?、それをご説明いただけるようだと、建設的な話が始まると思います。
投資はゲーム(ギャンブル)なのですが、それを説明できないと、勝ってもも負けても、クールな人間ではないので、結果的に負けるだろうと思います。
相場に勝った人の話を聞きたいのであれば、ここは違うと思います。もっと儲かりそうなブログに行ってください。
投資と言う名のギャンブルでの勝ち負けは、自分の責任なのに、他者の責任にしてみようかと思う人がいるのかなぁ、と穿った感覚を持ってしまいました。
以下、率直に答えます。言い方がキツイかも知れませんが、悪意はありませんので、ご容赦下さい。
先ず、huyuさんの「ご自分の実績やポートフォリオを公開しないで、ああだこうだ言うのは、アンフェアと思っていました。」という意見は、投資に関する議論の考え方として、正しくないと私は思います。敢えて付け加えると、こんなことを考えている人がたくさんいるから、いつまで経っても、ダメな投資の議論がなくならないのでしょう。
私は、huyuさんの仰るような物言いこそが、意見に対してフェアでないと思っています。
議論としての投資に関する判断は、あくまでも、議論の論理と、そこで使われている事実やデータに基づくべきであり、論者の運用パフォーマンスは関係ありません。厳密には「一つのサンプル」である可能性がありますが、統計的には取るに足らない、また、不正確なサンプルです。
「そもそも、あいつは儲けているのか?」とか、(議論の際に)「どっちが正しいか、実際にやってみて決めようじゃないか」という態度は、プロの世界でもありますが、世間的な説得力の上では(残念ながら)ある程度正しくとも、物事の真偽の決め方としては、不正確で殆ど意味を持ちません。しかし、愚痴になりますが、私の運用会社サラリーマンとしてのキャリアの半分以上が、この程度の議論をしかねないバカな先輩達の相手をすることに追われていたような気がします。
ちょうど現在書いている本の第一章の入門的な解説の最終項目に「『悪しき結果主義』を卒業しよう」という項目を立てて、論者の運用成績で論を判断することの愚かさに関する小文を書いていますので、本が出たら、立ち読みしてみてください(わざわざ買わなくて結構です)。
●
以下は、少し、サービス業モードに切り替えます。
仰ることは、ごもっともで、実際の運用成績はいかなるものか、というのは、ご興味のあるところでしょう。
私が担当したファンドは、野村の株式型エース8602、8606といったバランス型のファンド(87年3月までです)や、住友信託での外銀S社向けの特金ファンド、年金運用合同口、R口、C口(91年末まで)といったものが主なものですが、これらは調べていただければ分かると思いますが、まあまあのパフォーマンスです。
「まあまあ」というのは、エースだと同時期設定の他社の同類ファンドより1割ぐらい良いとか、合同口だと、たとえば5%くらいのトラッキングエラー(=アクティブ・リスク)に対して年率3%~10%くらいの対ベンチマーク・アウトパフォームといった程度のパフォーマンスで、「設計通りで、結構良かったね」という程度のもので、何れも突出したものではありませんが、幸か不幸か、ファンドマネジャーをやっていた時に運用パフォーマンスで苦労したことがありません。
個人投資家として、が問題でしょうか。
少々お待ち下さい。
私は、ファンドマネジャーあるいは運用会社在職中や、証券会社などに勤めている間は、自分では株の運用はしないのが正しい、という意見なのですが、2002年4月~2004年12月までの期間、500万円ほどをネット証券(当時のDLJディレクト)で運用しました。
数銘柄を保有するミニ・ポートフォリオで、私が一般に勧めているようなのんびりした運用ですが、勤め先がUFJ総研だったので、ネット証券なるものの使い心地を試してみたい、近年の個人投資家の環境を試してみたい、という意図でやってみたものです。
運用の詳細は、山崎元「お金をふやす本当の常識」(日経ビジネス人文庫)の末尾の章に書いてありますが、結局、翌年に楽天証券に入社する事が決まって12下旬に、全部持ち株を売って、結果、手許に残った金額は718万円と少々です。この間のTOPIXが、運用のスタート日で1082、株をほぼ買った時点(翌月)で1130で、運用終了の日は1140です。最後の月に持っていたのは9銘柄です(帝国繊維も入っていますよ)。
計算はお任せしますが、年率で十数パーセントの対ベンチマーク超過なので、元ファンドマネジャーとしては満足な結果ですが、これで上手いとか下手とかを結論できるようなものではないと思います(素人さんの投資と一緒です)。
ずーっとファンドマネジャーをやっていたらどうだったか、と時々考えることがありますが、たぶん1997年に大きく負けただろうなと思います。翌年に立て直せるかどうか、立て直せた場合に、2000年の春を乗り切れたかどうか、など、自分なりに興味のある問題なのですが、人生は一通りしか選べないので、これらは、私にとって、結論の出ない問です。
●
正直なところ、この種の質問がまだ出るのか、と思うと、本を出す気が萎えてくるのですが、本の内容を素直に読んで下さる方もおられるでしょうし、将来、子供に渡すことも出来るので、何とか、完成に漕ぎ着けるべく、もう一仕事することにします。
別HPで書いておられる10大理論は「(3)投資家のツールとしての投資理論」に含まれているのでしょうか。
自分としてはつまみ食い状態で生半可な知識が溜まってしまった状態をどうにか解消して体系的に投資理論を整理したいと常々思っておりましたので、書籍化されると非常に嬉しいです。
理論と結果に関してはなかなか難しいですね。心情的には成功している人の話は何かしら得る物があるのでは、とも思いまし、その逆にたまたま上手く行っただけの人が偉そうに講釈を垂れるのもどうかと思います。最近の個人投資家本の大半はそのような物だと思います(一部、非常に良著かなと思うものもありますが)。
以前、どんなに優秀なファンドマネージャーも運のいい素人にはかなわない、と書かれていたのは山崎さんだったかと思いますが、そこら辺の感覚というのはなかなか伝わらないですよね。特に日本では理屈を言う人と実践する人は別物という考えがありますし(金融担当大臣になった学者出身の竹中さんはかなり珍しい例)、それどころか理屈ばかり言う人を実行力の無い理屈馬鹿のように扱う風潮まであります。
スポーツの監督なども、現役時代に何かしらの結果を残した人しかなれませんし、かといって結果を残していない人の言う事を選手が聞くかというと難しいと思いますし。。
いずれにしろ著書は楽しみにしています。
高いカネ払って
AFPを取ってみたのはカネと時間のムダだと
思ってましたが、FP協会のMYページで
山崎さんのコラムを読めるようですので
割高感がけっこう緩和されています。
以前山崎さんは帝国繊維を
「推薦」してましたっけ・・・?
(某証券のレポートのことだと思いますが)
文章は最後までよく読むべきですよ。
昔○○の株を買って少し儲かったよ~
と書いたら今後も儲かる推薦銘柄とか
思っちゃうんですかね。
そして株価が右肩さがりだと。
おまえの全体のパフォーマンスが
わからんと納得いかんと。
驚きのあまり初めて書き込みしてしまいました。
山崎さんがまた本を出されるとのことで、
楽しみにしています。
萎えたといわずがんばっていただきたく
思っております。
これを機にまた書き込ませていただければ
と思っています。
乱文失礼しました。
> 意味を持ちません。
そこんとこ、わかってない人、多そうです。
個人のパフォーマンスは、サンプルの一つでしか
ありません。
サンプルの一つについて、あーだこーだ言っても
殆ど、意味ないです。
義務教育で、確率・統計の基礎は習っているハズ
ですが、テストはパスしても、"理解"してない人
が多そうです。
http://minkabu.jp/blog/show/5200
http://minkabu.jp/blog/show/5441
2ちゃんねるのETFスレでは、「配当二重取り」はFAQです。
なるほど、未分配の配当相当分が基準価額に正しく反映していると、現物設定による「配当の希薄化」は、経済損得上、少なくとも大きな問題を起こしませんね。少し安心しました。ありがとうございます。
実は、個々のETFの基準価額の計算方針を確認する以前に、知り合いのヘッジファンドのファンドマネジャー氏の、「証券の自己ポジはずるい!、何となれば・・・・」という話を聞いて、「ほー、それは、嫌な感じだなあ」と思っていたのでした。
すると、結局、ETFの心配は、銘柄の入れ替えと、ウェイトの変更が、どれくらい市場参加者に利用されるか、ということになりそうです。
一度調べてみないといけませんね(特にTOPIX型で)。
>えんどう様
楽天証券が海外ETFをたくさん扱っているから、と思われると少し心外ですが(まあ、そういう要素もあるから、そう思われても、少しも怒りませんが)、外国株投資にETFは、悪くない手段でしょう。私は、そう思います。
但し、ETFも含めて、インデックスファンドが複製する対象である株価指数(時価総額ウェイトであっても)は、CAPMが想定するような、最も効率的な(リスク対リターンが、です)ポートフォリオでは、無いはずです。まあ、几帳面な凝り性の猿が作ったモンキーポートフォリオの一つだ、と思えばいいのではないでしょうか。
もちろん、これは、手数料の高いアクティブ・ファンドよりも、ずーーっとマシですが。
他人様が利益を上げているかどうかを気にするレベルでは、自分の運用が上手く行くはずも無いという事でしょう。「もっと基礎理論をちゃんと勉強し、かつ論理的思考をしなさい」という事でしょう。
いつまでも、「このような質問レベルが来ると、本を出す気力が萎えてしまう」と仰られていますが、このように程度の低い頭で、何とかしようと考えている庶民が、まだまだたくさんいますので、ぜひこれからも、著書で啓蒙してください。立ち読みでかまいませんとのことですが、何とか買ってみたいと思います。
もちろん、自分に理解できるほどの頭は無いと思いますが、素直に読みたいと思います。
山崎様御自身の、運用成績は大変すばらしいものと、考えます(もちろん、一サンプルとしてですよね)。
重ねて、つまらない馬鹿な質問で投稿欄を汚してしまった事をお詫びいたします。
贔屓目に評しても大いに誤解を与える文章だと思い、
この当時から筆者とALL About に
訂正ないし取り下げを求めるメールを送ったのですが、まだ活きていたのですね…
「市場と感情の経済学」で競馬の章で語られている
期待値の悪い投機を楽しむ性向、を連想しました。
効率的にリターンを追わないことを理解したうえで
選んでいる、とでもまとめますか。
山崎さんは、アクティブ投資の非効率性を
「自分は儲かる能力があるはずという楽観的な見通し」という視点から語られることが多いですが、
個人の投資には、期待値がマイナスであることは覚悟した上で、
「ゲームとしての過程が楽しいのだ」という
感情の逃げ道が準備されていることの効用も
相当に無視できないポイントだと感じています。
期待値の悪さを良ーくご存知の上で、
宝くじを買わないが馬券は買うという方が
山崎さんなど多くおいでである事実の説明や、
私みたいに2%テラ程度の大小やクラップスになら喜んで手を出す人間は、
後者の理屈の方が少し説明力が高いように思います。
まあ、私のような仕事をしていると、時々は相手にしなければならない類のご質問だったので、実害はありません。
ちなみに、私の資産運用という事で言うなら、あの、バカでも大いに儲かった2005年の前に持ち株を全部売っているのですから、自分の主義主張(他人のお金の運用やアドバイスを商売にする者は、自分では株式運用しない方がいい)のためとはいえ、何とも、間の悪いことでありました。
そんな「センス」は良いパフォーマンスをあげるのに非常に重要です。
でも知識も必要です。必要ないなんて言ったら、山崎さんの本も売れないですよ(笑)。
私はそれなりに、頭の方も鍛えました。もちろん、実践(実戦)での経験をたくさん積みましたが。
ボ~外資系銀行では、期間を定めて日本円からの定期預金に限り優遇金利を実施していました。為替手数料は基準通貨に付き片道1円だったので、単価の高い外貨のほうが得だよね~と窓口で口を滑らせたら、その通貨の優遇金利だけ止めやがったのです。ああ失敗!。
仮に1ドルが100円だとすると101円で買って99円で売ることになります。これまた仮に1オーストラリアドルが50円だとすると51円で買って49円で売ることになります。それから仮に1ポンドが200円だとすると201円で買って199円で売ることになります。金利や為替の推移(の割合)はどれも同じようだとして10万円あったらどれに投資します?
という単純な計算だからミナ知ってるだろうと思ってたのだけれど、窓口のお姉さんが感心するとは意外でしたゼイ。そうこうしてるうちにポンドの優遇金利が無くなったのです。
しかしコレに変わるイイネタは、なかなかありません。ああ口惜しい!!だから、おいしいものは独り占めするに限るのです(ヤレヤレ)。まあ、そんなネタあったらここで愚痴書いたりしてませんて。あっても書かないし(じゃあ、あるのか?ないです本当に!)。
キリないなあ(笑)
http://max999.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/post_784d.html
銘柄入れ替えに際してのインデックスの不利は、もともと、コバンザメ投資の影響を受けるとしても、これは、それほど大きなものではありません。
最大の問題は、インデックス・ファンドおよび裁定取引ポジション(要は、発表される指数値に、ポートフォリオがトラックしていれば問題のない人達)が、引け値ギャランティー、或いは、限りなくこれに近い形で発注することであり、このオーダーを執行する証券会社が、圧倒的に有利な立場に立って、引け値に影響を与えて、事実、トレーディング益を上げていることです。
2000年4月の日経平均入れ替えでは、インデックスファンドの投資家がファンド価値の10%以上を市場全体の上下とは関係ない要因で失い、証券会社の自己ポジションは合計2000億円以上儲けました。これほど酷い入れ替えは、もう無いとは思いますが、2,3銘柄の入れ替えの際にも、指数として、数十ベイシスやられているケースが散見され、「日経平均は安心できない」という印象は否めません。
また、日経平均は、株価の高い銘柄のウェイトが妙に大きく、加えて2000年の入れ替え以来「値がさ・ハイテク」の色彩を強めたこともあり、ポートフォリオそのものとしてのバランスが悪いことも、投資する上では、気が進みません。(裁定はやりやすいので、トレーディングには悪くないのですが)
一方、私は、TOPIXについて、浮動株指数化してから、ウェイトが変わるときの計測をまだやったことがないので、何とも言えませんが、ウェイト変更が証券会社の自己ポジに利用される可能性はあります。
何れにしても、インデックス・ファンドは、売買の内容を他の市場参加者に読まれる点が弱点になる危険を常にはらんでいます。
銘柄入れ替えを第三者に読ませず、かつ、ポートフォリオとしても望ましい特性を持った、「アクティブのETF」みたいなものを、作ってみたいと、ここ何年か個人的には思っているのですが、うーん、ビジネスとして、採算に乗せるのは、なかなか難しそうです。
いや、もうすでに消滅しているかもしれません。これだけコバンザメ投資が有名になれば。新たな買い手であるインデックス投資家の分はコバンザメ投資家群がすでに保有しており、証券会社が引け値にかけて買い上げた高値にはコバンザメ投資家の売りがぶつけられるはず。それが、コバンザメ投資家にとって最大利益を得る方法でしょうから。証券会社が仕込み平均値よりも引値を高く出来ない、あるいは仕込み平均値よりも引値を高くするのにインデックスファンドに売り渡す予定以上の買いが必要になってしまったら、そのトレーディングは失敗です。
フリーランチよ。さようなら~
人を不愉快にさせるタイトル・テーマで「釣る」というのは一時期はやった手法ですが、実名を出して活動してる場合には失うものの大きさも考えた方が良いかもしれません。人を味方にするのは難しいですが、「敵」にすることや不愉快にさせることは一瞬でできますので。ネガティブなオーラが漂って本には人が寄り付かないということもありますし。(『女性の品格』がバカ売れする時代環境への認識も必要かなと思います)
結局、「株式運用のパフォーマンスは、その運用担当者のセンスによる」という山崎先生の結論に、私は大いに賛同します。
現在、サブプライムローン問題で世界の株価か低迷しております(売ってしまった中国株のみ絶好調"泣き”)、日本株は特に低迷しており内需関連・新興市場などは、サブプライムローン問題以前から低迷しており、個人投資家は相当な痛手をうけております。
この時期に、財産形成のための株式投資ですが、要するにどのくらいの時期にいくら儲けるかが問題であり、その方法は千差万別だと思います。
自分で運用する、ETF、投資信託、ラップ口座、401Kなどありますが、一般人では何がいいか皆目見当
がつかないのが現状であると思います。
株式投資20数年・FX取引5年ですが、私は一般人に毛の生えた程度で、いまだ何がいいかわかりません。要するにセンスがイマイチですが、自分で行う株式の事が一番わかりやすいので株式投資をしております。ただ、最近は先物を使った強引なやり方には、振り回される事があります。株式市場は日々変化しており、先日の必勝法はすぐに陳腐化してしまい、暗中模索の状態が続きます。
さて、現在の株価の位置は上昇トレンドの押し目なのか、下降トレンドなのかは、私にはわかりません。マスコミに登場する株式評論家、市場関係者など多くは前者のスタンスをとっております。
まあ、自分の金を運用した事の無い人間がいろいろ言っても説得力はないですが、一般人は信用してしまいます。あいはら友子みたいにマンションやベンツを株式投資で買った人の言葉は、意味があると思います(ただ、この事は本人が言っている事で私は確認してませんが、言動は信用しております)。要するにセンスがあるのです。
それに引き換え、投資信託の信託報酬としての年間手数料1.5%(運用会社、販売会社の手数料)を取り、1000万以上の報酬のファンドマネージャーの運用成績の悪さ、横並び意識など、TOPIXをベンチマークとして、勝った、負けたと一喜一憂している連中を、プロと呼べるのでしょうか。プロだったら、ベンチマークなど関係なく常にプラスの運用成績を期待したいところですが、大手金融機関のサラリーマンには無理でしょう。センスは組織に潰されのです。
結局株式運用は、時期・成績をどうすかにかかっていると思われます。昨年IFAの話を聞きましたがその人は大手証券会社の元社員で、「世界経済は拡大しておりリスクは無い」「一時的に押し目はつけるが基本的には、右肩上がりなので株は持ち続けるべき」と断言しておりました。
まあ証券界出身者は万年強気で、勝手な言い様ですが購入者の損益のマイナスが拡大したら、どう言い訳するのでしょうか?。損失マニュアルでもあるのでしょうか?
最後に、株式市場は儲かる一方株価10万円が1000円以下なるすさまじい現実があるのです。皆さん欲をかかず、堅実に儲かる方法を研究しセンスをみがきましょう。
株式市場というものの仕組み、ゲームの構造みたいなものについて語っている本なので、「こうすると、儲かりますよ」というニュアンスは出したくないのですが、ポジティブに一番伝えたい点を伝えるタイトルで思いついたものは、今のところ、上記です。
もっと一言で決まるタイトルがあると良いな、とも思いますし、悩みは尽きません。
あるいは「株式投資のセンスとは何か」にすると内容がより明確になるとともに現代風の題名になると思います。
または、「へそ曲がりのゲーム」というのはどうでしょう。題名に「株式投資」と入れたいのが版元の立場かもしれませんが、内容に自信があるなら抽象的な題名でもOKだと思います。特に、エリスの名著「敗者のゲーム」のパロディとして機能する狙いもあります。記事の内容をみるかぎり、山崎さんも「敗者のゲーム」を意識しているように思われますし、株式投資の努力が無駄に終わるという点でエリスの主張と共通点があると思います。なので、題名もエリスの名著を連想できるものにした方が気が利いているといえるでしょう。個人的には「へそ曲がりのゲーム」が一押しです。
ちなみに「合理的」という言葉はいわゆる「手垢のついた言葉」になるので題名に使わない方がいいでしょう。読んだ後で、「ただのへそ曲がりではない。それは合理的なへそ曲がりなのだ」とわかればいいことです。
本タイトルは「ゲームとしての株式投資」で、
サブタイトルは「平均的な日本人になりたきゃ、株なんてやめちまいな」
もしくは、「自分で考えないノータリンに株をやる資格はない」
さらには、「腰抜けジャップは株の塩漬けでも漬け込んでおけ」
あたりでどうでしょう。
「青竹割ってへこいかく株式投資」
やがな。いまどき抗争にあけくれる横道なはかたんもんの写真を表紙に使って、「オムスビは、誰も届けてくれましぇーん。うまかっちゃんも買えまっしぇーん」とか、キャプションいれたらええ。まあ、「合理的へそまがり」で、可とせんか、ノイローゼなるで、彼みたいに。
~株式投資の否定神学を超えて~というサブタイトル
はいかがでしょうか?
だと、合理的という言葉の硬さがヘソ曲がりの面白さを消してしまいそうな気がします。
「ヘソ曲がりの株式投資」の頭に、小さめの別フォントか吹き出しで「合理的」がペタッとつくようなデザインなら多少ましかもしれません。
「踊らされるな!投資の常識」は、と思ったら以前の御著書と「常識」が重なりますね…
そのまんま、「株式投資:ゲームの構造」
…仰仰しいですね。
「株式投資を斬る」
これまた仰々しいか…。
「努力しない株式投資」
これでは楽して儲かる方法、みたいなニュアンスに聞こえて、良くないですね。
DS様の「株式投資のセンスとは何か」も悪くないと思いますが、このさい思い切って、
「山崎元の運用哲学」
これだと、「山崎元の」は一回り小さいフォントにしておくのが身のため、かもしれませんが。
いろいろ書いてみましたが、読み返すと、われながらロクなものが無いような気が…。失礼いたしました。
「合理的へそ曲がりの株式投資」か、「へそ曲がりの株ゲーム」か、「株で大切なのはセンスだけだった」か、何れにしても、名前だけで売れる著者ではないので、「株式投資」ないし「株」はタイトルに入った方がいいのかな、と思っています。
「「ヘソ曲がりの株式投資」の頭に、小さめの別フォントか吹き出しで「合理的」がペタッとつくようなデザインなら多少ましかもしれません。」というアイデアは、なかなかいい感じですが、PHP新書で、そういったものが、あったかなぁ・・・・。
何れにせよ、もうしばらく悩みますが、あと数日で、タイトルは決まります。
2006年4月号の邦訳版ハーバード・ビジネス・レビュー誌の「意思決定に関する特集号」(英文原書は同年1月号です。タイトルは「Decision Making」だったと記憶しています)でも、情動(emotion)こそ意思決定の死活領域であることの臨床医学的側面からの根拠が列挙されています。
さて、こうした内容が投資判断にすぐに応用できるものではなさそうですが、軍事行動意思決定、買収合併意思決定、資源資産再配分意思決定、さらに、個人の意思決定ではなく「リスキー・シフト」や「同調圧力」等に代表される集団意思決定(Group thiniking)についても、今後どのようなアップデートがなされるのか興味深いところです。
つまるところ「合理的な判断」という表現形態が形容矛盾をはらんでいる(すなわち「合理的な情動形成」と同値のニュアンスなので)恐れがあるという帰結が、fMRIのよる脳内各所に関する機能検査の結果、導かれつつあることは、K先生から以前にご教授頂いた点と合致するようでした。
「市場と感情の経済学」は「私情と感情の神経回路経済学」とすべきなようです。
特に、株式市場参加者の多くは、値動きが刻々と判明し、日々の損益が克明な分だけ、よりいっそう欲望と恐怖で神経回路が正常運行し難い状況下に置かれている可能性が高く、そうした中で“ジジ抜きゲーム”に従事している状態ですから、へそ(実際は脳ですが)がどんだけ曲がりまくっているのかな?と想像してしまいました。
神経回路と私情経済に関する研究は、なんとなく危険な感じもしますが。
「意思決定」。「意思」とは感情であり、即ち、脳である・・・、という方向と、旧来のファイナンス的な合理性の間をどのように整理すべきなのかは、なかなか興味深い問題です。
大雑把には、前者の合理性による決定をX、後者によるものをYとすると、両者を交換経済に組み込むと、XがYに対して、少しずつ損をし続けます。
「合理性」という言葉が曲者ですが、X≒自然的合理性、Y≒ゲーム論的合理性、とでも言うべきものでしょう。前者は、実証的原理、後者は規範的原理です。
マーケットに参加し、大きなチップを繰り返し賭けるような状況では、「Xに依ると損だ」ということが分かりますし、Yに依る人が、Xに依る人を、続けて安定的にカモり続けることは出来ませんが、リテール顧客の集団のようなもののX依存は、集団として安定しているので、XとYによる意思決定のギャップは、Yを利用する人から見て、利益として取り込むことが出来る利潤の源泉になり得ますね。
つまり、こうした投資理論をもって考えると、不安定なアノマリー(感情による現象ですが)を頼って運用するファンドマネジャーになるよりも、「グロ・ソブ」のような(これに限りませんが)「本当は(Yの意味で)有利でなくとも、感情的には欲しくなりやすい」商品をマーケティングする人になる方が、戦略として優れている、といえそうです。
この辺りは、今回の拙著でも、簡単に説明しておきました。
Yを交換ゲーム的なシチュエーションにおける合理性として位置づけ直せば、それが人間にとって「幸せ」に感じられるかということを別とすると、「合理性」が堂々巡りでどこに行ったのか分からなくなる、ということは避けられるように思います。
もっとも、k先生によれば、Yのような帰結から逆算するような意思決定が容易に可能であるかのように考えることは、非現実的だと、お叱りを受けそうですね。
愉快犯的啓蒙家としては、XとYのギャップ、つまり、「感情の値段」に相当するものを、一つ一つ暴いて、分かりやすく提示する、ということが有効だと思います。幸い、「感情」≒「脳」には、「損」や「アンフェア」を嫌う回路が組み込まれているようです。
ところで、転職は順調ですか? お仕事上、なかなかお暇にはならないかとは思いますが、良かったら、次は、小生と、共著で一冊いかがですか?
2)日本の石油開発関係者によれば、「*に近接したフィリピン領海の海底資源開発は、世界的に見ても一見非常に魅力がある。しかし、あそこは米英豪のアングロサクソン系企業が中国企業と駆け引きするための海域で、日本は手を出せない」と。(続く)
とはいえ、名はタイトルを表すわけであるからして、できればいくらかましなものを選びたい。どうせ後悔するんだから、著者が好きなように選ぶのが基本だろう。タイトルを決めるというのは、それはそれで著作者としての満足があるもんだ、と思う。長くトウシロの文学賞の審査をしている宮本輝先生が、「それにしても、ろくでもないタイトルばかりだな」と最近嘆いておられた。審査員ではないが、わしもそう思う。いいタイトルをつけることができないのに、いい内容の本が書けたりするだろうか。そもそも、書きたいことが定まっていないので、いいタイトルが浮かばないのではないか、とか、書きたいことは定まっているのにタイトルだけ浮かばない山さんに、微妙にプレッシャーをかけてみたりするのだが。げに、ピーエッチピーなら渡部昇一のとなりに並んだりするんだろう、それだけでクソ本扱いだから多くを望むのをやめつつも、だからこそ、タイトルがだめでは売れないだろうとも思うなあ。ウラのウラはオモテ、的なフレーズでかましてほしかったというのが、わしの私的な感想である。たとえば、ナンバーズというのは、出る目を当てにいくのではなく、誰しもが予想しそうにない数字つまり結果として配当が高くなる数字を予想すべきだ、的なことを一語で表してほしい、と、どんどんハードルをあげていくわしである。しっかし、ピーエッチピーのタイトルを真剣に考えるような人生にあいなるとはさすがに考えていなかった。愉快だ。「朝礼で部下に読ませる株式投資」がリアルリバータリアン本のタイトルかもしれんで。関係ないが、ピーエッチピーと聞いて、松下ではなく別の名前が浮かんだ。先日長い付き合いのねーちゃんに、「京セラ社墓ドームのコンサートなんか行ってるから、いつまでもドリームがカムズリアルにならんのだ」と絶対に言ってはいけないことをかみ殺したからだろう。
古い友人の畳屋は、毎日の京セラ社墓朝礼話に、ノイローゼになりつつある。誰だ、しょーもない朝礼用の冊子をタコ社長に売りまくったのは。
本日のスパモニはまずまずのバランスだが、モナの元彼とゴッチャンゴルフのチーム施工を並べると、いかなことにもかわいそうだな施工、安倍を応援する気も、もううせたみたいだし。いきなり山さんが性界きってのエロ男に、「で、あんた私と違って巨乳好きらしいじゃないか。本当はテロ特よりエロ特、モナのフィリピン遠征の方が気になってんじゃないの? モナに未練たらたらメールとか、送ってんでしょ、そのまんま宮崎のポリやがな。ほんでからモナは仏手とはいわないクリ吸チャンか?」とか、言うかと思ったら、貧乏に人格が負けた前原がらみのナイスなツッコミで、これまた愉快だった。モナが楽しんだ唇をカバちゃんが奪ったら、これはまたこれで、愉快だなあ。タイトルは、「求めよさらば与えられん」が浮かんだ。あとで、誰かにぶたれても知らんけど、自己責任自己責任がお題目の時代である。
こんにちは。「スパモニ」から帰ってきました。
確かに、モナ細野氏は、体格雄大で精悍な種馬を思わせるイイ男で、対して、世耕氏は、並べられると、ちょっと絵柄的に可哀想に思いました。私も、全身写りの座りのカットで彼と並ぶのは嫌です。
ちなみに、朝の打ち合わせでは、「細野氏に、モナ・ネタでは突っ込まないように」という注意がディレクターからありました。たぶん、テレビ界としては、例の問題はそろそろ不問にする頃合いであるらしく、山本モナ氏について紹介する時も「ある代議士とも話題になった・・・」なんだそうです。まあ、テロと糞だけでも、十分話題はあるので、モナで突っ込む気はありませんでしたが、「人の噂も75日」です(特に、政治家や、芸人さんは・・・)。
本当は、世耕氏に、「イラクとは、話が違うって言うけど、あなたは、イラクには批判的なんですか?」なんて突っ込んでみたいところでしたが、時間がありませんでした。
●
タイトルはやっぱり難しい。当家家庭内の協議では、「必要なのはセンスだけ」というサブタイトルがいいのではないか、という意見がまとまりましたが、さて、メインのタイトルが決まりません。「株」ないし「株式投資」を入れて、エリスの「敗者のゲーム」のような気の利いたタイトルを付けることは、殆ど不可能に近く、相変わらず、悩んでいます。「リアルな株式投資」、「株式投資の本当」、「裸の株式投資」「ゲームとしての株式投資」、「へそ曲がりの株式投資」といった辺りを考えています。
細野はモリタクさんと元同僚らしいですね、並んで写真を撮ってます、何も言うことはありまへん。ついでなので。最低賃金アゲなんか主張している学者なんか一人でもおるのか、と以前わしに振られた記憶があるのですが。最賃について研究していた学者は、確かクリントン不倫とん政権で、労働担当になっているはずです。宮内竹中規制緩和利権グループに、いいように資料を使われた大竹が、最賃上げたら失業ふえる、ということを「絶対」だと言っているが。学者なら、どの地域、どの業種で、どれぐらいの失業者が出る、か数字出してみろ、と思う。そして、失業者が増えるぐらいなんだ、とも言ってみたい。最賃でもベー印でもテロ特でも、制度を変えれば、「新しい社会が出現する」のであーる。野党は反対反対ばかりだ、とか言われて腰が砕ける前原を批判せねばならんのは、そのためだ。反対して違う社会を実現する、のが政権交代じゃないか、エロ特の細野くんよ。政権とったら、モリタクを旧竹中の位置に置いてやってくれよん。隣で写真撮るのは、ひかえたれ。
センス、ちゅう言葉は、シックスセンスの頃なら使えたが、今は、ピンとこないなあ。スピリチュアル全盛やけんね。いっそ、「曲がり角の株式投資」で、社会派をきどったらどうか。わしゃ、山さんは、本来社会派やと思うがね。ランダムウォークの升目があるやろ、あれ表紙に載せたらええ、と思ったが、新書はツルっとしとんやったなあ、表紙。ま、せっかくへそ曲がりで青竹を割ったような性格に生まれたんだから、シンプルでいいのではないでしょうか。今回は、「へそ曲がり」系ですかな。
行動ファイナンスで言及されている、
「“ある種の認知バイアスに起因すると思われるシステマティックエラー”と“バックテストなどで観測された市場における超過リターン”との関係」や、
ニューロサイエンスで言及されている、
「アンコンシャス段階でのニューロ回路(例えば、扁桃体)の働きが、判断の死活領域を握る」ことや、
脳内臨床医学で言及されている
「快楽(幸せ)の通貨単位であるドーパミンと強化学習効果(人は快楽通貨ドーパミンのポジション残高を高めるため行動する、いわば通貨奴隷ドーパ民なのである)」
などに触れながら、
それを克服すべく努力するための啓蒙書であるならば、「株式メンタルトレーニング」とか「投資臨床」のような心理学・医学方面のキーワードと造語をつくってタイトルにしてみるのはいかがでしょうか?
・・・・・・・・・・・・・
山崎さんの株式投資本は、世俗一般の「株式投資必勝本」とは異なっているのは、言わば「OSソフト(基本ソフト)」のような存在であるからだと推察されます。
それに対して、「必勝本」系の俗モノの位置づけはOSというよりもむしろ、「アプリケーション・ソフト」的(=投資手順や手法・儲かる法則・有効な指標・独自の機能変数・勝ちパターンといった即行動に移せるという点で)であり、エンドユーザーにとって使いやすいのでしょう。
山崎さんは「OSソフトは提供するが、アプリケーションは自分で考えなさい」というスタンスの方ですが、エンドユーザーの多くは“アプリケーション”を欲しがるものですから・・。
その辺りになんとなく「隙間」(山崎さんと山崎さんOSユーザーとの間の)を感じます。
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共著のお話は大変光栄です。私が何らかの形で貢献できるのであれば幸甚に存じ上げます。
株式投資新理論
※ 基礎理論だとすると
株式投資の才能
天才肌の株式投資
※ センス=才能 とみなして
ええ、ぱっとしませんね。
話はかわるが、シュンスケの後ろにヤタガラスが飛んでいるのが見えるスピリチュアル江原は、見えたり聞こえたりが、いつもいつもだと面倒なので、ガラガラ、シャッターが下ろせるらしい、マスダオカダみたいやな。だからして、靖国の英霊の声も聞こえなければ、病院をたらい回しにされて死んでいった赤子の叫び声も聞かないでいいそうだ。便利な耳だな。わしの耳には、「オムスビが食べたい」という北九州のド貧民の声が聞こえてしかたがない、うるせーぞ、安い金で働いて焼酎と女ばかり買っている九州男、まあ一杯やってくれ、かえだまハリガネでお願い。ラーメンをすすっていると、「人殺しのための給油艦給油などやめて、この冬を越す灯油を恵んでください」とすすり泣くド貧民の声も、確かに聞こえるなあ。
そのような、影、の原因は、竹中のボイスによると、「改革のせいではなく、グローバリゼーションのせいだ」となるらしい。もちろん、わしは声を大にして叫ぶ。「影の原因は、改革でもグローバリゼーションでもなく、竹中平蔵の卑しさだ!」。どうだ、カエル、参ったか。たまには、民の声に耳をすましてみろ、下駄顔。最近、「日本は最低」という話をあっちこっちで聞く。それは、「先進国の中で最低」なのではなく、全世界の国々の中で、「最低」、ということだ。竹中、全部おまえの顔が下駄みたいだからだぞ。あと、ヤワラちゃんに似てるな。
こんばんは
タイトルは『山崎元が心の底から滲ませる金融投資の哲学』、
サブタイトルは『ハウツーを絶対に語らない、健全な金融界の構築を目指すプロフェッショナルの本音』
山崎さんが書かれた数多の著述・著作を拝読してきた一ファンの素直な感慨から発する提案としてご笑納頂ければ幸甚です。
来月の読書週間が本当に楽しみです。
(日経のキャリア・デザイン・セミナーも心から応援致しております。)
宮内竹中規制緩和利権グループは、市場化すれば二十回ぐらいの受け入れ拒否で、どこかの病院におさまるそれも用意した金次第でだって市場原理だから、とか言うのだろうが。今現在、たらいまわしにされて死んでいく子供は誰を恨めばよいか、といえば、それは竹中平蔵だ。まあ、安倍でも小泉でも、自民党時代の小沢フリチンスキーでも、大臣だったイラ菅でもええわ。とにかく、恨んでみろ。おまいら、おひとよしが、過ぎるんじゃ。きっちり、化けて出たらんかい。江原の耳元で叫んだれ、おまいスピリチュアルメタボやで。
山さんの名前を省略してからに、ボイスの表紙に載る鏡台の恥中西は、「コンドームが買えないほどの貧困こそが、少子化問題を解決する」と大真面目に言う。なじぇ、枕元に立たない、おまいらそれでも霊か。霊なんだな、こりが。殺されても人を恨んだりしないから、君ら、霊なんだな。嘘を言っているのは、江原であり、竹中だな。頭が下がるよ、霊に。だとすれば、人間のでけていないただのおっちゃんが、霊にかわってインチキ霊能力者と人殺し学者の成敗をせんといかんのね。ちと、わし一人では荷が重いので、恨みや呪いも分散が大事、のセオリーどおり、日経キャリアでも、なんと月刊アスキーでも声の出る株屋として発言できる山さんに、念を送っておこう、そこんとこよろしこ。
さっき本屋で、ピーエッチ新書で買うに値するものはあるかと探してみたら、福島泰樹の中也本は三百ページの力作で、まあまあかと思ったが、いまさらおっさん、中也でもないので、パスした。記念すべき、買うに値する新書第一号、山崎元の「タイトルの決まらない株式投資」、予約しとけ、某ブライダル会社が試用期間と定めているたったの五ヶ月で解雇されるキ印の期間社員大野を首領とする偽装請負軍団のみなはんも。カエルのボイスは聞かんでええが、仁義や、仁義。
ちなみに、鬼畜キヤノンのサイトの価値は、43位だそうだ。あれだけええかげんなこと書いて、43位なら、ここは、一位やな。ええか、安倍に日本一の経営者と言われた御○所フジオ。五ヶ月は、試用期間、やで、世知辛い今日においては。立派な、雇用安定政策の率先、やのう、○器が。
本屋に行くと
「元ファンドマネージャーがそっと教える株式投資」
みたいな本が色々とありますが正直何から手をつけていいか困ってしまいます。
山崎さんの著書はいつも楽しく読んでいますので、完成を心待ちにしております。
1点リクエストですが、文章の中に「バカ」という単語が無ければよいと思います。
最近随分安易にこの手の言葉を使われていますが(グズ・クズ etc...)、山崎さんのイメージが悪くなるので、しばらく封印した方がよいと思います。
正直なところ、最近の文章は読んでいて少しハラハラします^^;
今度の本が沢山売れますように!
遅ればせながら、本のタイトルについて。
本命をちょっといじって、
「ロジカルへそ曲がりの株式投資」
ではいかがでしょうか?
ロジカルという言葉にした理由は、
なんとなく「ごうりてき」より発語の快感があるから、でして。
書店で経営や自己啓発本のコーナーに行くと、「ロジカル~」という用語が溢れているので、あまり差別化にはならないかもしれませんが。
もっとも、書店の他のコーナーだと、セコい内輪の理屈に「品格」とか「誇りある」とかの題が踊る「若い頃に教養をきちんと身につけられなかった、寂しい人向け」の本ばかりが転がっており。(ブローデルでも読めよ、と内心、悪態をつきつつ...)
希望のあるコーナーだと思っているので、書店が盛り上がるタイトルを期待しています。
もしくは、関川夏央氏(彼のダルな昏さが私は好きです)にあやかって「株とは厄介なものである」....。
ぴーえいちぴー新書ってどういう感じの新書か知らないので、もう適当、ですが。
ヘソ曲がりがお好きなようですので、
「ヘソ曲がりこそ合理的―株式投資のセンスとは何か」
後半は「株式投資の真相」でも「株式投資のエッセンス」「ファンドマネージャーの運用哲学」「株式メンタルトレーニング」でも、もうなんでもありかと。
「株式投資というゲームの本当のルール」うーん。
リアルな株式投資、は抽象的でちょっとどうかと思います。「美しい国」(なんと、もう古い!)や「国家の品格」だって流行ることもあるとはいえ、やはり。
裸の株式投資というのは、山崎元が株式投資のカラクリを丸裸にするっ、という意気込みでしょうか?
巨○好きの作業員様が、「株なんて裸にしてなにが面白いんだ」とか言うところですかね…
それにしても安倍首相には驚きました…
で、理論など理解していないが。かっちょええフレーズの一位は、「均衡点において、ゆらぎは最も大きい」であった。そんなわけで、次回作の題を考えた。
「よるべなき時代の ゆるぎなき株式投資」
ありそうやし、ちと、臭いな。フジオ、表紙に使っても、結構売れるで、なんせ世界陸上の広告塔やからね。なんなら、トートーの○器が火を噴いている写真もええなあ。
確かに、「合理的」が無いと、言っていることの意味が正確に伝わりませんねえ。
そういえば、いつもは見ない本棚を見てみたら、「稼ぐサラリーマンの仕事術『キヤノンの掟』」という凄い本が出てきました。2004年4月の刊行です。サブタイトルには、「御手洗社長直伝!」とあり、帯には、御手洗氏の顔写真、そして「あなたも『稼げる人材』になれる!」とあります。確か、キヤノンに勤める友人から貰ったのでした。いやはや。
「あの頃はよかったな」とその本をレジに運んだ自分に「照れくさく、懐かしい」想いがしました。
さて、この度、山崎元氏が株の本を出版されるとのことで、その本のタイトルの候補がブログ上でやりとりされていますが、上記の本のタイトルに比べるとなんとも景気が悪い(失礼)。
ただ、折しもサブプライム問題で弱気な株式市況の現在においては「アツモノに懲りた」潜在的な読者が多いと考えられるので、出版されるタイミングとしては良かったのではないかと野次馬的にみています。
上記の本ですが、扶桑社の『SPA』という雑誌で取り上げられたことがきっかけで、書籍化したとのことです。
『下流社会』(光文社新書:三浦展著)によると、この『SPA』という雑誌はサラリーマン下流階層を対象にした週刊誌とのこと。
彼らの特徴として
・仕事において上昇志向がない
・「自分は人よりすぐれている」という自己能力感がある
という点が上げられています。
そんな彼らが、手数料が安くネットで簡単に注文できるようになった株式投資に「本職では駄目な俺だが、俺が株式投資をやればうまくいく、だって自分は人よりすぐれているんだから・・・」と一攫千金を夢見て熱くなっている様が目に浮かびます。
かつての個人投資家といえば、ある程度の富裕層が主であったと思いますが、今や宝くじ的な?一発逆転を夢見る下流階層にまで裾野を広げているようです。
もともと山崎氏の本はアッパーミドルを対象にしているようで、『SPA』を読む層が山崎氏の本を手にすることは少ないように思います。
今後は、もう少し幅広い層に向けた情報発信もしていかれてはいかがでしょうか。
そういった意味でも、本のタイトルもあまりひねったものではないシンプルなものがよいのではと私は思います。
既にタイトルは決まっているのかもしれませんが、私の提案としては「オトナの株式投資」です。
山崎氏の著書が、マルキールの『ウォール街のランダムウォーカー』のような古典的名著になることを期待しております。
山崎先生、こんばんわ。
四季報が発売され、昨日、そして今日、老舗の大手書店に足を運びました。
そして、この2日間連続して、高齢の身体に障害を持った方(右腕が無い方、足が不自由な方)から、イキナリ話しかけられました。
いずれも、話題は、自分の持ち株の行く末についてです。
高齢で、かつ、身体に障害をもっていらっしゃる方は、通常の仕事で収入を得るチャンスが、ほとんど有りません。
従って、株式投資は生活の糧を得るための、切実な手段なのだあと思いました。
今度の山崎先生の新著が、そのような方を含めての「福音の書」となれば良いなあと、思っております。
私も「SPA!」は読んでいます。確かに、上昇志向にちょっと背を向けた感じの、少しトウの立った若者(30歳前後?)がターゲットのようで、ここのところ、「おお、もっと下流がいた」と読者を安心させるような格差ネタの特集が多い感じがします。
30歳になって、一応働いていて、まだ勉強して上昇したいと思っている人は「日経ビジネスAssocie」を読み、上昇を諦めると「SPA!」を読むのかな、というイメージですね。両誌は、時々、似たテーマの光と影的な特集の組み合わせになります。
ただ、SPA!の株トレやFXに対するアプローチは、今一つ感心しない面があります。しょせん、読者がやっても、ことトレーディングのゼロ・サムゲームにあっては、平均的には負けるはずなのですが、それでも、「一発勝負で、下流脱出!」「対人関係が下手でも、相場で儲けて暮らすることが出来る(かも)」というような、読者の飢餓感を煽る方向で特集を組むのは、いかがなものか。(私は、「そんなに旨いことはないぞ」と注意する野暮な役回りで登場させて貰うことがありますが)
あれらのゲームに嵌り、カネに拘りあくせくする人々を(おやおや、ネット証券の大切なお客様でもありますが)、笑い倒すような特集を組めばいいと思うのですが、どうも、下流には「一瞬の夢」を見させてやることが、優しい(或いは、「売れる」)と編集部は思っているようです。
SPA!読者のような、若い、(ある程度)自由な感覚を持った人々は、長期的に大切に付き合っていきたい山崎商店の客層なので、「SPA!」には、もう少し、読者のお金を大切にしてあげて欲しいと思っています。
なお、これが初めてのコメントです。
教えて戴きたいことがあって、コメントします。
私は、財産形成のため、そして、「ゲームとしての」株式投資を行っている者です。
本文中に「業種を分けて」と書かれています。この「業種」の考え方についてお伺いします。
業種が電気機器の銘柄である株式は持っているが、業種が医薬品である銘柄を一つも持っていないとします。それで、業種が医薬品である銘柄を調べたところ、PERが低い銘柄(他業種と比べ)が無かったとします。この時、テクノメディカ (6678) のように(個別銘柄を出すのは、あまり良くないと思うのですが、出した方が分かり易いと思い出しました。ご容赦下さい。)業種は電気機器に分類されているけど、採血管準備装置を作って売っている会社などの株式を購入することは、医薬品の業種の銘柄を購入した(業種を分けた)と考えて良いのでしょうか。もしくは、電気機器の銘柄を購入した、ということになるのでしょうか。
なお、テクノメディカは、業種が医薬品に分類される銘柄に比べ、PERが低いので、有利ではないか、と考えたとします。また、採血をし、血液検査を行うことは、医療を行っていく上で不可欠であると考えたとします。(採血管を取り扱うのも、薬を取り扱うのも、医療に関わるものを取り扱っている、という点で同じようなものだと考えたとします。)
「・・・とします。」が多く、冗長で分かりにくい文章になってしまいました。お許し下さい。また、「○△の本に書いてある。」というのであれば、その本をお示し戴ければ有難いです。
最後になりましたが、出版予定の株式投資の本、とても楽しみにしています。
のっぽさんが書かれた様に、山崎さんの本文の趣旨から鑑みれば、テクノメディカは電気機器ではなく、むしろ医薬品に近いカテゴリーで考えることになると思います。
(物事を理解するときは、その目的や趣旨から逆算すべし、というのは大事なポイントだと思っています。)
本文にある分散という目的は、もう一段下げて考えれば、株価変動につながる外部的・環境的要因がなるべく重ならない(順相関しない)銘柄に分ける、という趣旨になるのではないか、と思います。
テクノメディカの事業(特に収益性)に大きく影響する、外部的・環境的要因のトップ3を考えて列挙してみれば、おのずとそのカテゴリーも定まってくると思います。
それと、各銘柄の業種(電気機器とか医薬品とか)のみを基準に、PER比較対象銘柄を考えるのは危ういと思います。
例えば、武田薬品の業種も『医薬品』ですが、テクノメディカとは全く事業内容が異なるため、単純なRER等の比較は難しいと思います。
テクノメディカのビジネスに近い企業を自分で見つけ出し、その上でPER等の指標を比較する必要があると思います。
ちなみに、PERなどの指標比較は、中々に骨の折れる手法であると、私自身は考えています。
理由の一つとしては、比較対象の選定を良く考えないといけない点です。
例えば、先ほど上げた武田薬品ですが、第一三共やアステラス製薬などとは比較する意味があると思いますが、それよりも規模の小さい製薬会社との比較はあまり意味があるとは思えません。
なぜなら、国内製薬業者のトップ3は、完全にR&D依存の特許型ビジネスですが、それよりも下位の会社は後発薬ビジネス、もしくは外国からの輸入品販売代行という性格が強くなり、ビジネスモデルが大きく異なったりするからです。
二つ目の理由は、相対的に低評価な理由を調べるために、結局のところ、各社の事業ファンダメンタルを詳細に調べざるを得なくなるからです。
同じような事業の会社に比べて低いPERでしか評価されていない会社は、やはり、それなりの評価しか獲得できない原因があるのが通常だと思います。
ですので、低PER評価の理由を調べた上でなければ、投資判断が下せません。
(あくまで私個人の見解ですが。。。)
東証のものも含めて、業種の分類というのは、暫定的なものであり、目的によって変わるものだろうと思います。
また、一企業が複数の業種のビジネスを営んでいるケースもあり、一銘柄を複数業種に分類したマルチ・ファクターモデル(BARRAのJE2など)もあります。
一銘柄を、複数業種に分類することを試みた際に、考え方としては、売上よりは利益の比率で分けたいところですが、かつて、部門別の利益情報が不十分で、断念したことがあります。また、より厳密には、利益の変動性を考慮しなければならないのか、とも考えられますね。
一銘柄一業種の分類の場合、分類上A業種だけれども、実質的なビジネスリスクはB業種だ、という場合、この銘柄は、B業種として扱うべきでしょう。もっとも、何のために分類しているかという目的によっては、この分類にあまり意味がないケースもありますし、AやBが、大雑把すぎて使えない、という場合もあるでしょう。
大変、よく分かる説明で、十分、理解できました。
一人で勉強していて、分からないところがあれば、ブログにコメントを投稿し、読んでいる本の著者から分かり易い返事がもらえる。インターネットって、凄い物ですね。(こういうブログを開設している山崎さんも十分、凄いと思いますが。)
とにかく有難うございました。