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コメント
 
 
 
諸悪の根源は「中国」? (nekochannome)
2006-10-13 04:57:31
山崎さん こんばんは。



今日の日経など新聞報道を読んだ限りですが・・残念ながらやはり中国・ロシアは北朝鮮をまだ活かして置くような感じですね。



また韓国も韓国政府による「正しい歴史教育」を受けた世代を中心に親北朝鮮&中国派・嫌米派が増えているようで・・南北統一した朝鮮が核保有国になることにまんざらでもない人たちも相当いるのではないでしょうか。



エネルギー業界にいる人間には定説となっている「核不拡散の諸悪の根源は中国である」(中国がパキスタンに核技術を供与→パキスタンのカーン博士を中心とした科学者が闇社会で核技術を拡散中)という見方も、中年以下の韓国の人たちには全く通じないようですね。



報道のみで自分で確かめた訳ではありませんが、非常に厄介な問題だと思いました。



結局、クリントン政権(およびブッシュ政権)の甘さ、日本政府の油断、懐柔された韓国政府、利用を目論んだ中国・ロシアなど・・・様々な国の思惑の違いを上手く利用して生き延び、軍事力だけ極端に肥大させ99%の人民が飢えても平気な独裁者が牛耳る不気味な国。



やはり日本は各国の理解を求めつつ、粛々とするべきこと(出来る限りの経済制裁など)を実行して国としての「姿勢」を示すしかないのかな、と思っています。実質的な効果は余り期待できなくとも・・。
 
 
 
ナショナリストの夢想 (床屋政談)
2006-10-13 07:40:07
山崎さん こんにちは



北朝鮮の核実験に関して、山崎さんの当面の分析(特に「安倍政権がトクをしている」)に賛成です。



また、ミサイル防衛網についても、現状では

高くつく上に能力にも疑問があるので、不要だと思います。

(仮に9割の確率で防衛ミサイルが攻撃ミサイルを撃墜できたとしても、北朝鮮からは既に約200発のミサイルが日本を狙っているそうですから、200発の防衛ミサイルが大金をかけて今すぐに整備できたとしても20発が命中しますね…)

(また、不謹慎な疑問なのですが、日本株や円の市場や米国株やドルの市場!?で先物売りを仕掛けるなどして、北朝鮮側が儲けることは現実的には可能なのでしょうか?)



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しかし、賛成ばかりしていてもツマラないので、私は基本的に北朝鮮の核武装自体は、残念で嫌なことではあるけれども、不当とは言えないのでは、とも書き添えます(山崎さんも不当と言っているわけではありませんね。

私は、北朝鮮には拉致や偽札や麻薬といった対外犯罪と、北朝鮮国民への苛烈な圧政と人権侵害のほうにこそ、優先して国際圧力をかけるべきだと思います。)



一応、北朝鮮は何度もミサイルや核をやめると対外的に約束していたので、その点はけしからんのですが、考えてみれば、

イスラエルもインドもパキスタンも、また国連常任理事国の5大国も、核武装をしています。



特にアメリカやロシアや中国やイスラエルがあれだけ無法な虐殺を平気でしているのは、彼らにとっての蛮民が、強い武装、核を持っていないからだとすら思えます。

(仮に中東諸国がNATOのように共同で軍を組織してそこで核ミサイルを持つと言いだしたら、少なくとも私は心情的に反対しにくいです。)



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そこで、「専守防衛ミサイル」に戻るのですが、今はまだまだ超高価で性能もあやふやなわけですが、逆に、

金持ちで技術があって核廃絶が国是ということになっている日本が、湯水のように金を出して独自に開発し、世界中の非核国家にのみどんどん提供する、というのであれば、



スローガンに堕さない具体的な核廃絶の手段として、私は賛成したいと思います。
 
 
 
親切な友人 (ハットリ)
2006-10-13 09:58:22
山崎元様



はじめまして



で、早速ですが、山崎さんご指摘の通り、得する人の顔ぶれが実験の当事者以外という点で興味深いと私も思いました。まるで真珠湾攻撃のときのようです。



金さんと安倍さんとは仲良しでも友達でもないかもしれませんが、共通の友人がいるような気がします。そして、その人は、ブッシュさんの友人の友人で、きっと中国人の友人もいることでしょう。
 
 
 
いいんでないの (作業員)
2006-10-13 15:14:23
何がいいんでないかと言うと、北の問題だけは、誰もなにも情報を持っていないんだから、風呂屋で牛乳飲みながらな話でいいと思います。田岡元帥もことごとく予想をはずしているし、北の内情となれば水谷がらみでパクられたレインボーの小坂さんが一番詳しかったぐらいですから。



そんなわけで私が思うのは、臨検の次はもう戦闘状態なんだから、備えろとは言わないが、シミュレーションだけは示してほしいと思います。どこに逃げればいいのでしょうか。誰の情報に従えばいいのでしょうか。

戦争は望みませんし、戦争になれば北ごときに負けはしません。ただ、三発目の原爆くらうかもしれないし、ソウルは火の海かもしれませんな。

軍事はその筋の人がネットにはたくさんおられますのでおまかせしますが、日本はやっと空中給油機を用意するような段階で、北本土には神風アタックしかできないのですよね。

あと、中国のメンツがどうのという話なんですが、北は中国とロシアには今の段階でも、ちゃんと挨拶してるんじゃないかと思います。北って、中国の一地方ではないでしょうか。もちろん、今後は暴発的な独立聖戦を予想しておく方が無難ではあると思いますが。以上風呂屋談義でした。
 
 
 
窮鼠猫を噛む? (774)
2006-10-13 16:14:32
「窮鼠猫を噛む」のではないでしょうか?

何故日本はアメリカに戦争を仕掛けたのか?

北朝鮮は昔の日本より賢明なのか?愚かなのか?同レベルなのか?

北朝鮮の国連大使の言動は松岡洋祐のようだ。

昔の日本と同じ道を歩もうとしている感じがするが。

 
 
 
損得 ()
2006-10-13 21:36:17
山崎様 はじめまして。



そして早速ですが、私は北朝鮮の現政権は今回の「宣言」によって大いに得をしていないという事に関して、現在においてはその通りであると思いますが、逆にそれ程の損をするという事もないのではないかと考えます。



と、いうのも中・韓両国は北朝鮮との距離を再考しないといけなくはなりましたが、それは対国際社会での舞台向けだけであって、中・韓両国としては北朝鮮現政権の崩壊により難民として北の国民がなだれ込む事の方がよっぽど損失が大きいので、本気で潰しにかかる事はありえないでしょう。



中・韓両国内に核ミサイルが降ってくる事はまず無いと考えているはずですし、実際もないと思います。

最初にミサイルが降ってくるのは私たちの頭上でしょうから・・・

基本、米国が直接交渉のテーブルにつく事から得が発生するのですし、

北は、利益に変わるまで投資を続けるのではないでしょうか

パンクするのが先か、折れるのが先かのチキンレースになるとおもいます。

 
 
 
体制崩壊に追い込むしか... (taka)
2006-10-13 22:39:24
山崎様 はじめまして



拉致問題から始まり、北朝鮮に関しては、本当にいらいらさせられます。国際政治は、それぞれの事情、思惑があり、すんなりといかないのはわかりますが、明らかに悪事を働き、それが放置されていることに対して苛立ちを感じます。確かに、「核兵器を持って何が悪い」「常任理事国は核をもっているではないか」という意見はもっともで反論することは難しいのですが、北朝鮮を積極的に支持する国もなく、ほとんどの国が非難するのであれば「核を持つことは悪」に違いありません。他人の嫌がることはしないというのが社会のルールのはずです。ただ、北朝鮮が核を持つ理由は、インドやパキスタンの例のように過去の歴史が「持ったもの勝ち」であるからでしょう。なんとか、制裁を加えて悪しき前例を作らないようになればと思います。個人的には、国際的圧力によってキム・ジョンイルを中国にでも亡命させ、難民の発生なく体制が崩壊して北朝鮮が民主国家に生まれ変わればよいなと願っています。
 
 
 
Unknown (オッティ)
2006-10-14 00:09:05
陰謀論と承知で書きます。山崎様もちらっと触れているような気もしますが。



金正日はすでに用済み以外の何者でもありませんし、北朝鮮の生物化学兵器、難民、国境云々で軍事行動ができない以上、米中の思惑がポスト金正日にいくのは当然だと思うのですよ。

この延長線上に金正日の暴走があったのではないか、と。



最後の抵抗にもかかわらず、この一連の核騒動が「失敗」ということで片付けられてしまったならば、金正日体制がどうなるのかは私もよく分かんないです。成功で核保有国になってもよく分かりませんが。



(北朝鮮の核開発のレベルなんですが、相当なレベルにあるとみていいと思います。98年パキスタン核実験時に、一緒になって核実験やっていたようですし、カーン博士との密接な協力関係もありました。この件、ご存知でしたら申し訳ありません。

http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/asia/northkorea/archive/news/2006/08/18/20060818ddm007030105000c.html



http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%97%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E6%A0%B8%E5%95%8F%E9%A1%8C

ですから、失敗で終わるタマじゃないはずなんです。)



核も恐ろしいですが、日本と米国の同盟関係を改めて認識しました。

幸い、ブッシュ政権は9・11のほとぼりが醒めて現実路線へ移りつつありますが、それでも日本が有志連合の参謀?として動くと言うことは、国連の決議内では収まらなくとも追随しなければならないということですから・・・。

(国連は平和維持機関としては機能しないでしょうが、人権面から言ってもある程度は尊重すべきものだと考えています。)



イラン核問題もありますし、どうもこの先暗雲が立ち込めている気がします。
 
 
 
Unknown (山崎元)
2006-10-14 03:18:11
皆様、コメントありがとうございます。エントリーを書いてみて、重要なことでありながら、北朝鮮について、私はいかに知らないか、ということを思い知りました。おかげさまで、少しずつ、考えが進んできたように思います(決定的な進歩には至っていませんが)。



>nekochannnomeさま



中国の影響力がどれくらい決定的なものなのかが、難しいところですね(私は、良く分かりません)。現在は、軍部が暴走しつつあり、親中派のクーデターが遠からず起こるのだろうか、というストーリーを中心に考えていたのですが、さて、その根拠は、と言われると、はっきりしません。



>床屋政談さま



私は技術者ではありませんが、核ミサイルを撃つことよりも、迎撃する事の方が、遙かに難しそうに思えますし、仮にそれが可能でも、これを証明してみせることは困難でしょう。つまり、「ミサイル迎撃システム」は、商業的に普通の商品としては、成立しないということであり、たとえば、アメリカが日本に買わせるというような、支配-被支配関係がなければ、購買行動が起こらないもののように思えます。「湯水」のようにお金を使うのも嫌ですし、ミサイル迎撃は考えない方がいいのではないでしょうか。



>ハットリさま



こんにちは。確かに、「関係者に広く統一的に関わる誰か」がいるのかも知れませんね。もっとも、この人(団体?)が「仲を取り持つ」ような動きをしてくれると考えるのは、甘いのでしょう。



>作業員さま



「どこの情報に従えばいいのか」「せめてシミュレーションぐらい示して欲しい」というのは、自然な感情ですが、現実的には、「甘え」に過ぎないでしょう。どこを撃たれるか政府だって良く分からないのが現実でしょうし、万が一分かったって、そんなことを、おおっぴらに国民に説明するはずがありません(理屈は、お分かりですよね)。風呂屋でのぼせてしまいましたか?



>774さま



いらっしゃいませ。昔の日本が、内輪の論理を相対化できずに暴走してしまったようなことが、北朝鮮で起きないという保証はないですね。



>鈴さま



純粋にチキンレースだとすると、少なくとも心理的には、失うものの少ない北朝鮮が有利ですね。対象が、金正日さんなのかどうかは分かりませんが、「個人」には上手い逃げ道を用意することが必要かも知れませんね。(そうした対応は、ブッシュ大統領には苦手でしょうが)



>takaさま



いらっしゃいませ。



北朝鮮の核を非難することは、論理的に100%正当とはいえないのだろうな、という感覚は、どこかに必要でしょう。世界一のならず者国家である米国自身が核保有国ですし(劣化ウラン弾だって実戦で使うし)、「大量破壊兵器保有=悪」ならイスラエルはどうしてくれるという話になります。基本的には、北朝鮮の現政権に対しては、パワーゲームで屈服させるか、逃げ道を用意するしかない、ということなのだと思います。だとすると、早く政権を転覆させることが、現実的には望ましいことでしょう。



>オッティさま



こんにちは。



北朝鮮に対する武力行使まで視野に入れるとすると、米国は、資源なり、金融なり、何らかの利益を目的に行動するのでしょうね。その準備が整ってから、何らかの武力衝突があるのかも知れません。



韓国が北朝鮮を抱えるのは経済的に荷が重いし、米国の影響が強い形になるのは中国にとって容認しがたいでしょうし、中国の支配下に入ることは、米国にとって嫌でしょう。相場用語でいう「もうは、まだなり」みたいに、なかなか解決しない構造なのかも知れませんね。



また、北朝鮮が、日本をやっと攻撃できる程度の核武装能力であれば、アメリカも、何かあれば北を報復攻撃攻撃できますが、北朝鮮が、アメリカ本土に核を打ち込むことが出来るような能力を築くと、アメリカは、自国への報復を恐れて、日本を見殺しにするかのうせいもありますね。



こうした損得分析は、通常、ゲーム理論の枠内で行われますが、通常のゲーム理論はプレーヤーが冷静だ、という前提で分析が行われますが、金正日氏にブッシュ氏では、この前提と合致しないような気がします。
 
 
 
asahi.com見出し (kmzt)
2006-10-14 05:49:02
初めて投稿します。



asahi.comのトップページに「中韓、なお安定優先 首脳会談」という見出しで記事が出ていました。(2006年10月14日05時15分更新時点)

意味合いとしては、日米が主張している厳しい圧力ではなく対話継続の方に重点を、という趣旨だと考えれば分かるのですが、「なお安定優先」という短い表現には、「このような事態まで至ってまだなお安定優先している」という印象が読み取れ、違和感を覚えました。



この表現をそのまま読むと、一方の日米他は朝鮮半島の「安定」つまり平和状態を優先していないということになります。

私の考えでは、北朝鮮がたとえ核実験をしようとも、朝鮮半島及びその周辺が「戦争状態」にならないことこそが優先事項であり、朝鮮半島の「安定」はすべてに優先するものであると捉えます。現在のところ平和憲法を保持する日本も、当然に優先すべきところでしょう。それが、このような見出しに現れるような印象(=中韓は安定優先、日米他は安定を差し置いてでも核放棄を優先というイメージ)が当然のように流布され、社会に受け入れられる状況に、不安を覚えます。



なお、記事ページの中見出しは「苦悩の中韓、対話強調 半島安定を最優先 首脳会談」となっており、トップページの枠の小ささから上記のような表現になったものとも思われますが、それにしてもキケンな表現だと感じます。
 
 
 
北朝鮮の核問題 (サイレントじゃないマジョリティー)
2006-10-14 07:31:08
山崎様



おはよう御座います。

寄稿準備でPCを立ち上げたところ、いきなりの地震のインパクト(但し一発ドカンと来て沈静)に一瞬『核ミサイルの着弾か二度目の大規模爆発実験の余震波か?!』との些か冗談めいた思いが頭をよぎった、朝でした。



NHKニュースはその後台風のことを報じています。



自分自身に『何と言いますか何事も一過性』をあらためて思う一日の始まりです。



さて本題に関して私が思うことの二点です。

1)近隣諸国のことに就いて私は何と不勉強だったのか!!

2)今一番怖いのは北鮮ミサイルよりも、実は日本国憲法改正⇒国防軍事論の台頭を許しかねない諸状況とその雰囲気を利用しかねない安倍内閣の不気味さ。



外交政治家の父親の下で修行期間の長かった安倍晋三首相の比較的得意科目=外交シーンでの『身のこなし』の映像を好意的編集で流す放送・報道には今朝の曇り空のいやらしさと嫌悪感を感じます。



ところで、今朝の日経は結構大切な出来事の記事が多いのですが、私が最も関心を持ったものは『ノーベル平和賞「貧者の銀行」ユヌス氏』の記事でした、これは大いに研究すべき大切な課題ですね。



従って上述1)・2)に関しては優先度2レベルとしつつ、経済関係の勉強(株式投資を中心に)を最優先でいま少し専念したく、本エントリーへの寄稿は専ら2)の観点からの監視を続けるなかで折々させて頂くこととします。



P.S.

同じ日経朝刊経済面に福井総裁のにこやかな写真もありました。

ああ村上ファンド問題も寄付で一件落着の墨付きを日経にも貰ったし、花咲爺さんの根腐れ問題もフェードアウトかと思うと、それがどうやら嫌悪感増幅の要因でもあった気がします。
 
 
 
無類の風呂好きなので (作業員)
2006-10-14 15:07:56
だいたいのぼせているのですが。

たとえば、ある地方のローカル局は、首長が役員に雁首ならべていて、「きみらなあ、有事の際に情報統制するとき、主体と客体が一緒になって面倒だから、落選の保険に地元の支援者にアルバイト紹介してもらって、なんとなく役員室を談合サロンみたいに使うなよ」とのぼせ口調でからかうのですが、当の首長たちものぼせていて、よだれたらしてぽかーんと口を開けているだけなのですね。



遺族会の票がほしいという私情だけで、山崎さんの嫌いな国益を損ねた小泉を糾弾したりはしないんですね。核実験核保有にいたった現状は、第一義的にあのけしからん国ですが、まわりの対応が間違っていなかったか、検証せんといかんですばい。

拉致問題と核というのは、圧倒的に核の問題の方が重要だという判断を政府はしなければならなかったし、今後もしなければいけない。と、言いたいが、拉致問題に同情しつづけたのぼせた大衆(私もそのひとり)では、なかなかいわゆる国益を守るという政策提言はできないのかもしれません。
 
 
 
思い出 (作業員)
2006-10-14 15:41:26
本当にスーパー銭湯に行く前に、思い出を書かせていただきます。

私が出た公立高校は、廊下をバイクが走っていくような学校でしたが、野球部だけはけっこう強かったです。トーナメントでいいところまで行くのですが、私学の強豪にいつも負けていました。そこで、野球部の友人に、「俺らもアホだが、あいつらはサインも覚えられんような私学のアホなんだから、なんとか頭使って勝てないのか」と言うと、友人は大まじめな顔でこう言いました。

「おまえは世間を知らないなあ。あいつらは二十四時間野球のことしか考えてない野球馬鹿なんだぞ。野球については天才だ」



私も、北は核についてだけはかなり高度の技術を持っているような気がします。彼ら軍事馬鹿ですから、装備は古くても侮れないですよね。今時のマスゲームはなんともゆるい印象で、とても戦争できるようには見えないのですが。

そんなこんなで風呂屋にいきますが、日本が貫くべきは平和ボケ、いや平和馬鹿であると確信し、憲法9条を抱いて死ぬ覚悟が自分にあるか、ゆっくり湯に浸かって考えます。
 
 
 
 (作業員)
2006-10-14 16:11:14
>どこを撃たれるか



これは、ペイオトリオットの配備を思い起こさせ、愛国心の順番つまり国体とは何か、を想起させます。

一番は米軍基地。二番がまあ、皇居ですか。三番が、原発。数字の悪い四番目を国会周辺にしときますか。あとは、どこでしょう。私財で配備できそうなのは、消費者金融な一族のみなさんとかでしょうか。この近辺を選んですむというリスク計算は難しいですね。破片が飛んでくるし、核だったらとにかく放射線被曝は避けねばなりません。では、ラドンを浴びてきます。ちなみにラドンは気体にも固体にもなるんだと、昨日原発の御用学者のじーさんが教えてくれました。ほんとかな。
 
 
 
大人の外交 (Dialectician)
2006-10-14 18:17:43
山崎様



世の中に唯一の真理などない以上、又はそれが理念上あり得るとしてもその発見が容易でない以上、外交も妥協が必要だと思います。一国の意思決定プロセスつまり議会の決定それ自体が妥協の産物なのだからそれ以上の広がりを持つ多国間の意思決定では尚更だと思います。むしろ唯一絶対の真理などない、という前提で話し合い、妥協し合うというのが民主主義のイロハでしょう。キリスト教原理主義とか世界強制民主主義とか拉致問題原理主義?とか北の主体思想とか見かけはいいが(そうでもないかな?)、実はお粗末だし決して成功しないと思います。

北朝鮮がなぜ“悪事を働く”のか・瀬戸際外交に走るのかは、なぜ北の政権ないしは38度線が生まれ、かつ未だに現存するかのあたりから思い出さないとダメと思います。38度線は勿論米ソが利権のために冷戦を背景に作ったもので米ソに直接の因果関係があり、他方北の政権の『正統性』は日本の植民地支配“日帝36年”に抗戦した英雄の後継者ということでありパルチザンの指導者が開放後、建国の父になるというのは自然の成り行きですから金親子の政権誕生の生みの親は原初的・間接的には日本ということができます。ところがもはや冷戦構造が過去のものとなり(あくまでイデオロギー)、日本は韓国とは65年に一応オトシマエをつけて清算済み。一言でいえば緊張状態とか未清算状態というのが北の政権の唯一の存立基盤なのに、そういう足場がなくなってしまった。だから窮鼠になっている。(ちなみに中ソ対立の局面でも北は一時的に対外的プレゼンスを飛躍的に高めた。)ただ日本と北とではまだ戦後処理のオトシマエがついていない。だからこそあの暴君が未だに正統性を国内的に誇示できる建前を維持できているという面があります。北朝鮮問題は日本にとっては腫れ物で、できれば思い出したくないし、米ソにとっても同じようなもの。現に国際法上朝鮮戦争はあくまで停戦してるだけで終戦していない。また北にとっては太平洋戦争ですら終戦していない。そこで日本が北に過去の清算をする必要があるわけですが、誰を相手にするべきかは別問題なので問題は単純ではないでしょう。かつて金丸信というFixerが、早いこと清算をして国交樹立して(そのうえ上手に商売をしたいという健全な思惑があったどうかまでは知りませんが)訪朝しようとしたか訪朝しましたが、国内でドケザ外交と一斉に非難された。戦後処理としての賠償金を払い、国交樹立の努力をするということ自体はむしろ当たり前でドケザ云々というのは当らないと思いますが、相手が金親子ではむしろあの独裁政権を強化するものであり、その点でとても賛成できない。北の人民自身による革命・ケーデターが最も理想的ながらそれがなかなか実現しない。タイで農民に人気があっただけの指導者がクーデターで簡単に失脚するのとは訳が違い、何しろ建国の父(その後継者)ですから。北の政治犯はまだ生きている人は今世界で最も恐ろしい処遇を受けている層の1人に数えられるでしょう。そういう体制の暴君を相手に戦後処理しても人民のためにならず(真の戦争被害者のためにならず)、暴君の大トロか取り巻き連中の雇用費にまわるだけでしょう。窮鼠の暴走を止める為の交渉努力というのは近隣諸国にとっては緊要な課題であり、日米ソにとっては避けてきた課題の清算という要素でもあるでしょう。しかしあの政権維持を強めるようなコミットメントはより多くの政治犯の処刑をもたらすだけという面があります。政権を強めてもいけないが暴走も防がなければならないって、実に難しいですが。

ただ、交渉の入り口論争はやめたほうがいいのではないでしょうか。拉致被害者全員が戻ってこなければ一切の妥協はしないとか、核(どこまで兵器化進んでるかは知らないが)放棄しなければ二国間協議はあり得ないとかは、大人の外交とは言えないと思います。入り口云々に固守すれば北にこそ条件にする入り口の名目は沢山あるわけですから。もっともブッシュはタリバーンを軽音楽レコード会社のレーベル名かバンド名かと思ってたぐらいの世間知らずだったらしく、お勉強のできるライスもアジアのことは素人でしょうからもともとあまり期待できない。むしろアメリカは核が他の“ならず者国家”ないし“テロ国家”に売られることさえ防げれば御の字であって北の悲惨な政治犯には興味ないでしょうから、アメリカにさえ刃向かわないようになれば、実はいち早く電撃的に北を承認してサッサと商売を始めるかも知れません。その場合一番惨めになるのは入り口に固守する日本ということもあり得るかも知れません。
 
 
 
タニマチおらず (作業員)
2006-10-14 20:48:11
風呂行きが中止になりました。スーパー銭湯は高いのです。

中東の専門家はアメリカに二人しかいない、という(笑い)話を聞いたことがありますが、北の専門家はアメリカにいるのでしょうか。日本にはけっこうおられるみたいですが、なんせ情報がありませんからなあ。伊豆見先生がものすごく暗い英語を話しているのを聞いて、なんかとってもアジアな絶望感に浸ったことがありますが。(関係ないな)



レジュームチェーンジ、などというのは軽々に言えなくない? 人はそれを侵略と呼ぶし、そんな兵器ないぞよ。タニマチアメリカの言うに従ふのみ、では安倍にすぎるのだが。
 
 
 
Unknown (山崎元)
2006-10-14 22:50:31
>kmztさま



いらしゃいませ。コメントありがとうございます。



確かにご指摘の朝日新聞の見出しの打ち方は、ある種の価値観が入っているようにも読めます。正直なところ、私は気付きませんでしたが、中国の立場に対してシンパシーを持っている人が、朝日新聞に居るのかも知れませんね。参考になりました。



>サイレントじゃないマジョリティー様



私も、エントリーを書いてみて、自分が北朝鮮について、確かなことを殆ど何も知らないことに驚きました。



政治ですから、利用できるものは全て利用するのでしょうが、衆院補欠選挙も、北朝鮮核問題が与党への追い風になっている、などという報道を見ると、気分は複雑ですね。



ところで、例の、性根の腐った花咲爺さんについては、また、どこかの雑誌でしつこく取り上げようと思っています。それでどうなるものでもないかも知れませんが、機会があるなら、言うべきことは、言わないと、と思っています。



>Dialecticianさま



いつもながら緻密な分析、どうもありがとうございます。北朝鮮に対しては、現政権を継続させたくないし、しかし、追い込みすぎるのも危険だし、というジレンマがあるわけで、これをどう整理するかを考えきらないといけないということなのでしょう。何れにしても、単純な一貫性を求めることは危険なのだということが、良く分かりました。ありがとうございます。



>作業員さま



結局、安全に関して、国に多くを頼りすぎては危険だし、ことに「絶対安全」を求めると、高く付く、ということでしょう。逃げ時、逃げ場は、国民の一人一人が自分で考えるべきだ、と覚悟するべきなのでしょう。







スーパー銭湯行きは中止ですか。私は、これから、拙宅の小さなお風呂に読みかけの本と日刊ゲンダイを持って(あと、缶ビールも一つ)入ることにします。
 
 
 
なぜか漫キですわ  (作業員)
2006-10-14 23:20:01
山崎さんあるいは他の方もおおむねそういう感じの人が多そうですが。安倍ちゃんに赤紙もらって子供が戦死するというのは、痛すぎる話だと思うのですね。

私らパンピーとは違うので山崎さんは気をつけた方がいいです。ご子息を激戦地に送られる可能性がありますからなあ。戦前はそういうことがよくありました。



ありきたりといえばありきたりな解説なのですが。

右翼はこのところずっと、親米と反米に分かれていたのですが、平沼たんの復党なんかで、きゅっとケツの穴失礼菊門絞めるつもりですね。小泉竹中路線からは、もうかなり伝統右翼ベクトルに振れてますからな、山崎さんのお考えと現政権のコアはかなり違います。伝統右翼は女工哀史に涙して突然決起したりしますからなあ。戦争始まって統制経済になりマル経学者が復帰したり(そんなことはありえんが)、などとなるといわゆるみんなのプランがくずれますもんね。アメリカがすごいのは、戦争してるのに、マーケットはしらふなんですもんね、上がってるんでしょ最近。日本はこうはいきませんぞ。すでに第三次世界大戦に敗戦した状態ですからなあ。ケインジアン宮沢が生きているうちに戦犯として公開処刑に、とかは思わないですね、もうおじいちゃん寝てるみたいだし。私、死刑廃止ベクトルですし。では落ちます。
 
 
 
安倍政権の情報操作 (ドイツ特派員)
2006-10-16 01:05:07
山崎様、



以前北朝鮮のテポドンが発射された時、丁度ドイツに駐在していて、「このまま東京が火の海になったら難民か。さてどうするよ?」と考えたことを思い出しました。



北朝鮮については、この核実験を否定するのであれば、他の世界での核実験をちゃんと否定することが必要でしょう。その意味では私は今回の核実験も他の国での核実験(及びそれに連なる核兵器)も否定します。



それよりも、NHKの海外放送に対して、拉致被害についての報道を強化するよう要請したことに得も知れぬ嫌悪感を持ちます。ミクロとしての拉致被害者の方々については、筆舌に尽くし難い苦労だと思います(自分の子供がさらわれたら、と思うとぞっとどころではありません)。そのこととマクロの放送への介入というのは峻別すべきことであり、その区別ができないことは致命的です。



更に言えば、こういう批判が簡単に予想される介入に対し、上手く操作できない(馬鹿正直に出してきている)政府の稚拙さにもがっくりくる思いです。
 
 
 
世襲独占 (beta)
2006-10-16 03:51:16
北朝鮮と歌舞伎でエントリーを!
 
 
 
Unknown (山崎元)
2006-10-16 03:53:54
>作業員さま



確かに、宮沢氏は、急に「崩れて」しまいましたねぇ。実は、日本の「評論家」の中で、私が一番高く評価していたのが、宮沢喜一氏でした。首相や大蔵大臣の時は単なるグズなのに、自分が当事者でさえなければ、彼の批評の鋭さは超一級品でした。政界引退後にいろいろなコメントを聞きたかったのですが、もう無理でしょうね。かなり残念です。



>ドイツ特派員さま



北朝鮮の核に関しては、たとえばイスラエルの核が問題でしょうし、ひいては、アメリカも問題でしょう。とはいえ、秩序を維持するものは力なので、しょせん力の論理のバランスが取れる場所に落ち着くしかないのでしょう。金さんも含めて、北朝鮮の人々が、自分の命の惜しい人々であることを祈ります。



ところで、ご指摘の、NHKの海外放送に対する「要請」(=圧力)はかなり感じが悪いですね。中曽根も小泉もやらなかったことを、いとも簡単に始めるあたりが、今回の安倍政権の不気味さです。



それにしても、NHKはしょせん政府の圧力の下にあるのだから、税金で必要最小限の国営放送であればよいのであり、多額の受信料を取って、紅白歌合戦や大河ドラマのようなどうでもいいものを作ることは余計ですね。そんなこと、誰も頼んでいないのに・・・・。
 
 
 
Unknown (山崎元)
2006-10-16 04:02:07
betaさま



こんにちは。



現在、拙宅の引っ越しを前にしていることもあり、北朝鮮と歌舞伎というお題でエントリーを書くことは、些か私の手には余ります。



とはいえ、「世襲」というのは、気味の悪い世界ですね。特に、歌舞伎については、これが純粋な芸術なら、素質とヤル気のある人をオープンに集めるべきであり、世襲に(それに性別にも)こだわる必要はありません。それなりの世界を作っているのではありましょうが、突き詰めると、芸術としては、どこかに妥協のあるインチキなのでしょう。あるいは、せいぜい「芸事」にとどまる、一種の胡散臭さが、味わいなのでしょうか。



おお、そう言えば、安倍さんの家も世襲ですねぇ・・・!
 
 
 
こりゃテツヤ (作業員)
2006-10-16 14:09:08
自称仏教系右派の宮崎テツヤくんが、「金ドン暗殺だー!」と叫んでいたらしいのだが、どうも『中国の人に暗殺してもらう』ということらしい。

こりゃテツヤ。そぎゃんええかげんなこつゆうて、きさんぼてくりこかっそ。君はさんざんチャイナスクール批判してた反中大論客なのに、結局暴力の前では土下座すっとか。そげんこつなら、はじめからずっと頭ばさげときんしゃい。ほんにせからしかおとこったい。(九州弁はようしらん)



青竹わってへこいかく とはよく言ったもんで、やれるもんならやってみろ、ほんとにすっとか、たいしたもんたい。横道モンは何やるかわからんからなあ、こわいなあ。



ちと冗談が過ぎたので今日の山崎語録。

「例えば失業保険の給付期間の延長とか、ローンを抱えていればある種の徳政令のようなものに賛成することはプラスになります。情けない話ですが、本当に決定的な一票を持っていたら賛成票を投じることもないとは言えません」



いいか、そこの若いの。人生はずっと情けないことばかりだ。山崎さんの先輩の西部のじーさんは、自身の一票が決定的に作用しないから選挙には行かないと言っていたんだ。私もいかなかった。が、西部も私も横着なだけで、決定的な一票などというのは嘘だ。わるいことはいわん、下流の間は貯金しながら共産党に投票しなさい。世界はやがておさまるべきところにおさまるから。

で、まずなあ、健康保険の滞納者に対して徳政令を出せという要求から勝ち取れ、たのむ勝ち取ってくれ、ほんと頼むよ、お願いだ。
 
 
 
Unknown (山崎元)
2006-10-16 14:42:57
作業員さま



年金の陰に隠れて目立ちませんが、健保の財政問題も大きな問題ですね。



高齢化社会を抱えて、厚生労働省の管掌分野の重要性は増すばかりですが、彼らに任せておくのでは心配です。



共産党に投票するのがいいかどうかですが、私は、社会党の野党第一党時代に、対抗勢力としての社会党があまりに弱くなったときに、共産党に入れていたことがあります。少数でも「批判」をやってくれそうなので、スパイス役(腐った臭いをごまかす)を期待してでした。しかし、共産党自身がいいかというと、自己批判能力の乏しい政党のようで、一定以上の勢力を与えるのは考え物と思えます。しかも、共産党が負けると分かっている候補を引っ込めると、選挙はもっと面白くなるはずなのに・・・!
 
 
 
悲しきかな (作業員)
2006-10-16 15:13:00
私も世襲嫌いで、具体的に言えば、裏千家批判なんかをしておりましたのですが。下流には下流の生きる道がござんすからなあ。年収が二千万超えるまでは、こっそり共産党にでも入れとく手はあるのです。



語録

「消費者金融カンパニーをつくって銀行のブランドで消費者金融をやればいいのではないか」



人はゆらいでますからなあ。転ぶことを恥じていてはしのげません。などということは、まあ好みですから、とにかく、「こら、共産党。あと二年だけ、頼むから候補たてんでくれ。正念場なんだからほんと」
 
 
 
対抗勢力 (ドイツ特派員)
2006-10-17 00:13:39
それにしても、これほど対抗勢力としての野党が存在感をなくしたことがあったんでしょうか?社民党の福島代表、あの学級委員のような喋りは何とかならんか?民主党の菅副代表(だったっけ?)のピント外れの捲し立ても見苦しいし、共産党もなあ、作業員様がおっしゃるように、無駄な得票になっている感じですし。



今回のNHKへの圧力の件、圧力そのものもさることながら、あんなにあけすけに意見が出る稚拙さに現政権の幼さが見え、さらにそれを責めることの出来ない野党の力の無さが更に腹立たしい。幼稚園のお遊戯じゃあるまいし。あくまでミクロとしての拉致被害は絶対に許せませんが、それをマクロに展開するやり方も許されるものではないでしょう。
 
 
 
世襲独占はナチスの選民思想 (beta)
2006-10-17 07:55:09
と同じ。

歌舞伎人は日本の恥。

タブー
 
 
 
ヤマタクと一字違いですね (beta)
2006-10-17 08:00:42
中身は?
 
 
 
Unknown (山崎元)
2006-10-17 11:33:47
ドイツ特派員さま



今回のNHKへの圧力は、「ここまで来たか」という感じですね。しかも、もともと安倍&中川(昭)のNHKへの圧力問題があったのに、NHKに堂々と触れてくるのですから、相当の神経です。



こうなると、自分たちの都合で、取材テープを引っ込めた朝日新聞のような、サラリーマン・ジャーナリズムが、本当に中途半端で世の中のためになっていないことを思います。



例の記者も、ジャーナリストとしての覚悟があれば、さっさと退社して、録音を公開して世に問う、というくらいのことができないものか、と思うのですが、たぶん、「ジャーナリストの覚悟」よりも魅力的な退職金があるのでしょう。メディアには、退職金を禁じる、というわけにも行かないし、困ったものです。
 
 
 
外交 (okocha)
2006-10-24 00:29:25
 現在の世界情勢は、各国の利害が一致して成り立っている結果だと思います。

 拉致被害者家族の方々にとっては非常につらい状況です。核が優先順位1位となってしまいましたから。
 
 
 
Unknown (山崎元)
2006-10-24 01:30:29
okochaさま



いらっしゃいませ。



「各国の利害」といっても、それぞれの国の中には、いろいろと異なる利害を持った人がいるので、「国」単位で考えるとポイントを外す危険があると思うのですが、現実には、そのように考えることは、なかなか難しいですね。
 
 
 
太平に酔う今 (cherry)
2006-10-31 17:43:07
 一番危惧することは、時間ばかり経ち一向に解決しない事です。その間に、北は核の実用化に向け着実にその歩みを止めていない。北の固い意志を余りにも軽く見ている我々にもっと激しく警鐘を鳴らすべき時期ではないか。
 北の本質が、戦前の我が日本の軍部のようであったら、間違いなく日本国民に取り返しの効かない災難がもたらされてしまう。現在、北を六カ国協議に復帰させるため、説得中であるが、北は相変わらず、着々と我が道を進んでいて、立ち止まる気配すらない。
 北はどんな約束も、破るために締結している。今後も絶対変化は無いと肝に銘じるべきだ。
 其のうちに、北が日本のどこかに核ミサイルを放ち、長崎の様な街が発生した事態を想定して見たい。世界中が右往左往し、非難がごうごうたるものになるが、死亡した同胞や破壊された街並みは、二度と元には戻らない。非核三原則がどうのこうと言う議論が荒っぽく破壊された瞬間である。日本中が、喧々諤々、評論家は持論を展開し政府や安保理の無策をなじるが全く用をなさない。安保理が開かれ、米国は報復のために、早速日本海に軍事力を集結しだすが、中国やロシアは米国のすばやい行動に、即は乗らない。
 結局は、米国は中国やロシアの説得で、米朝協議に応じる。亡くなった多くの日本人は、戻らない。
日本以外の、五カ国は絶対に自国に一撃が無いと確信しているので、北の引き伸ばし作戦に踊らされて、究極は北の核の増強と日本攻撃に手を貸しいると知るべきではないか。
 核がある以上、全面核戦争にはならないし、全面核戦争には、強烈なブレーキが掛かると思うが、今のままでは、日本に対する一撃は覚悟しなくてはならないのではないか。日本では、今その議論が不足し、太平に酔っているように思えてならない。
 多くの評論家や国民は北の指導者が他の先進国の指導者の様な良識や常識があるものと思い、圧力と対話などとのんきな議論や対策に終始している。
 圧力はかけ続けるが時間だけが経ち、結局は来年ぐらいに、北がジャブを出し日本の多くの同胞が死亡してしまう方向に進んでしまう事態を思い、言いも言われぬ恐怖を感じてしまう今日この頃である。
 もう一歩進んだ、議論と対策が日本で展開されるよう皆さんの活躍をお願いしたい。
 
 
 
Unknown (山崎元)
2006-10-31 21:47:32
cherryさま

確かに、最悪の場合、一発くらいは覚悟しておく方がいいかもしれませんね。但し、その確率はかなり小さい、とすると、さて、どうするのがいいでしょうか。

先制攻撃も、ミサイル防衛網も、日本自身の核保有も、何れも、私は、非現実的だ(=費用対効果で得にならない)と思います。

決して、不真面目に言っているのではありませんが、上記の小さな可能性をゼロにすることは、諦めるのが上策だと思います。

北朝鮮が日本を核攻撃して得るものが無い間は、やらないだろう、と予測して(「信じて」ではありません)、じっくり駆け引きをするのがいいと、(私は)思います。

核を発射しても、通常兵力で侵攻しても、北朝鮮としては、得にならない、という状態をキープする努力は必要でしょう。



ところで、今の段階では漠然と思っているだけですが、来年の参議院選挙の直前には、また、北朝鮮が何らかの行動を起こすかも知れませんね。もちろん、こうした行動は安倍政権にとってプラスに働きます。
 
 
 
分かってるつもり? (kenkouhoushi)
2006-11-17 18:10:16
湾岸戦争の開始直前、評論家も私の周囲の同僚たちも、ほとんど戦争は回避されると言ってました。
サダムはそんな馬鹿ではないはずだから、と。
昨年の9.11郵政選挙も、小泉圧勝を予想した評論家は皆無でした。
毎日新聞の世論調査では、75%の人が「必ず投票する」と言っていたのに、その熱気より自分の思い込みが先行した結果です。
私は予想に反して北は相当危ないと思いますが、いかがでしょうか。
だから、予想が外れることを毎日神に祈っています。
本当ですよ。
「経済制裁は宣戦布告とみなす」という発言は、われわれが思っているよりずっと危険ではないでしょうか。
「韓国には通常兵器で、日本は核兵器で攻撃する」とも言ってますし。
http://blog.livedoor.jp/kenkouhoushi/archives/50807660.html
 
 
 
Unknown (山崎元)
2006-11-17 21:06:22
kenkouhoushiさま

コメントありがとうございます。貴ブログも拝見いたしました。

ご指摘のように、一つの可能性として、経済制裁=宣戦布告と解釈して、北朝鮮が、日本を核攻撃、ということはあり得ます。私も気持ちが悪いと思っています。ある人にとって合理的なことが、他の人にとっても合理的とは限りません。

ただ、それはそれで、仕方のないことだとも思います。人間、事故で死ぬこともあれば、出会い頭に殺されることもありますし、病気で死ぬことはたぶんもっと多いでしょう。その確率が非常に小さく、対策のコストが莫大に大きい、と思えば、放っておくというのは、意思決定としては合理的だと思います。

北朝鮮に対して「逃げ道」を与えるべきだ、という考え方もあるでしょうし、北を先制攻撃するしかない、という考え方もあるでしょう。

特に、「逃げ道」については、もっと考えようがあるのかもしれませんが、現在の私に、良いアイデアがあるわけではありません。

ただ、これは私の個人的な考えですが、そもそも、北朝鮮は、日本に核攻撃してなにか得られる得があるわけではありませんし、日本が核武装しても、報復攻撃の被害を考えると、事実上これは使えないでしょう。従って、日本の核武装自体は、コストが掛かるばかりで、益をもたらさないと思います。

最終的には投票で決まることですが、核武装に関する国民投票があれば、私は反対票を投じます。それに、私個人は、比較の問題として、核を撃ち合うよりは、「北の言いなり」でいいと思っています。
 
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