コメント
 
 
 
良いですね (サイレントじゃないマジョリティー)
2006-12-23 16:57:55
山崎様

東京地方は今朝から季節的には温かい一日でしたが、札幌は如何ですか、きっと快適なフライトを楽しまれたものと想像致します。

いいですね:
その1.
ご両親様ご家族を本当に大切に思われている、孝行息子さんと娘さん(今回は確か妹様もご一緒でしょうか)いいですね。
お父様の80歳のお誕生日盛大にお祝いして差し上げて下さい。
一ファンからも『おめでとう御座います』。

その2.
週刊現代では新聞の通信簿しか見ていませんでしたが先程あらためて46頁から49頁も拝誦しました。
年末・年始に『神の神経学』と『やばい経済学』の2冊は少なくとも読んでみようと思います。
家族と認知症を生きていて人間の脳に就いて関心がとても高く、将来は自分自身の課題でもあり多面的に勉強して見ようと思っていますので、とても貴重な情報を頂きました。

 
 
 
書名について (ポラロイド)
2006-12-23 22:59:40
「ヤバイ経済学」は、正しくは「ヤバい経済学」だと思います。
すみません、気がついてしまったもので・・・。

なお、私の今年のベスト読書は、少し遅れて読んだ「僕はこうやって11回転職に成功した」でした!
 
 
 
私のベスト読書 (yokoyari)
2006-12-23 23:43:56
私は「累犯障害者」ですね。
http://7andy.yahoo.co.jp/books/detail?accd=31769755

この国のセーフティネットがいかに脆弱かわかります。
ぜひ著者にはがんばって国会議員に復活してほしい。

あと、7&Yで注文してセブンイレブン引き取りであれば送料無料で受け取りができますよ。
私は最近専らこれを利用してます。

しばらくはお休みでしょうから親御さんとゆっくりしてきてください。
 
 
 
今年もおつかれさまでーす。 (ミランダ)
2006-12-25 05:23:22
山崎さんがご紹介されてた脳の本、さっそく買って読んでみようと思います。わ、今、探そうとしたら脳の進化についてどっかの知識をメモったノートが見つかりませんでした。あの本は読みにくい本でしたが。進化を言い表してた感じはするコメントはあり。(~進化する!)って本です。~は脳か何かです。日経の文庫の(脳の七つのエラー)の方が私的には良かったです。新書ではないのですが。山崎さんのベストスリーは読んでません。私的には、ベストスリーは新書ではなく、今年読んだ佐藤優さんの国家の自縛なんか良かったです。靖国問題についても語ってて。(山崎さんの本は勿論好きで良かったとして)山崎さん、多忙な一年間だったと御推測します。 ゆっくり温泉でもつかってのんびりして、また来年もがんばって下さいね☆(^^)実家が北海道なんて良いですね。ロマンチックで。山崎さんの興味ある脳の本紹介して下さりどうもありがとうございました!(^^)神‥を考えてたわけではありませんが、ヒストリーは生の営みだとは思います。
 
 
 
今年の読み物、ベストは (ミランダ)
2006-12-25 06:41:20
一位はこのブログですよ♪やっぱり。山崎さんのコラムも素晴らしかったですが、山崎さんの色々な人へのコメントの発言も勉強にもなり楽しめました。ブログの雰囲気がとても良かったと思います。どうしてこうも上手く出来るのかとても不思議な感じです。評論家さんと言っても山崎さんは特別に気になる存在の味ですね。
 
 
 
Unknown (waremokou)
2006-12-25 09:04:49
実は最近私も「脳に宗教の起源を求める」一連の本を読んでおりましたので(村本治さんの本ではないのですが)思わず書き込んでおります。
真理と倫理がなぜ結びつかないのか(近代科学には倫理を放棄する性格がありますね)と考えていくと、行き着く先は宗教がどのようにして生まれ育ったのか、そして宗教を生んだ脳の構造ということになっていきます。ここら辺の議論は本当に刺激的で面白いですね。私も村本さんの本を読んでみたいと思います。
ご紹介ありがとうございました。
 
 
 
Unknown (さくら)
2006-12-26 15:30:31
初めまして、最近山崎さんのブログを知って読ませていただいています。
ピンときたのでコメントさせていただきます。

>>このいわば「内なる神」を外に投影したものが、世俗的な宗教の正体であるが、この「外なる神」を奉って人間を組織化して支配しようとする宗教は好ましいものではなく、人は、「内なる神」を取り戻す(必ずしも信心の形を取らなくても、自分の良心を肯定すればいい)ことで、より精神的に豊かに、かつ、自然に、つまり幸せに暮らすことが出来るはずだ

私はキリスト者でありますが
上記のような主張を、私もひしひしと感じていました。法王でなく聖書に、神学ではなく自分の心に・・マルチン・ルター的な発想を思い出すのでした。

神経系とどのように関係しているのかはわからないので、この本を読んでみたいと思います。
 
 
 
私のベスト3 (サイレントじゃないマジョリティー)
2006-12-26 21:43:27
山崎様、ミランダ様、皆様

私のベスト読書とその理由等です。

1.ミランダ様の『一位はこのブログ』には全く同感です、便乗させて頂きます。
これがブログ部門のベスト、続いて

2.経済・金融工学部門と人間工学部門のベスト:
『リスクとリターンで考えると人生はシンプルになる』山崎元氏著、ダイヤモンド社。

経済・金融投資に視座をおいた物事の捉え方や思考方法を、人生相談への回答のなかで現実生活に即して考察・ご説明される中で論理組立て法やキーワードの持つ意味も本当に理解し易く従って呑み込み易くこれぞ経済・金融と人生を考える際のベスト書籍です。

専門用語の解説や難しくも在り難そうな諸説の解説や単なる記憶アシスト技術書とは全く違い、物事の本質の捉え方に関する基盤=プラットフォームの作り方を懇切丁寧に人間愛を以って一面では厳しくも提示されつつ、その上にキーワード解説も散りばめられていて、自然と理解と記憶への定着が進む凄い著作です。

「選択と決定」の問題を解決する論理思考方法とその先にある「実行の技術」の一例としての人と関わることのストレスを小さく抑える工夫も、そして人間劇場の最前線からの助言としての弁護士の荘司様のスパイスの要所でのピリリと利き具合も本当に有効な教科参考書でした。

私事にて恐縮ながら、次男坊が現在家出中で学業よりもギター一本に掛ける人生を思案中のようですが、第二章59頁から63頁(だけでも良いから)を中心に読むように、帰宅したら遅れ馳せのX’masプレゼントに贈る予定です。(息子よ、何処かでロバ耳読んでいたなら早く帰って来いよ♪♪。) 

全編にわたりご相談一件毎に私ならどう回答するかを考えてから山崎さんの指針を読み進める形としました。因みに私なりの上述のご相談に対する回答案は『銀行に就職して趣味として音楽を楽しみましょう』でしたが、成る程息子が家出して仕舞う訳です、もっと早く読んでおくべきでした♪♪・・・・・。

秋口に地元の書店で取り寄せて貰って暫く積読中でしたが今日完読、今後とも折に触れ再読することとなりそうです。

3.人生のコーヒーブレイクタイム部門:
『世界の日本人ジョーク集』早坂隆氏著、中公新書ラクレ202。

日本人がどのように見られているのだろうかを考える機会がありますが、或る一面を非常に的確に捉えていると思いましたし、著者の早坂氏ご自身の旧共産圏欧州や中近東生活でのご経験も交えた、日本人分析の傑作だと思います。

大阪出張出掛けの東京駅でカバンに読み物を入れて来忘れていた為に構内の書店で買いました。
2~3頁を繰っていたのですが、思わず爆笑、迷わず購入しました。

『ハイテク国家像』から始まって『新たなるにっぽん像』まで全8章構成で、ほんの一例の一部分を挙げれば、思わぬ時間帯に帰宅した亭主が寝室で他の男と裸で睦まじい行為中の妻を発見した場合の各国人の典型的反応行動で『日本人サラリーマンは正式に紹介されるまで名刺を持って待っていた』と言うのがあります。
極端な誇張もあり反応は読者百人百様で当然ですが、思わず爆笑のケースが多々ありストレス解消の一助として私にはこの部門での今年のベストでした。


4.歴史部門:
『ローマ人の物語』塩野七生、新潮文庫

年表や穴埋め方式での専ら記憶力重視型の教科書や参考書では在り得ない、歴史への興味と読破持続力が自然と身に付く、これぞ歴(ローマ)史勉強のベスト参考書籍。
但し全巻読破は年越しですので、エントリーの今年のものには該当しませんが。
個人的には歴史は司馬遼太郎さんと塩野七生さんが大好きです。
 
 
 
敬称忘れていました (サイレントじゃないマジョリティー)
2006-12-26 22:24:15
2006-12-26 21:43:27のコメント投稿で塩野七生様に敬称を付け忘れました、塩野さん御免なさい。

(正)4.歴史部門:
『ローマ人の物語』塩野七生氏著、新潮文庫
 
 
 
はじめまして (ふる)
2006-12-26 23:46:15
前から拝読しております。

ヤバイ経済学は私も今年のベスト本(小説を含めて)だと思っております。

「神の神経学」は知らなかったのですが、面白そうですね。今度手にとってみたいです。

>宗教の歴史は、人間の脳神経系の「進化」に伴うものではないか、という脳の「進化」の時間的な感覚にもう一つ納得できない

この本を読んでいない上で感じたことを書いて見ると、

宗教というものが「頼りにするもの」であるとするならば、何かに頼らないと生きていけないというのは、進化ではない、退化?あるいは別の方向?
というようなことを考えさせられました。

追伸:拙ブログの「ヤバイ経済学」のレビューTB送らせて下さい。
 
 
 
「下流喰い」 (waremokou)
2006-12-27 13:23:46
今朝の朝日で、桐野夏生さんが連載「メタボラ」を終えての感慨を寄せていました。

「メタボラ」は「十把一絡げにはできないものの」、いわゆるニートと呼ばれるような若者、つまり「どこにも属さずに流れ、たゆたい、いわゆる貧困層を形成していく者たち」が「ことごとく希望を潰されながらも必死に生きる、若者の愛と絶望の物語」なのだそうです。そしてこのような若者たちは確実に増えていると記されています。

わたしは自分の子供はニートにならないようにと思いながら育てておりますが、心の奥底で密かに彼らに共感を寄せてしまう部分がありますし、本当は誰しもそんな部分を抱いているはずだとも思っております。
この共感を抑圧するものはどんな力なのかと考えていくと。。。

 
 
 
ダカーポ最新号☆ (ミランダ)
2006-12-28 00:00:47
ダカーポの最新号は新聞雑誌の書評担当者が選ぶ今年の本ベストスリーです。やっぱり佐藤さん強いみたいです。(挙げられてるのは、今年の自壊する帝国ですが。新しい本も出るらしく。)私は大ヒットした国家の罠より、佐藤さんの神への主観?も聞ける、去年の(国家の自縛)がすきです。神の神経学はアマゾンで注文しましたがまだ来てません。お正月後に読みます。私のコメント、山崎さんを褒め過ぎだけど、ザリガニの本の紹介コラムも、読んで面白そうと思わず買って良い本でしたし、このブログは色々活用出来てます☆(^^)ニート問題で思ったのですが、ニートにもいきなり働きたくない人に何か説くより、周囲の人が何か習い事とか勧めたらどうかなと思います。
 
 
 
Unknown (山崎元)
2006-12-28 00:42:45
>ポラロイドさま

ご指摘ありがとうございます!

>ミランダさま

過分のお言葉、ありがとうございます。脳の話は、もともとアタマの中にあることを説明しているはずなのに、なかなかアタマに入りませんが、何冊か読んでいるうちに、だんだん、イメージが具体的になります。まだまだ面白そうな本があるので、これからも読んでみたいと思っています。

>waremokouさま

若い頃の私は、宗教を信じる人を単純に軽蔑していたのですが、脳の機能との関係が分かってくると、宗教に対するイメージが少し変化してきました。

世俗の宗教に帰依する人に対して、「オリジナリティーのない人だなあ」とか「権威に弱いのだなあ」とか「制度としての宗教を利用しようとしているな」などと思うことはまだありますが、物事の感じ方を表現する比喩として人それぞれの宗教があってもいいのだろうと思います。もちろん、正しい意味で「自分のもの」である必要があり、他人との距離感の取り方を間違えてはいけませんが。

>さくら様

村本氏の「神の神経学」は、日本人が書いた本なのに、なかなか骨太な主張を持った本だったと思います。是非、読んでみて下さい。

>サイレントじゃないマジョリティー様

日本人のジョーク集は売れているようですね。「日本人」という人の括り方についてどう感じるかによって、評価が変わる本かも知れませんが、多くの人にとって、日本人がどう見られているか、ということは、気になることのようですね。

売れる本を作るための参考に、読んでみたいと思います。

>ふる様

村本氏の本の中での「進化」は、「適応のための変化」という程度の意味で、それほど積極的な価値判断が入っているような印象はありませんでしたが、宗教に限らず、疑うことを中止した「信念」や、まして、宗教的な組織、権威などに頼ることは、人間として情けないことだ、と私も思っています。
 
 
 
山崎さんの著作での発言でも若い時の投資は (ミランダ)
2006-12-28 00:57:50
自己投資が大事と印象に残っている言葉です‥(^^)心理学で欠点をゆるし合わない恋人同士は寿命が短いらしいのですが、学ばない人生も同じかとぼんやり思うところがあります。仕事なども。学ぶ事は何でも良いと思います。社会人の人は特に学ぶ事に意味があると思うし。エントリーとは関係のないお話でした。宗教は私は仏教徒なんですが、特に活動はしてません。時々子供のクリスマス会で使うなど飾る歌の紙を知人が作ってたりすると手作います。(^^)今風にオシャレに大人にも好評です。
 
 
 
目からウロコの本は… (三流エンジニア)
2006-12-28 13:55:05
ここが山崎さんのブログだからゴマをする訳では決してないのですが山崎さんの『投資バカにつける薬』が最高でした。初心者の小生としてはこれまで、生命保険をはじめ如何に無駄な商品に金を払っていたかが分かって愕然としました。しかも、それがあたかも当然のことだと錯覚していて(させられていて)金融機関に完全にマインドコントロールされていたのを悟りました。銀行に行くと投信その他の複雑そうな商品をあれこれと勧められ、まるで自分が銀行に選ばれた客であるかのように感じてちょっといい気分になっていましたが実は、銀行にカモだとバカにされていたことが分かり非常に恥ずかしい思いで一杯です。良い勉強をさせて頂きありがとうございます。とにかくセールスマンから何かの金融商品を勧められた時に「そんなに儲かるのならなぜあなたが買わないのですか」と切り返せという第一の「薬」は即効性満点でした。
 
 
 
Unknown (山崎元)
2006-12-28 18:15:18
三流エンジニアさま

拙著をお読みいただき、ありがとうございます。

「投資バカにつける薬」は、まだまだ不十分だと思っていますが、何はともあれ、読者が投資の世界で「バカを見る」ことを避けるきっかけになるといいな、と思っています。

資本市場のふるまいも含めて、投資の世界を理解するためには、ビジネスと行われている資産運用や金融商品をもっとキチンと(ある程度理論的に)理解しなければいけないと思っています。来年は、そういった観点の思考をもっと深めて、もう一歩突っ込んで書いた本を出してみたいと思っています。
 
 
 
明日から山ごもり (作業員)
2006-12-28 20:27:07
二十九日は苦餅といって嫌われるので、餅つきは三十日です。昔は二斗ぐらいついていましたが、最近は一斗ですから五臼ほどですね。餅をつくのは、以前書いた赤貧の神童テーラーコウちゃんで、わしはひっくり返す方です。コウちゃんは今、役場で働き、組合の委員長です。神童のおもかげは、もうどこにもありまへん。ただの酒乱です。
山ごもり用の本を選んでいたら「神の神経学」が手に入りまして、斜め読みですが、いんちき感想文で、私は本年、オチ、でございます。

偽装請負奴隷女工が悲惨な目に遭っているのを目のあたりにすれば、誰だって助けてやろうと思う、というのが、内なる神、であってほしいと思う。
御手洗的人間が、もっともっと、もがけ苦しめ、と女工を虐げて性的快楽を得ていることが、内なる悪魔、と呼ばれるべきだろう、と思う。
が、この善悪の判断はまた脳の別の回路なのだろうか。同一の事象に対して、異なる態度、異なる判断はこのように、あるのではないか。山崎元と山崎元気、紙一重だったはずだ。おせっかいにも御手洗的人間を罵るこちら側に、本当に神は宿ってくれているだろうか。私は不安になる。が、知ったことではないとも思う。なんとなれば、私こそが神だから、である。
などとふかしこいても、山ごもりから帰ったら、また違うことを言っているでしょう。わしが丸山健二が好きなのは。誰かが偉そうに何かの主義だの思想だのを説いていることにかかずらう必要などない、明日の朝目覚めれば、偉そうな彼も生まれ変わっているかもしれない、と教えてくれるからであります。山さんの自称リバタリアン主義も、明日の朝、山さんの脳の中に変わらずに生きているか、これは微妙な問題なのであります。明日目が覚めたら、慈悲深い仏教徒に生まれ変わっている、そういう山さんは、あんまりみたくねーなあ、似合わんもん。新年もおかわりなく。では、またいつか。
 
 
 
Unknown (山崎元)
2006-12-28 20:46:26
作業員さま

山ごもり、行ってらっしゃいませ。

目下の、私の目指しているリバタリアニズムは、他人の自由を出来るだけ尊重し、他人の世話にはなりたくない、ということを中心としつつ、自分は、自分に可能な範囲で、好きなようにお節介を焼くこともしてみたい、という「お人好しリバタリアン」(ケツの穴は小さいけれど)的なものです。

仏になるつもりは更々ありませんが、「お人好し」には、もっと磨きをかけたいと思っております。

来年も、ご指導宜しくお願いいたします!
 
 
 
Unknown (山崎 元太)
2006-12-29 18:04:59
ワーキングプアとか偽装請負とかどうしてそんなに大きい問題になるんですか。
エタヒニンが復活しただけですよ。

やはり人間は差別対象が居ないと駄目だと言うことでしょう。彼らが居るのは需要があるからです。

御手洗が駄目なのは「ルールを変えなかったから」であって、
御手洗の言うように「ルールを変えれば」OKです。
違法にも何にもならないですからね。

個人的には下流民がどうやって這い上がるかには興味ありますが(その過程は非常に参考になります)
彼らを掬い上げたいなんて思いません。重要なのは株主利益で労働者利益ではないのです。

マクロなんかどうだっていいのです。インフレデフレもどうだっていいのです。そんな話は退屈です。
アルバイトが労働組合を作った話がありましたがあれなどはふざけているとしか言いようがありません。
その労働組合でストでもするのですか?ストは絶対反対です。労働生産性が下がりますからね。
偽装請負だろうと何だろうとストなんかして生産性を下げてもらっては困るのです。

だいたい、労働者は会社に働かせてもらっているのに
株主が出資するから働けるのに甘えるなと言いたいです。

共産党が偽装請負について追求するのは腹が立ちます。
我々の儲けの源泉がなくなってしまうではないですか。

NHKスペシャルのワーキングプアも腹が立ちます。
男性は死ぬまで肉体労働していればいいし
女性は体を売ればいいだけじゃないですか。
それが嫌なら強盗でも何でもすれば良いんです。
捕まっても刑務所で命の保障はしてくれます。

個人的には生産性の低いホワイトカラーを
ワーキングプアが頃してくれるような世界が良いですね。
彼らの生産性と賃金はとても見合っていないので。
最低賃金制度や正社員を過度に守っている法律などは
さっさと規制緩和でなくなってほしいです。
使えない奴は年収1円でも良いのです。

大丈夫、「労働契約法を作り権利は守る」としておけば
労働者は納得します。
労働者の8割が理解できない内容にしてもね。
企業は弁護士を雇えば労働者なんていちころですよ。
たまに裁判に持っていかれるかもしれませんが、なに素人とプロなわけですから心配には及びません。
大抵企業が勝ちます。

そのうち労働者は訴える気力もなくし黙々と働く奴隷となるでしょう。
訴訟社会と言われるアメリカでさえそうなのだから
日本は推して知るべしです。
 
 
 
Unknown (山崎元)
2006-12-30 01:26:01
山崎元太さま

>・・・。

>そのうち労働者は訴える気力もなくし黙々と働く奴隷となるでしょう。
>訴訟社会と言われるアメリカでさえそうなのだから
>日本は推して知るべしです。


コメントを読みながら、最初はどきどきしましたが(笑)、最後の3行を読むと、なるほど、なるほど、手の込んだ企業側への批判になっていることが分かりました。

原稿に書くには、些か毒を盛りすぎているように思いますが、こういう書き方もあるのですね。勉強になりました。
 
 
 
2007年新年のご挨拶 (サイレントじゃないマジョリティー)
2007-01-03 19:45:32
山崎様、皆様

新年明けましておめでとう御座います、今年も宜しくご指導お願い申し上げます。

大晦日から今朝まで、本当に久し振りに読書に明け暮れ遂に腰痛に至り、昼過ぎから全身を動かし硬くなった身体をほぐしておりました(風呂場・トイレ・玄関のたたき・床の徹底的な再掃除がその内容で、非常に経済効率が高い御目出度いものでした)。

さて肝心の読書ですが、『神の神経学、オトナのマネー運用塾、お金がふえるシンプルな考え方、ヤバい経済学、ローマ人の物語』の5件がそれで、最後の物はまだ読み終えておりません。

経済は勿論、身体とか脳とか自分自身の一部であるのにとかく判らないことばかりですが、人様のお書きになった書物に、知識や記憶の断片を紡ぐ切っ掛けや・考え方そして新たな知識・知恵を得たりで、とても充実した年初めです。

例えば、株価の形成の仕組みに関しては山崎さんの説かれる『株価とは会社の名前の付いた木に、欲望という名の光を当てたときに出来る、映る地面の傾きで変化する、影の長さ』には正に眼から鱗の落ちる思いでした。

まだまだ読み返しや、他の多くの書籍を読むことが必要ですしその事に喜びと意欲を感じていますが、ひとまずこの場をお借りして新年のご挨拶申し上げます。

新しい年が健康で幸せな良い一年となるようにまたご一緒させて頂きたく。
(ハンドルネーム長いままで続けます、ご容赦)
 
 
 
ご挨拶 (作業員)
2007-01-05 15:55:37
新年早々えらく難しい問題が上がっているので、ここらで。とりあえず、下界に戻りました故、ご挨拶を。
旧年中はまっことお世話になった、という気ははないが、楽しませていただきやした。今年もよろしこ。なんとか山さんにご迷惑をおかけしない程度に、本年も覗かせていただきたく思うのでありやす。

本年最初の立ち読みをしたら、下流喰いで有名な須田さんが、週プレだったかな、御手洗キャノン偽装請負批判をしていて、お年玉もらったみたいだな。
どっかの保険会社における正規化対象者は、七百人、やけんど、当該保険会社は一気に正社員にしてやるそうやでー、御手洗総務部長殿、今年もよろしくね。
で、御手洗さん、キャノンはいったい正規化の対象者、何人おるんでっか? あんた、雇用申し入れまでの期間が延びるドサクサで、またズルいことしたら、わし、許さんけんね。東洋経済でもダイヤモンドでもええが、たのんまっせ、フォローを。

で、田舎までは数時間なのだが、そのたった数時間が、政治も経済も「どうでもええやん」モードにわしを誘ってくれて、山の中ではどうも政経本等が読めない。結局、脳の本を少しだけ読みました。クオリアは敬遠していたのですが、茂木先生の本を二冊ほど。それから、ジョン・J・レイティとかいう人の本を一冊。で、脳は苦手なので、アフォリズムで誤魔化す。

「ある人間の価値は、まず何よりも彼が自分自身からどれくらい解放されているかで決まる」
アインシュタイン(茂木本から)
「情熱が人を癒す」
レイティ本から

なんとも下流を生きる知恵だと思うのである。成果など気にするな。博打でもなんでもいいから手を使え(これは孔子も言っていると開高健がよく言っていた)。四畳半哲学者になるな。自分から離れて忘我を極めよ。捕まるな。狂うな。パクられるな。
ま、そんなとこかな。なんとか生き延びましょう下流同志。

山さんへ 将棋ネタ。
わしのオヤジが拾い食いしていた学生時代の話。オヤジは、当時の将棋の学生チャンピオンと同じ部屋に寝ていたそうです。で、チャンピオンはプロに入ったけれど、加藤一二三の相手にならず、大成しなかったそうです。オヤジはプロの厳しさをよく知っているので、わしがプロになるなどという夢を持つ前にはっきりと、「残念ながら君には才能がない」と言ってくれたのでありました。こんな話は初めて聞いたので結構思うところ、ありました。情熱に癒されて、大成することはないのでしょうかな。オヤジは、はっきりと「ない」と答えましたが。簡単に初段になれないものはダメ、だそうです。そんなこんなで、今年もよろしこ。
 
 
 
宗教に対する心のバランス (waremokou)
2007-01-22 09:13:54
申し訳ないのですが、かなり前の山崎さんのコメントに質問させていただきます。

世俗の宗教は信奉していらっしゃらないとのことですが、合理性と世間様という二つの神様については程好いバランスを持ってお付き合いなさっているように思います。そのバランスを支える秘訣についてお伺いできたら嬉しいのですが。

というのも、私自身は合理性に甚だ欠け、世間様については怖れながらもその見識を非常に疑っているのですが、この二つの神に対する距離の置き方にこそ成功への秘訣があるのでは、と思っているのです。
 
 
 
Unknown (山崎元)
2007-01-23 19:10:13
waremokouさま

こんにちは。

「合理性」と「世間様」が「二つの神様」だというご指摘は、実に的確だと感心します。

ただ、(私も含めて)人間が考える合理性というものがいかにも頼りないことや、まして、世間の判断があてにならないことは、本を読んでも、日常生きていても、私も、痛感するところです。

私がこれらの人間世界の両輪とも言うべき二つの神様と、巧みにバランスを取って付き合えているとは、自分では、とても思っていませんが、敢えていえば、私は自己評価が低いので、不安定な両輪の上でも、いくらか転びにくいかも知れません。

ただ、人間に、哲学的・科学的な意味で完全な自由意思があるかどうかは微妙ですが、自分がそうしようと思ったことは、やってもいいと思っているという意味で、自由意思については、肯定的です。自分が意図したことが、思わされているのか、自分が思っているのかは、思い直す自由があれば、どちらでもいいことだと思っています。

また、人付き合いは必ずしも上手くありませんが、自分も含めて、人間は他人を必要としていると思うので、何らかの意味で、他人を尊重する必要はある、と思っています。(他人から自分が尊重されることは、
余り期待していませんが)

加えて、社長だの政治家だのはもちろんのこと、プラトン(←書いた物は大好きですが)も仏陀もキリストも、人間というものは、そう大したものだとは思っていないません。世の中、よく分からないことが多いのですが、人間の権威を信じない方が、よく見えることが多いようです。

「低姿勢且つ前向きが楽しいと思える」、という気分の時は、調子がいいようです。

答えになっていないような気がしますが、そんなところです。
 
 
 
re: (waremokou)
2007-01-24 11:20:19

突拍子もない手前勝手な質問にまで誠実にコメントいただいて大変恐縮です。本当にありがとうございました。

こういうところが山崎さんの懐の深さであり、誠実さの表れであり、お人柄の魅力につながって、策を弄することなく世間を渡り、成功を手にする秘訣となっているということがわかりました。
また、人間の権威を信じないというところに自分の心に敷居を作らない気さくなお人柄を感じると同時に、自分の中ではっとするところがありました。
大事なことなのかもしれないと思います。



 
 
 
Unknown (山崎元)
2007-01-24 14:59:51
waremokouさま

たいした人物ではないのに、偉そうなことを書いて、恐縮しております。
 
 
 
Unknown (ちゅう)
2007-01-25 14:11:13
山崎さま

はじめまして。

本ではないのですが、非常に興味深く呼んだのは「Journal of Applied Corporate Finance」の2006年冬号です。とくにFisher BlackとRobert Mertonの寄稿には唸らされます。簡単に言うと、企業年金資産は株式の運用を一切止めて、全て債券で運用すべきだということを主張しているのです。しかも四半世紀も昔に出てきたアイディアだとのことです。個人的には正しくその通りではないかと思えますが、そんな運用をしている企業年金は世界中をさがしても殆ど無いところに、理論と実践の大きな乖離があり、なかなか面白いです。下記のサイトからこれらの寄稿のPDFファイルをダウンロードできますので、お暇なときにでも目を通してみて下さい。山崎さまの感想をお聞かせいただければ幸いです。学者のタワゴトと思われますか、それとも年金資産の運用担当者の勉強不足でしょうか?

http://www.blackwell-synergy.com/toc/jacf/18/1
 
 
 
やっと届く ()
2007-02-12 02:55:27
山崎様、

「脳の神経学」、2006年12月末にアマゾンで発注したのですが、最近になってようやく「発送しました」メールが来ました。入手するのに1ヶ月半かかりました。

ところで、昨年末、このエントリーを読んですぐにアマゾンサイトに行き、まず「ヤバい経済学」を選択してカートに入れました。すると、ご存知だと思うのですが、「この本を買った人は他にもこんな本を買っています」と一覧が出てきますよね。その時、その一覧の一番最初に「脳の神経学」が入っていたのですよね。驚きました。で、何が言いたいかというと、「ヤバい経済学」と「脳の神経学」の組み合わせで購入した人は恐らくこの”ロバ耳”読者ではないかと思われ、ブログで発信された読書情報が本屋サイトにこういう形で波及するんだ、と。なるほどこういう現象がWeb2.0」とか言われていることなのかしら、と驚いたのでした(的外れでしたらスミマセン)

ちなみに、年末で配送業務が混みあっていたらしく、予定していた日までに「ヤバ経」が届かず、楽しみにしていただけにちょっと残念な気分でまたすぐ出国したのですが、その時成田空港の本屋に英語版ペーパーバックが売っていたので、我慢できずに買ってしまい、結局英語で読みました。
この著者は "A Rogue Economist”と形容されています。山崎さんにはどんな形容詞がいいかなあ、といまだにずっと考えています。

 
 
 
訂正 ()
2007-02-12 02:58:58
「神の神経学」でした。
 
 
 
Unknown (山崎元)
2007-02-12 13:58:33
>ちゅう様

年金は全て債券で運用、というのは、フィッシャー・ブラックの長年の主張でしたし、数学的に正しいし、現実的にも可能だと思います。

数学的には、税金免除になる運用なのだから、債券の節税効果が大きい、ということで、それはその通りですし、社会的にも、民間企業の株式を企業年金とはいえ年金(なにがしか公的な制度ですし、民間と考えると持ち合いですね)で持つことには弊害があります。

アメリカの公的年金はグリーンスパンのおかげで、まだ株式運用に染まっていませんが、日本では、株価対策と絡めて民間企業の株を大量に持つような、不適切な仕組みが出来上がりました。

 
 
 
Unknown (ちゅう)
2007-02-20 09:21:23
>山崎様

コメントありがとうございました。以前からご存知だったようですね。ただ、「数学的には正しい」という仰りかたを勝手に深読みすると、山崎様自身はあまり買っているアイディアではないように思われますが、違いますでしょうか?
 
 
 
Unknown (山崎元)
2007-02-20 12:46:46
ちゅう様

深読みのしすぎです!
私は数学を大いに尊敬しているので、「数学的に正しい」に軽視のニュアンスはありません。正しいものは、正しいのです。

但し、前提条件によります。

F.ブラックのアイデアは、企業が企業年金も含めて株主のもので、株主の価値を最大化することが目的だ、という前提の下に、年金も含めた企業資産全体の最適化を考えると(モディリアーニ・ミラーの定理を考える途中の「カクテル」のような感じで)、ペンションでは債券を持って節税効果を最大限に生かすのがベスト、という考え方だったと記憶しています。

それでは、どうして、ペンションの運用の多くが、株式などを含むものなのか、というと、これは、区分上(制度、意識両面ですが)ペンションが独立して捉えられていて、担当者のインセンティブ設計上も、株で運用して稼ぐことを奨励するようなものになっている、ということが原因ではないでしょうか。また、特に米国で、過去、株式のリターンが高かったので、企業年金が、企業に代わって株式投資をすることが、好まれたのではないでしょうか。

それでは、日本の年金基金はどうすべきかということですが、これは、母体企業との関係をどう考えるかによって、二通りでしょう。

年金基金はあくまでも母体企業の株主価値最大化に従属すべきだと考えるとブラック流が正当化されるでしょうし、基金は税制の優遇を受けた公的な存在だから、母体企業から独立して最適化されるべきだと考えると、単独で、株式なども持った運営が正当化できる余地がありそうです。

後者の場合、母体企業は基金の運用失敗のリスクを負っているので、基金は企業の利害に従属して運用されるべきだ、という考え方はありますが、企業が「完全な責任」を負えるわけではないので、なにがしか独立した存在だと考えるべき要素が残ります。

また、同様のアイデアを公的年金にまで拡げると、株式のリスクと期待されるハイリターンは、社会的に公的年金が持つ必要はなく、民間が持っていていいのであって、公的に年金に株式のリスクを組み込むことは、年金制度に余計な不確実性をもたらすので有害だ、と言えると思います。

もっとも、国の年金の場合も、社会全体で最適化を考えるといった発想は一般的ではないので、株式運用の結果的成否によって、良かった・悪かった、という結果論的な議論が支配的になるのではないでしょうか。
 
 
 
Unknown (ちゅう)
2007-02-20 22:27:51
小生の愚問にお答えいただき、ありがとうございました。
 
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