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要職とその親族
(
toyshop
)
2006-06-16 06:22:49
山崎さんは、明治生命の肩書きでJMMに寄稿されていらした頃からのファンです。(当時私は学生で、まだ内容の7割程度も理解できなかった記憶があります。)
ファンドマネージャ、その他、今回の日銀総裁の場合もそうですが、
家族、親族の投資行動はどうするべきなんでしょうか?
特にそれぞれ独立の生計を営んでおり、各個人で投資の意思決定をいている場合(もちろん本人から職務上の情報は得ない)でも、世間から見るとそうは見えない(見てもらえない)可能性があります。
今回福井総裁はその就任時に村上ファンドへの出資を清算しておくべきだったとのことですが、今回の村上ファンドへの出資が福井総裁自身のものではなく、(いるのかは知りませんが)福井総裁の弟だったらどうなのでしょうか?
御意
(
さむ
)
2006-06-16 08:44:35
私も投信のFM時代は株式や投信(MMFを除く)は保有しませんでした。一時期他のFMが運用するファンドを持っていましたが、クローズ明けで解約しました。他人資産の増減でいらいらするのに、自分の資産の増減でさらにいらいらしたくないと思ったからです。
⇒「ミスター・ヤマザキ、フットボールの話はオフィスではしない方がいいよ。我々も関心がないわけではないのだけれども、フットボールは、ロウワー・クラスの娯楽だから、我々のような会社の中で話題にすることは、君にとって得ではない」と教えてくれました。
私も1998年のフランスワールドカップの時にロンドンで一度全く同じことを言われました。ついでに、「グレンチェックのスーツを着るな、シティなら無地かストライプだけにしろ」とも言われました。それ以来、グレンチェックのスーツは着なくなりました(カジュアルな雰囲気であるのは確かですが)。しかし、2002年の日韓ワールドカップの時には違うロンドンの会社でしたが、サッカーの話で盛り上がりました。どちらが正しいのか?
家族の投資
(
山崎元
)
2006-06-16 09:05:28
>toyshopさま
うーん、福井総裁の弟ならどうか、という問題ですが、「なるべくなら、やらない方がいいが、生計が別なら大問題にはならないだろう」というくらいの感じでしょう。それでも、マスコミが嗅ぎつけると、福井総裁本人が格好の良くない釈明をしなければいけなくなるかも知れません。この辺は、個々の判断範囲でしょう。
ファンドマネジャーでも、家族や、友人の名義を使う奴は居ます。ロンドンに出張したときに驚いたのですが、日本株の小型株ファンドのマネジャー氏がヒロセ電機という銘柄を5%を超えるくらいファンドで持っていて第二位の株主になっていたのですが、なんとこの人の奥さんがヒロセ電機のワラントを持っていました。私の感覚では、これは「アウト!」ですが、それにしても、ワラントで投資するという欲張り加減には、あきれたを通り越して少し感心した覚えがあります。同時に、ああファンドマネジャーとは、欲張りがやる仕事なのか、とがっかりも致しましたが。
>さむ様
フットボールに関する反応の差は、たぶん会社を構成する人たちの出身階級と会社の雰囲気で違うのでしょうね。現在でも、たとえばベッカム様は、下層階級のヒーローなので下層階級の英語を話しているとのことのようですが、彼の国の階級の根の張り方は相当のものですね。
それにしても、上流が楽しむというクリケットはどう見ても面白そうに見えなかったので、私はきっと上流階級向きではないと思います。
私が居た運用会社の標準的なドレスコードは、ピンストライプのスーツに色のあるワイシャツという感じでした。私は紺無地のスーツに白シャツで通しましたが「それはIBMのドレスコードだね。まあ、わるくないけど(つまらない)」と言われました。
もちろん、地下鉄茅場町の駅辺りで多く見かけるような、芸人さんのような柄のスーツ(しばしばダブル)はロンドンのその会社に一人もいませんでした。
この件に関して
(
ny
)
2006-06-17 12:50:24
インサイダー取引だという指摘もありますがどうでしょうか?
2月に解約したのはゼロ金利解除が議論されているときである。金利を動かす立場の人が株やファンドに投資しているのはインサイダー取引にあたる、というものです。
こういう場合、インサイダー取引の規定は何かあるのでしょうか?
報道を見ていると法的に問題なのか、道義的に問題なのか
(インサイダー取引なのか利益相反なのか)よくわからないまま議論が進んでいるので非常に気持ちが悪いです。
ご教授いただけるとありがたいです。
インサイダー!?
(
ジョー
)
2006-06-17 19:11:12
日銀の福井総裁が村上ファンドに出資して多額の利益をあげていたらしいですね
金融機関にいる人が自分の利益のために内部情報を村上ファンドに提供していたらまさにインサイダーどころか犯罪ですよね!?
これが小泉改革なのでしょうか!?
教えてください!!
英国系の運用会社
(
PPP
)
2006-06-18 02:17:14
いつも興味深く拝見しております。
ところで、文中の「英国系の運用会社」はシュローダーで、「Z氏」はキングゼットさんではないですか?
キングゼットさんは好い人でしたね。
日銀総裁のインサイダー取引
(
山崎元
)
2006-06-18 10:07:38
>nyさま
福井総裁の場合はじめに利益相反ありきでしょう。たとえば福井氏が金融緩和を続けることは、福井氏の保有するファンドにとって有利に働きます。ここで、客観的立場で金融政策を行う彼本来の職務と、彼の個人的な利益が対立することがあるので、利益相反が明確に発生しています。
加えて、その後に資産を動かすと考え方としてはインサイダー取引に該当する、ということだと思います。法的には金融政策を彼一人で決めるわけではありませんが、少なくとも、超重要情報に関して彼は知りうる立場にあります。今回も、「自分のファンドを解約するまでゼロ金利を続けるのはずるい」と一般預金者に言われた場合に返す言葉がないはずです。
ともかく、福井氏は、利益相反やインサイダー取引といった問題に関するセンスがなさ過ぎますし、自分に甘い。トップがこれでは日銀が市中銀行を監督するなどというのは悪い冗談ですね。第三者機関を使って、日銀に検査を入れたいくらいのものです。
>ジョーさま
福井総裁が村上ファンドに重要情報を提供していたかどうかは分かりませんが、これだけ鈍い姿を見せられると、それが無かっただろう、とも言い切れないですね。
ただ、一点区別する必要があるのは、彼が村上ファンドで結果的に多額の利益を上げていたことが主な問題ではないということです。仮に損をしていたとしても、彼の利益相反は成立しています。この辺りは、メディアの取り上げ方が、どうしてもいわゆる庶民の嫉妬心を煽るようなものになりがち(上記のnyさんへの私の返信の書き方にもそんな気配がありますが)なので、気を付ける必要があります。
尚、これが小泉改革なのか、というご質問ですが、福井氏の問題は、彼が特別にだらしのない男だったということに起因する独自の問題で、「改革」とは無関係だと思います。もっとも、ここまで来ると小泉氏の任命責任もありますが。
尚、小泉氏ないし小泉政権の問題は、「改革」を進めたことではなくて、進めるふりをしてむしろ停滞させた(要は官僚機構にあしらわれた)ことにあったと私は思っています。
>PPPさま
確かに、キングゼットさんという方は本当にいい人でした。
投信と証券の自己売買
(
machgogo
)
2006-06-20 05:43:31
いつも楽しく拝読させていただいております。
浅はかな当方は、今までファンドマネージャーが自身のファンドに投資することは、「高い」成功報酬には疑問を抱いておりましたが、基本的に良いことだと考えておりました。ファンドマネージャーの説明会でも「差し支えなければ、リスクマネーの何%程投資しておりますか?」と質問をしたりもしておりましたが、これを機会に考え直したいと思います(結論は、山崎様と一緒になるかはわかりませんが)。
話は変わりますが、先日、山崎様も在籍された、山一証券の「滅びの遺伝子」を読み終えましたが、改めて日本の投資信託の歴史は、投資家にとって不利な商品を押しつけたという印象を強く持ちました。(少々、ライバルの野村の美談が誇張されているようで気になりましたが。)
また、先日某外資系G○、M○等も確か自己売買、他のファンド等にファンドのお金を飛ばしたりして業務改善命令を受け、悪い意味で、「滅びの遺伝子」はいまだに滅びていないのかという印象を持ちました。
そこで、質問なのですが、投資信託と証券の自己売買(他の投信への飛ばし)等といった問題の方が、遙かにファンドマネージャーが自身のファンドに投資するより大きな問題かと捉えておりますが、山崎様はどのようにお考えでしょうか。又、最近頓にデイトレーダーを非難するコメンテーター(個人的には、チャーチスト(?)は、一部の天才を除いて(も含めて)、最終的には退場する運命が高く自然淘汰されると考えておりますので、余り心配はしておりませんが、大抵そのような場合、証券の自己売買には一切触れていないのは非常に不自然に感じ(コメンテーターがご存じないのかもしれませんが)、ダブルスタンダードのようで、如何なものかと感じております。
追伸:フットボールは「野蛮な人(失礼)がする真摯なスポーツ」、ラグビーは「紳士がする野蛮なスポーツ」と聞きましたが、イギリスの大学、大学院に留学してラグビーをしていた友人曰く、伝統のO大学とC大学の一戦は、それまでスタメンに名を連ねたことのないセミプロで何人も構成されるそうで(日本のラグビー留学生もでしょうか)、どこが紳士のスポーツなのかと嘆いており、またあちらでは「ノーサイドの精神」はないとも伺いました。又、F1ドライバーのマンセルはローワークラス出身故、アッパークラスには人気がない等伺いましたが、山崎様の印象では、ラグビーとF1はシティの人間にはどのように捉えられていたのでしょうか?もっとも、アッパークラスの友人の父親が一日中、クリケットをTV観戦しており、ルールもわからず退屈なスポーツとしかうつらなかったので、思わず友人にアメリカの庶民派(ボールプレーヤは高級取りですが)のベースボールの方が、遙かに面白いと発言したところ(それ以前にアメリカンアクセントの当方にアメリカのことでいちいち小馬鹿にされたので、自国でもないアメリカのことをいちいち擁護していたので、少々キレてしまったためでもありますが)、World Seriesはどこがアメリカとカナダのチームしか参加しない世界選手権なんだどと顰蹙を買った苦い想い出が当方にはあります。
私も同感です。
(
ミラ
)
2007-07-04 13:09:26
働いてる時。その姿勢です。公私混同しない。感情移入などしない事で、仕事の隙間を埋める作業もパッとヴィジョンと行為にないと。上司と食事は、明日の仕事につながる分析しか話にも行かない。自己管理はものすごく大事だと思いますね。そうして、成るように成る、でしょう。上司は政治論は完璧でしたね。センス。占いって2割、潜在だと思いますよ。米大統領と同じバースデーだったし。会社を辞めても「キミは給料良いのに、それは意思なら、働く事は無理じいは出来ないが、○○、株式と他の文化系事を頼むとか」と、図々しい事、この上なしだから、適度な距離ですよ。ねらってるみたいでしたが、あなた、世界の10%の金持ちは絶対無理です。と。秘訣は海外運なんだから。と。思いました。
外国人の日本人的イメージを
(
ミラ
)
2007-07-04 13:32:10
変えず超えてるか、でしょうね。海外運。英人は私は哲学教授のイメージなどがつよいです。女性ジャーナリストや。本気で英国で快活だから知を携えてる人々。後、彼氏が、英留学した人ですから、若い時の学びって絶対で、シャープで、社交って中間でする事だから、社交も一流ですね。米と英国に行かせてくれたのは、母親らしいです。男子は特別で羨ましい。私何かドイツにしとけ、と言われ、わんわん泣いて、「絶対、仏行くんだ!(>_<)」と、涙を拭き言ってました。ドイツにしとけの、しとけが意味ない。サッカーくじ的考え。
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ファンドマネージャ、その他、今回の日銀総裁の場合もそうですが、
家族、親族の投資行動はどうするべきなんでしょうか?
特にそれぞれ独立の生計を営んでおり、各個人で投資の意思決定をいている場合(もちろん本人から職務上の情報は得ない)でも、世間から見るとそうは見えない(見てもらえない)可能性があります。
今回福井総裁はその就任時に村上ファンドへの出資を清算しておくべきだったとのことですが、今回の村上ファンドへの出資が福井総裁自身のものではなく、(いるのかは知りませんが)福井総裁の弟だったらどうなのでしょうか?
⇒「ミスター・ヤマザキ、フットボールの話はオフィスではしない方がいいよ。我々も関心がないわけではないのだけれども、フットボールは、ロウワー・クラスの娯楽だから、我々のような会社の中で話題にすることは、君にとって得ではない」と教えてくれました。
私も1998年のフランスワールドカップの時にロンドンで一度全く同じことを言われました。ついでに、「グレンチェックのスーツを着るな、シティなら無地かストライプだけにしろ」とも言われました。それ以来、グレンチェックのスーツは着なくなりました(カジュアルな雰囲気であるのは確かですが)。しかし、2002年の日韓ワールドカップの時には違うロンドンの会社でしたが、サッカーの話で盛り上がりました。どちらが正しいのか?
うーん、福井総裁の弟ならどうか、という問題ですが、「なるべくなら、やらない方がいいが、生計が別なら大問題にはならないだろう」というくらいの感じでしょう。それでも、マスコミが嗅ぎつけると、福井総裁本人が格好の良くない釈明をしなければいけなくなるかも知れません。この辺は、個々の判断範囲でしょう。
ファンドマネジャーでも、家族や、友人の名義を使う奴は居ます。ロンドンに出張したときに驚いたのですが、日本株の小型株ファンドのマネジャー氏がヒロセ電機という銘柄を5%を超えるくらいファンドで持っていて第二位の株主になっていたのですが、なんとこの人の奥さんがヒロセ電機のワラントを持っていました。私の感覚では、これは「アウト!」ですが、それにしても、ワラントで投資するという欲張り加減には、あきれたを通り越して少し感心した覚えがあります。同時に、ああファンドマネジャーとは、欲張りがやる仕事なのか、とがっかりも致しましたが。
>さむ様
フットボールに関する反応の差は、たぶん会社を構成する人たちの出身階級と会社の雰囲気で違うのでしょうね。現在でも、たとえばベッカム様は、下層階級のヒーローなので下層階級の英語を話しているとのことのようですが、彼の国の階級の根の張り方は相当のものですね。
それにしても、上流が楽しむというクリケットはどう見ても面白そうに見えなかったので、私はきっと上流階級向きではないと思います。
私が居た運用会社の標準的なドレスコードは、ピンストライプのスーツに色のあるワイシャツという感じでした。私は紺無地のスーツに白シャツで通しましたが「それはIBMのドレスコードだね。まあ、わるくないけど(つまらない)」と言われました。
もちろん、地下鉄茅場町の駅辺りで多く見かけるような、芸人さんのような柄のスーツ(しばしばダブル)はロンドンのその会社に一人もいませんでした。
2月に解約したのはゼロ金利解除が議論されているときである。金利を動かす立場の人が株やファンドに投資しているのはインサイダー取引にあたる、というものです。
こういう場合、インサイダー取引の規定は何かあるのでしょうか?
報道を見ていると法的に問題なのか、道義的に問題なのか
(インサイダー取引なのか利益相反なのか)よくわからないまま議論が進んでいるので非常に気持ちが悪いです。
ご教授いただけるとありがたいです。
金融機関にいる人が自分の利益のために内部情報を村上ファンドに提供していたらまさにインサイダーどころか犯罪ですよね!?
これが小泉改革なのでしょうか!?
教えてください!!
ところで、文中の「英国系の運用会社」はシュローダーで、「Z氏」はキングゼットさんではないですか?
キングゼットさんは好い人でしたね。
福井総裁の場合はじめに利益相反ありきでしょう。たとえば福井氏が金融緩和を続けることは、福井氏の保有するファンドにとって有利に働きます。ここで、客観的立場で金融政策を行う彼本来の職務と、彼の個人的な利益が対立することがあるので、利益相反が明確に発生しています。
加えて、その後に資産を動かすと考え方としてはインサイダー取引に該当する、ということだと思います。法的には金融政策を彼一人で決めるわけではありませんが、少なくとも、超重要情報に関して彼は知りうる立場にあります。今回も、「自分のファンドを解約するまでゼロ金利を続けるのはずるい」と一般預金者に言われた場合に返す言葉がないはずです。
ともかく、福井氏は、利益相反やインサイダー取引といった問題に関するセンスがなさ過ぎますし、自分に甘い。トップがこれでは日銀が市中銀行を監督するなどというのは悪い冗談ですね。第三者機関を使って、日銀に検査を入れたいくらいのものです。
>ジョーさま
福井総裁が村上ファンドに重要情報を提供していたかどうかは分かりませんが、これだけ鈍い姿を見せられると、それが無かっただろう、とも言い切れないですね。
ただ、一点区別する必要があるのは、彼が村上ファンドで結果的に多額の利益を上げていたことが主な問題ではないということです。仮に損をしていたとしても、彼の利益相反は成立しています。この辺りは、メディアの取り上げ方が、どうしてもいわゆる庶民の嫉妬心を煽るようなものになりがち(上記のnyさんへの私の返信の書き方にもそんな気配がありますが)なので、気を付ける必要があります。
尚、これが小泉改革なのか、というご質問ですが、福井氏の問題は、彼が特別にだらしのない男だったということに起因する独自の問題で、「改革」とは無関係だと思います。もっとも、ここまで来ると小泉氏の任命責任もありますが。
尚、小泉氏ないし小泉政権の問題は、「改革」を進めたことではなくて、進めるふりをしてむしろ停滞させた(要は官僚機構にあしらわれた)ことにあったと私は思っています。
>PPPさま
確かに、キングゼットさんという方は本当にいい人でした。
浅はかな当方は、今までファンドマネージャーが自身のファンドに投資することは、「高い」成功報酬には疑問を抱いておりましたが、基本的に良いことだと考えておりました。ファンドマネージャーの説明会でも「差し支えなければ、リスクマネーの何%程投資しておりますか?」と質問をしたりもしておりましたが、これを機会に考え直したいと思います(結論は、山崎様と一緒になるかはわかりませんが)。
話は変わりますが、先日、山崎様も在籍された、山一証券の「滅びの遺伝子」を読み終えましたが、改めて日本の投資信託の歴史は、投資家にとって不利な商品を押しつけたという印象を強く持ちました。(少々、ライバルの野村の美談が誇張されているようで気になりましたが。)
また、先日某外資系G○、M○等も確か自己売買、他のファンド等にファンドのお金を飛ばしたりして業務改善命令を受け、悪い意味で、「滅びの遺伝子」はいまだに滅びていないのかという印象を持ちました。
そこで、質問なのですが、投資信託と証券の自己売買(他の投信への飛ばし)等といった問題の方が、遙かにファンドマネージャーが自身のファンドに投資するより大きな問題かと捉えておりますが、山崎様はどのようにお考えでしょうか。又、最近頓にデイトレーダーを非難するコメンテーター(個人的には、チャーチスト(?)は、一部の天才を除いて(も含めて)、最終的には退場する運命が高く自然淘汰されると考えておりますので、余り心配はしておりませんが、大抵そのような場合、証券の自己売買には一切触れていないのは非常に不自然に感じ(コメンテーターがご存じないのかもしれませんが)、ダブルスタンダードのようで、如何なものかと感じております。
追伸:フットボールは「野蛮な人(失礼)がする真摯なスポーツ」、ラグビーは「紳士がする野蛮なスポーツ」と聞きましたが、イギリスの大学、大学院に留学してラグビーをしていた友人曰く、伝統のO大学とC大学の一戦は、それまでスタメンに名を連ねたことのないセミプロで何人も構成されるそうで(日本のラグビー留学生もでしょうか)、どこが紳士のスポーツなのかと嘆いており、またあちらでは「ノーサイドの精神」はないとも伺いました。又、F1ドライバーのマンセルはローワークラス出身故、アッパークラスには人気がない等伺いましたが、山崎様の印象では、ラグビーとF1はシティの人間にはどのように捉えられていたのでしょうか?もっとも、アッパークラスの友人の父親が一日中、クリケットをTV観戦しており、ルールもわからず退屈なスポーツとしかうつらなかったので、思わず友人にアメリカの庶民派(ボールプレーヤは高級取りですが)のベースボールの方が、遙かに面白いと発言したところ(それ以前にアメリカンアクセントの当方にアメリカのことでいちいち小馬鹿にされたので、自国でもないアメリカのことをいちいち擁護していたので、少々キレてしまったためでもありますが)、World Seriesはどこがアメリカとカナダのチームしか参加しない世界選手権なんだどと顰蹙を買った苦い想い出が当方にはあります。