コメント(10/1 コメント投稿終了予定)
Unknown
(
かき氷世代
)
2013-04-13 19:57:02
はじめまして。(依然なにかコメントを書いた記憶もありますが、あいまいなので)
今回の日銀の金融緩和は、まさしく「猛烈」でしたね。金曜日こそやや調整しましたが、株価、為替ともに、黒田新体制の面々にとっても期待以上の出来映えだったのではないでしょうか。
ただ、素人にしてやや斜に構えがちの私としては二点ほど気になるところがあります。(といってもまぁ新聞の聞きかじり程度の知識ですが)
一つは、国債市場がかなり混乱しているように見受けられる事です。
現在の国債価格の乱高下という点も問題がありそうですが、地方銀行や信金のような国債をメインの投資先としている中小金融機関への今後の影響がより重大な気がします。
もう一つは、いまはやや沈静化していますが、欧州経済がまだまだ不安定な点です。ポルトガルやスロバキアといった周辺諸国の不安定さは気になりますし、なによりイタリアの政治情勢次第では、またユーロ危機がぶり返す可能性もありそうに思えます。ギリシャやスペインの失業率は、もはや先進国のレベルとは思えないところにまできていますし。
加えて、確か私の記憶では、「ドル円90円台くらい、ユーロ円120円くらいが心地いい環境」と経済界のエラい人が言っていたのですが、となると今の為替環境への評価はどんなもんなんでしょうか。
むろん、杞憂であればいいのですが、これらの点について山崎さんはどのようにお考えでしょうか。
後これは単なる感想ですが、安倍内閣(というより彼らを支えてるスタッフ)は思ったよりもかなり長期的に戦略を練っていた感じがしてきました。恐らくですが、昨年のかなり早い段階から、政権奪取後の青写真を描いていたのでは。そうでなければ、こうも簡単に日銀や財務省を手名付けたり、国際社会に根回ししたりと手際良くできない気がします。
果たして効果あるのか?
(
タロ
)
2013-04-15 11:25:13
白川氏の金融緩和と比べて評価されることの多い黒田氏の今回の緩和だが、果たして効果は本当にあるんだろうか?
CPIで見てみると面白いんだが、白川氏の任期中、物価が回復してきていたのは、リーマンショックで落ち込んだあとの自律回復といえる時期のものだけで、その後、金融緩和にそれまでより積極的だった任期後半には回復のペースが鈍っている。
鈍っているというか、ぶっちゃけ、ほとんど回復していない。
じゃあ、黒田氏が白川氏の政策の2倍を目標にしてマネタリーベースを拡大するというんだが、「ほとんど回復せず」の2倍なら、大して効果は無いのではないか?
マネタリーベースが物価に影響を与えるのなら、白川氏の任期中、物価上昇率はその任期の前半より、後半で顕著に上昇してもよかったはずだ。
しかし、そうはなっていない。
この、マネタリーベースと物価上昇率の間の関係は解明されておらず、効果が出るかどうか疑問なのだ。
それに、黒田氏は意味不明なことを言っている。
彼は
「大胆な金融緩和で出来る限りのことをやった」と述べたが、それとは別に「2年で2%の上昇は、かなり難しい」というようなことを述べている。
それまでの2倍でやって達成が難しいなら、なぜ3倍、4倍で最初からやらないのか?
国債が2倍買えるなら、3倍、4倍買ってもいいはずだ。
「たぶん、そう難しくなく達成できる」ならいい。
なぜ、難しいとわかっているのに、そうしないのか?
よくわからない。
コメントを投稿する
名前
タイトル
URL
コメント
※絵文字はjavascriptが有効な環境でのみご利用いただけます。
▼ 絵文字を表示
携帯絵文字
リスト1
リスト2
リスト3
リスト4
リスト5
ユーザー作品
▲ 閉じる
コメント利用規約
に同意の上コメント投稿を行ってください。
コメント利用規約に同意する
数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。
サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
今回の日銀の金融緩和は、まさしく「猛烈」でしたね。金曜日こそやや調整しましたが、株価、為替ともに、黒田新体制の面々にとっても期待以上の出来映えだったのではないでしょうか。
ただ、素人にしてやや斜に構えがちの私としては二点ほど気になるところがあります。(といってもまぁ新聞の聞きかじり程度の知識ですが)
一つは、国債市場がかなり混乱しているように見受けられる事です。
現在の国債価格の乱高下という点も問題がありそうですが、地方銀行や信金のような国債をメインの投資先としている中小金融機関への今後の影響がより重大な気がします。
もう一つは、いまはやや沈静化していますが、欧州経済がまだまだ不安定な点です。ポルトガルやスロバキアといった周辺諸国の不安定さは気になりますし、なによりイタリアの政治情勢次第では、またユーロ危機がぶり返す可能性もありそうに思えます。ギリシャやスペインの失業率は、もはや先進国のレベルとは思えないところにまできていますし。
加えて、確か私の記憶では、「ドル円90円台くらい、ユーロ円120円くらいが心地いい環境」と経済界のエラい人が言っていたのですが、となると今の為替環境への評価はどんなもんなんでしょうか。
むろん、杞憂であればいいのですが、これらの点について山崎さんはどのようにお考えでしょうか。
後これは単なる感想ですが、安倍内閣(というより彼らを支えてるスタッフ)は思ったよりもかなり長期的に戦略を練っていた感じがしてきました。恐らくですが、昨年のかなり早い段階から、政権奪取後の青写真を描いていたのでは。そうでなければ、こうも簡単に日銀や財務省を手名付けたり、国際社会に根回ししたりと手際良くできない気がします。
CPIで見てみると面白いんだが、白川氏の任期中、物価が回復してきていたのは、リーマンショックで落ち込んだあとの自律回復といえる時期のものだけで、その後、金融緩和にそれまでより積極的だった任期後半には回復のペースが鈍っている。
鈍っているというか、ぶっちゃけ、ほとんど回復していない。
じゃあ、黒田氏が白川氏の政策の2倍を目標にしてマネタリーベースを拡大するというんだが、「ほとんど回復せず」の2倍なら、大して効果は無いのではないか?
マネタリーベースが物価に影響を与えるのなら、白川氏の任期中、物価上昇率はその任期の前半より、後半で顕著に上昇してもよかったはずだ。
しかし、そうはなっていない。
この、マネタリーベースと物価上昇率の間の関係は解明されておらず、効果が出るかどうか疑問なのだ。
それに、黒田氏は意味不明なことを言っている。
彼は
「大胆な金融緩和で出来る限りのことをやった」と述べたが、それとは別に「2年で2%の上昇は、かなり難しい」というようなことを述べている。
それまでの2倍でやって達成が難しいなら、なぜ3倍、4倍で最初からやらないのか?
国債が2倍買えるなら、3倍、4倍買ってもいいはずだ。
「たぶん、そう難しくなく達成できる」ならいい。
なぜ、難しいとわかっているのに、そうしないのか?
よくわからない。