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登山と車旅

雲仙の山 2024.08.18 国見岳 妙見岳 猛暑が応える

2024年8月18日、日曜日、曇のち晴。久しぶりに吹越トンネルから雲仙3座周回をしようと出かける。軌跡は下山時夏エビネの所でスマホの電源が何故か落ちて途絶えた。

9時42分吹越トンネルを出発。雲が垂れ込めている。

この猛暑で24時間冷房に浸っているので、登り始めると体が重い。歩いているうちに少しは楽になるだろう。ひたすら足元を見て歩くのみ。見えるのは白いこの花ばかり。
30分ほど登った所で登山道の真ん中にヤマホトトギス。少しばかり癒される。
体は依然重いが、稜線までは何とか頑張ろう。蒸し暑いので汗ビッショリ。3座周回の気力が萎えて来る。急勾配の坂を高度を上げて行くと、ヤマホトトギスが道脇に点々と目に入る。このルートにこんなにあるのだと初めて気が付いた。このくそ暑い時にこのルートは普通避けるのだ。

稜線近くまで登って来ると、アザミが1輪かろうじて残り、道の両脇に葉だけが針のように茂り、ズボンの上からも足を刺す。
10時54分何とか稜線にたどり着く。稜線は雲の上で直射日光を強烈に浴びる。
こんな状況なので、何とか稜線に着きはしたものの、萎えた気力は戻らず。国見岳と妙見岳のピークハントに変更。先ずは国見岳へ。進むうちに雲は徐々に切れて来る。
ウドかな?花火のようだ。

11時6分、頭上に直射日光を浴びながら国見分れまで来た。依然鬼人谷口へは通行止め。
岩場の上に出ると、ホソバシュロソウが目に入る。
名は分からぬが、こんな花が道脇に沢山。

足元には黄色い小さな花。
雲は西から山腹を登るように湧きあがり稜線で消える。西側下から眺めれば、雲仙は雲に覆われて見える。
11時28分、国見岳山頂に着く。日陰でも26度もある。
普賢岳山頂に10人以上の登山者が。一方こちらは貸し切り。
妙見神社まで行って朝食をとろうと、またブラブラと。シモツケが目に入る。一つ一つが5ミリもない小さな花の集まりだ。
12時5分妙見神社に着いて昼食。ポットに詰めた氷に水を注ぎ、冷えた所で飲めば冷たい水が体を通過するのが分かる。ベンチに腰掛けじっとしていれば、汗は引っ込みわずかな風で暑さも和らぐ。
稜線を吹越分岐まで戻る途中で、先ほどは気が付かなかったホタルブクロを見る。ちょっとしたタイミングで気付いたり気付かなかったりだ。
吹越(12時31分)ルート上部は荒廃が進んでいるので、滑らぬようにゆっくりと慎重に。下り始めて25分、通行注意地点を過ぎて、平坦部の手前まで下ると、またまた往路では気付かなかった、ホソバシュロソウが目に入る。

そして100mも進まぬうちに今度はホタルブクロ。花が中もしっかり撮れよとばかり上に向いている。
そしてさらに100mも歩かぬうちに、平坦部あたりの木にマーカーがある所で、右下急斜面を何となく見下ろしていると、夏エビネらしきものが。まさかこんな所にないよね。
半信半疑で下って見ると、下の方は枯れ始めているが夏エビネだ。

あらためて見渡すと、10mほど上の方にもう一株。こちらは登山道の数m下なので気付く人もいるかも。雲仙は広範囲に夏エビネが観られる。

13時34分吹越トンネルへ下山。最初の意気込みは萎えて、締まらない山歩になってしまったが、まらたな発見もあった。駐車場の周りにも花。
この花、九重の崩平山に登るときも観たなー。


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