登山と車旅

北ア 2017.07.24-25 槍ヶ岳 南岳 その1


梅雨が明ければ夏山シーズン到来だ。今年は北海道に行こうと計画中だ。昨年夏の北アルプスの山旅を書こう。
昨年は、上高地-槍ヶ岳-大キレット-奥穂-西穂-上高地、一旦松本に出て八方池-唐松-不帰嶮-白馬-雪倉-朝日-蓮華温泉を計画した。
7月20日ごろから梅雨が明け始めたので、早速23日に大阪に出て、3列シートの夜行バスで上高地に向かう。3列シートのフルリクライニングは、ゆっくり寝れて快適です。
翌24日の早朝上高地のバスターミナルに到着。水の補給などして、6時25分出発。今日は槍岳山荘まで、9時間の行程だ。
朝の上高地は霧雨だ。



梓川の先の河童橋もガスでボヤーットしか見えない。



小梨平のキャンプ場を抜け、ひたすら梓川に沿って、樹林の中を歩く。
徳沢園で雨も上がりカッパを脱ぐ。9時に横尾の吊橋を左に見送り登山道になる。



10時30分槍沢ロッジに到着。順調だ。小休止。



11時55分大曲に着く。



槍沢に雪渓が残っている、アイゼンは置いてきた。
下ってくる人は軽アイゼンをザックに下げている。



登りなので、アイゼンはなくとも、長い槍沢の雪渓を登り終えた。



12時55分天狗原分岐に着く。カッパを着る。



播隆窟に14時5分着。周りはガスで何も見えない。



あと1kmの殺生分岐の道標をみてからは足が重い。少し歩いては休むようになってきた。



15時25分、ガスに包まれた槍ヶ岳山荘に到着。



翌日も朝から小雨。7時です。
すでに多くの登山客は上高地、新穂高温泉に下ったのか、
双六岳か大天井岳に向かったのだろう。山荘は閑散としている。



天気が回復すれば北穂高小屋か穂高岳山荘まで行こうと思い、
大キレット手前の南岳小屋まで行ってみることにした。南岳に向かうのは私一人。
明日も雨なら無駄足だ。ここから3時間の標高3000mの稜線歩きだ。

中岳の手前で雷鳥に出合った。まだ白い部分が残っている。
これほど白いのを見るのは夏の北アルプスで初めてだ。



稜線はガスで見通しがきかない。中岳から左に下るところでうろつく。
雪が少し残っていて夏道を隠していた。下りきった所の道標は、朽ちて落下しており、180度方向が変わっていた。これにはさすがに惑わされなかった。
9時30分ガスの中、南岳に着く。雪渓がそこまで来ている。小屋は直ぐだ



9時40分に南岳小屋に着いた。小屋のご主人に「この雨の日に来るかね?」と言われた。
「明日大キレットが無理なら上高地に下山します。アイゼンなしで天狗原経由で下りられますか」と尋ねると、「アイゼンがあっても止めたほうが良い」と言われた。ストーブに当たりながら暇を持て余す。



今日は、泊り客は来ないと思って、小屋の主人は靴置き場の改修最中だった。

昼頃テント泊の若者が室堂から縦走してきたと、震えながら入ってきた。気温が下がっているみたいだ。一時ストーブの前で衣類を乾かし、小屋前のテント場に戻った。小雨の中大したもんだ。
15時ごろ、中年のドイツ人女性が入ってきた。片言英単語で話す(?)と、新穂高温泉から槍ヶ岳に行きたかったのだが、槍平から南岳新道に入ってしまい、この小屋に着いたと。この悪天候の中、無事に着いてよかった。

明日どうしようかと迷っていたが、私が槍ヶ岳に戻るなら、槍ヶ岳まで同行して、新穂高温泉に下ると言う。オッケー ノープロブレム。

夕食は2人向かい合わせであるが、会話が続かず、味の分からぬ夕食であった。
明日は6時発ちとのみ伝えた。山より疲れる。

=== つづく ===


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