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登山と車旅

沖縄本島の山 2023.04.13 嘉津宇岳 八重岳

2023年4月13日、木曜日、晴。明日から天気は下り坂のようなので、本島3番目の高峰嘉津宇岳(かつうだけ)に登ることにした。登ると云っても往復1時間の山だ。

出発前に名護市街から眺めると山頂部に雲がかかっている。

ホテルを出て途中から道路案内に従い、1時間もかからずに登山口の広い駐車場に10時過ぎに着く。目の前の尖った山が嘉津宇岳だ。
10時27分登山口を出発。
直ぐに階段となる。20,30段で終わり、ゴツゴツとした石灰岩の石道になる。
石道に続いて石段の道になる。
石段は数十段で終わり、角張った石がゴツゴツとしたやや急な登りになる。
急な登りは5分ほどで終わり平坦部になる、10時41分。

平坦部には風化して先端が尖った石灰岩が露出している。
大きな空洞となった深さ数mほどの穴が登山道脇にある。危険なのでロープで囲ってある。
平坦部を5分ほど歩くと、10時47分再び急坂が始まる。こちらは先ほどの坂より荒々しい。下りは要注意だ。
道脇には風化して溶岩のような露岩が点々と在る。
登り始めて10分ほどすると、急に道幅が狭まり、前方が明るくなった。
と思ったら林を抜け草付きの斜面に出て、
視界が広がる。霞んでいて分かりずらいが左前方は名護市街地で目の前は海。
そして2分ほどで細長い山頂へ11時3分出た。名護市街地が眼下に広がる。
360度の大展望だ。西側、目の前に安和岳(あわだけ)。安和岳から左へと進んで急激に落ち込む所が三角山だろう。
この方向からは三角山の名前と一致しないが、車道を登って来る勝山集落から眺めると三角に見える。

安和岳の右に谷を隔てて電波塔が林立する八重岳。

南側、少し下に古巣岳(ふるしだけ)。右端に見えるのが三角山。
山頂部は露岩なので、岩にぶら下がり遊ぶ人も。

嘉津宇岳から安和岳、三角山、古巣岳と歩いて嘉津宇岳に戻るルートがあると云うので、山頂から先へと歩いて見る。
山頂部の岩は風化してナイフのように鋭利になっている。

数十mほど歩いて、下り始めたなと思ったら、道標があった。

第二分岐点の方へ進めば安和岳に行くのだろう。
古巣岳へは下るようだ。
周回は次の機会に取っておこう。八重岳から眺めると左の嘉津宇岳から谷に下り、登り上がって右の安和岳・三角山。そして右の三角山から谷に下り、左の古巣岳・嘉津宇岳へと登り返しでハードそうだ。

嘉津宇岳へ戻ろうとすると、山頂に数人見える。平日にもかかわらず、展望が良いからか人気の山のようだ。
11時39分山頂を後にして下りに就く。急坂で躓かぬように注意して下ろう。
11時52分平坦部まで下る。
林の中を見渡せば、与那覇岳同様大きなシダやヤシの葉が南の山らしい。
12時14分駐車場に下山。与那覇岳はなだらかな山であったが、嘉津宇岳は見た目は木が茂る山のようだが石灰岩の荒々しい山であった。
下山後、本部町のそば街道まで足を延ばし、今日も昼は沖縄そばを食す。かつお出汁が香るうどんのようでした。
そば街道で長に戻る途中、八重岳の案内を見て、山頂近くまで車で行けるならと寄り道。
13時45分、山頂下の公園駐車場に車を停めて出発。正面のドームがある所が山頂だ。車道は山頂まで通じているが、公園先で通行止めなので車道を歩く。

道脇に点々と咲く白いアザミを眺めながら10分ほど歩くと、
左にドーム、右に電波塔を見るところまで登って来た。
カーブを曲がったら山頂が見えて来た。
14時3分山頂に着く。標柱は無く一等三角点のみ。


嘉津宇岳、安和岳の眺めが良いです。2つの山を分ける谷の深さに少し驚きだ。

山頂のドームを持つ建物は航空施設の様だ。

駐車場は眼下に見える。止まっているは1台のみ。登るつもりはなかったが登ってみればなかなかの眺めだ。本島2番目の高峰だけのことはある。
14,15日と雨が断続的に降る天気となり、登っておいてよかった。帰る16日は2日間の雨でスッキリ。朝から嘉津宇岳の眺めも青空にくっきり。


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