コース地図
大手口番所が現在の史跡金山城跡ガイダンス施設です。
金山城址線を三度横断すると四阿に至ります。
太田口(大光院・金龍寺方面)から頂上までの最短コースは、『史跡金山城跡ガイダンス施設~(金山城址線横断)~四阿~(ジグザグ路)~南曲輪休憩舎~頂上』です。
今回のコースは、ガイダンス施設に通じるカラタチ沢の遊歩道に*曲輪があるため、ここからスタートして、*曲輪の連続する金山城址線を横断する堀切状の道に入り、四阿までとしました。最後に石垣(石積)があります。
所要時間は、写真を撮り、地形を観察し、曲輪に道草したりで、1時間ほど要しました。
*曲輪:金山城跡縄張図(金山城跡ガイダンス施設、写真撮影不可)に記された曲輪です。
堀切状の道と石垣は、私が推測する遺構ですが、平らな場所は金山城時代に削平された曲輪と思われます。持参できる曲輪の記された縄張図があれば断定できるのですが。
西城から本丸に至る曲輪は、整備復元され、手入もされていますが、ここの曲輪は木が生い茂り草も伸びています。
素通りすれば、曲輪とは気づきません。振り返って道の左右を観察すれば、自然地形でない平らな場所があります。それが曲輪でまず間違いありません。
≪ハイキングコース≫
①駐車場(「万葉の碑」の左下)~②カラタチ沢~③ガイダンス施設~④金山城址線(金山ドライブウェイ)を三度横断~⑤四阿
≪駐車場~金山城跡ガイダンス施設≫
親水公園入口駐車場
左の道が「県道321号金山城址線」です。
起点は、太田市金山町・金山自然公園(Pモータープール)です。
終点は、太田市東本町・本町交差点(=県道2号前橋館林線・本町交差点)です。
カラタチ沢入口
駐車場のすぐ先に、入口があります。
カラタチ沢
橋を渡り、対岸に移ります。
カラタチ沢遊歩道
静かなところですが、ここだけを訪れる人が少ないのでしょうか、遊歩道としては寂れた感じがします。
西城または頂上へ最短で登るときは、ここまたはガイダンス施設が出発点になります。
遊歩道の曲輪跡
金山城跡縄張図(金山城跡ガイダンス施設)によれば、遊歩道山側の平場は「曲輪」になっています。
なお、この付近に武家屋敷があったとする資料があります。
金山城跡ガイダンス施設
施設の裏に出ました。旗の所を左に行くと、西城に至ります。
橋を渡って施設の表にでます。
≪ガイダンス施設~金山城址線、最初の横断≫
ガイダンス施設は隈健吾氏の設計です。
外壁は金山城の石垣をイメージした石板が配置されています。
車道は金山城址線です。カーブミラーの所で車道を離れ、ハイキングコースに入ります。
ここで、金山城址線からハイキングコースに入ります。
四阿までは、緩やかな登りですが、やや陰気な道です。
左が曲輪です。
中央は堀切に見えます。
右の土塁状の道を行きます。
石製標識柱「史蹟金山城阯」
金山頂上まで30分の標示があります。
四阿までは15分です。
これと同じ石標は三カ所確認しています。
ここと、本丸と、西城から浅間神社に至る尾根上の、太田口が一望できる、ピークです。
史蹟の石標があり、金山城跡縄張図に記された曲輪が連続するこの道は、かっての城道と思われます。
振り返ると曲輪であることがよくわかります。
道は堀底のようです。
金山城址線にでます。
≪金山城址線、最初の横断~二度目の横断≫
最初の横断です。
左は曲輪です。
縄張図によればここも曲輪のようです。
金山城址線にでます。
≪金山城址線、二度目の横断~三度目の横断≫
二度目の横断です。
入口です。
堀底のような道を登ります。
振り返ると曲輪であることがよくわかります。
左右共に曲輪です。
最後に石垣(石積)に出会います。
最上段は、金山城址線の法面です。
川原石が使用されています。
金山城址線にでます。
三度目の横断です。
四阿に到着しました。
以上