

老いて朽ちる
体の調子が悪く指先の感覚もない
しかし仕事はしなくてはいけない
このまま老いていって 朽ち果てるのだろうかと、頭の中をよぎる
怖くもあり、悲しくもなる
常に前向きでいたいと思う自分と相反して、後ろ向きな考えになってしまう
逃げ出したくなる
今を変えたくなる
だが現実は 変わらないのだ
わかっている
わかっていることは この身体にたくさんのメスが入って 感覚がマヒしてる部分がたくさんあると
そのせいにしたくなるのだ
キーボードを打つ指も 左右とも中指一本
こんな状態を乗り越えないといけないのも承知だ
逃げちゃいけないと自分の気持ちを鼓舞するが、体調が悪いと空回りする
このまま 孤独死を迎える 年老いた人となるのか
もう一花咲かしたいと思う 気持ちはあるのだが、
余裕という 心の隙間がないのだ
だが、負けないと思う そして心に誓う
「がんばれ」と