やまあそび

きのこと釣りと山菜の記録と思ったことをずるずる綴る

20210723~24遠征釣行2日目

2021-07-25 21:03:07 | 日記
4時10分意識再起動。
外はうっすら明るくなり始めていた。
薄暗いのでヘッドライトを装着し朝飯の準備。
朝の献立はレトルトモツ煮×2袋とレトルトご飯1パック。
湯煎して出来上がり。
楽なもんだぜ~~それでいて味は悪くないのだ。
喰ってまったりコーヒーを満喫。
撤収作業に入る。


何も残さない。何も持ち帰らない。 俺の哲学。
嘘、持ち帰りは結構ある。
今回は何も持ち帰らないのだ。

5時46分撤収完了。
山の神様に礼をし、6時30分入渓する。


入渓点に降りたらワタが捨ててあった。
オタマジャクシが啄ばんでいた。
結構人が入っているっぽい。
釣り始めるが暫く反応がなかった。
気配もない。
ほとんど釣り切られている感じだった。
300m程釣り上がり大淵に出合う。


なんかライズしてた。
白い岩の右だ。
ちょっと上流に10番カディスを落とす。




なんか管釣りみたいな感じ。


23cm位だったけどいい引きを堪能できた。

次に白い岩の向こう側で出た。


似たようなサイズだった。
とりあえず釣れてホッとする。

この場所は多分21年前に初めて来たときに入渓した場所だと思う。
雰囲気が全く変わっていて気づかなかった。


対岸の崖をヘつりながら21年前にイワナを釣ったことがある。


これが当時の写真。真ん中にある三角岩の左で釣れた。


これが当時釣れた岩魚。
27Cmだった。
9月中旬に来た時のことだった。

今はどうだろう? 今回はここで反応はなかった。

ここから暫くは反応が良くなかった。


流心から出たイワナちゃん。ひったくるように出た。


小さな巻き返しから出たイワナちゃん。
2度喰いに来た。

更に2つ小さいのを追加して大きな支流との出合点に着く。
でかいプールになっていて日差しが直接降り注いでいるが
ライズしていた。
2度出たけど乗らなかった・・・

すぐ上にでかい取水口がある。
脇からよじ登る。


登ってる最中にウルイ発見。



取水口上。

ここからどうしようか悩んだ。
ここで10時30分。 まだ時間はある。
ここから先は未知の世界なのだ。
堤の上は埋まっていて徒歩遡上出来そうだ。
とりあえず対岸に行ってみようと左岸を歩く。
そして転んで転覆。
正直冷たくて気持ちよかった。
ウェーダー内部以外ずぶ濡れになった。
不思議と心地よかった。
そのまま渡りきり、帰り道の確認をして(この川は林道が脇を走っているが高低差が半端なく
川通しで下ることになる、しかも林道は酷く荒れていて普通車は走行不能)
釣り上がる。
バックウォーターからすぐ、瀬の中央からいきなり出た。


いいサイズのイワナちゃん。
大抵バックウォーター近くは釣れないものなのだが、なんか出方に一切の迷いがなかった。
それはつまりスレていないということだ .
もしかして本当にスレてないのか? すぐ上の岩との流れ、影のある流れにフライを落とす。



でたーーー!バッサリ喰ってきた!!


これまたいいサイズのイワナちゃん。
ヤバいこれはピュアなイワナちゃんの宝庫じゃね?
期待に胸が膨らみまくる。
とりあえず一服して落ち着こう。
しかし先ほどの転覆でタバコはびっしょりになっていたのだった。
仕方ないので持ってきたパンを頬張る。
ペットボトルの水を飲んで一息つく。
日差しが強い。
衣類はまだ濡れているが不快感はない。
むしろ心地いい位だ。
一息入れた後、システムを一新し再度釣り上がる。
先ほど釣った場所から先は、灌木が張り出していていい塩梅に日陰を作っている。
出るよなこりゃ。


ここなんかどう見てもいるよな。
早速10番カディスをぶち込む。
数回流していると何やら水面下で魚が動いている気配がある。
ポイントど真ん中上流にフライを流した。









出た!!  ガンガン引く。 でもこっちもガンガン引き上げる。
狭い場所なので一気に寄せた。


でかかった(俺的に)
久々の大物だ(俺的に)
メジャーで計ったら29.5Cmだった。
俺の釣果最大対記録だった。
俺にとって30Cmの壁は厚いようだ。
針を外して即リリース。
これは念願の尺クラスをGETできるかもしれないぞ!!
ニコニコしながら釣り上がる。
しかし、ここから渋かった。
緩い淵では反応がなくなり、大場所で1つ出たのみ。


本日最後のイワナちゃん。

ここで11時30分。
車に戻るのに小1時間かかる。
帰りのことを考えるとそろそろタイムアップなのだ。
流れが2分している場所で俺は一息入れて考える。

満足した。
満足してしまった。
何しに7時間かけて釣りに来ているのだ。
尺以上を釣るためじゃなかったのか?

渓流釣りを初めて31年目になる。
未だ尺クラスを釣ったことがない。
そういった大物がいる場所に余り行けないからかもしれないが
それなりのものがそれなりに釣れると満足してしまうのだ。
今回も尺物には出会えなかった。
でも気分は清々しく悔いはない。
また来ればいいじゃないか!
ここ周辺の川は20年来楽しませてくれたじゃないか!
次回もきっと楽しくさせてくれる。
そんな確信を抱きながら俺は帰路に就いた。

2時間かけて舗装された道路に降り立つと
山麓から見える山体にしばし見とれていた。
俺は心の中で呟く。

「生きていたら、また必ずここに来ます」




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