◆◇◆想ひ出 宝石箱◆◇◆ 

日常の何気ない出来事も、振り返るととキラキラの宝石たち。
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日本の頂上へ!(備忘録 兼 結果報告)

2008年08月26日 00時25分36秒 | お出かけ
万年運動不足のワタクシが、1時間強のウォーキングを続ける事、約1ヶ月。
その原動力となった、富士山への挑戦。

PM 3:00
五合目到着。
高地順応のため、しばらくストレッチ。
『え、あれが頂上?めっちゃ近いじゃん』、と軽く笑えちゃうくらい、近くに見えた(←錯覚)その頂。

PM 4:00
登山開始。
六合目まではハイキング気分。
六合目~七合目最初の山小屋迄、ひたすら単調なギザギザ道。
この時点で、既に同行者に遅れ始めるものの。
まだ日もあったし、同時刻に登り始めた登山ガイドさん付きツアーのペースに合わせれば大丈夫かな、って思ってた。

七合目からは、いきなり始まる岩場の試練。
おじーさんに抜かされ。
子供に抜かされ。
風に飛ばされそうになり。
岩に頭ゴッチンし。
雨も降ってくるし。
日も暮れてくるし。
『なんで私富士山登りたいとか、思っちゃったんだろ。。。』、そんな思いがグルグルと。
決して、息苦しいとかではなく、単に足があがらない!!!(←高山病ではなく、基礎体力の問題なのは、明白…。)

自分のヘッドライトが、ちゃんと点灯してるのかすら判らない程、周り(&自分)が見えていない私を。
見捨てずに、待っててくれた相棒。
そんな気持ちを裏切るように。
前方の相棒の姿が見えなくなると、こっそり岩場に隠れて休憩していた私。
ぎょ、ぎょめんっ。
今となっては自堕落な自分が、恨めしい…。

最後の方は、通りがかりのアルコールパワーで若干ハイになった行きずりのオジサマsに助けていただき。
ザックを持っていただき。
相棒&オジサマに両肩を支えられ、半ば引きずられるように 山小屋まで運んでいただきました。

『はい、ここで一旦休憩しよう。』、と放されたとたん、漫画のようにドサっと倒れこむ有様は。
今、冷静にムービーで見るときっと大爆笑なんだろうけれど。
その時は、全然笑えない!
『別れた奥さんと同じ名前だから、放っとけなくって。』、と言ってくださいましたが。
なかなか、ここまで他人にできる方はいらっしゃいませんね。
素敵な出会い&優しさに、大・大・大・感謝ですっ!!

PM8:00着の予定が、大幅に遅れて本日の宿 白雲荘へ到着。
夕食のハンバーグカレーを前に、ほぼ同じペースだった3人組とお茶(やや熱め)で乾杯。
『これでも1ヶ月、ウォーキングしたんだけどな。。。』、と落ち込む私に。
『1ヶ月ウォーキングしたから、ここまで来れたんだよ!』、と3人組。
そのポジティブさ、素敵すぎっ!!!

パー子のあたしとした事が、この日のカメラは。
登山道入口以降は。
いきなり飛んで、月(←既に夜)。
ちなみに、この日は ほぼ満月。
運がよければ月の影富士が見えたかも、らしい。。。
その次は、これまた飛んで夕食。
この数枚しか、写真撮らなかった事実が、いかに自分に余裕が無かったか伺える…。

PM10:00
夕飯を食べ終わったら、明日の為に速攻 就寝。
山小屋は、『1枚の布団で、2人寝て下さい』と言われたけれど。
なんせ、最終だったため、隣2枚分の布団は誰も来ず。
悠々と布団を使ってネンネンころり。
若干、汗が冷えて(&寝相が悪くて布団蹴っ飛ばしてはねて)寒い。
速乾性だったはずなのになかなか乾かない。
ユニクロシャツ(←特売¥390)じゃ、甘かったか…。

日をまたいで、AM1:00。
頂上でご来光を見る場合、出発といわれていたけれど。
登山ガイドさんの判断により、強風のためしばし待機。
速攻、二度寝。

AM1:45。
強風は収まらないものの、頂上でご来光を見る方たちの為、出発の号令。
登山ガイドさん付きツアーの方や、それ以外の方も大半はここで出発。
うちら(というか、私)は、しばらく うにゃうにゃと三度寝。

AM2:30。
出発のため、用意を始める。
寝起きなせいなのか。
疲れのせいなのか。
寝ている間に、風邪ひいたのか。
それとも、高山病にかかったのか。
頭が痛い。。。
防寒用に持ってきたボードのズボンをはこうとしているだけなのに、自分が何をしたいのかよく分からず、ボーっとしてしまう。
準備万端の相棒を尻目に、薬を飲んで、『15分だけ待って。』と、四度寝に。

AM?:??。
いつまでたっても、起きてくる気配がない私に呆れ果てたのか。
相棒は、集合場所と集合時間を告げ、一人頂上へ。
(ってか、こうして振り返ると本当にダメダメな私…。)
ご来光の時間になったら、山小屋の方が起こしてくれるので、再び眠りに…。

AM4:45。
よく寝たら、実にスッキリとした目覚め。
外に出ると、既に夜が明けてきている。

AM5:00。
徐々に顔を出してくる、ご来光。







2008.08.18 新たな一日の始まり。
暖かなオレンジが、辺り一面を照らし。
神々しいその姿に、思わず涙が出てくる。


AM6:00には、山小屋をチェックアウトするように言われているので、急いで朝ごはん(鮭弁)&持参のチョコとゼリー飲料を平らげる。
急に、『頑張って頂上目指せば良かった…』、そんな後悔に襲われる。

集合時間には、余裕で時間があるし、頂上は無理でも、もうちょっと上を目指そうか。。。
いやいや、今度は誰も助けてくれないぞ、無茶はよせ、自分。。。
…、そんな葛藤にさいなまれながらも。
結局 下山を選ぶダメ人間。。。

アミノプロ3600の効果か?
前日が嘘のように、何故か元気。
憎いくらい、元気。
元気すぎてサクサク下山、休憩がてら絶景に酔いしれる。
竜の巣(byラピュタ)の様な雲海。
その先に見える箱根山や北アルプス。
雷鳴が足元に響き、雲より上にいる事を実感。。。

途中、見事登頂に成功した相棒を発見。
頂上のご朱印が押された金剛杖が、羨ましい。。。。
あたしの金剛杖は、ただの木の棒。


むくむくと。
やっぱり、頂上に行きたい!
そんな、思いが沸いてきて。
ひそかに来年に向けて、ウォーキングを続けよう、とココロに誓う。

以上、長くなりましたが。
自戒を含めた、備忘録を兼ねて。
結果報告。