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感染管理認定看護師の役割

2024-06-28 03:36:21 | 感染管理認定看護師

新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るったことから、注目を集めているのが感染管理認定看護師だ。

感染管理認定看護師とは、日本看護協会が認定する「認定看護師」という資格の一つである。
認定看護師は、専門的な看護知識や技術を用いて、看護の実践・指導・相談を行う専門職だ。
さまざまな分野が用意されており、このうち感染管理認定看護師は、院内感染の予防など感染管理のスペシャリストとして活躍できる人材である。
感染管理認定看護師として認定されるためには、一定の実務経験を持つ看護師が、認定機関において教育課程を受講し、必要な知識や技術を修得し、審査に合格しなければならない。

病院では多数の人が働いており、毎日多くの人が訪れる。
患者は病気や高齢の影響で免疫力が低下しているケースも多いため、感染リスクが高まりやすい。
病院で感染症が発生すると、たちまち感染が拡大し、大変な事態に発展する危険もある。
よって、医療機関では感染の発生や再発、拡大を予防するための対策が不可欠となる。
そこで、感染管理における中心的人材となるスペシャリストが、感染管理認定看護師なのである。

感染管理認定看護師は医療機関における感染対策において多岐にわたる活動を行う。
主な役割は、以下の6つに分類される。
1つ目は、感染症リスクの低減対策。
2つ目は、医療機関内で感染を発生させないための監視。
3つ目は、職業感染を防ぐための対策の実行。
4つ目は、医療機関で働く全職員に対する、感染対策指導。
5つ目は、感染を防ぐために院内環境の改善支援。
6つ目は、マニュアルの作成など院内感染対策が円滑に働くためのシステム構築である。

上記の役割に携わりたいなら、ぜひ感染管理認定看護師を目指してみてほしい。
感染管理認定看護師の全容をまとめたサイトを見つけたため、ここで共有しておく→→【参考