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故事成語「夜郎自大」

2016-12-17 | 故事成語

 漢の時代、首都の長安から遠く離れたところに夜郎という国があった。その国の面積は漢の一つの県の大きさほどしかなかった。だが、夜郎国の国王は国外に出たことがなくて、国外の事情について全く知らず、自分の国が世界で一番大きい国だと思っていた。
 ある日、漢の国王が使者をこの夜郎の国に派遣した。夜郎の国王はこの遠くから来た客に興味津々で 尋ねた。「あなたの漢という国の面積はどのくらいですか?私の夜郎国と同じぐらい大きいのですか?
 これを聞いた使者は内心笑いながら思った。国王ともあろうものがこんなに無知だとは!自分の国の大きささえも知らないとは!


 「夜郎自大(やろうじだい)」は『史記』の「西南夷伝」に出てくる話で、漢の強大さを知らず、自分の勢力を誇ったことから、自分の力量を知らずみだりに威張ること。身の程知らずで威張っている者のことを言う。



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