永田町駅で地下鉄を乗り換えているが、通路を通る時、「年末ジャンボ10億円、今日が最後です」とかいう黄色い声がひびいている。金曜日あたりになると、宝くじ売り場に行列もできる。
テレビでも有名人が出て宣伝している。そういうのを見るたびに、なんだか、間違っていると感じる。
3000円で10枚買ったことが2回ある、下一桁が当たり、300円戻ってきた。つまり、これまで、宝くじに5400円つぎ込んだことになる。1回でつぎ込んだ金が2700円。
10回で、2,7000円、100回で、27,0000円、1000回で、270,0000円。
これを永遠に繰り返すのだろう。
いや、そんなことはない。1,0000回ぐらい買えば、つまり2700,0000円ぐらい使えば、少しは当たるだろう。2000,0000円くらいは当たるかもしれない。あるいは100,0000回買えば、つまり27,0000,0000円ぐらい使えば、10,0000,0000円当たるかもしれない。考えただけで虚しくなる。
「夢」を買うのだと人は言う。だが、夢が実現する可能性はかなり低く、実現のための代償はかなりの金額だ。そう考えると、虚しい投資だ。いや、これは投資というより、どこかの金持ちに寄付をしてるようなものだ。
第一、年収1000,0000円の人ならまだわかるが、年収100,0000円から200,0000円の人間からすれば、そんな寄付などやるゆとりはないのだ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます