95年3月20日に起きた地下鉄サリン事件を語り継ぐ「15年のつどい」が13日、東京都内で開かれた。被害者の会代表世話人の高橋シズヱさん(63)が被害者や捜査、医療にかかわった人たちをインタビューした記録映像が上映された。参加者は「風化させてはいけない。事件の教訓を生かすべきだ」と思いを新たにしていた。
【関連特集 高橋シズヱさんの苦しみ】忘れない:『事件』と『逃亡』二重の行為 苦しみを増幅(地下鉄サリン事件)
高橋さんは、これまでの被害者救済活動を振り返り、貴重な証言を残そうと記録映像の制作を計画。前検事総長の但木敬一さんら11人に取材し、約1時間の映像にまとめた。つどいでは、33歳の娘を亡くした母親が「先に死なれるのは本当につらい。こういう事件は起こってほしくない」と涙ながらに語る場面が映された。
当時の警察庁長官、国松孝次さんも映像で証言。「オウム真理教施設を(95年)3月22日に捜索する方針を決定していた。予期した教団側が捜査かく乱に出るのでは、との情報はあった」と明かした。坂本堤弁護士一家殺害事件の捜査の遅れを挙げ「反省点が非常に多い。被害者の方には警察として一言(いちごん)もない」と謝罪した。
閉会後、高橋さんは「国松さんの『一言もない』という言葉は重い。聞かせてもらって良かった。また新たな一歩が踏み出せればいい」と語った。警察庁は教団による被害への給付金申請を12月17日まで受け付けている。【銭場裕司】
【関連ニュース】
【写真特集】地下鉄サリン事件:15年経てドラマ化 原田美枝子「被害者の苦しみ伝えたい」 フジテレビ
地下鉄サリン:死者1人増え13人 警察庁が再調査
ことば:地下鉄サリン事件
【特集】迫る時効:警察庁長官狙撃事件/上(その1) 新証拠で「最後の勝負」
・ 「決議超える場合ある」名護市反対で官房長官(読売新聞)
・ 亡き親友、今でも夢に…目覚めて「もう、いねーんだな」 秋葉原殺傷(産経新聞)
・ 「地域ごと連休」反発相次ぐ…教育界・労組(読売新聞)
・ みんなの党 じわじわと人気…支持率「野党第2党」(毎日新聞)
・ <佐賀人違い射殺>無期懲役確定へ 最高裁決定(毎日新聞)
【関連特集 高橋シズヱさんの苦しみ】忘れない:『事件』と『逃亡』二重の行為 苦しみを増幅(地下鉄サリン事件)
高橋さんは、これまでの被害者救済活動を振り返り、貴重な証言を残そうと記録映像の制作を計画。前検事総長の但木敬一さんら11人に取材し、約1時間の映像にまとめた。つどいでは、33歳の娘を亡くした母親が「先に死なれるのは本当につらい。こういう事件は起こってほしくない」と涙ながらに語る場面が映された。
当時の警察庁長官、国松孝次さんも映像で証言。「オウム真理教施設を(95年)3月22日に捜索する方針を決定していた。予期した教団側が捜査かく乱に出るのでは、との情報はあった」と明かした。坂本堤弁護士一家殺害事件の捜査の遅れを挙げ「反省点が非常に多い。被害者の方には警察として一言(いちごん)もない」と謝罪した。
閉会後、高橋さんは「国松さんの『一言もない』という言葉は重い。聞かせてもらって良かった。また新たな一歩が踏み出せればいい」と語った。警察庁は教団による被害への給付金申請を12月17日まで受け付けている。【銭場裕司】
【関連ニュース】
【写真特集】地下鉄サリン事件:15年経てドラマ化 原田美枝子「被害者の苦しみ伝えたい」 フジテレビ
地下鉄サリン:死者1人増え13人 警察庁が再調査
ことば:地下鉄サリン事件
【特集】迫る時効:警察庁長官狙撃事件/上(その1) 新証拠で「最後の勝負」
・ 「決議超える場合ある」名護市反対で官房長官(読売新聞)
・ 亡き親友、今でも夢に…目覚めて「もう、いねーんだな」 秋葉原殺傷(産経新聞)
・ 「地域ごと連休」反発相次ぐ…教育界・労組(読売新聞)
・ みんなの党 じわじわと人気…支持率「野党第2党」(毎日新聞)
・ <佐賀人違い射殺>無期懲役確定へ 最高裁決定(毎日新聞)