ロレアル創業者の孫娘、女性初の「資産1000億ドル超えの富豪」に様記事抜粋<フォーブスの世界の富豪ランキングのトップには、「センチビリオネア」と呼ばれる保有資産が1000億ドル(約15兆7000億円)以上の超エリート集団が存在する。これまでこの集団は、男性のみで構成されていたが、6月5日にその男女比がわずかに変化した。 フランスの化粧品ブランド「ロレアル」創業者の孫娘で、同社の副会長であるフランソワーズ・ベタンクール・マイヤーの資産は5日、フォーブスの試算で1001億ドルとなり、女性としては初のセンチビリオネアとなった。 現在70歳のベタンクール・マイヤーの資産は、5月15日に一時的に1000億ドルを突破したが、その後は再び下落していた(彼女の資産は5日に1000億ドルを突破したが、11日現在では再び996億ドルに沈んでいる)。 1997年からロレアルの取締役を務めている彼女の財産のほとんどは、夫と2人の息子とともに所有するロレアルの約35%の株式による
ロレアルの株価は、同社が4月に発表した第1四半期の売上高が予想を上回ったことを受けて急騰し、1日で5%以上も上昇した。これにより、ベタンクール・マイヤーの資産は1000億ドルの大台に迫っていた。ロレアルは、メイベリンやキールズ、ランコムなどの30以上のブランドから、2023年の収益として440億ドルを稼ぎ出していた。 ロレアル創業者のウージェンヌ・シュエレールの孫娘であるベタンクール・マイヤーは、2017年にロレアルの筆頭株主で社交界の著名人であった母親のリリアーヌ・ベタンクールが死去した後、2018年に初めてフォーブスの世界長者番付に登場した。それ以来、彼女の資産は約580億ドル増加した。 しかし、彼女は、長年にわたる世界の富豪としての地位にもかかわらず、目立たないことを好み、パリの自宅で執筆やピアノ演奏に没頭している
フォーブスが毎年発表する世界の富豪ランキングで、センチビリオネアの数は、4月に前年の過去最高の14人から16人に増加した。この16人の資産は2023年との比較で約40%増加しており、彼らの総資産2.2兆ドルは、世界中の2781人のビリオネアの総資産の15%を占めている。今年は過去最多の9人がセンチビリオネアの仲間入りを果たしていた。 ロレアルの美容帝国を率いるベタンクール・マイヤーは、マーク・ザッカーバーグやセルゲイ・ブリンといったテック業界の大物が大半を占めるグループの中では異色と言える。消費財で巨万の富を築いた他の大富豪には、同じフランスのLVMHのベルナール・アルノーや、ファストファッションのザラの生みの親であるアマンシオ・オルテガなどがいる。 1000億ドルの大台は、1999年にビル・ゲイツがマイクロソフトの株価の急騰によって一時的にその数字を達成するまでは、手の届かないものに思われていた。その後、ジェフ・ベゾスがこの数字を達成したのは、20年近くが経過した2017年のことで、ベルナール・アルノーがそれに続いていた。ゲイツは、2021年にセンチビリオネアに復活し、イーロン・マスクも同じ年に、そこに加わった
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