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隠岐の天然林のブログ

黒松と赤松の違いについて

2008-02-16 17:43:42 | Weblog
「黒松」と「赤松」の違いについて
松は、「松竹梅」ということばの中に出てきますように、昔からめでたいことの象徴とされ、生活の隅々まで入り込んでいます。松の種類のなかに代表的なものとして赤松と黒松があります。一般的に黒松は雄松(男松)と呼ばれ男性的であり、赤松は雌松(女松)と呼ばれ女性的です。隠岐の松は大半が黒松で、春日神社境内にある黒松は昔から銘木とされ、全国で唯一特別母樹林に指定されています。

今日は黒松と赤松の違いについて、簡単に紹介したいと思います。
(いろんな方から情報収集しました)

<赤松原木>



赤松は内陸の山の上部に生えると言われ、葉はやわらかく樹脂部分は少ない。素性が素直で癖が無く、狂いが黒松に比べ少なく一般的には扱いやすいと言われています。年輪はほぼ均一である為、杢目も優しく感じられ、そのような仕上げの建物とか、気楽にくつろげる部屋向けに適しています。

<黒松原木>



黒松は海岸に近い山に生えると言われ、葉は硬く樹脂部分が多い。素性が荒く、癖があり扱いにくいとされています。しかし樹脂部分が多いため光沢、色調の美しさが優れており、赤松と比べ年輪に乱れがあるため、杢目が美しく月日が経つとくっきりと見えてきます。
一般的には構造材向けですが、杢目の美しさ、力強さなどから客間及び、玄関ホール、縁側等の床材にも適しています。銘木屋が持っている松の銘木は、杢目の面白さ、美しさなどからほとんどが黒松です。

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