日々雑感

AFP記事「デモ参加者を傷つけないで…尼僧が警官に嘆願 ミャンマー」の写真に人間の良い面を見る

2021/3/9 16:21のAFP記事「デモ参加者を傷つけないで…尼僧が警官に嘆願 ミャンマー」の写真を見た。「デモ参加者を傷つけないで」と警官に訴えかける尼僧の写真である。
尼僧は後ろ姿しかないので、ミャンマー人か外部から来た人(ミャンマーの外から派遣されてきた西欧人など)かはわからないが、その服装からはキリスト教の尼僧のようである。

すでにかなりの人数が殺害されているクーデターへの反対デモの中にて「デモ参加者を傷つけないで」と警察へ嘆願する尼僧の勇気も称えられるべきだが、それに対する警官が跪き手を合わせて対応する姿に人間の良い面を見た。手を合わせる警察官はおそらくは仏教徒であろうが、訴えるキリスト教の尼僧を足蹴にするでなく跪き手を合わせて話をしているのだ。ミャンマーのクーデターはおそらくは権力を手放したくない人間が実行したもので、それが人間の悪い部分であるとすれば、この手を合わせる警察官は人間の良い部分を形にして見せている。

記事では書かれていないが、おそらくはこの尼僧も最終的には実力で排除されたであろう。しかし、このように手を合わせる警官のような人がいる限りは、人間の心の中は悪い面ばかりではないと信じることができる。ミャンマーの平穏を祈る。

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