ウイスキーの刻 ~Whiskyのとき~

耳を澄ませば聴こえるウイスキーのメロディ。
『ウイスキーの刻』は、その真実を探し求めていきたいと思います。

ウイスキーカクテル①

2020-03-29 19:19:19 | 日記
 こんばんは。Aokiです。

 元々、お酒の世界はカクテルから始めていたのですが、
 気づけばウイスキーが中心になりつつあります。

 それはそれでよいのですが、ときに
 カクテルがよぎる夜もあったりします。

 そこで、今週は、ウイスキーカクテルについて
 レポートしたいと思います。

 と申し上げつつも、今夜はカクテルは登場いたしません。

 思考の場で、その扉の前におります。


☆☆☆

 札幌の代官山こと裏参道に、『森彦』という
 老舗のカフェがあります。

 古民家を改装したカフェで、当時はまだ
 古民家ブームではなかったはずですが、
 その界隈には、櫻月(桜ムーン)という
 古い洋館風の建物で中が和風という
 不思議なカフェもありました。

 『森彦』は、知る人ぞ知る名店で、
 チョコレートケーキが美味しかった記憶があります。

 素朴で刻の狭間にあるような佇まいが
 お気に入りでしたが、その『森彦』が近年、
 急速に店舗を拡大しています。

 その名も『Café MORIHIKO』。

 裏参道のオリジナルとは異なり、モダンなcaféスタイルは、
 スターバックスと肩を並べるほどに急成長しています。

 私のお気に入りは、リモナータ。

 レモンの果肉がたっぷりと入った炭酸飲料で、
 かつて販売されていたB&L(Bitter & Lemon)を
 爽やかにした感じです。

 しかし、本日ご紹介いたしますのは、
 スペシャルティコーヒー『ホンジュラス』。

 爽やかにして華やかでフルーティーな風味が、
 リッチな刻を紡いでくれます。

 読書のお供にも、執筆のパートナーとしても、
 ほど良い感じです。

 冒頭申し上げましたように、最近は、
 ウイスキーをカクテルの視点で考えております。

 元々、ウイスキーは、単独のスピリッツとして
 十分に愉しめるものです。

 ただし、それは、“単独”という制約があることを
 意味しているわけではありません。

 カクテルのベースとしても素晴らしい風味を醸し出してくれます。

 カクテルには、そのままでは飲みにくい素材を副材料と
 混ぜることで飲みやすくする効果がありますが、一方で、
 素材の味を引き出し、新たな魅力を創り出すこともできる
 技の結晶でもあります。

 また、ベースのスピリッツを変えることで、
 味わいだけではなく、名称そのものも変わり、
 ひとつひとつのカクテルに物語が添えられることも、
 カクテルの神秘性につながっていると言えます。

 通常、カクテルに使用されるウイスキーは、
 蒸溜したての荒々しいものではなく、
 熟成を経たものであり、それがブレンド技術により、
 さらに美味しさが引き出されています。

 単独でも十分美味しいウイスキーが、
 副材料との相乗効果で新たな魅力を
 発現できるのが特徴と言えます。

 『ホンジュラス』の洗練された香りと、
 舌を滑り降りるやさしいビター感が、
 ウイスキーカクテルをイメージさせるのです。

 この香りに誘われるまま、明日から数日間、
 ウイスキーカクテルについて考察したいと思います。


                      Z.Aoki
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