コメント
 
 
 
日本人として思います (日本人)
2009-10-26 11:31:38
大人向けのものから子供の目をそらそうというのは所詮無理ですし、やりすぎは不自然です。
しかし、大人のけじめを示すことは大事です。五木寛之氏も渡辺氏の連載について「こんなものが新聞に載るようになってしまった」と嘆いたと聞いています。
公と私の区別ができてこそ大人です。日経が仕事の新聞に、品位ある新聞に戻ることを期待しています。
 
 
 
「知識は愛に及ばず」 (のあ いちい)
2009-10-26 11:36:31
◇拝読しました。

「 知識は愛に及ばず」

―フィクションの人間でありながら、すぐ隣にいる人間のように感じます。

・上記部分感じ入りました。


―文 学は・・「心の情報」を乗せて運ぶ小さいけれど有効な器だということです。

・この部分もです。


―文 学の感動を味わった人は、「人間の感性は人によって違う」をいうことを知っています。それこそが文学の効用だとも言えます。

・をいう⇒という、では?

以上、ありがとうございました。

   いちい記
 
 
 
日本人 (友則)
2009-10-26 11:42:37
「日本人」で記入された方。冒頭に、テーマからそれたことを書かないで欲しい。

品位ある新聞って、何を基準に。もう少し内容のあるコメントを。失礼な方ですね!

 
 
 
文学とは・・ (satoko)
2009-10-26 17:14:10
SIAの精神、遅ればせながら私なりに理解出来たように思います。
いつも、的ハズレなコメントだったようで、少し反省もしております。ご無礼ついでに、書かせてもらいますと、まあ、何と高樹のぶ子さんという方は、流れるように美しく、的確な文章を書かれるのだろうと、感じ入りました。

小説は、まさに矛盾に満ちたまま、存在するままを提示(描く)ことで読者は人生の重みを知るということになる、という事なんでしょう。
人間は人間に触れることに寄って、心を柔らかく、寛容にする。そういうことですね。

謎に満ちた魅力的な花が闇の中で香っていれば、
そこに向って手を差し伸べたくなる。
それが人間の強かさであり、弱さでもある、ということでしょう。危険を承知で行動してしまうことは、私の人生の中にもありました。
小説の、醍醐味がここにあるような気がします。

甘苦上海、そろそろフィナーレというのに、
その先が不透明なまま続いています。

確かに、あの中国人のお嬢さん、天使のような方なんですね。
それで救われるのでしょうね。世の中は悪魔ばっかりじゃあないんですから。信じましょう。


 
 
 
香水! (クッカバラ)
2009-10-26 18:11:49
京のほうが上手だった。。。もはや紅子は京の前に、その姿を晒すことはあるまい。。。
 
 
 
とんまなコメントになってしまいますが・・・ (miriam)
2009-10-26 20:00:21
私がこちらでの色々なご意見を読みながら思い出したのは・・・
「11PM」という真夜中の番組ですね。

私が小学生の頃に「お泊りで」友達の家で初めて見た「大人の世界」でした。

子供が見てはいけない番組だったのでしょうが、
当時の私は「ふぅ~~ん」って眺めていたように記憶しています。

最近の子供達は情報過多ですよね。
それを阻止することなど・・・とうてい無理でしょう。

大人が完全に隔離しているつもりでも、
いまやネットの世界で子供達は自由に飛びまわっています。

そういう子供達に、
大人がどういう指針を発信できるか?ということですよね。

子供達は奇麗事ばかりを見ているわけではありません。

純粋培養の中で育った子供達は壊れてきているのではないかな。

とても汚い大人の世界を見ながら、
紆余曲折しながら成長していくものなのでしょう~人間って。
違いますか?

それが・・
悪いことだとは私は思わないのですけどね。。

「sex」をもしかしたら汚いものだと思う人が、
紅子さんの行動に異常に腹が立つのかもしれませんね。

「sex」は子孫を残すための愛情の行動なのかな?

子孫を残さないでも、
愛情を残せるのか?というのが、
この度の「甘苦上海」なのかな~って、
最近思うようになりました。

皆さん~裸になってもかまいませんが、
常識の範囲内でのコメントをしたいですね。
 
 
 
講演レジュメ拝読しました。 (大阪府民)
2009-10-26 20:24:37
「『sex』をもしかしたら汚いものだと思う人が、」という言葉が特に私に向けられているのだとしたら、きっぱりとそうではないと断言させていただきますね。(笑)sexをどう捉えるかと、紅子が好きか嫌いかは全く関係ないと思いますよ。紅子が今まで他人(と猫)に対してどう振舞ってきたのか、物事に対してどう取り組んできたのかこそが、読者からの好き嫌いを決めているのです。

講演レジュメ拝読しました。

高樹先生の仰るには、そこに一人の人間が存在しているという実感は小説や映画などの個人を描いた作品以外では得られない。
どのような高尚な論理より、小説の中の人物こそが師。
(宗教、民族、社会構造、国と国との)対立を融和するために、沢山の本が書かれた。とうことでしたね。

レジュメ中に、「インターネットが知識の交流に拍車をかけた」とありますが、私の知る限り少なくとも中国にはインターネットで閲覧できないサイトが非常に数多くあります。私には中国人の友人がおり、MSNメッセンジャーというツールを使って、英語でしばしばチャットを行いますが、彼女には私がリンクを送っても国により妨害されて閲覧できないものが沢山ありました。彼女はそのような施策を行う政府を「silly」ときっぱり言います。彼女のように大学まで行って広く学び、何とかして世界の情報を集め、公正な視点を持とうとしている人間が、中国の何パーセントを占めているのでしょうか。私には分かりませんが、その数は100%ではないと推察します。

また、政府見解や経済界の数値データというものは安直に簡単にはじきだされているものではなく、大勢の人間が「真摯に」係わって綿密な調査や長い討論の末に紡ぎ出されているものです。軽視はできないと思います。
愛の重要性を平和な日本で説くのは簡単ですが、世界を見渡した時、愛の浸透には国がどのような政策をとるかも作用していると考えた方がよいのではないでしょうか。私にとって興味深かった主張の一つは、個人の心こそ質が高いと仰るもの。このあたりは文系の私にも理解できる感覚ですが、如何にも小説家らしいですね。

はてさて、数値には個々人の人生や感情は反映されます。数値というものは個々人の活動の(生活など)の結果だからです。また、生まれた時から自然と植えつけられる宗教観・男女についての価値観は、やはり個人への家族への気持ちや異性への感情を左右すると考えられます。

優れた小説はそこに描かれた人物を愛さざるを得なくなるという論。確かにそのように素晴らしい小説は多々あります。私の場合、例えば、小学生の時に読んだ『レ・ミゼラブル』や『クリスマス・キャロル』などは非常に強く私の心を揺すぶり、登場人物がまるで生きているかのように私の心の中に存在し続けました。『風と共に去りぬ』は読んだ年齢により、それぞれの人物への理解度が変化し、やはりそれぞれの登場人物が強い色彩を放って私の心を捉え続けました。樋口一葉の作品や、志賀直哉の作品なども私は好みました。

残念ながら私の感性はまだ『甘苦上海』のどの人物からも心奪われておりませんが、高樹先生の小説全てを世界に広めて、その評判を実際に聞いてみたいものだと強い興味を持ちました。

全体はささやかな個で成り立っているというお言葉には同感です。日常の一コマ一コマから、個々が己だけでなく他者も認め慈しみ合うことが出来れば、それはきっと世界の平和に繋がると思います。現実世界を見ていると、理想と現実はなかなか合致しないものだと思う事がありますが、私もそれを願いたい一人です。

ところで『甘苦上海』。こちらのSIAブログはじめあちこちのブログなどで意見された内容が非常に反映したもののように感じました。そのあたり、「ライブ感覚」が伺え、私がかつて体験した事のない読後感であったとお伝えしておきたいと思いました。

かつて周敏にとった紅子の態度は悪魔でしたが、彼女は今は周敏の前なら天使になれるのですね?それは赤子ができたからですか?紅子に母性があると思わせる描写は過去にもありましたね。人物像に芯がなくブレているように感じている読者は私以外にもいるはず。最終話までにこの母性がキーとなるのかどうか、引き続き読ませていただきます。
 
 
 
裸電球さん (Unknown)
2009-10-26 22:29:45
あんたのような書き込みが一番どうでもよく無意味なかきこみで、それこそ嫌味だ
 
 
 
SIAの展開を期待します。 (夢の中へ)
2009-10-26 23:21:28
「知識は愛に及ばず」とは、個々の事象や記録といった知識(データ)をだけから物事を考えるのではなく、無意識の偏見などを排除するために、まず「人間愛」という視点から物事の理解に努めましょうということなんですね。ほとんどの知識や経験は何らかのバイアスがかかっているので、異文化に接するときは常にこのような姿勢を意識しておくことが肝要ですね。
賛同いたしますとともに、10カ国終了後も、「平和と発展」のため、頑張って展開していってください。

しかし基調講演内容は、皆様方と違って少々難解でした。(歴史・社会認識の違い? 用語の定義が分かりにくい?)
でも皆様が納得されておられるようですので、個々に質問やコメントは致しません。

(2点だけ)
①数値を否定的に取り扱われておられますが、本質や事象を、「数値」で表現したものと「言葉」で表現したものの違いに過ぎないと思います。
数値でも、小説でも、そこに記述されている人間や事象とその背景(社会、気候、文化、歴史など)を読み取って、本質を把握していくことが需要であると思います。

②「人間は、共通の五感を持っているのに、感性が皆違う。」
「五感」とはセンサーのことでしょうか? センサーから伝えられた同じ刺激が違って感じられる(感性):つまりそれぞれの持っている「知識」や「経験」の違いではないでしょうか?

ご講演の最後の2~3ページは最も賛同し、期待したいところです。
西欧的な知識で捉えきれないところも含めて、包括的に把握していく東洋的な「知」の活用で補完していただければ、より深く緊密な相互理解と交流に発展していくものと期待しております。

「日韓中」は、「囲碁」(中国発祥)文化圏でもあり、その愛好家人口は世界の9割を占めているとのことです。
欧州は「チェス」(インド発祥)の文化。
敵の駒を減らしていって競う「チェス」に対して、「囲碁」は、石を生かして競う(自由に石を使って敵陣を自陣に変える)という特徴を有しています。
アジアの中でも、この3国が中核として連携できれば、アジア諸国のつながりがより効果的になるものと思います。
ただ類似点が多いことから生じる問題点もありますが。
「日中韓シンポジューム」の今後ますますのご発展をお祈り申しあげます。(国の位置からすれば日韓中と思いますが)
 
 
 
うわあ、香水 (satoko)
2009-10-27 01:23:06
クッカバラさんの驚きがやっと分かりました。
もう、紅子さん、もう良いんじゃないの・・・これ以上求めたらあなたは、本当に鬼になる。
 
 
 
切ない (クッカバラ)
2009-10-27 01:33:46
でしょ?
もう、彼女には追えない。

切ないけど、諦める(って、すっかり紅子)。
そこまで愛されたら、女冥利に尽きる。。。

って、うるさくしてごめんなさい。静かに自分の世界で楽しみたい皆様、ごめんなさいね。
 
 
 
憎みきれないろくでなし (JOY)
2009-10-27 08:21:08
京、この男、最低、最悪。

二人の「おんな」に「二重の裏切り」・・・。

自分しか愛せない、究極のエゴイスト。

でも「だめ男」特有の抵抗し難いこの「甘ったるさ」、どうしょうもありませんねえ・・・。

 
 
 
一足早く感想にかえて… (しづ)
2009-10-27 12:04:44
庭の薔薇の花がついに花びらを散らしてしまいました。代わりにもうすぐ百合が種を飛ばし始めます。

皆さんは百合の種がどうやって飛ぶかご存知でしょうか?百合は花びらを落としたあと、そこに実をつけます。ある程度膨らんだら、乾燥しはじめて、ある日サヤがはじけて中から小さな種を風にまかせてハラハラと散らします。
サヤの根元を持って茎をしならせて、パッと手を放すと種が紙吹雪のように舞い散ります。おチビちゃんたちにも大ウケですが、この時、手を放す時にうっかり風下にいたりすると、全身種まみれになるので風向きには要注意です。ニットやフリースの洋服も家に入る前に要チェックです。どこかに種がついていますから。こんなことをして百合の種をあちこちに飛ばすので、我が家の庭では花壇でないところに百合が咲いていることが多いです。

薔薇が紅子さん、百合の種が周敏さんのお腹の赤ちゃん…?とも思えたり。でも薔薇も花の時期が終わっただけ、また来年大輪の花を咲かせるために地面に根をはり養分を蓄えているのだから、連載期間が花の時期と重なり、この先も紅子さんの人生は続いていく…。それに京さん、周敏さんや他の登場人物の人生も…。庭の花々を見てそんな気がしました。一足早く感想にかえて。
 
 
 
フローラ (大阪府民)
2009-10-27 13:47:46
香り談義に花咲いていますね。
私は10年以上前から香水が好きで、元から特に興味を持っているからかも知れませんが、出会った人の香りにはいつも興味を抱きます。およその香りなら名前を当てることも出来ます。

フローラが紅子の体臭レベルまで愛用されていたのだとしたら、紅子と何度も会ったことのある周敏も、当然その香りを知っていたのではありませんか?(周敏は洗練された女性という設定でしたよね?)

普通の女性なら、愛する男性(なんですよね?)にもらった香りを、車内で初めてつけるまで嗅がないとは考えられないので、紅子と再会する前に一度はその香りを周敏が嗅ぎ、紅子に出会ってフローラの香りと紅子を記憶の中で繋ぎ、ハッとしたのだとしたら、私には面白い展開でした。

周敏が妊娠していることは知らずに紅子の香水を思い出に持ち去った京。後になって周敏の妊娠を知ってから、周敏にそれをつけて欲しいというのは身代わりですか?京という男に果たして愛という感情は分かっているのだろうか…。

 
 
 
フローラ (JOY)
2009-10-27 14:54:13
フローラは2009年春の新作のようです。

周敏さんと会わなくなってから、紅子さんが愛用するようになったのでしょう。

二人の会話、何か儀式の前、そう、婚礼前に向かう娘と母のような・・・、不思議な会話です・・・。

 
 
 
フローラ (大阪府民)
2009-10-27 15:23:59
JOY様こんにちは。
フローラについて先に発売日を調べるべきでした。今年の春とありましたので調べましたら4月15日とう日付が出てきました。

「五十一の女が、二十四の完璧な若さと美に勝った。わたしの仕掛けたたった一本の電動歯ブラシで。」
「さあ、ここからはポルノショー。」
この一話は2月末の掲載でしたね。なるほど、紅子がフローラをつけ始めたのは周敏に会わなくなってからのようです。
ご指摘どうもありがとうございました。
 
 
 
性病の危険性 (Unknown)
2009-10-27 15:30:51
京は、周敏と別れた後、行きずりの女と寝ていますよね。犬を連れた女からナンパされたというエピソードがあったはずです。

仮に、その女が性病を持っていて、京に感染していたら、今、周敏とベッドインしたら、まずいことになりますよね。

京がコンドームが嫌いで、行きずりの女と平気で寝る男とわかっているのに、周敏に「ベッドインしても大丈夫」とアドバイスする紅子の描写に、ゾッとしました。
 
 
 
周敏不憫 (サイヤ)
2009-10-27 15:53:45
京は紅子からフローラをくすねた。泥棒だ。
愛する人の想い出にという切ない気持ちからなら許してやろう。

かつての愛人からくすねた香水を周敏に渡す。
香水を贈るのはベッドへの誘いといつかブログにあった。
今日の甘苦上海でも香水をつけてベッドに向かおうとしている周敏の記述がある。

京は周敏とセックスしながら紅子さんを思い出すのだろうか。
周敏がかわいそう。
京は男の風上にも置けない輩ではないか。(あんまり偉そうなことを言える自分でもないが。。)
こんな男を恋愛の対象にする紅子さんの感覚もなんか色褪せてきた。

電動歯ブラシのホバリングってのがあったけど、さっぱりわかりません。それで紅子さんが周敏に勝ったってなに?オナニーの道具?

ワーどうなるの。周敏、京、紅子さんたちは。
 
 
 
紅子さんは (大阪府民)
2009-10-27 16:23:18
京を愛しているのではなく、ただ単に、今まで何でも自分で手に入れてきた自負がある自信満々の彼女を正面から愛さなかった、京という男=獲物を振り向かせたいだけなのですよ。京の心が自分の思い通りに手に入らなかったから意地になっているのです。

それはまるで狩猟本能に動かされて女を追いかける男そのもの。あくまで私の主観になりますが、「私は女であるよりむしろ男である」と仰っている高樹先生と紅子はこのあたりで重なります。

紅子という女性は、旅先で京に自分から別れを言おうと思っていたのに、相手から先に去られた途端に腸を煮えくりかえらせていましたね。死んでしまえばいいとまで考えましたね。恐らく自分から別れていれば、逆に相手に勝ったという一種の勝利感や満足感に浸ることができたでしょう。

私の視点ではこの小説の中に本物の愛はありません。
 
 
 
周敏 (クッカバラ)
2009-10-27 17:53:39
いや、もしかしたらですよ、周敏の方が実はとっても強(したた)かかも

京からもらった香水のビン。でも、それは、パッケージされたものでなく、既に開けられ、ひょっとしたら誰かに使われていた形跡が明らかなもの。しかも女性用。

それを京からもらう。自分に会う時には、つけてきて欲しいと言われて渡される。

子を身ごもり、父親が亡くなり、相前後して京が出現する、と慌しく、余りに環境の変化が激しいとはいえ、そんなことにも気がつかない程、鈍感でいられるのか。

或いは、愚直なまでに素直に受け止めることが、実は保身に繋がると自然に学んだ結果なのか。

何故か未だ新聞が届いておらず、本日分は読んでいないのですが、その分却って、ゆっくりと反芻し、疑問がもたげています。
 
 
 
「愛」の言葉が軽過ぎる ()
2009-10-27 19:47:24
昔々「アカデミズムは愛に及ばず」なんて、自負をしていた時も有りました。

建築の新しい設計主旨を、見付けようとした時代にです。


「知識は愛に及ばず」

これは一体全体どういうことでしょう?
皆目、「愛」の意味合いが軽くてピンと判りません。

個人対個人の間でもお互いを、性格や育った環境、そして知識レベルや嗜好など、かなりの実像を知り合った上、自分との違いや共通点を感じ取り、寛容出来るかどうかを判断し、友情や愛情が芽生えて来ます。

国対国にしても同じことだと思います。
もちろん政治外交レベルでは、ロバート・クーパー氏が言うように、
相手国の「誰」と話すかは重要なことです。

その前提としてお互いの国内で、
相手国の良い所や問題な点を修正した「結果」を情報として、
お互いの一般国民に浸透しさせないと、共同体の構築は有り得ません。
その浸透される情報は概ね正確な知識有り、
それによって人はお互いの相手を同朋と認め合い信頼感を持ちます。

「知識は愛に及ばず」のキャッチフレーズは、意地で物事を進める時に使われて来た言葉です。
知識より愛国心をと、吹聴しているように連想します。

小説家という人種は本当にどうしようもない。
アカデミズムじゃ九州大学が恐いのでしょうかね?笑


物語に入り込めませんが「甘苦上海」の終盤を読み続けています。

何だか登場人物から上海に来ている日本人はこんな連中ばかりかと、中国の方々に思われはしないかと非常に心配しております。
今更どう展開しようと、もう後の祭り。
登場人物達が静かに去って行くのを眺めることにします。




 
 
 
愚直なまでに素直に受け止める (木蓮)
2009-10-27 19:53:09
そうね、これ、嫉妬の最強処方薬。。。

そして、育児の秘訣かも。
ありのままを受け止める。そして、負にさざめく感情に流されず、忍耐強く、揺るがぬ意思を営みの中で伝え続ける。焦ることなく。。わたしの考える、愛。

話は松本のようにずれていきますが、「周敏哀れ・・」一辺倒から解き放たれました。
ちょっとした読書会に参加してる感じです。
 
 
 
深いですね… (しづ)
2009-10-27 21:10:48
愚直なまで素直に受け止める…嫉妬の最強処方薬で、育児の秘訣…。

懺悔したいような気持ちにかられます。。。
 
 
 
ますます謎めいて・・ (satoko)
2009-10-27 21:20:27
そうですよね・・

香水のビン、確かに使いかけだったら不審ですよね。
ただ、紅子さんの香水は京が肌身離さず持っていて、同じものを買って与えたのかも。ややこしいですがそれだとセーフですね。

それに大阪府民さんが仰るように、賢い周敏のことだから、
紅子の香水だと分かるはず。

どんなに(私のように)香水に疎い女でも、恋をしているとなると、香には敏感になります。

この先、分からなくなりました。

周敏がもし意識的に香水を取り出したのだとしたら、
これはもう、私には手におえないくらいの、阿修羅の世界す。

でも、恋の勝利者は、紅子なんです。
いくら周敏が頑張ってもそれは変わりません。
だって、作者の意図はそこにあるんですから。


今夜深夜のアップを楽しみにしています。
 
 
 
お礼 (木蓮)
2009-10-27 22:15:18
シンポジウム基調講演草稿掲載ありがとうございました。先生の真意を推し量りながら拝読しました。
今朝もNYT一面写真はアフガニスタン。アジアに思いを馳せています。
 
 
 
「愛」文化比較など (夢の中へ)
2009-10-28 00:33:30
皆様、基調講演や小説について、感動されて盛り上がっておられますが、基調講演の大意・趣旨には大いに賛同し、期待するところですが、個々の表現についてはどういうことなのかよく理解できないところが何箇所かあります。
正に、「人間は、共通の五感を持っているのに、感性が皆違う。」を実感しているところです。
読解力のなさ(実は現国が一番苦手)と共に、歴史や社会に対する認識の違いから生じているものと思われます。(これはしょうがないかな)
「言葉の定義など」が曖昧なままに会話が進むので余計に分かりにくくなったり、食い違いが生じたりしているとも思います。

そこで、「愛」の定義・概念
SIAという観点から、「愛」について、国際比較(定点比較)してみては、いかがでしょう。
それぞれの国々・地域・民族等で、「愛」の定義や概念はどのようなものか。その文化や歴史も絡めてご紹介いただければ、アジアの国々の理解をより深めることが出来るのではないかと思います。個人ではなかなかできない事ですので、貴プロジェクトでお取り組み・ご教示くだされば幸いです。

「愛」、サラン、LOVE、アガペー・・・いろいろありますが、定義や概念等について、皆様と会話できたらと思います。

「甘苦上海の紅子さん」においても、「愛」について考えている件がありましたが、日本から上海に移り住んでから、愛の概念は変わったのでしょうか?
「水卵」前後あたりで、松本の「疼苦」の中に「愛」を見出そうとしたり、「相手にいてほしい。大切に思う。」ことは「愛」だと思うと、定義付けられていたように思えます。

皆様は、「愛」について、どのような定義、説明をされますか?

金田一秀穂先生の辞書比較のお話を要約・引用(文藝春秋2008.1)させていただくと、「愛」については下記のとおりです。
・広辞苑:「親兄弟のいつくしみ合う心。広く、人間や生物への思いやり。」
・新明解国語辞典:「個人の立場や利害にとらわれず、広く身のまわりのものすべての存在価値を認め、最大限に尊重して行きたいと願う、人間本来の暖かな心情。」
・学研:「人やものに対して、報いられなくてもつくしたいと思ったり、自分の手もとにおきたいと思ったりする、温かい感情。慈しむ心。大切に思う心。」
日本の中においてさえも、国語辞典間でこれだけ表現が違います。

アジアの国々ではどのような概念・定義がされているのか? SIAとして、各国の辞書や作家(作品等)を通じてご紹介いただき、それらの比較を通じてその背景にある民族性、社会、歴史、文化などを理解しやすいように明確な形でご教示いただきたいと願っております。

《余談ですが》
「日本の辞書」は、アイウエオ順で編纂され、「愛」から始まって、「腕力」で終わるそうです。
一方、「ABC文化圏」では、ABC順に編纂され、A→B→C→D→E→F→G、“H”が先で、“I(愛)”はその後だそうです。
日本も、戦前は、イロハニホヘト、イロ(色)から始まりました。えっ、エロハニホヘト? それは明治よりも前、「エロ時代」? いいえギリシャ神話時代?
確か、全知全能の神ゼウスさえ、エロスには抗えなかったんでしたね。
性愛の前には、政治家や小説の主人公をはじめ生身の人間は、ひとたまりもありませんよね。本当に大変。

皆様、いろいろご教示ください。
 
 
 
なんと高尚な! (クッカバラ)
2009-10-28 01:24:03
これはまた壮大なご提案。。。

因みに、フランス語はアルファベット圏ですが、amour。。。

学生時代に夢中になったシンハラ語(スリランカの民族シンハラの言語)は、確か、アーダレ(語尾が不正確でごめんなさい)。やっぱり 『あ・A』

と、ここまで書いて、ああ、夢の中へさんの余談は、高尚なジョークだったのですね、と判明。失礼しました。。。
 
 
 
周敏は周りに敏感? (サイヤ)
2009-10-28 09:11:43
大阪府民さんのご意見。ようやく納得。

クッカバラさんの周敏したたか説も諒解。

その説を展開すると、周敏にとって京は夫になってもらっても足手まといなだけ。
日本人だし、経済的な支えも強固とは言い難い。

3人で会って、周敏は京を紅子さんにのしをつけて進呈!
なん~てことになりはしないか。

以前あるスナックで知り合った上海人。纏足(てんそく)の影響か、足が物凄く小さいくせにGカップ。彼女はしたたかだったなあと思い出す。

あと3日ですが、期待はずれに終わるのか、大どんでん返しがあるのか。

恋愛小説の名手のお手並みや如何に。
 
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