先週末、無性に海が見たくなって、浦富海岸まで車を飛ばした。
展望台から望む冬の日本海は、この時期としては珍しく穏やかだ。 しかし頬に当たる風は流石に冷たかった、、。
帰り際、駐車場脇の斜面に、クマザサの群生が目に入った。
僕はササを見るたび、牧野博士の妻、寿恵子(すえこ)夫人を思い出す。
借金取りが家に来る度、夫が帰宅しないように、窓から赤い旗を出したと言う逸話が残るほど、貧乏だった牧野家。
夫が研究に専念できるよう必死で切り盛りをし、決して愚痴をこぼさず、学者牧野のためその生涯を捧げた。
妻に先立たれた富太郎は、当時発見した新種のササに妻の名を命名した。
スエコザサ(学名・ササエラ・スエコヤナ)
清流のような清らかな心を持った、富太郎と寿恵子。 そしてその夫婦愛。
自身と比較して、あまりの隔たりの大きさに、ただただ赤面するしかないが、博士の十分の一、いや百分の一でも「いたわり、慈しみ」の心を持ちたいと思う。
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