集落の軒数は約20軒。 地域を流れる川の伏流水を利用した水道施設が昭和40年代に造られた。 近年、老朽化が進み満足にポンプが動いてくれない現状と、日頃のメンテナンス、修理費用等すべて住民負担である実情が語られた。
どこの中山間地でも言える事だが、住民の高齢化、過疎化が進み「労力」「財力」ともに乏しい中、これ以上の自助努力は無理と鳥取市に「施設の新設とメンテナンス」を願い出た。 その結果、受理され3年をめどに工事が行われる事になったが、新たに住民の一部負担と言う事で、一軒当り35万円のお金が掛かる事となった。
何もこの現状はこの集落だけではない。 鳥取県全体で約200箇所あるという。
市との交渉の中で、職員が住民に対し「これ以上(お金を)まけられません。」と話しをしていたが、それを聞いて何か釈然としなかった。
市街地やその周囲に住んでいる住民は、水道代として月々払っているものの、この様な「負担金」など勿論払っていない。(他の税金として、知らず知らず払っていれば別だが。)
中山間地に住む人々だけが、この様な負担金を払わせられるのは酷だと思う。 ガス・水道・電気は最低限のライフラインであるはずだからだ。
何故、行政は負担減になるようもっと努力しないのか。 簡単に35万円と言うが、年金暮らしのご老人達にとっては(若い世代にとっても一緒だが)、とんでもない金額だと思う。
まして鳥取県は全国平均以上に「過疎・老齢化」が進んでいる。
このままで良いの?
もう少し弱者に対し「温か味のある政策」を模索して欲しい。
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