ここ数年「青いバラ」が何種類か売り出されてきたが、どれも「青系」であって「本物の青」では無かった。 今回のバラは写真で見る限り「理想に近い、やや薄色の青いバラ」である。
「青いバラ」は、かつて「不可能」の代名詞とされ、この800年間、イギリスを始めヨーロッパを中心に、幾多の育苗家が取り組み失敗してきた歴史がある。 それが遂に、しかもこの日本で達成されようとしている。
もちろん現代科学の「遺伝子組み換え技術」に代表される「バイオテクノロジー」のなせる技ではあるが、、。
発売と言ってもまだクリアしなければならない問題もありそうだ。 たとえば「遺伝子組み換え技術」の植物を、市場に出すと言う抵抗感が、まだまだ研究者や世間一般にはある。 それをどう会社側(生産者)は説明していくのか。
とりあえず、切花のみの販売になるらしいが、各家庭の庭で青いバラが見れる日が来るのだろうか?等々、、。
でも、僕個人の趣味からいえば、バラは流行の派手なフロリパンダ系などより、質素な「原種」に近い小さな八重咲き系の方が好きだ。
人間の手垢で作り上げられた「見た目きれいなバラ」より「小さくても一生懸命咲いているバラ」の方が、健気で本当の美しさをかもし出してくれる。
そういう「眼」を持ちたいし、それこそが「本当の園芸家」と思う。 だって「園芸家」は「自然と接し、自然を愛する人々」だから。
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