大山の紅葉も後半戦で、後1週間でピークが過ぎる。
これからは、人里や市街の街路樹の紅葉が鮮やかになってくる。
すでに一部の樹木では紅葉が始まっているが、今その中でも鮮やかなのは「ナンキンハゼ」だろう。
ナンキンハゼは中国原産の高木で、主に西日本の街路樹や公園樹として広く植栽される。 「ハゼ」と言うと「カブレル」と連想してしまうが、本種は「ウルシ科」では無いのでカブレル心配はない。
若葉台にも街路樹として多く使われ、丁度今時分が鮮やかな時期となっている。
秋以降白い小さな果実が沢山出来、その表皮が地面に落ち、樹の下を通り踏むと「パリパリ」と音を立てるので楽しい気分にさせてくれる。
またこの実は、小鳥達の大好物で、特に冬場の食べ物の少ない時期の貴重な食料となっている。
おやじの会のHPで紹介している「若葉台の野鳥観察」の写真の多くも（水鳥以外）、ナンキンハゼの近くで撮影したものだ。
皆さんも一度この樹の周りを気に留めて見て下さい。 きっと楽しい発見があるはずです。
