蚊を媒介にして起こるデング熱の被害に苦しんでいるマレーシアではデング熱の発生を抑えるため、蚊の遺伝子組み換え計画を実施した。ところがこの計画には、環境保護団体が強く反発している。
デング熱はシマカを媒介に伝染する。デング熱ウィルスの蔓延を防ぐため、マレーシア政府は、シマカの遺伝子を組み換え、ウィルスを媒介する特殊な遺伝子を子孫に残さないようにした。
この遺伝子組み換えが施されたシマカは、マレーシアの首都クアラルンプールの南にあるクタム島から放たれることになってる。
しかし、この計画に環境保護団体は、強く反発している。「遺伝子組み換えが施されたこれらの蚊は交配の過程で、変異遺伝子を持つ子孫を残す可能性ある。こうした蚊は潜在的な危険性を社会にあたえる可能性がある」というのがその理由だ。
発想は面白いが、環境保護団体の言い分も一理ある。閉鎖された環境で安全確認はしていたと思うが、要はマレーシア政府の信用度の問題である。
(記事)
伝染病対策の「蚊の遺伝子組換え」に環境団体が反発
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